2021年12月7日ソワレ 宝塚・星組『柳生忍法帖』『モアー・ダンディズム!』




宝塚:星組
この記事は約6分で読めます。
ゆうき
ゆうき

初めての星組さん観劇!

日時:2021年12月7日ソワレ公演
場所:東京宝塚劇場
座席:B席2階16列25番




はじめに

お久しぶりです!ようやくこの前冬コミの原稿を終えて達成感と解放感に浸っているゆうきです。無事にやることを終えまして、心置きなく今回の観劇に臨むことができました。あとはコミケが開催されることを祈るのみです。

さて、今回は初めましての星組さん!何だかんだで9月の宙組さん以降は各組東京公演1回は観るようになってきていて、次の花組さんもチケットを取るつもりでおります。これくらいの観劇ペースなら全然気楽だし、ずぶずぶと沼に落ちることもなく程良く観劇できるのでいいかなーと…(笑)

実はこれでも毎週(再放送ですけど)カフェブレイクを録画して見ていたりちょこちょこ公演の映像見ていたり、とひっそり勉強しているんです。とはいえまだまだ知識も浅いですし分からないことだらけですが、確実にヅカファンになりつつあります。なので今回も新たな組やジェンヌさんとの出会いがあるんだろうなーと思うと楽しみで仕方ありませんでした。

私のフォロワーさんたちも本当に優しい方ばかりで、宝塚観劇のたびにオススメのジェンヌさんを教えてくださったり注目してほしいシーンを教えてくださったり…と色々とご指南いただけております。それもあって「この人だけは絶対に観よう」とか「このシーンだけは注目しよう」とか注目ポイントができて、観劇が楽しくなっているんです。本当に皆様ありがとうございます!

ということで早速ではありますが自分なりに感じたことなども含めレポしていきますので、ぜひ最後までご覧ください!

総評

全体の感想です!

キャスト:★★★★★
座席:★★★★★
全体:★★★★★

1部が時代劇のような物語、2部がショーの構成でした。時代劇って実はあまり得意ではなくて、というのは昔の言葉とか歴史上の人物とかの名前を覚えるのが本当に苦手なんですよ…(笑)それもあって公式サイトやパンフレットの物語のあらすじに一応目を通してはみたものの、さっぱり頭に入ってきませんでした。いかに自分が時代劇ものに弱いかを痛感してしまい、大丈夫かなぁ…と不安な中での開演。

結論から言うと、やっぱり全部は理解しきれず部分部分で理解しながらついていくのがやっと…という感じでした。ただでさえ役名も覚えられず、ましてや今回初めての組だったので誰一人として顔が分からないので顔を頼りにすることもできず…(笑)だからまずは顔と名前を一致させるので必死で、ほら、時代劇ものって同じ髪型をした人とか着物を着た人とかが多くて区別もつかないんですよね。だからマジで誰が誰だか分からなくて、キャラクターの相関図がなかなか自分の中で組み立てることができませんでした。これがせめて現代ものの作品であればもう少し理解度が高かったかもしれないんだけど、やはり自分の苦手分野だととことん頭の弱さが発揮されてしまいます…。

でも本当にざっくりとだけど部分的に理解できたポイントもありました。断片的な作品理解ってあまりよろしくないのだけど、それでも必死に食らいついて最終的に何がどうなったのかはちゃんと理解できたので良かったです。

詳しい作品の感想は3ページ目で書こうと思っていますが、ところどころ「どうしてそうなった!?」と思うようなシーンもあって重要な見せ場ほどあっさりとした印象を受けてしまったかも。単純に私が初見で見落としてしまっているシーンがあったからそう感じているだけなのか、それとも脚本が実際にその通りなのかは分かりませんが、物語が大きく動くときほど「プロセス」はしっかり描いてほしいものだなぁ…というのが今回感じたことです。

