2023年6月27日~7月1日 劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』レポまとめ(リハ見あり)




クレイジー・フォー・ユー
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ゆうき
ゆうき

岡村美南さんの誕生日当日に観劇できました!

日時:2023年6月27日ソワレ公演、29日マチネ公演、30日マチネ公演、7月1日マチネ&ソワレ公演
場所:KAAT神奈川芸術劇場




はじめに

岡村美南さんが続投!ということは、ついに念願の岡村美南さんの誕生日である6月29日に岡村美南さんのお芝居を観られるということ!ととても喜んだ月曜日のキャス変でした。ファンになって9年目、なかなか6月29日に彼女が出演する公演に巡りあえず、ずっと機会を逃してきました。昨年は『ノートルダムの鐘』に出演していたものの、ピンポイントで団体さんで埋め尽くされていたらしくチケットが取れなかったんです。

なので、本当に念願でした。27日にはリハーサル見学会もあるし、イベント盛りだくさんウィーク!

喜ばしい一方で、私の体がどんどん3時間の観劇に耐えられなくなってきているので、2幕終盤あたりからは首から背中にかけてが物凄く痛くて、同じ姿勢で座り続けるということがつらくなっていました。隣の方に心配のお声をかけていただいてしまうなんてこともあり、本当にこんなコンディションで観劇するなって感じなのですが…。でもね、贔屓のお芝居は観たいじゃないですか。要は観劇バカなんです。まあ、無理しながら今週も頑張りました!

ということで、今週は盛りだくさんの内容でお届けしていきます。ぜひ最後までご覧くださいまし!

総評

公演ごとの感想を書いていきます!

6月27日(火)リハーサル見学会

2次申し込みだったので、当日引き換えでした。1階17列のサイドの1番端でひええ〜となってたんですが、逆にゆったりしていてリラックスしてイベントを楽しめました。ちゃんとあらかじめ席が決まってる制度いいですね。

さて、今回のリハシーンはSlap That  Bass。荒木さんムースもインしたし、多分そうだろうなと予想していたのでその通りでした。席に着いてステージを見渡していたら萌さんや洋一郎さんもいたのでずっとそっちを見ていたんですけど、いざリハが始まると客席から贔屓のような人の声が聞こえてきてハッ?!となってそっち振り向いたら、岡村さんがいました…。すっかり失念してましたが、リハにはダンスキャプテンのほかに音楽担当や演技担当の俳優さんもいらっしゃるんですよね。ダンスキャプテンは渡邉さん、岡村さんはおそらく音楽担当なのかな。歌唱に関する指導を主にされていました。他には脇坂さん、荒川さんもいらっしゃって、このお三方が厳しくかつ細かく指導されていました。

岡村さんの指導内容としては、「歌い始めの音圧を意識してほしい」「こーのーリーズームの最後のMの音まで意識して歌ってほしい」「ずん、ずん、のベースの音を意識して歌ってほしい」というような内容でした。ご自身で歌われながら的確に指導されていて、凄いな~って思いました。というか、岡村さんが指導している場面を観るのも初めてだったし、岡村さんのBassを聴けるのも貴重だったし、何かと凄い場面に遭遇している…!となってドキドキでした。いやぁ、眼福だし耳も幸せでしたわ。

そして質問コーナー。荒川さんが司会を務めるということで1人残ってリハーサルの大切さについてお話ししてくれました。その間、質問コーナー待機中の俳優さんたちが舞台袖でキャッキャしてる声が聞こえてきて楽しそうだな~って思いました(笑)主に脇坂さんと岡村さんね(笑)

質問コーナーで呼び込まれたのは、脇坂さん、岡村さん、田川さん、深掘さん、濱さん!豪華!そして下手袖から登場してくるときに、I Can’t~で車からフォーリーズたちが「はい、ボビー!」って言いながら登場してくるときのあのステップを真似してみなさんが登場してきました。もちろん岡村さんもノリノリで踊っていて、楽しそうだな~ってなりました(笑)

ちなみに、岡村さんは安定のアディダスパーカー。荒川さんはNIKE、脇坂さんはPUMAを着ていて大手メーカー勢ぞろいってちょっとじわっと来ました(笑)

