2回目のBridge観に来ました!
はじめに
前回観た地元の宇都宮公演でかなり感銘を受けたので、もう一度観たいと思って2回目の観劇を決めました。前回観れなかったキャスト目当てではあったのですが、残念ながら飯野おさみさんと谷原志音ちゃんには逃げられてしまったー!もし2人がどこかの公演で戻ってきたら、行ける距離なら行きたいな…と思います。
ただ、前回観れなかった佐久間仁さんや山下啓太さん、青山弥生さん、三代川柚姫さんなど楽しみなキャストもいっぱい!ナンバーも私にとって思い入れのあるものばかりなので、久々に大好きなナンバーを聴けるのも楽しみでした。
ちなみに3日前に1回目のワクチン接種をしたのですが、発熱することも体調を崩すこともなく、軽い腕の痛みでおさまりました。3日後にマチソワの予定あるからあまり副反応ひどくならないといいな~と思っていたので、なんなら全然副反応軽くて良かったです。それもあって今回の観劇は不安要素も一切なく、全力で楽しめました!
ということで自分なりに感じたことを言語化していきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら幸いです!
総評
全体の感想です!
前回よりもかなり俯瞰で観ることができました。前回のキャストとの違いも楽しみつつ、今回のキャストが紡ぎ出すナンバーの数々に圧倒されながら楽しむことができました。
ソンダン系演目はこれまでもちょこちょこ観てはいますが、今回初めてソンダンの楽しみ方を知れたような気がします。今までは「誰が」歌うかを意識しながら観ていたんですけど、今回はそれにプラスして「既存の楽曲がどのように生まれ変わるのか」を意識しながら観ることができました。おかげで、同じナンバーなのに全く違う印象を抱いたものもありましたし、時を越えて再び会えたナンバーに懐かしさを感じましたし、とにかくエモーショナルな観劇になりました。
ソンダンは過去から未来へ繋いでいく意味合いが込められた演目でもあるからか、まさに過去と未来を感じられた素敵な時間が過ごせたと思います。岡村美南さんとの思い出がたくさん詰まっているナンバーを彼女ではない他の人が歌うということには、正直少しの寂しさはあるんです。だけど当時観たものとはまったくの別物に仕上がっていて、記憶を塗り替えられるわけではありませんでした。むしろ懐かしさに浸りながら新しくアップデートされたナンバーの数々を観られて楽しかったです。
同時に、今回のBridgeはこれまでのソンダンと大きく違うんだなぁ…というのも実感。1幕しかない構成の作り方や、ソンダンではお馴染みのスーパースターやBOGがないっていうのも新鮮ですし、加藤敬二さんが関わっていないことがどれだけ大きいかも痛感しました。別にそれが悪いということではありません。今回はこれまでのようにお祭りや宝箱という名目でやるものではなく、今の日本に対する強いメッセージを込めた演目に仕上がっているという点が重要で…。この演目を今やる意味を凄く実感できたんです。
「生きる」ことは素晴らしいことなんだ。これは劇団四季がずっと伝え続けているメッセージです。昭和三部作やSomedayなど未来への祈りが込められたナンバーが集結している第5場の存在感が圧倒的で、このシーンに込めた俳優さんたちの祈りや想いがひしひしと伝わってきました。同時に、かつて『李香蘭』を観たときのことや『ノートルダムの鐘』を観たときのことを思い出して、ギュッと胸が潰されるような想いでした。
今、昭和三部作は四季ではなく浅利慶太事務所が主催して上演するようになっています。なかなか四季の中で昭和三部作のナンバーを聴くことってできないので、久しぶりにがっつりと聴けて嬉しかったです。今の日本はまさに戦争に近しい大惨事に見舞われていますし、より第5場に込められたメッセージが強く響きました。上演時間が90分と短く、場面ごとにメッセージが凝縮されているのでとても濃い演目でした。
こんなふうにBridgeは1つ1つの場面に意味が込められていて、ただのコンサートじゃないな…と感動しました。そんな演目に青山弥生さんや味方隆司さん(Wの早水小夜子さんや飯野おさみさん)が出演していらっしゃるということも感慨深かったです。ラストの挨拶で、青山さんの挨拶が本当に言葉1つ1つに説得力を感じられてジーンと来ました。四季ちゃん、負けないでしぶとく生き続けてほしいな。
作品全体の印象はそんな感じで、続いてキャストの印象へ。前回からは結構ガラッとキャストが変わりまして、全体的に大きく雰囲気が変わったのがとても面白かったです。やっぱりナンバーによって声の相性はあるんだなぁというのも分かりましたし、でも本編だったら絶対に観られないであろう組み合わせで観られたし、本当に大満足でした。
最近は岡村美南さんがかつて共演したことのある人たちを劇場で観るのが楽しみになってきているのですが、今回で言えば山下啓太さんや佐久間仁さんが他作品で主に共演していたこともあってとても注目していました。あとは『マンマ・ミーア!』でソフィを演じた三代川柚姫さんなど。ダンサーで言えば松元恵美さんをしっかり拝見するの多分初めてだったと思うので、松元さんも楽しみでしたね。
いやもう皆さんとても良かった…。個人的には前回から引き続きの坂井菜穂さんの歌唱力の格段に上がっていたことに驚きました。Bridgeは今回含め2回しか観られていないので全然詳しいことは書けないんですけど、きっと全体的に前回の宇都宮公演からさらにパワーアップしているんだろうなーって思いました。凄く気合いの入った熱量の高いパフォーマンスを観られて嬉しかったです。
そして座席も最前列センターの上手寄りで、海老名はステージが近い…!久しぶりにこんな近くで俳優さんを観たからドキドキしました。何度も目が合ってドキドキしちゃったし、臨場感と迫力を味わえて楽しかったです。あとは海老名の音響、全然悪くなかった気がします。座席位置の関係もあるのかもしれないけど、スピーカーから大音量で音楽が流れてくるので耳の鼓膜破れるんじゃないかとすら思いましたよね(笑)でもこれくらい音楽にも迫力あったほうがやっぱ楽しい!
今回は関東に戻ってきてくれたことや観たかったキャストがいたこともあって観劇を決めたのですが、来て良かったです。岡村美南さんロスの中で観るにはかなりグサグサ刺さるポイントが多かったですけど、マジで刺激をもらえました。大好きなナンバーをたくさん聴けたし、自分の中で風化されつつあった記憶たちを掘り起こしてもらえたような気がして、たくさん懐かしさを感じられて凄く幸せな時間でした。
とにかくね、『アイーダ』と『ウィキッド』と『クレイジー・フォー・ユー』が観たくなったよ!四季ちゃんまたいつかやってね!!!本当に楽しい観劇ができて大満足です!
>>次のページからはキャストの感想です!
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