8年ぶりに帰ってきたCFY!2023年初観劇です!
はじめに
2023年ようやく初観劇。この日が来るのを信じていたよ…!
2023年の初観劇は贔屓に捧げたいという思いから、観たい作品をすべて我慢しながら生き、ようやくこの日を迎えられて嬉しかったです。
CFYが関東に戻ってくるのは実に8年ぶり。そりゃ私だって歳を取りますわ。当時20代だった若手の岡村さんも今では30代後半となり、在籍歴10年以上で中堅からベテランに差し掛かっていくキャリアになっています。この間に劇団内ではたくさんの出会いと別れも経験しましたが、8年経ちながらもこうして大好きな作品に大好きな人が関わってくれるということが奇跡でしかなく、私としても嬉しい限りです。
また、CFYは前回の2015年公演時に東京公演からその後の全国ツアーに至るまで、よく通った思い出がありました。2006年にCFYを初めて観劇し、四季の面白さに気付いてから気付けば17年…。大好きな作品がお蔵入りになることなく、また観られることも本当に幸せでしかありません。
帰ってきたよ俺たちのKAAT。
今回は歴代キャストが新役としてデビューすることも多く、これまでの歴代公演を観てきた私としてもワクワクドキドキの公演です。そんな新生CFYカンパニーの初日を見届けてきました。余すところなくレポしていくので、ぜひご覧ください!
総評
全体の感想です!
初日とは思えないくらいの完成度の高さ。さすがこれぞプロです。今回は歴代のキャストも出演しているからか、全体的に凄く安定感があったように感じられます。この作品自体に初めて出演するまちまりさんや渡久山さんも全然違和感なく、歴代キャストをなぞるでもなく、ちゃんとそれぞれ役と向き合ってしっかりイチから作り上げて積み上げてこの日を迎えられたんだなということが伝わってきました。
まあ、2015年度カンパニーの終盤の頃の遊びをかなり取り入れた雰囲気に比べると、今年度カンパニーはさすがにオフマイクも少ないしまだ余裕がないというか遊びを取り入れるにはもう少し時間がかかるのかなと思いましたけど、だからといって緊張感が伝わってくるわけでもなく。CFYの魅力や面白さは削がれることはありませんでしたし、やっぱり久々に観たらめちゃくちゃ面白かったです。
初日なのもあるし初見の人も多いからだろうけど、とにかくよく笑いが起こっていたのが微笑ましかったです。コメディ作品ですから、やっぱり思い切り笑ってもらえると俳優さんたちもやりやすいですよね。私もたくさん笑いました。今はとにかく多幸感でいっぱいです。
2015年時に比べて上演時間が10分短くなったみたいなのですが、実際に観てみたら全然分かりませんでした。
セリフや曲、シーンがカットされた雰囲気もないし、演出が変更になったシーンも特にないし。本編だけでなくカーテンコールに至っても私の記憶にある通りなので、本当に10分減ったのかな…?と疑問に思うくらいでした。カテコはボビポリのくるくるちゅーもちゃんとありましたよ。
CFY開幕までにキスシーン解禁されて良かったね…。相変わらずキスシーン多かったわぁ…。余談です。
むしろ、3時間という長丁場でありながら全然それを感じさせないほど私はあっという間に感じました。シリアスなシーンが少ないから、笑って楽しく観られることによって体感時間が短くなるのかもしれませんね。1幕なんて私には体感5分でした。
強いて言えば、岡村美南さんは前回ポリーを演じていたからほぼ出ずっぱりだったので、今回アイリーンで出番がそんなに多くないのがちょっと寂しいね。これは非常に贅沢な悩みですが。でも、出番が少ないからこそ数少ないシーンでの存在感が凄くて、私は改めて岡村美南さんってやべえなというのを再認識できた観劇にもなりました。岡村さんについては、後ほど詳しく書いていきます。
座席は下手寄り。ポリーの堪能席は上手側だから前回はしょっちゅう上手に座っていたものですが、アイリーンの堪能席は下手側。おかげさまで岡村さんアイリーンのお芝居をたっぷり堪能できて幸せでした。
また、2幕になるとボビーがNice Work〜で信託証書の紙切れを下手側の客席に投げるので、今回最前列だし取れるかなと少し期待したのですが、凄い勢いで私の席を超えていきました(笑)またいつかリベンジしたいな(笑)
小道具に関するちょっとしたハプニングのようなものはいくつかありましたけど、怪我につながるようなものはなかったので一安心。岡村さんアイリーンも、途中もふもふのマフラー?なんていうのヒラヒラしたやつ、脱ごうとしたけどなかなか脱げなくて葛藤してました。CFYは小道具多いから、結構ハプニング起こりやすいのでヒヤヒヤもんですが、セリフ間違えとかのミスはなかったので本当にパーフェクトな公演でした。初日とは思えないほどの完成度の高さだったと思います。
個人的な感想としては、アイリーンというキャラクターに焦点をあてて観劇したのって今回が初めてだったので、今までとは全然見え方が変わってとても新鮮でした。アイリーンを通して観ていくボビーやポリーってこんなにも忙しなかったのか…と。これまでの私はずっとポリーに夢中でしたから。渦中の人物ってわりとその流れの速さに気付かないものだけど、傍から2人を観たときにこんなにも2人の世界って周りよりも進みまくっているんだなと気付かされました。
要は、他の人たちが置いてきぼりというか…。ボビーはポリーに夢中だし、ポリーはボビーが変装したザングラーに夢中だし。2人の世界に入っていて、アイリーンすらもその世界には入り込めないし2人の速度に追いつけない。色んなキャラクターの恋愛模様や関係性が絡み合って作られていく作品ではありますが、CFYはボビーとポリーの物語なんだなぁ…ということを改めて実感した観劇でした。
そういう意味では、アイリーンはメインでありつつもボビーとポリーの恋を盛り上げる要員の1人であり、いわゆるバイプレーヤー的な立ち位置なんだなということも再認識し、そういう役を岡村さんが演じることも珍しいので、いつも以上に作品にのめり込んでまんべんなく観ることができた気がします。まあ、CFYは深く考えずに観られるエンタメ要素が強い演目だから、単純に楽しかったです。
グッズ展開も可愛いもの多くて素敵ですね。チャームは買ったんですけど、残念ながらアイリーンは出ませんでした。またいつかリベンジしたいと思います。
今期の私はアイリーンというキャラクターを深掘りしながら観ていくことにはなりそうですけど、今期のキャストも非常にレベルが高いので、今後の成長が楽しみです。何はともあれ、無事に開幕して安心しました。素敵な初日を観劇できて嬉しかったです。改めて、開幕おめでとうございます!
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