質問ボックスを荒川さんが持っており、みなさんそれぞれ1枚引いて、引いたお題に対して引いた人が回答するという形式でした。

脇坂さんが引いた質問は、「皆さん演劇界のスーパースターですが、子供の頃から才能があったんですか?」というもの。演劇界のスーパースターといえば…ということで岡村さんたちが荒川さんを崇めていました。そして、脇坂さんは子供の頃はこの世界に入るなんて思ってもいなかったとお話ししており、そんな脇坂さんを横目に岡村さんが田川さんたちに「脇坂さんの子供時代って想像できない」って話してて、おい(笑)ってなりました。自由奔放な岡村さんだこと(笑)

続いて岡村さんが引いた質問は、「バリケードを積み上げるときやのぼるときに気を付けていることはありますか?」で、「これ私じゃないな」ってなって隣の田川さんに渡していました。これに対しては荒川さんは「ボビーは出す足が決まってるんですよ」と言ってて、岡村さんは「ポリーもスカートを持たないと危なくて」とお話しされていて、歴代ボビポリのお話を聞けて嬉しかったです。また、これまでバリケードが崩れたことは一度もないらしくて、凄いな~と思いました。

続いて、田川さんが引いて岡村さんが答えることになった質問は「コメディで大切にしていることはありますか?」。間の取り方が大切というように仰られていて、荒川さんも「生きた間が大事で、お客さんの呼吸とピッタリ合うことで笑いが生まれる」とお話しされていました。また、稽古のときには気付けなかったこともお客さんが入ることで逆にお客さんから気付かされるということをお話ししていて、とても深みのある言葉だな~となっていました。キャストチェンジによっても掛け合いが変わるから、脇坂さんとは6月3週目で初めて組み、ぶっつけ本番だったけどそれが新鮮で楽しかったと岡村さんもお話しされていました。というかぶっつけ本番なの凄いな!

深掘さんが引いた質問は、「セリフはどうやって覚えるんですか?」。深掘さんはひたすら繰り返し口に出して覚えるとのことでした。岡村さんも「相手のセリフを受けて自分がどう感じるかを覚えていれば、自然とセリフが出てきますよね」って言ってて、それを受けて深掘さんがかつてセリフが飛んじゃった人がいたけど、ニュアンス的に似たようなセリフでその場をしのいだ人がいるっていうエピソードをお話しされていたので、確かにそういう場面何度も観てきたな~と思いながらうんうんと聞いてました。

濱さんが引いた質問は、「IGRで使うトレイは何回くらいで替えるんですか?」。濱さんがトレイをトイレと言いかけて他の回答者たちがざわざわしてて、脇坂さんと岡村さんが質問をちゃんと聞いてなかったりして凄く自由な感じでした(笑)トレイ=パエリアパンは、だいたい2ヶ月に1回くらいで交換するらしく、新調したものは男性が何度か踏んで使いやすいようにするそうです。持つと結構重いらしいので、岡村さんも実際に持ってみて「重いですね」って驚いていました。

そして最後、もう1問くらい行けますかね~ってなって、岡村さんが「つとさんに答えてもらいましょう!」と言い出し、「みんなで読もう」と言い出し、岡村さんが音頭を取って「せーの!」って言いながらみんなで荒川さんの質問を読むという謎のお遊戯会タイムが入ってみんな爆笑。質問を読み終えると、すかさず岡村さんが「まる」って言ってました。ネタぶっこんでくるの上手いな~(笑)

ちなみに最後の質問は「好きなシーンやセリフはありますか?」とのことで、荒川さんは「この日が来るのを信じてたよ」でした。このセリフのために物語が作られているほど重要なセリフとのことで、岡村さんもこのセリフが好きとのことでした。濱さんは「お手洗いに行ってもいいかしら」で、それに対して岡村さんが「どうぞ」ってすかさず言っていました。田川さんはNevadaの一列に並ぶシルエットのあのシーン。「シーンといえば」ということで、岡村さんがShall We Dance?についても触れられて、あのボビーとポリーはフレッド・アステアたちを思い浮かべながら踊っているというようなことを荒川さんがお話しされていました。

