キャストの感想
キャストの感想です！
味方隆司
前回に引き続き味方さん。相変わらず優しくてチャーミングな人柄が出た佇まいで、喋り方も落ち着いているので安心して聞いていられました。ストプレにたくさん出演されていただけあるなぁ…と思うくらい、話すときの声のトーンや速度が本当に心地よくて素敵でした。
前回も書きましたけど、「幕を開ける歌」を味方さんが歌うことがエモすぎて四季フェスを思い出さずにはいられなかったです。あとは「ラストダンスは私に」や「人間に戻りたい」などポップすぎずしっとりしすぎずの程よいナンバーも多く、味方さんの低めの柔らかい歌声がとてもマッチしていて聴き心地も最高でした。
そして今回は帽子キャッチも成功していてキャストの方々に「おぉ～」と言われてました（笑）作品全体で観ても「ついてこい」とリーダーシップを発揮するのではなく、そこに佇んでみんなを優しく見守る感じがとても味方さんらしくて好きでした。再び元気そうなお姿を観られて良かったです。
立崇なおと
立崇さんずっと笠松哲朗くん枠だと思っていたので、RIGを歌い出した瞬間は「ん？？？」となりました。まさかの飯田達郎さん枠だったんですね。凄く端正なお顔立ちでスラッとしていてスタイルも良くて、とても爽やかな印象がありました。歌声もクセがなくて聞き取りやすかった印象です。
音域はとても広くて高音も綺麗に出ていたイメージでしたが、所々歌声がブレる瞬間があって若干ソワソワ。達郎さんの厚みのある歌声とは全然印象も違いますし、ナンバーごとの歌声の相性もそれぞれ違うのを実感できて良かったです。
達郎さんは1つ1つのナンバーを自分なりにストーリーを描きながら歌っていて、一方の立崇さんは歌を歌として歌っている印象でした。それが顕著だったのがRIG。歌に感情を乗せながら歌う達郎さんの歌い方とは違って立崇さんは凄くなめらかに歌っていたので、本当に180度印象が違いました。どっちがいい・悪いとかではなく好みの話だと思います。だから、そういう意味でも立崇さんが役として歌を歌う瞬間を観てみたいです。あの端正な顔立ちを活かせるアラジンとかどですかね。今後の活躍が楽しみな俳優さんでした！
山下啓太
達郎さん枠だと思っていた山下啓太さん、まさかの笠松くん枠でビックリでしたよ。めっちゃ山下さんが踊ってるから、達郎さんこんな踊ってたっけ！？ってなりましたもん（笑）でも確かに声の高さとか音域とか考えたらそっか、とすぐに納得です。
笠松くんとは全然印象が違って、山下さんはとにかく体を大きく使って表現する人ですよね。笠松くんの何食わぬ顔でサラッと高音をスコーンと出すあの感じとは違って、体の底からグッと押し上げるようにして高音を出すのが山下さん。しかもその動きがとても野性的で、まるでサバンナにいる某ライオンに見えました（笑）
そして山下さんはめちゃくちゃ汗っかきなので、動くたびに汗飛沫がめっちゃ飛び散るのが凄い。今回の席からそれがとにかく見えたので、周りで踊っているダンサーさんたちに飛んでそうだなーって思っちゃいました。でも山下さんの一生懸命な感じが凄く好きで、時々苦しそうな顔もするんだけど精一杯ニコニコ笑いながら踊っているのがとても好印象で素敵でした。愛嬌が抜群ですよね。
ただ結構ハイトーンの響きとかは笠松くんのほうがクセなくて好きだったナンバーも結構ありました。本当に好みだと思います。でも山下さんの歌声も大好きだし、私はとにかく山下さんの一生懸命で愛嬌があるところが大好きなので、今回観ることができて嬉しかったです。「スワンダフル」が流れ出した瞬間は山下さんの歌声でもう一度聴かせてくれ～～～！って思っちゃいました（笑）
佐久間仁
念願の佐久間さん！2019年の『ノートルダムの鐘』以来じゃないかな…。何かと清水大星さんと同役を演じることが多いのですが、清水さんとは全然違うアプローチをする俳優さんなのでどんな風にパフォーマンスするのか気になっていました。
まず髪がバッサリ切られていて髭も剃られていて凄く爽やか～！佐久間さんってCFYのムースとかJCSのユダとか鐘のフィーバスとか、これまで毛むくじゃらな役ばかりで拝見していたので、こんな爽やか佐久間さんはかなり久しぶりに観た気がします。高身長も相まってめっちゃかっこよすぎました。
歌い方にクセがある方ですけど歌声が凄く好きなので、とろけるような歌い方で歌われるAWNWとかは最高でした。ずっしりした芯のある歌声の清水さんとは全然印象違って、色んなナンバーで新鮮さを醸し出していてかなり面白かったです。
それこそ絶対に本編では実現しないであろう『オペラ座の怪人』のファントムとかね、聴けたのはとても貴重だったと思います。そして佐久間さんはなんであんなに感情豊かなんですかね。フィーバスのときもそうでしたけど、凄く弱々しさのある男性像を演じるのが上手い。ソンダンでここまで感情的に歌っている人って観たことなかったのでかなり衝撃を受けました。でもそれが佐久間さんの良さですよね。かっこよくて色気もたっぷりな佐久間さんを堪能できて嬉しかったです！
