2015年8月15日ソワレ 劇団四季『サウンド・オブ・ミュージック』




サウンド・オブ・ミュージック
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ゆうき
ゆうき

My初日!

日時:2015年8月15日ソワレ
場所:四季劇場[秋]
座席:1階S席2列17番




はじめに

実に5年ぶりとなったSOM観劇。
初演時、とても大好きで何回か観に行った作品だったので今回観れたことがとても嬉しかったです。
今年はSOM製作50周年ですから、それに合わせて上演が決定したんでしょうねきっと。
今年の4月には期間限定で映画も新吹き替え版で上映されましたし。
その新吹き替えのリーズル役を、私が大好きな日笠陽子さんという声優さんが務めたのもあり。
よりこの作品自体もそうだし、リーズルも大好きになったんです。

初日はマンマ楽と被っていたから行けなかったけど。
その分、今回のMy初日は最高の席で観ることが出来ました。
秋劇場の最前ドセンに座るのは初めてです。
しかし、CFYでよく通った秋劇場に久しぶりに来て、なんだか懐かしい気持ちになりました。

今回はこの2作品のマチソワ。
どちらも子役が出てくるし、子供向けっちゃ子供向けな作品でもありますから。
SOMにも子連れがややいた印象を受けました。

キャストの感想

気になったキャストの感想を書いています。

マリア:江畑晶慧

かなり久しぶりの江畑さんです~。
そして、江畑マリアがとても評判良かったので凄く楽しみだったんです。
評判通り、とても素敵でした。
まず顔立ち的に凄く優しい感じがするし、刺々しさがまったくない。
包容力に溢れていて、温かさを感じさせる笑顔や仕草。
そして子供たちと接する時、同じ目線で話したり遊んだりするから本当にフラット。
すんなりと子供たちが心を開いてくれるのが分かるくらい、凄く優しいお姉さんって感じでした。
歌も上手だし、裏声もとても綺麗です。
喋り方に特徴があるというか、なんか体ごと跳ねるようにして喋るのが江畑さんの癖というか。
それも可愛らしくて、なんか全体的にとにかく可愛さが爆発していました。
何より可愛かったのが、つまみ食いのシーンです。
フィナンシェをパクりとかじって、シュミットさんに見つかりそうになって慌てて後ろに隠すのも。
その時の動作がどれもめちゃくちゃ可愛かったです…。
これまで観てきた江畑さんの中でもずば抜けて一番可愛かったです。
ぜひ江畑マリアには、永遠とお菓子と食べてもらうだけのお仕事してほしいくらいに可愛かったです。

トラップ大佐:深水彰彦

芝さんの大佐しか観たことなかったから、深水さんの大佐観れたのとても嬉しかったです。
厳格な感じもしっかり出ているし、顔立ちもキリッとされている方なのでより威厳が増していました。
いかにも厳しいお父さんっていう雰囲気があるのに、ふと見せる笑顔とかがとても柔らかくて。
そのギャップがとても素敵だったなぁと感じました。
深水さんって結構開口が目立つ人なので、そういう部分でもしっかりと喋るから大佐っぽさが出ますね。
しかし歌はお上手なので、本当に安心して観ていられました。

修道院長:秋山知子

素晴らしいの一言、これに尽きます。
本当に秋山さんの修道院長って素敵なんですよね。
ソプラノが美しいし迫力もあれば優しさも温かさもある。
修道院の鏡です、まさに。
いうなればLKのラフィキのような、すべてを悟った感じがある貫禄が滲み出ていました。
マリアを見つめる表情にしても本当に優しくて温かく包んでくれる。
本当に美しい歌声で、なんだか私の汚れた心まで浄化されたような気がしました(笑)

エルザ:西田有希

エルザは西田さんでしか観たことないですけど、西田さんもいい演技をされます。
ちょっと皮肉をこめた視線を送ったり台詞を言う時の憎らしさとかが特に上手いなと感じました。
なんとなくカツラが似合っていない感じもしたけど、でもお綺麗な雰囲気は全面に出ていたと思います。