脇坂さんはNice Workでボビーが信託物件証書を破ってまでポリーを選ぶシーンが好きとお話しされていて、説明しながら実際に踊りを実践してくださってて拍手が起こっていました。「あのシーンは泣けますよね~」って岡村さんも仰っていました。深掘さんはジュニアの「面白くなるぜ」というセリフで、これからの2時間面白くなることを予感させると言っていて、言われてみれば確かに…!となりましたね。

こんな感じで歴代出演者も交えて凄く貴重なお話をたくさん聞けたイベントで大満足。荒川さんの回しも凄く上手だし、岡村さんも補足としてお話を入れてくれたり回してくださったりして、凄くスムーズに進んだイベントだったなと思います。最後、捌けるときには荒川さんがNice Workのボビーのダンスをしながら捌けていって、すげ~!となって大興奮でした。

岡村さんが出演してくださることはもちろん嬉しいんだけど、荒川さんのお話が聞けるのが本当に嬉しかったです。ボビーを演じたことがあるからこそ感じることや知っていることがあって、凄く作品に対する理解も深まりました。あとはね、岡村さんの盛り上げ上手でムードメーカーな一面も久しぶりに拝見できて、相変わらずだなぁってなりました(笑)いやもうマジで参加して良かったです!すっごく楽しかったです!

6月27日(火)ソワレ公演

1階2列センター上手寄りでの観劇でした。いつも通り18時半開演だと思っていたので、18時開演と知らず17時50分くらいまで呑気にご飯食べてて焦りました。キャスボ撮ってたら5分前のチャイムが鳴ったので、え!?となって慌てて席に向かいましたよね。焦りすぎて1幕は全然頭を切り替えられず、リハ見の余韻に浸っていてほぼ記憶がありません(笑)

それにしても、さっきまであんなおふざけ全開だった岡村さんがたった1時間半で別人のように切り替わっているので、やっぱりプロって凄いな~と思いました。リハ見の直後だったからもう岡村さんのことで頭いっぱいで、アイリーンを観るにしてもいつも以上に愛しさが込み上げた観劇でした。

その一方で、今回はヒヤヒヤするシーンが多かった公演でもありました。1幕、ポリーがボビーをガイエティ劇場へ案内するシーンで、「出てって!」とボビーを追い出そうとするときにくるっと後ろを振り向いて歩き出した萌さんポリーが床に落ちてた帽子に足を滑らせ、危うくコケそうになったのですが、驚異の身体能力で持ち直しました。すげえ!となったけど、ヒヤッとした瞬間です。転ばなくて良かった…。

2幕終盤で、ポリーがニューヨークに行くと言い出したときに、本来エベレットが「そんなに彼のことが好きなのかい」と言うはずが青木さんエベレットがセリフ飛んじゃったみたいで、なんとか「…ポリー」と絞り出していました。萌さんポリーがいったんそのまま芝居を続行し、エベレットがセリフを言うところで「ここで言うんだよ」というように、握っている手をぐいぐいと揺らして合図していました。久々にセリフが飛んじゃう瞬間に立ち会ったので、こちらもヒヤヒヤしちゃいましたわ…。萌さんポリーのナイスアシストもあったので、ひとまず安心でした。

楽屋シーンでは、間辺さんテスが濱さんパッツィの両ほっぺをむぎゅってしながら「可愛いねぇ」って何度も言っていて、濱さんパッツィにデレデレになっていて可愛かったです。テスパツィは組み合わせによってバランスも関係性も異なりますけど、テスに甘えるパッツィが大好きなので間辺さんテスと濱さんパッツィの組み合わせ好きだなとなりました。

また、今回初めて洋一郎さんボビーと荒川さんザングラーの組み合わせが実現したんだと思うんですけど、お2人の声質が似ているためか、声に一体感があって凄く良かったです。特に洋一郎さんボビーがザングラーを意識してちょっと声色を変えるときなんかは荒川さんザングラーそっくりになるので、声は本当にシンクロしているみたいで感動しちゃいました。動きは初回なのもあってかタイミングがずれることもありましたが、回数重ねていったらドンピシャの組み合わせになるんじゃないかと期待を感じさせるほどの化学反応でした。色んな組み合わせで観れるって新たな楽しみ方や発見ができていいですね~。

