2020年9月10日に、劇団四季で新作ミュージカル『アナと雪の女王』の上演が決定しました。
【ディズニー最新ミュージカル『アナと雪の女王』上演決定】
JR東日本四季劇場[春]オープニング作品として、2020年9月10日開幕。
詳細は劇団四季オフィシャルウェブサイトへ!会見レポートhttps://t.co/Js0BtsLv5A
『アナと雪の女王』作品紹介https://t.co/cDdh5GyaJs#劇団四季アナ雪 pic.twitter.com/zp3eFzhcg2— 劇団四季 (@shiki_jp) 2019年9月9日
今回は劇団四季版『アナと雪の女王』について詳細をまとめつつ、キャスト予想も併せてしていきたいと思います。n番煎じの記事となってしまいますが、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
【2021年6月25日追記】
劇団四季『アナと雪の女王』は2021年6月24日に開幕が延期となりました。開幕初日の観劇レポはこちらをご覧ください!
劇団四季『アナと雪の女王』公演概要
※四季版のクリエイティブスタッフが分かり次第、追記していきます。
公演期間 | 2020年9月10日(木)開幕~ロングラン上演 |
会場 | NOMURA野村證券ミュージカルシアター JR東日本四季劇場[春](Map) |
脚本 | ジェニファー・リー |
演出 | マイケル・グランデージ |
作詞・作曲 | ロバート・ロペス クリステン・ロペス |
振付 | ロブ・アシュフォード |
翻訳 | 高橋知伽江 |
発売 | 2020年6月7日(日)「四季の会」会員先行予約開始 2020年6月14日(日)一般発売開始 |
▼劇団四季の公式サイトはこちらからご覧ください。
劇団四季『アナと雪の女王』公式サイト
【詳報】ディズニー最新ミュージカル『アナと雪の女王』、2020年9月、JR東日本四季劇場[春]オープニング作品として上演決定! – https://t.co/SYCTrETw8E
— 劇団四季 (@shiki_jp) 2019年9月9日
劇団四季『アナと雪の女王』への期待度は?
2013年に公開された『アナと雪の女王』は全世界のアニメーション映画興行収入歴代1位の記録を叩き出し、日本でも「アナ雪」の略称で親しまれ、社会現象を巻き起こしました。
そして2019年に公開された『アナと雪の女王2』は興行収入100億円を超え、前作の記録を塗り替えるアニメーション映画興行収入歴代1位を獲得。2020年1月現在、その記録を伸ばし続けています。
こうしたアニメーション映画の人気を考慮しても、劇団四季での『アナと雪の女王』の上演は相当注目度が高いはずです。劇団四季での上演が決まったときにはTwitterのトレンドにも浮上していましたし、そもそも作品の知名度が高いので、顕在層に加えて普段ミュージカルを観ない「潜在層」も観客となるでしょう。
ちなみに2015年に劇団四季で『アラジン』が開幕したときは、四季史上最高の販売枚数21万枚を記録しました。初回のチケット先行販売時には販売対象期間の半年分がすべて完売となり、日本公演開幕から5年が経った今でもその人気は衰えていません。
『アナと雪の女王』がその記録を塗り替えるのかは分かりませんが、少なくとも日本での「アナ雪」人気を考えると『アラジン』と同等、もしくはそれ以上の人気作品となることは間違いないと思います。
確実にチケットを確保したいのであれば、今のうちから劇団四季の会員になることを強くオススメします。
上演発表までのカウントダウン