でも、「男の力は借りたくない!」と言って自分たちの手で罰を与えたいと固く誓って稽古に励む女性たちの姿は、同じ女性として凄くグッとくるものがありました。何度跳ね返されても負けじと立ち向かう逞しさもありつつ、ちゃんと最後には女性たちが敵を討伐するシーンも描かれていたので、女性をただただ弱者として扱わない脚本は凄く好感が持てました

あとはひたすら主人公の柳生十兵衛がかっこいいですね。主人公あるあるのチート感満載でしたけど、それがトップさんの存在感を引き立たせていたし、何より礼真琴さんが歌上手すぎて本当にビビりました。一瞬で引き込まれてしまって、もっともっと歌が聴きたい!と思ってしまったほどです。

トップスターの礼真琴さんだけでなく、娘役トップの舞空瞳さんも、2番手男役の愛月ひかるさんも、歌う人たちみんな歌が上手すぎて衝撃が凄すぎました。星組さんの歌唱力の高さと安定感は凄まじかったです。私、とにかく歌が上手い人大好きなので一瞬で星組さんに魅了されました。これが時代劇でなければ100倍心を持っていかれただろうな…という感じなので、次は時代劇でない星組さんの公演を観たいなと思います。

という気持ちで臨んだ2部のショー。まさに私が求めていたのはこれや……とでも言わんばかりに、ひたすら心が躍りました。相変わらず宝塚のショーの演出意図とかテーマがよく理解できないままエンターテインメントとして楽しんでいるのですが、それにしても皆さん歌が上手いので最高に楽しかったです。

衣装も色使いがカラフルで、目で観て楽しい!という感じでした。「宝塚らしさ」が感じられる品のある衣装も出てきて、全体的に上品なショーだなぁ…という印象を受けました。それこそ宙組のときはスイーツをテーマにしたキュートなショーでしたし、前回の雪組のときは炎がテーマとなったパワフルで熱いショーでしたし、今回は比較的王道?なのか凄く上品で美しさを感じられるショーでこれまで観てきたショーとは雰囲気が異なって新鮮さがありました。

ミラーボールが回るとワクワクするし、トップさんたちが銀橋にやってくるとドキドキするし、とにかく夢のような時間でした。1部と2部とでの落差が凄くて感情が迷子になりまくりでしたけど、星組さんのパフォーマンス力の高さとレベルの高さにひたすら魅了されまくりで興奮冷めやらなかったです。

ちなみに今回は2階席の最後列にあたる16列での観劇でした。ちょうど前の席が空いていたのもあって凄く観やすかったのですが、ショーで1ヶ所だけ見切れが発生してしまうシーンがあったのが残念。高さのあるセットにのぼられていると、どうしても上半身がプロセニアムアーチで隠れてしまって…。でもそのあと階段を降りてきてくださったので何とかお姿を観られたのでホッとしました(笑)できることならいつか1階席で観てみたいものです。

そんな感じで初めての星組さん観劇は時代劇の難しさを痛感しつつも、組としてのレベルの高さを実感できた実りあるものになりました。考えてみれば私の初宝塚は昨年9月の月組さんで、『ピガール狂騒曲』と同時上演だった公演が日本物のレビューだったんですよね。当然初見なので誰が誰だか分からなかったし(白塗りだったから余計に笑)、なんとなく「舞や所作が美しいなぁ」とは思うものの真の美しさとか面白さというものが、日本物への理解が乏しいために体感できなかったほろ苦い思い出がありました。今回はわりとその感覚に近かったかもしれません。

なんかね、改めて予習って大事だな…と思いました。でも本当に星組さんの歌にはマジで魅せられたので観て良かったです。ありがたいことにフォロワーさんたちにオススメもたくさんご紹介いただいたので、その分より楽しく観劇できました。星組さんのパフォーマンスは本当に素晴らしいものを感じましたし、またあの抜群の歌声を浴びたいので次回公演も絶対に観に行きます!

NEXT>>キャストの感想です!

2

コメント

タイトルとURLをコピーしました