ナンバーの感想
ナンバーごとの感想を書いていきます!
アンダー・ザ・シー&パート・オブ・ユア・ワールド
今回は青山さんと佐久間さんが入ったことで、男女の身長差凸凹感が出てとてもビジュアル的に可愛らしいPOYWになっていました。もうひたすら可愛い(笑)
まずUTSに関しては自らマイクを上げちゃう立崇さんと山下さん、そして普通に身長高いから全然余裕で口元にマイクが来る佐久間さんっていうコントラストが面白かったです。男性3人の高低差のあるハモリが凄く綺麗でオシャレで素敵でした。メインパートを歌う山下さんの歌声がとても可愛くてキュンとなりましたよね。
そしてPOYWは青山さんの身長に合わせてかなり下げられてしまうマイクに対して一生懸命腰を屈めながら歌う山下さんが可愛かったですし、坂井さんの身長に合わせて下げられたマイクに対して「お願い」とでもいうみたいに両手を合わせて歌おうとする立崇さんが可愛かったです。目が足りない。
歌い出しの青山さんのちょっと可愛らしい歌声もじわじわ来ましたし、全体的に声の高低差を上手く利用してオシャレにアレンジしているのが何度聴いても最高でした…。BridgeのUTSからPOYWの流れはマジで映像として残してほしい。
Overture ~ I Got Rhythm
前にも書きましたけど、これ聴くと泣きそうになるんですよ…!絶賛岡村美南さんロス中なので、たくさん岡村さんの思い出が詰まったCFYの楽曲を聴いてしまうと贔屓に会いたくて会いたくてたまらなくなります。
そんな中で今回注目していたのが原田美欧さん。2015年度のCFYにも出演されていたフォーリーズの1人ですが、このナンバーでの衣装がめちゃくそに美欧さんのスタイルの良さを活かしていて好きでした。顔がちっちゃいのに高身長で足も長くてスタイル抜群なので、見事に着こなしていました。そしてダンスがとてもしなやかでダイナミックで美しすぎる…。当時ミッツィー役として圧巻のダンスを披露していたのを思い出しました。
欲を言えば同じく2015年度CFYにムース役で出演されていた佐久間仁さんもここにいてくれたら最高だなぁ…って感じでしたけど、私的に一番思い入れのあるナンバーだったので再び聴くことができて良かったです。タップもあって、ちゃんとCFY要素を取り入れた演出になっていたので最高でした!
スワンダフル
青山さん、三代川さん、坂井さんが歌う女性版スワンダフル。本編とはガラッと印象が変わってジャズチックにオシャレにアレンジされるのがとても大好きでした。同じナンバーなのに歌う人が性別変わるだけでこんなに印象変わるものか~と大きく衝撃を受けたナンバーでもあります。
今回聴いていて思ったのが、青山さんの歌声だとちょっと強すぎますね(笑)オシャレなジャズティックな雰囲気を醸し出すなら早水さんの歌声が抜群に合っているなと感じました。三代川さんと坂井さんの歌声はとても馴染んでいたのだけど、青山さんの地声で張り上げる感じの歌い方だとちょっと喧嘩しちゃう印象がありました。
だからやっぱり曲によって声の相性あるんだな~っていうのを一番に感じられたナンバーでした。ちなみに、先述しましたけど本編でスワンダフルを歌っていた山下さんのスワンダフルももう一度聴きたいです。『パリのアメリカ人』再演はよ!
サークル・オブ・ライフ
本家・青山さんのCOLが聴けてめちゃ嬉しかったです!青山さんのラフィキは何度か拝見していますが、初演からもう25年くらい経つのに未だに劇場で青山さんの歌声を聴けるって凄いことですよね。私が青山さんラフィキを観たのは6年くらい前が多分初めてなので初演の頃は存じ上げませんが、CDの歌声と遜色なくパワフルで圧巻の歌声を今も出せるのが本当に凄い。
サバンナの大草原と風、そして命の恵みを感じられるような深みのある歌声はさすがでした。地鳴りのするような低音から太陽の輝きで大地が明るく照らされているような眩しさを感じさせる高音まで、すべてバッチリ歌ってみせるのが素晴らしすぎてただただ圧巻。やっぱりこのナンバーは青山さんが歌ってこそ見えてくる景色があって、巡りめぐってこういう形で聴くことができて良かったです。
というか、このあたりから披露される衣装のコンセプトが謎すぎるんだけど、なんなの…?笑
儚い喜び
山下さんと三代川さんが歌われていて、前回観たキャストとは組み合わせが変わったのでかなり印象も違いました。まず三代川さんのアイーダは歌声が優しくて良いですね…。包み込んでくれるようでとてもほんわかします。裏声が本当に綺麗。
そして山下さんは葛藤しながらも彼女への恋心を自覚せずにはいられない感じが凄く出ていて良かったです。歌にストーリーを見出しながら歌うのがとても上手だと思います。一方で「なぜ惹かれるのだ」の部分は笠松くんと違って低めに歌うパターンでした。CDの阿久津陽一郎さんラダメスは笠松くんが歌うようにハイトーンで歌っているので山下さんverを聴いて「!?」となる方もいるかもしれませんが、山下さんのように歌うラダメスの俳優さんも結構いらっしゃったので、こっちパターンで来たか~と懐かしくなりました。
山下さんも俺様キャラじゃないから一人称が「俺」だとなんか違和感(笑)結構爽やかで優しそうな感じの男性像だったので、「儚い喜び」って本当に難しい曲なんだなぁ…って思いました。でも久々に聴けて嬉しかったです。『アイーダ』再演はよ。
ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト
ここ最近『オペラ座の怪人』中毒なので、めちゃくちゃ楽しみにしていた佐久間さんのMOTN。前回観た清水大星さんのMOTNがとても良くて、いつか清水さんファントム誕生するんじゃないかなと思うくらいしっくり来ていたんですよね。だから佐久間さんが歌うMOTNはどんな感じになるんだろうな~って凄くワクワクしていました。
まず声質的にはやっぱり清水さんのがしっくり来ますね。ファントムは厚みのある歌声が印象的でもあるからか、佐久間さんの歌声は細いように感じました。でもこれもソンダンならではの実現だと思うし、本編ではきっと観られないであろう佐久間さんファントムを楽しめたのは凄く良かったです。
そして佐久間さんが歌うMOTNはめちゃくちゃ切ない。まるでクリスティーヌを失ってから何年も経って、ふとしたときに彼女を思い出して彼女に想いを馳せながら歌う…みたいな。そういった切なさと儚さと寂しさを感じました。劇中でファントムが歌うような喜びと自信に満ちた佇まいではなく、目に涙を浮かべながらそっと1人寂しさを埋めるように歌っている印象があって、かなり新鮮でした。
本編のファントムとは全然違うタイプのファントム像で、凄く佐久間さんらしさが出ていて良かったです。声の細さを表現力でしっかりカバーしつつ歌っていたのが見事でした。聴けて良かったです!