続いて、劇団四季が『アナと雪の女王』の上演を発表するまでのカウントダウンについて紹介していきます。
劇団四季の会報誌「ラ・アルプ」の裏表紙に『アナと雪の女王』を連想させる雪マークが印字されたのは2019年7月号からでした。8月号も同じく裏表紙に雪マーク。画像の一番下は6月号なので、その差がお分かりいただけると思います。
そして2019年9月号の「ラ・アルプ」では表紙のロゴが凍っていました。
このように会員向けの会報誌で、名前は出さずとも気配を感じさせてヒントを与えていた劇団四季がなかなか遊び心に溢れていて面白かったです。
そしてついに2019年8月末には、劇団四季の公式サイトでも「9月9日、何かが始まる」と称し、カウントダウンが始まりました。今回はPC版のスクリーンショットと一緒にカウントダウンの様子を見ていきたいと思います。
10日前の2019年8月30日。
9日前の2019年8月31日。
8日前の2019年9月1日。
7日前の2019年9月2日。
6日前の2019年9月3日。
5日前の2019年9月4日。
4日前の2019年9月5日。
3日前の2019年9月6日。
2日前の2019年9月7日。
1日前の2019年9月8日。
当日の2019年9月9日14時以前。
そして公式的に上演発表があった2019年9月9日14時以降の画面がこちらです。このように、カウントダウンをしていくことでファンたちの期待を高めていった『アナと雪の女王』上演発表でした。
こうした仕掛けをしてくることからも、劇団四季が相当『アナと雪の女王』に対して力を入れていることが窺えます。
劇団四季「アナと雪の女王」
❄️新宿駅 #FROZEN pic.twitter.com/qgHDsIT9zD— ❄️ゆうき@観劇垢❄️ (@yunkyand) 2019年9月14日
劇団四季「アナと雪の女王」
❄️品川駅 #FROZEN pic.twitter.com/Ls4oPeMnaZ— ❄️ゆうき@観劇垢❄️ (@yunkyand) 2019年9月14日
また、2019年9月10日から9月15日の期間限定でJR新宿駅とJR品川駅を劇団四季『アナと雪の女王』がジャック。至るところに『アナと雪の女王』のポスターや広告が貼られていました。
気になる『アナと雪の女王』のキャストは?勝手に予想
劇団四季で上演決定!となったところで、一番気になるのがキャストだと思います。
劇団四季ではどの役もすべて公正なるオーディションでキャストが決定。恐らく今回も座内オーディションに加えて、外部のオーディションも行われることでしょう。そのため、『ノートルダムの鐘』で海宝直人さんがカジモド役を射止めたように、四季以外の方がオリジナルキャストに選ばれる可能性もあります。
ちなみに2020年1月16日には、音楽監督のステファン・オレーマスさんが日本を訪れて四季のオーディションを行った模様をインスタグラムで報告しています。それを加味すると、劇団四季『アナと雪の女王』のオーディションの模様は公式でそろそろ公開されそうですね。
しかしファンであれば、誰がどの役に選ばれるかを予想したくなってしまうのも当然。私も自分のイメージと照らし合わせながらキャストを予想してみました。
プリンシパルのキャスト予想
『アナと雪の女王』ではエルサやアナといったお馴染みのキャラクターだけでなく、オラフ、アグナル王やイドゥナ王妃、ウェーゼルトン侯爵などあらゆるキャラクターが登場します。しかしまずはメインとなるエルサ、アナ、ハンス、クリストフについて考えてみました。
エルサ
大本命:岡村美南さん
今日もお疲れさまでした!岡村さん、宮田さん、加藤さん、パリといえば?