マックス:味方隆司

マックスと言ったら勅使瓦さんのイメージだったので味方さんのキャスティングには驚きました。
しかし実際観てみたら、とても似合っていて良かったです。
味方さんのちょっとおちゃらけたイメージってあまりないけど、それが逆に新鮮だし凄く面白かったです。
結構軽いノリの台詞とかもスラッと言って笑いを誘っていました。
マックスの面白さも真剣さもギャップを感じつつ、とてもいい味を出していたと思います。
やはりお芝居が上手な方なので、魅せるお芝居が凄く素敵でした。
子供たちにはおちゃらけたおじさん感を出しつつ、大佐やエルザには大人な一面を見せる。
その時の演技の違いとかもしっかりと表現されていたなぁと感じました。

シュミット:大橋伸予

大橋さんのシュミットもとてもいい味を出していました。
江畑マリアを部屋に案内した時のシーンのやりとりとかも、江畑マリアとのテンションの差とかが面白く。
はしゃいでいる江畑マリアに対して、落ち着いて話す大橋シュミットがとてもおしとやかに見えました。
ちょっと厳格というか忠実というか、どこか寂しげな表情を見せつつ現実に忠実に動くシュミットの哀しさが感じられました。
そういうちょっとした細かいシュミットの心情が、普通に演技されているのに感じられることが凄いなぁと思いました。

フランツ:鈴木周

大橋シュミット同様、鈴木さんのフランツも本当に良かったです。
フランツは結局ナチスに屈服というか…結果大佐たちを裏切ることになってしまうのですが。
そういう部分も含め、落ち着いたお芝居の中に感情の起伏がしっかりと感じられました。
静かな演技をされているのに迫力があって、凄く素敵でした。

シスター・ベルテ:久居史子

久居さんもお久しぶりだなぁ。
シスターの久居さんとても可愛かったです。
メガネかけていて、顔もゆでたまごみたいだし…なんかもう雨宮みたい。
久居さんの口角の上がった特徴のある口元?が結構好きなんですけど、それもやっぱり素敵でした。
歌もさすがに上手ですし割とソプラノを結構聴けたのは嬉しかったな。
カテコの時に、ドレミの歌を歌っているんですけど…いやぁ何度か目が合いました(笑)
ちょっと恥ずかしかったけど、久居さん可愛かったから大満足。

シスター・マルガレッタ 奥平光紀/シスター・ソフィア 兼田怜奈

奥平さんも兼田さんも可愛かったです。
どのシスターがどういう役柄だかすっかり忘れたけど、最初久居さんと奥平さんが並んでて似てるって思いました(笑)
兼田さんは顔ちっちゃくて目がくりくりしていてとても可愛らしい人でした。
久居さんと合わせて、とてもいい味を出していて面白かったし可愛らしかったです。

ロルフ 小林唯

予想以上に小林ロルフも素敵でした。
キリッとしていてスタイルも良くて、とてもかっこよかったです。
これはリーズルが夢中になっちゃうのも分かりますわぁ。
歌も上手でしたしダンスも軽やかでとても良かったです。

リーズル 吉良淑乃

はい、来ました私の愛しのリーズル。
開幕前は一体誰がリーズルやるんだろうなぁ…って凄く楽しみにしていて。
吉良さんって正直あまり知らなかった方なのでどうなんだろう…と期待と不安がありました。
が、観てみたらとってもキュートでリーズルの可愛さが全面に出ていました。
いい意味で期待を裏切られました。
歌も上手だしダンスも軽やか、目が大きくて凄く可愛い雰囲気。
「もうすぐ17歳」の時にはロルフをちらちらと見たりしていて、乙女っぽさが出ていたし。
逆に子供たちと接する時には優しいお姉さんでもあり、対等にじゃれあっていたり。
接する相手によって、乙女になったりお姉さんになったり娘になったり。
本当にリーズルが可愛くてキュンキュンしちゃいました。
特に良かったのは、ロルフと別れてマリアの部屋に侵入したシーン。
お風呂に入るようにマリアに言われて、「家庭教師なんていらないって言ったけど…」の台詞を言うところ。
台詞全部は忘れたんだけど、照れるように言って走り去っていくのが物凄く可愛かったです。
それと、大佐とようやく分かりあえた時に、抱きつきたいのにちょっと戸惑う感じとか。
でも大佐が笑顔を向けてくれて、泣きそうな表情で抱きつきにいく姿がとても印象的でした。
私がリーズル大好きすぎてフィルターがかかっちゃってるのもあるかもですけど、本当に可愛かったです。
ちょっとロルフに嫉妬しちゃうくらい、吉良リーズルは「私のお気に入り」になりました☆彡

