ついに新キャストがデビュー!
はじめに
マチネの『The Bridge~歌の架け橋~』海老名公演に続いて、ソワレは『アナと雪の女王』を観劇です!距離もあったのでマチソワできるか不安だったんですけど、Bridgeが終演早いし大丈夫やろ…ということで強行しました。ワクチンの副反応もあるかもしれなかったのに、こんな無茶なスケジュールよく組んだな…と我ながらアホすぎて笑っています(笑)
結果論ですが元気にマチソワできたのでしっかり観てきましたよ!なんといっても今回はついにアナ役の町島智子さん、クリストフ役の北村優さん、ハンス役の塚田拓也さんがデビューしたのでずっと楽しみにしていました。開幕からかなり時間がかかったから何かあったのかな…と不安でしたが、無事にデビューできて良かったです。
私にとっても気付いたら約1ヶ月ぶりの観劇になっていたので、ちょっと久しぶりな感覚で凄く新鮮な気持ちで観劇に臨めました。ちょうど1ヶ月くらい前に公式で戻ってきたものを拾っていたので、タイミング良く観たかった組み合わせで観られて嬉しかったです。個人的に観てみたかった座席からの観劇にもなったので、キャストの感想に加えて座席の見え方などもレポしていきます。ぜひ最後までご覧ください!
総評
全体の感想です!
デビュー組がマジで開幕キャスト組と全然印象違くてビックリしました!もう全員タイプが違うから作品そのものの印象もガラッと変わったし、とにかく新鮮なことだらけで目が追い付かなかったです。まず北村さんと塚田さんはさすがですね…。デビューしたてとは思えない完成度の高さで、しっかりとカンパニーにも溶け込んでいて抜群の存在感を発揮していました。
一方で今回が大きな役初挑戦の町島さん。やっぱりお芝居が堅いかな…!こればかりは三平果歩ちゃんとめっちゃ比べられちゃうかと思いますけど、マジで180度タイプが違いました。どっちがいい・悪いとかの話ではなく好みの問題だと思いますが、どうしても映画のアナがイメージ強いから町島さんアナは「ちょっと違うかも…」となってしまう人もいそうです。すっごくガチガチに緊張されてるんだろうなって思うくらい堅くて、周りの方々のフォローを感じた組み合わせでした。
原作あっての舞台化って、要は原作の再現度の高さが評価の基準とされてしまう気がするんですよね。舞台版にアレンジしたお芝居がむしろ高評価になる場合もあるけど、アナみたいな世界的に人気の出たキャラクターはかなり原作の再現度が求められてしまうと思うんです。だから余計に難しい…。町島さんのアナも全然悪くないんだけど、元のアニメーションのアナとイメージが違うから全員には受け入れられにくいかもなぁ…と思いました。
でもそんな町島さんをサポートするようにエルサ役の岡本瑞恵さんもしっかりと構えてお芝居されていて、逆にその関係性が素敵でもありました。プロなので「デビューだから仕方ない」は許されない世界なんだけど、この作品はアナを中心に物語が展開していくからこそアナと関わる人たちがアナをサポートしていきながら共に明るい未来へ立ち向かっていく…というストーリーの方向性としては凄くしっくり来るものもあって良かったです。
まあその辺も本当に人それぞれの好みだと思うし、だんだん緊張がほぐれて余裕を持ってお芝居ができるようになってきたら絶対に素敵なアナになっていくのは間違いないと確信できました。町島さん、とっても素敵なお声をされていたので私はまずそこに惹かれましたもん。伸びしろありまくりですよ。
今回でアナ雪は6回目の観劇だったんですけど、ある意味初めてハラハラしながら見守るように観ていました(笑)あれだけ世界的に大ヒットした作品だからこそ余計に「キャラクターのイメージ」が求められるし、演じるの相当プレッシャーあるんだろうなと思わずにはいられなかったです。そんなプレッシャーを感じさせずに演じ切る俳優さんたちも凄いですけどね。
それに付随してですが、アナ雪で俳優さんたちに求められるものって何だろうなーって考えちゃいました。キャラクターのイメージを大切にするのは当たり前なんだと思うのですが、これだけ大ヒットした作品なので観客の期待値は相当高いはずなんです。でも演出家が俳優さんたちに求めているのはキャラクターのイメージだけではないし、演出家が求めているもの=観客が求めているものとは限らないというのがこの作品の難しいところだなと思いました。
舞台のオリジナリティ要素が入ってきても受け入れられるものは受け入れられるし、逆にWキャストであれば片方の俳優さんが映画の再現度が高ければもう片方の俳優さんは比べられてしまうし…。まあこれはアナ雪だけに限った話ではありませんが、アナ雪は特に映画の再現度が高い人ほど「凄い!」と感じてしまわざるを得ないのが、厳しい世界だなとも思いました。
そういう意味でも、アナというキャラクターは本当に難易度高いですよね。だから町島さんにはぜひとも町島さんならではの魅力たっぷりなアナを演じられるようになってほしいです!