カテコはその場でとどまって手を振るのかそれとも上下に捌けるのか分からなかった岡村さんと洋一郎さんが、顔を見合わせながら「分からない」って言ってて笑いました(笑)まさか2023年度もカテコの段取りを把握していない岡村美南さんが観れるとは思わなかったので、個人的にテンション上がりました(笑)まあね、カテコも楽しそうにされていたので私まで幸せな気分になれました。この日はリハ見も含めてとっても満足度の高い観劇ができて嬉しかったです!

6月29日(木)マチネ公演

岡村美南さんのお誕生日当日の観劇です。先行で真っ先に取ったのがこの日の公演でした。1階2列センター下手寄り。岡村さんファンのフォロワーさんと連番での観劇です。この日は前日、バースデーイラストを作成するのに夜更かししてしまって、当日のコンディションは最悪でした(笑)

ここ最近の客層に比べるとちょっと笑いは控えめな感じでしたが、それでも十分に盛り上がった公演でした。何より、バースデーガール・岡村さんが元気に楽しそうにお芝居されているのを観て、嬉しくてたまらなかったです。そんな岡村さんですが、1幕でザングラーに扮したボビーに「もう私我慢できない」って言いながらキスする直前の「じゃ、明日の朝ここを発ちましょう」っていうセリフが「ここここを発ちましょう」みたいになってて、ニワトリか!?となりました(笑)

そのあと、ランクが乱入してきて偽ザングラーとランクが言い合いしているのを見ているときは、ボビーがランクを言い負かしているのを見てちょっと誇らしげな顔をしていたのが印象的でした。ボビーがランクをするりとかわしていく姿が面白かったのか、それとも「さすがボビー」って思いながら見ていたのか、気になるところです。

2幕のボビーとのドアの開け閉め問答シーンでは、3回目のカツラキャッチのあと洋一郎さんボビーが部屋の中に駆け込もうとするも体がドアに挟まってスムーズに入れず、中途半端に開いた状態のドアに振り返った岡村さんアイリーンが鼻をぶつけ、洋一郎さんボビーが入室したあとも再びドアに鼻をぶつけるという事態になり、かなりリアルにドタバタしたシーンになっていました(笑)2回も鼻をぶつけちゃう岡村さんアイリーン、とても不憫で可愛かったです(笑)

Naughty Babyはまあ気合い入っていて、今回も「おどき!」は間をたっぷり開けて言っていて、とても面白い間を生み出していて最高でした。「学校じゃモテたわ」も「学校じゃモテたわ~ん♡」って言い方になってて思わず吹きました(笑)この不意打ちはずるかったです。もう最高のアイリーンでしたよ…。

この日、そろそろポリーのカツラもほつれてきたのか萌さんポリーのカツラが左右に外向きのハネができていて、まるで触覚が生えている生き物みたいでとても可愛かったです。他のキャラクターのカツラもほつれてきているから、そろそろメンテナンスしたほうが良いだろうな~と思いながら観ていました。

楽屋シーンでは、濱さんパッツィがアイリーンの衣装の羽を持っていて、間辺さんテスに「見てみてー」と見せびらかし、間辺さんテスが持っている靴の中に入れるというイタズラをしていました。間辺さんテスがそれを拾って、濱さんパッツィの頭に生やそうとしていたので笑いました(笑)間辺さんテスと濱さんパッツィの組み合わせとても面白くて好きです。

2幕では、ボビーが僕がザングラーだと主張する間に本物のザングラーが登場し、それを見たボビーが気絶しちゃったのを見て渡邉さんワイアットが「上で寝ろよ」と至極当然なツッコミを入れてて笑いました。ミーティングのシーンでは、お手洗いから帰ってきてルンルンの濱さんパッツィに髙畑さんミンゴが「座って」と爆音オフマで声かけてて笑ったし、今回のオフマイクが随所で面白くてめちゃくちゃ笑いました(笑)

萌さんポリーの今回のBut Not For Meも涙で声が滲みながら歌う箇所もあってとても引き込まれたし、全体的にとても良い公演でした。カテコでも岡村さんが洋一郎さんと笑い合いながら凄く楽しそうにしていて、こんな素敵な公演を見届けられたことが本当に幸せです。ファンとして、忘れられない観劇となりました。出演してくださって、ありがとうございました!