岡村美南さん「正直言えば“ノートルダム”だけど、“エッフェル塔”で(笑)」
宮田愛さん「パリコレ!」
加藤あゆ美さん「あ、かぶった(笑)…じゃあ“ファッション”!」
それでは本日はこれにて!また来週お会いしましょう。 pic.twitter.com/3Z18QnkMC0— ミュージカル『パリのアメリカ人』 (@aaip_shiki) 2018年12月14日
雪や氷を操る魔法の力を持つアレンデール王国の女王・エルサは岡村美南さんが大本命と考えていいのではないかと思います。この写真だと真ん中の女優さんです。
エルサと言えば「Let It Go」をはじめ、パワフルな歌唱力が求められるナンバーが多いキャラクターです。あの難曲を歌い上げられる歌唱力を持つ女優さんは複数いますが、エルサの気品に溢れたお淑やかなイメージに最も近いのは岡村美南さんでしょう。
ブロードウェイ版や北米ツアー版の『FROZEN』でオリジナルキャストを務めているCaisse LevyやCaroline Bowmanはエルファバを演じたことのある女優さん。岡村美南さんはエルファバをはじめ、アニタやエスメラルダのような歌唱力が求められる役を何度も演じてきました。その実力を考えれば、エルサ役として真っ先に名前が挙がってもおかしくない1人だと思います。
加えて、エルサは身長172cmという(実は)長身の女性。岡村美南さんも171.5cmでエルサとほぼ同じなので、背が高くてスラッとしたモデルのようなルックスはまさにピッタリと言えるでしょう。
アナ
大本命:三平果歩さん
ひとりめは、大阪出身の三平果歩!『ソング&ダンス 65』でシンガーを務める三平は、身体能力の高さを生かし、ダンスや得意のバトントワーリングでも大活躍しています。#SD65大阪 pic.twitter.com/afpVUFmQco
— 劇団四季 (@shiki_jp) 2018年5月28日
無邪気で明るいアレンデール王国の王女・アナは三平果歩さんが大本命だと思います。三平果歩さんと言えば、『リトルマーメイド』のアリエル役が記憶に新しいところですが、チャーミングで可愛らしい一面に加え、天真爛漫でその場にいる全員を笑顔にさせてしまうほどの明るさの持ち主。
『ブラックコメディ』でもコメディ要素を感じさせるお芝居にも挑戦していて、かなりぶっ飛んだ一面も臆することなく見せています。何より身体能力の高さがアナをやるにはピッタリでしょう。
北米ツアー版の『FROZEN』でアナを演じているCaroline Innerbichierが過去にアリエルを演じていたこともあり、役の系統としては似ているかもしれませんね。
同じくアリエルを演じている谷原志音ちゃんもアナ役は似合うと思います。ただし志音ちゃんに関しては『エビータ』で圧倒的歌唱力を披露していることから、エルサの可能性も十分にありえます。
ハンス
大本命:上川一哉さん
本日8日(日)、STV北海道テレビ「ブギウギ専務」で
『リトルマーメイド』が紹介されます(23:25~23:55、内10分程度)。
前編となる今回は、舞台裏に潜入!ぜひご覧ください。 pic.twitter.com/U33SZgOqIF— 劇団四季 (@shiki_jp) 2019年12月8日
サザンアイルズの王子・ハンスは上川一哉さんに演じてほしいという気持ちから大本命としました。上川さんと言えば、『ウィキッド』のウィンキー国の王子・フィエロや『リトルマーメイド』のエリック王子など、とにかく王子役を演じるなら右に出るものはいないくらいの俳優さん。
甘いマスクと甘い歌声で多くのファンを魅了している上川さんに、ぜひハンスというハンサムな悪役を演じてほしいと思っています。単純に上川さんの悪い顔が観たいだけです、はい。
クリストフ
大本命:金本泰潤さん
先週名古屋での初日を迎えた『ノートルダムの鐘』。開幕前に海外クリエイティブスタッフの稽古が行われ、そこに初めて参加した金本は「彼らの稽古を受けられたことが自信になりましたし、 “こういうことをしたらこう見えるのか”という感動がありました」#アルプごはん pic.twitter.com/M3zAD2E814
— 劇団四季 (@shiki_jp) 2018年9月28日
氷を売って生活している山男・クリストフは金本泰潤さんがイメージとしてはピッタリかなぁ…と思います。がっしりとした体型で歌唱力があるとなると、『ノートルダムの鐘』のカジモドを演じている俳優さんたちが一番しっくり来るのかなと思いました。
飯田達郎さんとも迷うのですが、イメージ的によりクリストフに近しいのは泰潤さんかもしれません。ただ、ブロードウェイ版や北米ツアー版ではクリストフを黒人の俳優さんが演じているので、そういった部分をどのように四季で表現するのかが気になるところです。
キャスト発表は3月~4月頃…?