青山弥生
青山さんかなりお久しぶりです！本当にこの人は凄いですね…、全然衰えない。この小柄な体のどこからあれだけのパワフルな歌声が出せるのか不思議で仕方ないです。青山さんを観ていてソワソワしたことが一度もないので、本当にバイタリティが凄すぎていつも圧巻されています。
小柄でありながら抜群の存在感ですし、青山さんのパフォーマンスってついつい目で追ってしまうんです。観ているだけで楽しそうなのがこちらにまで伝わってくるんですよね。こんなにも観客を楽しい気持ちにさせてくれるのって並大抵ではできないですし、やっぱり青山さん凄い…。まあ、佐久間さんと並んだときの身長差にはさすがに笑いましたけど（笑）
Wキャストの早水小夜子さんとは180度違うタイプなので、ナンバーによってもかなり印象が違いました。早水さんは包み込むようなお母さんの優しさを感じられる歌声、青山さんは攻めまくりのパワフルボイス。だから、個人的に「このナンバーは早水さんのが好きだな、青山さんのが好きだな」と違いを感じられて面白かったです。
あとはやっぱり青山さんの話し方は凄く聞き取りやすくて好きでした。場内アナウンスとかもやっているだけありますわな…。思わず耳を傾けさせるような抑揚と緩急のついた喋り方がとても聴き心地良くて、音読する場面も最後の挨拶も本当に心がこもっていてグッと来ました。ようやく青山さんを観ることができて良かったです！お元気そうで何より！
坂井菜穂
前回ぶりの坂井さん。正直今回は谷原志音ちゃんで観たかったなぁ～と観る前は思っていたんです、観る前はね。でも結論として坂井さんで観れて良かったです。そう思うくらい、坂井さんが前回からかなりパワーアップしていたので本当に心を掴まれました。
前回観たときはハイトーンは綺麗だけど裏声があまり綺麗じゃないなぁ…という印象を受けたんですよ。だけど今回観てみたら裏声がめっちゃ綺麗になめらかに出るようになっていて驚きました。AWNWも「二つの祖国」も本当に綺麗に歌われていましたし、もうこれは最強なんじゃないかな…？
そしてパワフルボイスも圧巻。全然苦しそうな感じもしないし、余裕でスコーンとハイトーンを出せるのが凄すぎて鳥肌立ちました。マジでいつかエルサ観てみたいですよ。冗談じゃなく、本当に色んな可能性を感じさせる方だなと思いました。
ただ、まだまだ歌の表現力という点では配信で観た志音ちゃんが凄かったなと感じましたし、あとは場数かな。坂井さんは役がついたときにどんな風に歌うんだろうっていうのがとても気になりました。だから他の作品で役付きで出演されるときは観に行きたいです。凄く伸びしろのある方だと思うので今後に期待。今回はパワーアップした坂井さんを観られて嬉しかったです！
三代川柚姫
念願の三代川さん！前回観られなかったので今回観られて嬉しかったです。
三代川さん、本当に上手い…。歌が抜群に上手い…。安定感が凄い…。ひたすら聞き惚れてしまうくらい美しい歌声で、終始三代川さんを観てしまいましたよね。決してグイグイと前に主張してくるわけじゃないんですよ。ちょんと添えるような前に出過ぎない優しい歌声なんですけど、あるとないとじゃ大違いっていうような抜群の存在感。凄く絶妙でした。
『マンマ・ミーア！』のソフィ役で観たときに歌が上手だなとは思っていたんですけど、それを再認識するほどに歌が上手かったです。一切ブレがなくて安定感が凄すぎて、三代川さんがいることで安心感増し増しでした。澄んだ綺麗な歌声でありながら可愛さもあって、女性特有の柔らかさも兼ね備えていて、本当に無敵では…！？歌に関しては申し分なさすぎてこれ以上の言葉では表現できないです。
加えてダンスも上手で、全然ダンサーさんに見劣りもしなかったですし、ニコニコしながらパフォーマンスしているのがとても好印象。前回観た牧さんは若干余裕がなさげな感じだったのですが、三代川さんは余裕ある感じでパフォーマンスしていたのもさすがでした。それが安定感に繋がっているんだと思いますし、華奢だけど堂々としているのがかっこよかったですねぇ。もはや大物ですよ。
三代川さんが歌っていたナンバーはどれも凄く良くて素敵だったのですが、個人的には「別離」が印象的でした。三代川さんってこんな声も出せるんだって思うくらい音域の広さを感じさせましたし、しかも無理している感がまったくなかったのが良かったです。本当に今後色んな役掴んでほしい。まずはアナやってほしいですね。絶対に似合うと思いました。マジで今回は三代川さんを観られて感無量です。最高でした！
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