これは日付が変わったときに食べたケーキです。

6月30日(金)マチネ公演

1階2列センター上手寄りでの観劇でした。連日の体調不良に加えて寝不足も祟って、1幕はなかなかコンディション的にしんどかったんですよね…。そんなんで観劇するなって話なんですが、日に日に3時間の観劇に体が耐えられなくなってきているので、先が思いやられます。

それはさておき、今回も素晴らしい公演でした。岡村さんアイリーンも何やら楽しそうにお芝居していたし、萌さんポリーのお芝居には涙腺やられたし、とっても良い公演を観たな~という充足感でいっぱいになりました。もちろん毎度素晴らしいのですが、今回はなんかとっても良かったな~という気持ちになった観劇でした。

先週観た萩原さんボビー×萌さんポリーが忘れられない部分も正直あるんですけど、改めて観る洋一郎さんボビー×萌さんポリーのShall We Dance?は本当に美しいなと惚れ惚れしました。脚の上がる高さや角度、腕の角度、動きのシンクロ率などすべてピッタリで、まさに2人で一つというような、ダンスを通じて2人の心が一つに重なったような一体感がありました。洋萌ボビポリのダンスは一級品です…。

そんな洋一郎さんボビー、1幕冒頭でザングラーの挨拶に対して「フォー!」って声あげてたら周りにシーッて言われて、お口チャックって自分でやっていたのがとても可愛いってなりました。洋一郎さんボビーはひたすら可愛い。とにかく可愛さが全面に出たボビーなので、これまでのボビーとは違うタイプで観るたびに新鮮な気持ちになります。

岡村さんアイリーンはNaughty Babyでバッグを投げるときにちょっと角度意識して投げてました。おかげでちゃんと綺麗に飛んで行ったのでさすが(笑)ここ最近壁にドンッてぶつかってたからね(笑)「おどき!」はまた間髪入れずのタイミングで言ってました。日によってタイミング変えるの、とても生だな~って感じがして好きです。

そんな岡村さんですが、2幕終盤のFrench Bidin’でランクをくるくる回すときに、左手はいつも通りランクの肩を回すようにして右手をランクの頭上に持ってきてくるくる~って指で円を描いていました。こんな感じ。

このパターンは初めて観たのでとっても可愛すぎてキュンとなっちゃいました。お茶目で可愛いね、岡村さんアイリーンは。また、そのあとのサプライズ会議で濱さんパッツィが「あたし分かんなかった~!」って言ったのを聞いて、岡村さんアイリーンが「あの子どうなってるの!?」ってぷんすか怒りながらみんなの元へ戻っていってて、とっても面白かったです(笑)アイリーンとパッツィって相性悪そうですよね(笑)あと、岡村さんのオフマイクがこんなにしっかり聞こえたの久しぶりだから嬉しかったです。アイリーンってなかなかオフマイク言う機会がないからね…。

その一方で、今回は萌さんポリーのBut Not For Meにやられました。萌さんポリーのBut Not For Meはいつも素敵なのですが、今回は荒川さんザングラーとの掛け合いの中で見せる表情に引き込まれました。「君が主役をやればいい」と荒川さんザングラーに言われて、ニコッとした笑顔を見せるも口元を震わせながら「とても無理よ」って絞り出すように答える萌さんポリー。「大丈夫かね」と声をかけられて、その直後いったん俯いて表情が歪んで涙が一気に込み上げて泣きそうになるんですけど、なんとか耐えて顔を上げてふぅーって息を吐いて、まるで何事もなかったかのように「ええ!」って笑顔で答える萌さんポリーがあまりにも健気で強がりで私の涙腺にグッと来ました。

