2015年2月28日マチネ&ソワレ 劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』




クレイジー・フォー・ユー
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ゆうき
ゆうき

マチソワしてきたー\(^o^)/

日時:2015年2月28日マチネ&ソワレ公演
場所:四季劇場[秋]
座席:マチネ3階バルコニー席1列22番、ソワレ1階S席3列17番




はじめに

同演目のマチソワって結構疲れるけど今回はまったく疲れなかった。
マチソワ混合になるので、色々と表記しながら書いていきます。

キャストの感想

気になったキャストの感想を書いています。

ボビー・チャイルド:松島勇気

マチソワ共に凄く良かったし表情とか凄く細かいし素敵。
ボビーの性格そのものを表すような軽快なダンスも魅力的です。
マチネで結構リアクションを変えてきたり、ノリノリな部分もあって。
そしたらソワレでもやっていました。
ザングラーさんの格好して階段から落ちるシーン。
1段おりるのに助走つけようとするタイミングでいちいち「うっ」って声出したり。
この「うっ」を所々言ってるのが面白いんですよね(笑)
ポリーの真似してお酒を飲もうとするシーンとかでもズボンをあげる時にこの声出してて。
細かい部分でもしっかり笑いを取っていて、さすがです。
もちろんダンスも凄くしなやかで綺麗です。
Nice Work~の松島ボビーのダンスがとても好きです。

ポリー・ベーカー:岡村美南

ソワレはすっごく良かった。
マチネも凄く良かったんだけど、色々と課題の残る公演になってしまったかな。
マチネのSomeone~が素晴らしくて驚きました。
何がどう凄いかって上手く書けないけど、今週観てきた中で一番良かった。
表情はもちろん歌い方だったり歌声だったり。
表現力が増幅していました。
「いい子でいるから」の歌詞のところ、柔らかく優しく歌っていたのが素敵だった。
Embraceable Youもまた雰囲気が変わりました。
「山の彼方を」の振りがマチネから変えていきましたね。
前までは両手を広げて山を表現してたけど、今回は両手をゆらゆらさせて山を表現。
色々と模索しているようで、少しずつ色々と変化が見られます。
Stiff Upper Lipの喧嘩。
マチネではボビーの胸をツンってやったあとに片手で思い切り胸を叩いてました。
ソワレでは同じく胸をツンってやったあとに両手で叩いてました。
毎回同じってわけじゃないみたいだね、たまーに喧嘩のやり方変わってる。
バリケードをおりる時。
マチネでは躓きそうになって、踏み出す足を変えたりしながらおりてました。
ここのシーンは本当にヒヤッとするので気をつけてほしいですね。
そのために「全部はね」っていうセリフが見事に優しい言い方になってしまった。
そしてマチネのBut Not For Me。
彼女が歌詞を間違えるところを初めて観ました。
「楽しく開く一幕 涙で閉じる二幕」の歌詞がね…ごちゃごちゃになってしまって。
「愛の詩は書けない 楽しく開く一幕」って。
ここ、ザングラーさんとのやりとりを挟んで歌い出すところだからね…。
「愛の詩は書けない」って歌い出したから、またBut Not For Meやり直すのかな?って思った。
彼女も歌詞間違ったの気付いたから、そのあとに「楽しく開く一幕」と続けたみたいですが。
まぁ…意味の分からない歌詞になってしまったけど詰まってしまうよりまだマシ。
これまである意味完璧な彼女しか観てなかったから今回のミスには衝撃を受けましたね。
やはりこういうミスがあるとどうしても興冷めしてしまう部分はあるんだけど。
「失敗は成功の元って昔からよくいうでしょ。だからみんな、胸を張って!歯を食いしばって!」
じゃないけど…次に繋げていってほしいですね。
ソワレはそこの部分をより丁寧に歌っていた印象がありました。
とはいえ最終的に岡村さん可愛いから幸せな気持ちで劇場を去ることが出来るんだけど…。
うん、多分彼女にとっても色々と課題の残ってしまった公演になったと思いますマチネは。
だからこそソワレでの岡村ポリーはとても良かったです。

ランク・ホーキンス:志村要

凄く小心者な感じが上手く表現されていると思います。
震え声とか本当に上手いです(笑)
アイリーンにいじられてる時の志村さんのリアクションがいい。
ただ、やはりNaughty Babyの志村ランクがどうしても物足りなくて…。
CDで聴き慣れてるせいもあるからでしょうけどね。
ストールで両手足を縛られてる時にもっと激しくリアクションしてほしいかな(笑)
牧野さんとか川原さんが実際どのようにやってたか覚えてないけど…。
もっとランクらしい感じが出るとさらにいいんだけどなぁ。

アイリーン・ロス:大和貴恵

やっぱり大和さんもいいなぁ。
いかにもお嬢様育ちな感じの気高さが漂ってて素敵です。
プライドが高い感じもしっかり表現されています。
やっぱりね、1階席で観ると大和さんの背の高さに改めて驚かされる(笑)
ボビーと頭ひとつ分くらい違いますもんね。
岡村さんが大和さんと並ぶと、岡村さんですら小さく見えるし。
でも、こんなプライド高いお嬢様だけどたまに見せる仕草が乙女で可愛いです。
ポリーが好きなんだってボビーに言われたあとにボビーの部屋を叩いて
「ばかばかばか!」って叫ぶところの声が凄く可愛いです。
そしてFrench Bidinのイントロで志村ランクをくるくる回してるシーン。
ランクを見つめる表情が凄く優しくて、1幕冒頭のアイリーンにはなかった笑顔が…。
大和アイリーンのギャップとかもたまらないです。