自由を求めて
山下さんと立崇さんのDGは前回観た達郎さんと笠松くんのDGとはガラッと印象変わりました。前回は達郎さんが厚みのある強めの声で、笠松くんが細めで芯のある爽やかな声で、正反対の声質なのに重なるとめちゃくちゃ綺麗で最高の化学反応を感じられたんです。
一方、今回は立崇さんが細めの爽やかな声で、山下さんが厚みのある強めの声で、要するにパート別の歌声の特徴が前回と逆になったので全体的な印象も結構変わりました。そして難易度高いDGを軽々と歌い上げた笠松くんって凄いんだな…というのも実感。山下さんもハイトーンは少し力みながら歌っていた印象があって、やっぱり男性でもこのナンバー歌うの難しいんだなぁ…って思いました。
笠松くんはマジで軽々と歌い上げたので、聴いていてスッキリ爽快感は凄かったです。個人的にも笠松くんの歌声も歌い方も好みなので大好きですが、DGを歌うエルファバの決意とか想いとかを考えると山下さんのストーリー性のある力強い歌い方も凄くしっくり来るし、どっちも素敵です。山下さんの何が最高って歌い終えたあとに拳をブンと振り切ったときに飛び散った汗がめちゃくちゃにかっこよすぎてエモかったことでした(笑)あれは芸術作品すぎる…。全身全霊のDG、とても良かったです!
ダンシング・クイーン
絶賛贔屓ロス中にこたえたナンバー。ついつい振り付けつけて踊りたくなっちゃうんですけど、逆に手拍子のDQって新鮮なのでステージに集中しながら観ることができて良かったです。でね、ちょうど目の前に三代川さんが立っていらっしゃって、何度も目が合ってドキドキしました。
今期マンマで三代川さんがソフィ役でデビューされて、たった1回しか観ることはできなかったですけど本当に素敵なソフィだったので、作品は違えどこうしてまたDQで歌って踊る三代川さんを観られて大満足です。
あとは「遊びに行こうよ」のところで山下さんが突然歌い出すのマジで心臓に悪い。最高に山下さんの歌声が好きでした…。爽やかでかっこよすぎぃ。そもそも男性がDQを歌うっていうことが新鮮なので、本当にソンダンならではの演出ですよね。存分に堪能できてめっちゃ嬉しかったです!
まとめ
あっという間の90分でしたが、とても凝縮された濃い時間を過ごせて楽しかったです。最近ご無沙汰していた俳優さんも観れたし、懐かしさと新しさを同時に感じられた観劇ができて最高でした。本編では絶対に観れないようなものが実現するのがソンダン演目でもあるから、僅かながらも夢を見させてもらえたような気がします。
ここから本編に繋がっていくキャスティングもあるんだろうなーって思うととても楽しみです。そういう意味でも「未来」を感じられてワクワクしますよね。個人的には坂井さんと三代川さんがどんどん飛躍していくんじゃないかな~って期待しているので、今後も楽しみにしていきたいです。
あとは前回観て感銘を受けた笠松哲朗くんをまた観たいな~って思ったり、志音ちゃんやちゃみさんにはまだご縁がなかったり…という点もあるので、この3人が揃ったら行きたいなぁ…なんて。いつか富山旅行したいとは思っているので、北陸公演のどこかで実現したら観に行こうかなとか思っていたりもします…。果たしてどうなるかは分からんですけど(笑)
でも今回は今回ですっごく楽しかったし、今このタイミングでBridgeを観られて良かったと思います。本当に数々のメッセージや歌詞がグサグサと刺さりました。同時に私も強く生きなきゃと思いました。
このご時世、全国回るのも大変だとは思いますけどカンパニーの皆さんが引き続き健康に公演を行えることを祈りつつ、私ももしまた観られるのであれば観に行きたいです…!今回もたくさんの素敵な思い出をありがとうございました!
そして皆さんも最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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