ほんと、ふとしたきっかけでボロボロに泣いちゃうんだろうけどその直前で堰き止めて絶対に人前では弱さや涙を見せようとしない強がる一面、そしてどんなときでもニコッとした笑顔を忘れない健気さにやられました。ああ、萌さんポリーらしいな…って思いました。そんな絶対に人前では涙を見せない強がりで前向きな萌さんポリーが愛しくてたまらなくて、なんかじわ…と来てしまいましたね…。本当に良いものを観ました。今回上手寄りだったからちょうど観やすくて、とても素敵な公演に出会えました。

とにかく今回は大収穫だし大満足!2幕には体調もちょっと治ってきてしっかり集中して観られたので良かったです。本当に、睡眠って大事ですね。

7月1日(土)マチネ公演

1階2列センター上手寄りでした。萌さんも岡村さんもミスがあった公演でしたが、各所で可愛らしい絡みや面白い掛け合いを観られて大満足の公演でした。特にポリテスパツィの3人が本当に可愛くて仲良しでほっこりでした。

Bass前のパッツィによるムース、サム、ミンゴへの振り指導。「ストーップ!」と叫ぶ間辺さんテスですが、いつもは困り顔で「酷く良いわね!」って言っていたんですけど今回は「あはははは酷く良いわね!(^^)」って豪快に笑いながら言ってて、思わず笑っちゃいました(笑)間辺さんテス、コメディ凄く合っていて良いな~って思います。

Bassでは、ムースにベースを弾かせようとするのを見て濱さんパッツィと間辺さんテスが「何ができるの?」「何もできないわよ」って言い合ってて笑いました。その後、間辺さんテスが偽ザングラーに「手拍子くらいがいいんじゃない?」って辛辣アドバイスしていて面白かったです。

また、みんなが踊っている最中にやってきた萌さんポリーに、濱さんパッツィが抱き着いていて、そんな濱さんパッツィの頭ガシッて掴んでとても可愛かったです。萌さんポリーと濱さんパッツィの絡みが今回とても可愛くて、IGRでは下手側にボビポリパツィが集まるところで、濱さんパッツィがお尻を突き出してふりふり~としながら洋一郎さん偽ザングラーにアタックしてて、それを見た萌さんポリーも真似するようにお尻を突き出して洋一郎さん偽ザングラーにアタックしてました(笑)

Stiff Upper Lipでは、テーブル取りゲームで萌さんポリーがテーブルに乗ろうとしたときに濱さんパッツィに取られて、濱さんパッツィが萌さんポリーに向かって舌を出してべーってしたら、萌さんポリーもべーってし返しててとても可愛かったです。今回は萌さんポリーと濱さんパッツィの絡みがとにかく濃厚でキュンとなりました。

Naughty Babyは岡村さんアイリーンが歌い出しの「あなたの好みはどんな~」を「あなたの望みはどんな~」と歌ってしまい、かなり壮大な世界観で歌が始まってビックリ(笑)まあでも好みが望みになってもそんなに違和感ないし、これはこれでアリだなとなったしで面白かったです。ストールのようなものをランクの足と腕に巻き付けるときには自分でストール踏んじゃっててちょっとごたついてたし、ちょっとヒヤッとする場面も。それでもしっかり歌い切ったので良かったです。

また、2幕ラストのサプライズ会議で「あたし分かんなかったー!」っていうパッツィに、「何言ってるのあの子!」ってぷんすかしてて可愛かったです。贔屓のオフマイク聞けるの嬉しいな~。今回は色んなことがありましたが、とっても楽しい公演で大満足でした!