ザングラー:青羽剛

安定感のあるお芝居で安心して観ていられます。
1幕はちょっとしか出番ないですからね、ザングラーさんって。
やはり2幕の酔っ払ったザングラーさんが凄く印象的。
テスに向ける表情が少しいやらしさを含んでいてとてもいいです(笑)
What Causes That?でハモるところ、少し松島さんにつられてる部分あるかな…?
やっぱり所々動きに不器用さが見られます(笑)

エベレット:松下武史

そういえばCDの収録キャストでしたね松下さん。
だからなんだってわけじゃないけど…。
随分長いことこの役を演じ続けてきてるわけですからね。
今回ほどポリーの後ろから抱きつくのに体を傾けながら顔を出すことはなかったんじゃないでしょうか。
ポリーの後ろから抱きついたりと、ポリーとの絡みがいちいち可愛いんです。

ボビーの母:中野今日子

お母さんもちょっとしか出てこないけど、凄くインパクトのある役ですよね。
1幕冒頭でアイリーンと言い合いしてる時の表情とかが素敵です。
デッドロックに来てエベレットと出会った時のあのキラキラした感じも面白い(笑)
やはりお芝居が上手なので安心して観ていられます。

テス:荒木美保

カトクミさんのテスを観てからだと、荒木さんのテスは随分優しい印象ありますね。
今のところだと荒木テスのが好きかな。
カトクミさんも演じ続けていくことでもっと良くなると思うし。
荒木テスはやはりSlap That Bassのロープ切るタイミングずれてんのよ(笑)
そこだけもっとタイミング合わせられたら最高だと思います。

観劇の感想・考察

今回のマチソワも色々とハプニングがありましたね…。
マチネは岡村さんがミスしたり…。
Slap That Bass前のムース、サム、ミンゴがパッツィーに踊りを教えてもらうところ。
登場する時に見付サムがこけてしまいました。
逆にそれがぎこちなさを出していて良かったっちゃ良かったんだけどね(笑)
ソワレは1幕の銃撃戦の時に厂原ビリーが立ち上がった瞬間に拳銃を落としてしまいました。
冷静に拾ってそれから少し離れて西尾ワイアットと撃ち合い。
それから2幕でザングラーのカツラを持って部屋に戻ろうとする時にアイリーンと鉢合わせするシーン。
アイリーンが部屋のドアを閉めるたびにボビーがカツラを後ろに放り投げてキャッチするんですが。
今回1回目でカツラをキャッチ出来ずに下に落としてしまいました。
ちょうど下にいた三宅ピートがキャッチしてボビーに投げてました。
なんか5年前に観た時も同じようなミスがあった気がするんだよなぁ…。
ここ、勢いづいて松島さんがかなり身を乗り出してキャッチするから結構そわそわする。

また、カテコの岡村さんの動きが少しだけ変わりました。
ボビーが登場して次にポリーが登場して、それから2人でみんなを呼ぶカテコ。
前は松島さんと岡村さんが顔を見合わせて微笑んで。
それから松島さんが上手側を、岡村さんが下手側のみんなを呼ぶんですが。
松島さんはその場で呼ぶんですけど岡村さんがわざわざ走って下手側の方へ行ったんです。
それが、今回から?だったかな。
岡村さんもその場にとどまって下手側に体を向けて手を伸ばす感じになってました。
これで松島さんと岡村さんの動きが統一されたから随分形も良くなりました(笑)
前だと岡村さんだけ走っててなんかぐだぐだ感あったから(笑)

まとめ

こんな感じかなぁ。
まったくミスのない公演がなかなかないですね…(笑)
小道具とかをたくさん使うからそういう部分でのミスもあるし。

ソワレは実質2列目のドセンだったんですけど、やっぱり表情がしっかり観れると楽しいなぁ。
岡村さんの細かい表情すべて堪能出来ました。
オフマイクの声とかも聞こえるし、より公演を楽しめますね。

Someone~で岡村さんがドセンを舞台奥から前方へ歩いてくる部分があるんだけど。
ふとフェスのハレルヤ登場シーンがフラッシュバックしましたねぇ。
まるで迫ってくるかのような錯覚に陥るあのドキドキ感。
いやもう岡村さんが本当に可愛かったです。

あと、色々とごちそうさまでした(笑)
ドキドキすることたくさんありました。

さて、帰りには岡村ポリーが着るウェディングドレスの羽をお持ち帰りしてきました。殴

岡村さんがミスをするという珍しい公演になった今回。
まぁ、舞台を数多く観ていれば色んな人の色んなミスを観ることはたくさんあります…。
歌詞が飛んじゃう人って結構いるしね。
だからこそ毎日リハーサルも欠かせないわけだし。

そういう部分も含め、もっと岡村ポリーは成長出来るはず。
伸びしろがありますもん。
絶対にさらに良くなっていきますよ。
開幕1週間でこれだけの完成度っていうのも凄いけど。
岡村さんならもっと伸びるはずです。

さてさて、次のレポはがっつり書きますので…。
フェスの時みたいなあんなのは書かないですけど。

1週間分の総括とかも含めて書いていきます。

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