そして久しぶりの岡本さんなんかは前回からさらにレベルアップされていて驚きでした。岡本さんがいることで安定感半端なかったですし、開幕直後でこれだけの完成度ってことは半年後、1年後はどうなっていることやら…と期待しかありません。そういう意味でも、今回のキャストは観られて良かったです。やっぱり色んなキャストで、色んな組み合わせで見えてくるものってたくさんありますから、視野を広げるってとても大事だなと思いました。
で、今回感じたのは声の相性的に岡本さんエルサ×町島さんアナはピッタリだなということでした。前回観た三井さんエルサ×三平ちゃんアナが声の相性が抜群で良かったのもあったので、これはもしかしたら岡本さんは町島さんと相性いいのかも…と思っていたら想定通り。声質が似ているからか、2人の声が重なった瞬間の一体感がとても美しく素敵だったんです。だから、声を聞く限りでは岡本さんエルサと町島さんアナの姉妹としての説得力は最高でした!
とりあえずこれにて大人キャストは一通り観られたので、あとは色んな組み合わせで観ていったときにどういう化学反応が起こるのかがとても楽しみです。そしてこれからはどんどんキャストも増えていくでしょうし、次なるエルサとアナは誰になるのかな~っていうのも凄くワクワクです!
そして今回座ったのは1階14列センター。ちょうど通路上なので絶対に観やすいだろうな~って思って、凄く楽しみにしていました。想像通りで全体を見渡すには最高の位置で、プロセニアムアーチが凍っていくシーンも綺麗に視界に収まってとても観やすかったです。私は目が悪いので多少ぼやけるものの、俳優さんの表情もほんのり観られる距離だったので、細かい部分を観たいときはオペラグラスを使うくらいでした。ただ音響的にはそんなに迫力なかったかなぁ…。
あとはさすがにステージから離れたとて、ステージ上に広がるプロジェクションマッピングは見えませんでした。やっぱりステージ上のプロジェクションマッピングも含めて楽しむなら、2階席がいいのかなぁ。まだ2階最前列センターは座ったことないので、次はそこに座ってみたいです!
で、そろそろリピーターも増えてきたからなのか、盛り上がりはイマイチだったかも…?町島さんアナがコメディチックなお芝居がまだまだできないのもあるかもですが、以前ほど笑いは起こらず…という感じでした。ただオラフが出てきたら子供たちが大きく笑い出す場面もあったので、やっぱりオラフは子供ウケ良いキャラクターだなと思いました。
まあ、今回は色々と俯瞰で観ることができてとても楽しかったし、何より一番楽しみだった新キャストの皆さんを観ることができて嬉しかったです。アナ雪熱は少し落ち着いてきて、これからは月1~2くらいのペースで観られたらいいなぁと思うので、次は9月に行こうと思います。今回はとても充実した観劇ができて幸せでした!
>>次のページからはキャストの感想です!
コメント
はじめまして。
ブログ拝見しています。
この日のアナ雪のソワレを私も観劇しました。しかもお席が近く、親近感が湧いてしまいました〜。私は1列後ろです。
町島さんのアナは私も少し固いな…と思って、こちらが何となくドキドキしてしまった印象です。でも歌がお上手なので見応えはありましたね。私も次回がどの組み合わせになるか楽しみに観劇の日を楽しみにしたいと思ってます。ちなみに、初日も行きました〜。こちらは良席で2階席最前列ど真ん中でした〜抽選ではいつもハズレばかりでしたので、とても嬉しかったです。またお邪魔しますね。
あやちん様、はじめまして!コメントありがとうございます!
お座席近かったんですね!町島さんアナはまだまだお芝居不慣れな部分もあったので、今後柔軟になるといいですね。でも本当に歌唱力は抜群だったので、町島さんらしいアナを追求していってほしいなとも思います。
今後も色んな組み合わせで観られるのか楽しみで仕方ないですし、デビューとかも続々あるでしょうし、期待したいです!
あやちん様も初日観劇されていたんですね。しかも良席!まだ2階最前列センターでは観劇できていないので、どんな見え方なのか気になっています。いつか観られたらいいなぁと思っています!
またお時間あるときにご覧いただけたら幸いです。今後ともよろしくお願いいたします!