7月1日(土)ソワレ公演

1階2列センター中央寄りでした。ソワレは特にミスやハプニングもなく、笑いもたくさん起きて楽しい公演でした。今回も主にポリテスパツィの絡みとアイリーンが良かったなぁ。

岡村さんアイリーン、今回は1幕冒頭で「私が面倒を見るわ」って言うセリフをボビーにぴたっとくっつくように言っていたのがとても可愛かったです。そのあとボビママに「その代わり、一生が台無しになるわ」と言われてボビーにへへへって笑われて、ベシッてボビーのことを叩いてました。可愛いね。

Naughty Babyはめっちゃ良い!と思うポイントがあって、嬉々としてランクを椅子ごと運んできていざ歌い始めようとしてランクの髪に手を伸ばし…というところで、じぃ…っとすぐ近くに座っているカウボーイたちを睨んで「おどき!」って言ったんですね。この間の取り方といい、ランクに夢中になってニコニコしてたけど邪魔者がいるな…?って鋭くなる表情の変化といい、とにかく最高でした。この、ランクの髪に手を伸ばしてから「おどき!」って言うアイリーン、歴代でいた気がするんですよね。光川さんだったかな…。なんか懐かしさも感じて、すっごく好き!ってなりました。

Slap That Bassは、今回のテスパツィは「何ができるの?」「ベースを持ち上げる人初めて見たわよ」みたいなことを言ってました。楽屋シーンのテスパツィは、間辺さんテスが濱さんパッツィの頭をわしゃわしゃ~ってしたんですけど、濱さんパッツィも間辺さんテスの頭をわしゃわしゃしようとしたら「やめてよ!」って抵抗されてて、濱さんパッツィが頭ぐりぐり~って迫って間辺さんテスが必死に逃げてました。とても可愛い(笑)

そしてIGR。下手側でボビポリパツィが集まるところで、濱さんパッツィが隣にいる洋一郎さん偽ザングラーの肩にホコリか糸くずがついていたのか、それを拾い上げて空中にポイッてしてフーフーって息を吹きかけて飛ばしていました。濱さんパッツィ、本当に自由で可愛いです。

そんな濱さんパッツィですが、IGRの終盤でポリテスパツィが上手側で集まるときに萌さんポリーの頭を優しくぽんぽんってしていて、それがとっても温かくてキュンとなっちゃいました。パッツィは多分ポリーよりも年下なんだろうけど、フォーリーズのお姉さんたちに可愛がられるポリーの構図が本当に大好きで、2023年度でも愛されポリーを観られて嬉しかったです。岡村さんポリーもよく荒木美保さんテスに頭なでなでしてもらってたので、懐かしさでいっぱいになった瞬間でした。

Stiff Upper Lipは、ボビー、ポリー、テス、エベレット、フォーダー夫妻(とパッツィ)以外の人たちはもうショーをやめたほうがいいと思いながら踊ってるんだよなぁ…とふと思って、なんだか切なくなりました。ボビーたちはもう一度望みをかけて一致団結して歌い始めるのに、他のみんなは決してそうじゃない。同じ方向を見ていないのにみんな楽しそうに踊るっていうのが、明るくて前向きな曲のはずなのにとても切なくて苦しくなりました。

だからこそ、信じてたのに肩をがっくり落とすテスを見てザングラーも決心がついたんだろうし、本物のザングラーの登場でみんなも集客ができることに希望を抱いたんだろうな…と思うので、物語において必要な過程だったのかもしれませんが、それにしてもボビーをはじめ信じていた人たちの気持ちを思うととても切ないシーンだなと感じた観劇でした。

今回は改めて気付かされた点や懐かしさのある瞬間が多々あって、とても有意義な観劇ができました。今の私の体調ではマチソワかなりしんどかったんですけど、マチソワして本当に良かったです!

総評

久しぶりの洋萌ボビポリは本当にフレッシュで可愛いな~という感想を抱きました。やはり萩原さんボビーって凄いんだなということも再認識したし、ボビポリの組み合わせが変わるだけでこんなにも別物になるのが凄いな~とも思ったし、さらには色んな発見があった観劇ができてとても充実していました。

また、岡村さんを存分に堪能できたリハ見や岡村さんのバースデー公演など、私にとっても凄く幸せな時間を過ごせた1週間でした。やっぱり贔屓のお芝居を客席から見届けられるって幸せなことだなぁ…と実感しましたね。体はボロボロですが、心は幸せ!とっても楽しい観劇ができて嬉しかったです!

NEXT>>キャストの感想です!

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