子役たち

ちょっと一人一人名前挙げてくの大変なんで、子役たちで一貫して。
とにかくこの演目の子役たちはみんな可愛いです。
フリードリッヒ役の加藤くんは以前ヤングシンバをやられていたみたいです。
ちょうど変声期なのかな、大人びていて高音が出なかったりと歌はきつそうでした。
えなりかずきっぽいルックスでしたが、とても可愛らしかったです。
ルイーザ役の菱山ちゃんは、吉良さんに顔や雰囲気がそっくりで本当の姉妹みたい。
クルト役の大東くんはもう可愛すぎてこれも「私のお気に入り」です。
ブリギッタ役の佐々野ちゃんは、結構四季っぽい喋り方するなぁと思いました。
またやっぱり吉良さんにそっくりで、彼女も姉妹かと思うくらい似ていました。
マルタ役の朝日ちゃんは、凄く可愛かったなぁ。
グレーテル役の三角ちゃんは、元気いっぱいで本当に可愛い。
みんなそれぞれ可愛くて、おばちゃんは本当にキュンキュンしていたよ…。
でもどこか大人びた部分があるかなぁ…とも思っちゃったかな。
四季っぽい喋り方もそうだし、もっともっと伸び伸びと演じられたらいいんだけどね。
だけど、江畑マリアとじゃれたりするのも可愛すぎて禿げそうでした。
雷が鳴って「きゃー!」って叫びながら江畑マリアの部屋に入ってくるのが可愛すぎです。
特に男の子たちが悲鳴あげながら、しかもフリードリッヒなんかくまちゃんの人形持ってやってきて。
可愛すぎかよ~、もうみんな抱きしめたくなるくらい可愛かったです。

まとめ

さて、まず久しぶりに観て思ったのが、内容がかなりあっさりとしているということ。
映画は180分ほどあるので舞台版は休憩なしだと130分ほど。
もちろん映画のように表現出来ない部分もたくさんあるし、ある程度の制限はあるのですが。
例えば、大佐がマリアによって元の自分を取り戻していく過程。
あまりにもあっさりしすぎて、大佐がかなり厳しい人っていう印象が凄く薄れていました。
あとは舞台ではマリアと子供たちが出会ってすぐにドレミの歌を歌って打ち解けちゃう。
もう少しマリアと子供たちの間で戦いがあって、それからようやく絆が生まれていくのですが。
そういう両者の壁が少しずつ崩れていく過程とかが、結構あっさりしちゃっている感は否めなかったです。

仕方ないなぁとも思いますが、やはり映画を見たあとだど少し物足りなさがありました。
でもその分子供たちの可愛さが凝縮されています。
とにかく可愛いです。

あとはやっぱりどの曲も知っている曲ばかりで聴いていて楽しい。
名曲揃いですから、それが流れるたびに凄くウキウキした気分になります。

それと、最前列で観劇して思ったのが、この演目はもう少し後ろで観るといいということです。
冒頭のシーンで、幕の中央が丸くなっていてそこが透けて舞台の奥の方で歌っているマリアが見える演出なのですが。
最前列はその姿がまったく見えませんでした。
そしてラストのシーンで、トラップ一家が山へ登っていく姿も、舞台前方に立ちはだかるシスターたちで見えない!笑
さすがにこれは想定外だった(笑)
もちろん最前列ならではの楽しみ方もたくさんあるんだけど…ちょっとね、衝撃を受けました(笑)

でもとてもいいMy初日となったので大満足です。

SOM観劇を機に映画を見てみようと思われる方もいらっしゃると思うのですが。
映画のリーズル役のシャーミアンがめちゃくちゃ可愛いのでぜひ見てみてください!
もうすっごく可愛いですよ。
そして出来れば、日本語吹き替えで見る方は製作50周年Verで見てみてください。
リーズルの吹き替えを担当している日笠陽子さんという方の声がとても素敵なので。
私の大好きな声優さんでもあるので、ちょっと宣伝です(笑)

日笠リーズル、吉良リーズル、五所リーズル、シャーミアンリーズル、これが私のお気に入り~♪

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