2021年10月26日マチネ 宝塚・雪組『CITY HUNTER-盗まれたXYZ-』『Fire Fever!』




宝塚:雪組
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ゆうき
ゆうき

初・大劇場での雪組さん観劇です!

日時:2021年10月26日マチネ公演
場所:東京宝塚劇場
座席:A席2階10列45番




はじめに

どうもお久しぶりです!12月の冬コミにサークル参加するために今必死に同人誌の原稿をやっているゆうきです。その関係もあって色んな舞台のチケットを泣く泣く他の人にお譲りするなどして、この10月は家にこもって作業をしていました。

しかし、せっかく取った宝塚・雪組さんは行く以外の選択肢がないということで、気分転換に久々の観劇です!有休も新しく付与されたので今のところ使い放題。岡村美南さんがいつか帰ってきたときのために残しておきたいところですが、貴重な1日を宝塚に充てても良いと思えるくらい私はヅカ沼にハマりかけています(笑)

さて、雪組さんと言えば今年6月にKAATで朝美絢さん主演の『ほんものの魔法使』で初めて観劇した組でした。

あれはトップさんとか出ていなかったので、全員揃った雪組さんを観るのは今回が初めてです。雪組さんも新トップお披露目の公演になるんですかね?

雪組さんはもう朝美絢さんがとにかく顔がタイプなので、またこうして朝美さんを観られることがとても嬉しかったです。KAATで観劇したときに名前を覚えた縣千さんや野乃花ひまりさんも今回出演されていますし、ある程度名前が分かる人たちが出演している宝塚の舞台を観るのも今回が初めてになります。そもそも宝塚観劇自体が4回目になり、同じ組を2回以上観るのも今回が初めてなので、色々と初めてのこと尽くし!

今のところ前回観た宙組さんが私的にめちゃくちゃ好きでしたが、今回の新生・雪組さんを自分がどう感じるのかとても楽しみです。ということでしっかりと観劇してきましたので、ぜひ最後までご覧くださいませ!

総評

全体の感想です。

キャスト:★★★★★
座席:★★★★★
全体:★★★★★

いざ幕が開いてみると誰が誰だか全然分かりませんでした(笑)『シティーハンター』はさすがに役がついているので誰だかかろうじて分かるんですけど、2部になったらマジで誰が誰なのか本当に分からなくて混乱しましたよね。

朝美絢さんは分かるんですよ。トップのお2人も目立つ衣装着てるから、「あ、今出てきたのトップさんだな」って分かるんですけどそうじゃない衣装を着ていた場合とかはマジで分かりませんでした。顔も結局覚えられず…。まだまだ修行が足りませんでしたね。

判別ができない問題はさておき、作品そのものに関して全体の感想を書いていきたいと思います。アニメや漫画の舞台化は宝塚の得意としているところですが、今回の『シティーハンター』もかなりアニメの世界観やキャラクターの雰囲気を忠実に再現していたんじゃないかなーと思います。そんなに詳しいわけでもないですし、子供の頃に数回見た程度でしたが、冴羽獠は特にアニメからそのまま飛び出してきたような感じがありました。凄く再現度高くて良かったです。

こういう風にアニメや漫画を舞台化するにあたってジェンヌさんたち相当原作を勉強されているんじゃないかなーというのがうかがえました。原作の雰囲気や世界観を大切にしつつも、宝塚ならではのしなやかさと華やかさと妖艶さをまじえて、オリジナルの『シティーハンター』に仕上がっていたのはさすがとしか言いようがなかったです。

強いて言えば、でっかいハンマーとかが登場するシーンはアニメの再現とはいえ凄くフィクション感満載だったのでもっと攻めてほしいところもありました(笑)私自身がリアリティのある描写が好きなのもあって、今回の『シティーハンター』はややチープな演出も多かったので少し物足りなかったかも。ハンマーもそうだし車に乗るシーンもちょっと舞台でやるには少しチープさが出てたかなぁ。

それもある意味『シティーハンター』という作品のテイストでもあるので、作品そのものの方向性としては間違っていなかったと思うのですが、単純な好みだと思います。なので個人的にはやっぱり前回観た宙組さんの『シャーロックホームズ』のような世界観や演出がめちゃくちゃ好きです。

宙組さんは全体的なレベルの高さや組としてのまとまりもあって凄く好きでしたが、雪組さんもトップの彩風咲奈さんをはじめ、お芝居や歌、ダンスが上手い人が多い印象でした。新生トップのお披露目公演?になるのかな。まだ新しくできあがったばかりということもあって初々しさもありましたが、宙組さんとは全然違った雰囲気で新鮮で楽しかったです。

そして今回は元からお目当てだった朝美絢さんをメインに観ていたのもあって、いつもより視野が狭く感じました(オペラグラス使っているせい)。本来なら初見はもっと全体的に視野を広げて観劇するんですけど、もう朝美さんが出てくるたびにオペラグラス構えちゃって…。我ながらここまで贔屓目で朝美さんを追っちゃうと思いませんでした。あー、宝塚でもついに贔屓ができたかぁ…とどこか冷静な気持ちになりながら、朝美さんが笑うたびにキュンとなってたまらなかったです(笑)

2番手さんなのでそれなりに出番も多いんだけど、それでもやっぱりトップさんのために存在しているかのような立ち居振る舞いも素敵でした。トップさんがいてこその宝塚。この文化を強く感じながら観劇できたし、相変わらずヅカファンの皆さんの一体感の凄さに感動しまくりで楽しかったです。私もようやくどこで拍手するのか分かってきたので、だんだんついてこれるようになりましたよ(笑)

そんな感じで今回はどんどん自分が宝塚沼にハマっていることを自覚できた観劇になりました。初めての大劇場での雪組さんでしたが、1部2部共に今回は私の好みとは少し違ったかなぁ…というところもありつつ、朝美絢さんにひたすら目と心を奪われた3時間だったのでとても楽しかったです。作品によって好みも分かれると思うし、組によっても雰囲気が異なってくるし、もっともっとたくさん観て自分の好みを見つけていきたいところでもあります。

ちなみに座席は2階A席のセンターブロックでとても観やすかったのですが、銀橋が前の人の頭がガッツリ被って見えなくなるっていうのが思わぬ落とし穴でした。ちょうど私の席からだとドセンのやや下手寄りがすっぽり見えなくなるので、まさに全員並んだときの朝美絢さんの位置が見えないんですよね~。こればかりは予想外でしたわ…。観るとするならもっとサイドの通路寄りとかのがいいのかしら。そもそも1階で観たことないから1階で観てみたいわ…。

でも本当に宝塚の客層って凄くて、こんなド平日なのに満席だし観劇マナーはとても良いし、色々と感動してしまいました。しかも観れば観るほどどんどん宝塚の魅力を体感できるから、また観たいってなるんですよ。四季ちゃんよりもエンターテインメント性が強いし俳優主義なところもあるから、そういう意味でも自分好みのジェンヌさんを見つけたときの破壊力と引き込まれるスピードは異常でした。

煌びやかな世界観も日常の嫌なこととかをすべて忘れさせてくれるし、何より顔がイイ人が多すぎて、もうこれは私がハマらない理由がない…。先述したように今回は作品のテイスト的に私好みでは正直なかったんですけど、部分的に「あ、今の好き!」ってなる演出もあったし、全体を通して宝塚の魅力にどっぷり浸れた3時間だったので行って良かったです。まんまと終演後は朝美絢さんの女になって帰ってきました。ちょろい。

とにかくとても楽しかったし、良い息抜きになりました。有休取って観に行って良かったです。そして念願の全員揃った雪組さんを観られて大満足でした!

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