2020年1月時点でオーディションがすでに終わっていることを考えると、まずオーディションの開催模様が最悪でも2月中には公開されるでしょう。そこで初めて、誰がどの役を受けたのかが明らかになります。
【追記】2020年1月31日にオーディション予選の模様が公開されました!
ディズニー最新ミュージカル『アナと雪の女王』出演者オーディションが行われました – https://t.co/Vzsq02QxTM
— 劇団四季 (@shiki_jp) 2020年1月31日
そして2016年12月に日本公演が開幕した『ノートルダムの鐘』では、6月にキャスト発表があって半年後の12月に開幕。それを基準に考えると、2020年3月~4月頃にキャスト発表があり、9月に『アナと雪の女王』日本公演が開幕というのがスタンダードな流れとなります。
世間的に注目を集めている話題でもあるので、キャスト発表があるその日には各メディアでも大きく報道されるのではないでしょうか。そして、製作発表記者会見の中でエルサ役に選ばれた女優さんが恐らくその場で「Let It Go」を披露するのは濃厚だと思います。
公式からは9月に上演決定発表があった以来、特に大きな動きがまだありません。これからどんどん情報が増えていくと思うので、日本公演開幕までしっかり見届けていきたいところですね!
劇団四季版の演出はブロードウェイ版?北米ツアー版?
最後に、劇団四季で上演される『アナと雪の女王』の演出についてお話ししていければと思います。
ブロードウェイで上演されている『FROZEN』と北米ツアー巡業中の『FROZEN』は一部演出が変更になっているそうです。
2nite we launch our Frozen tour and this will be the 1st audience to hear a NEW Anna and Elsa duet called “I Can’t Lose You”.We were lucky enough to see Caroline Bowman and Caroline Innerbichler rehearse it and it gave us all the feels. Hope you guys enjoy it! #FrozenBroadway
— Kristen Anderson-Lopez (@Lyrikris10) 2019年11月10日
大きな部分としては劇中ナンバーの変更点。上記のツイートにもあるように、北米ツアー版ではエルサとアナのデュエット「I Can’t Lose You」が追加になっています。こちらはブロードウェイ版の「For The First Time In Forever(Reprise)」と差し替えだそうで、かなり濃厚なデュエットナンバーです。
四季ではどちらが採用されるのか明らかにされていませんが、個人的には「I Can’t Lose You」を採用してくれたら凄く嬉しいかもしれません。ただ、実際に両方観てみないことにはどういった演出の違いがあるのかも分かりませんし、今段階では何とも言えないですね。
他にも変更点がいくつかあるそうなのですが、そちらに関しては詳しいことはまだ分からないので、余裕があればブロードウェイだけでなく北米ツアー版も観に行きたいです。四季で採用されるのがどちらなのかは、恐らく開幕の数週間前に発表があるか、なければ開幕して実際に観てみて分かるパターンのどちらかですかね。
どちらにしても日本公演開幕までには時間があるので、興味がある方はブロードウェイ版のCDを聴いてみてもいいと思います。ミュージカルのために新曲が10曲以上描き下ろされているので、かなり聴きごたえがあると思います。
まとめ
だいぶ長くなってしまいましたが、劇団四季『アナと雪の女王』の日本公演開幕まであと9ヶ月もありません。きっとあっという間に開幕を迎えることとなると思います。
私も大好きな作品がついに劇団四季の舞台で観られるということに今から期待が高まっていますし、誰が選ばれるのか、どんな作品に仕上がるのかが凄く楽しみです!
個人的にはご贔屓である岡村美南さんが携わるのかどうかが一番の注目ポイントですが、それを除いてもとにかく楽しみで仕方ありません。日本公演に先駆けて、2月にはブロードウェイまで行き、本場の『FROZEN』を鑑賞予定です。しっかり本場の舞台を観て、予習していければと思います。
また進展があれば、随時情報をまとめていきたいとおもいますので、ぜひ引き続きよろしくお願いいたします!
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