2021年6月13日ソワレ 宝塚雪組『ほんものの魔法使』

宝塚:雪組
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ゆうき
ゆうき

人生2回目の宝塚観劇です!

日時:2021年6月13日ソワレ公演
場所:KAAT神奈川芸術劇場
座席:1階A席22列32番

はじめに

フォロワーさんにお声がけいただいて、人生2回目の宝塚観劇です!!宝塚は2020年9月以来の観劇となります。初回観たときに宝塚の凄さと煌びやかさに圧倒されて、また観たいなぁ…と思っていたんですけどなかなかチケット取れなくて諦めていました。なので、こうしてご縁をいただいて観劇できたのはめっちゃラッキーでした。

前回は月組さんだったのですが、今回は雪組さんです。宝塚大劇場や東京宝塚劇場とは違ってKAATでの公演ということで、トップスターさんが出ない公演?なんだそうです。宝塚ではトップさんが出演せずに、2番手や3番手の方が主演をやる公演を専用劇場以外の劇場で定期的に行っているらしいんですよね。

そう、今回は俺たちのKAAT!!もう2019年と2020年は岡村美南さんのために通いに通ったKAATでございます。しばらく行くことはないだろうな…と思っていたので、懐かしすぎて色んなことを思い出しました。というか、KAATで宝塚ってなんか不思議!

全然宝塚のこと詳しくないので仕組みがまだ分からないのですが、ずっと気になっていた雪組さん、そして朝美絢さんをガッツリと観られるということが凄く嬉しくてたまりませんでした。それこそ以前FNS歌謡祭で朝美絢さんを見て、「めっちゃかっこいい人がいる!」となって、それからいつか観れたらいいなぁ…と思っていたので、こうして巡りめぐって朝美さんを生で観ることができて本当に嬉しいです。

ちょっと至らない点も多々あるのですが、自分なりに感じたことなどをレポしていきますのでどうか最後までお付き合いくださいませ!

総評

全体の感想です。

キャスト:★★★★★
座席:★★★★★
全体:★★★★★

宝塚ってなんとなくですが、貴族のお話だったりちょっと難解なお話だったりを扱っている印象があったのですが、今回の『ほんものの魔法使』は初見でも凄く理解しやすくて面白かったです。なんなら劇団四季のファミリーミュージカルに近しいものがありました。子供が観てもきっと楽しめるし、もちろん大人が観ても深く心に刺さるメッセージが込められているので、観劇後はずっしりとしたものを感じることができるんじゃないかなと思います。

パンフレットを読んでみると、宝塚では珍しいファンタジーものということでした。確かに宝塚ってあまりファンタジーのイメージないなぁ…と思うので、今回のは結構新しい挑戦だったのかもしれませんね。動物が登場したり、ヒロインが未成年だったり、ちっちゃい子が観ても楽しめる要素がたくさん詰まっていました。

その一方で「魔術」を扱う人間と「手品」を扱う人間とが登場し、自分にないものを持つ他者を恐れて貶めようとする人間の欲深さと心の汚さといったものが描かれていて、単純にただ面白いだけではない作品だったのが凄く良かったです。

人間は恐れという感情を抱くとどういうことをするのか。自分にないものを持つ他者とどう向き合うのか。そしてそんな人間とどう理解し合っていくのか。それを、アダムという主人公を通してしっかりと描かれていました。そして同時に観ている私たちにも何か訴えかけるものがあったと思います。ファミミュもそうですけど、奥深いメッセージが込められていて、観たあとに余韻が残って、自分の人生や考え方を見つめ直すきっかけを与えてくれるんですよね。

本来、人間に優劣なんてないはずなのに、容姿や能力、財力、性別などによって優劣がつけられてしまいます。そして自分とは違う人間に対し、憧れを抱く人もいれば恐れを抱く人もいます。それは人間がそれぞれ心を持っていて、人それぞれ心の働き方が違うから起こることだと思っています。

アダムは自分が本物の魔法使いであることを町の人たちから恐れられていると気付き、自分は孤独なんだと悩むシーンがありました。自分にとって魔法が使えることは当たり前で普通のことなのに、他者から見たら普通ではない。他人に理解してもらおうとしても、理解してくれる人もいればしてくれない人もいる。

結果として、アダムはなぜ町の人たちが自分を恐れているのかに気付き、その悩みを解消してあげたあとに町を去ってしまいました。やっぱり、自分と違う人を理解したり受け入れたりするってとても難しいことなんだなぁ…って考えさせられたんです。『ウィキッド』も『オペラ座の怪人』も、人と違う見た目をしている人を「怪物」って呼んでいましたから。こういうことって、どの時代にもどの国でも起こりうることなんだなぁって悲しくなりました。

でも、もちろんそんな悲しい物語というだけではなくて、最後には自分を信じること、自分の力を信じることの大切さを教えてくれる前向きなメッセージもしっかり込められていました。色々と考えさせられることは多かったですが、最後は笑顔で終わることができるのでスッキリしましたし、気持ちよくカテコのショーに移れて楽しかったです。

やっぱり最後のショーは素敵ですね…。大階段はないので大劇場で観るものよりはコンパクトでしたけど、宝塚のキラキラ感を体感できてとても興奮しまくりでした。男役さんたちは黒燕尾を着て、ミラーボールもまわって、もう宝塚でしか体感できない貴重な時間を満喫できました。正直誰が誰だかはさっぱり分からなかったんですけど、凄く華やかで美しかったです。

カテコのあとには朝美絢さんから挨拶もありました。ちょうど1週間後が父の日ということで、「お父さんに感謝をしましょう~」みたいな流れで出演者の皆さんで全国のお父さんたちにお礼を言うことに。音頭を取った朝美さんが「お父さんにありがとうを言いましょう」みたいな感じで言ったのもあってか、朝美さんは「お父さん、いつもありがとう」だったんですけど他の人たちは「お父さん、ありがとう」って言ってて、声が揃わなくて凄くグダってました(笑)

あと、2幕の冒頭で朝美さんが着るスーツがあるのですが、ロバート役の久城あすさんが着ている衣装を借りているそうです。父の日の流れで久城さんをお父さんみたいに思ってる、っぽいことを言った朝美さんに、久城さんがウインクをしたんですよね。そしたら朝美さんが「きゃはっ」て笑ってて、それが可愛くてキュンとなりました(笑)

そんなやりとりもあって、なんだかんだほんわかと終わることができたので凄く楽しかったです。きっと挨拶の内容は日替わりなんでしょうね…。これは毎日通いたくなっちゃう(笑)

そして宝塚のファンの人たちの一体感も凄いなと再認識!ちゃんと決まったところで揃って拍手をするし、カテコ後の拍手はきっぱり1回だけだし…。宝塚という文化そのものに触れるたびに感心してしまいます。

何はともあれ、束の間ではありましたが夢の世界にいざなわれました。久しぶりの宝塚、すっごく楽しかったです。突然のご縁ではありましたけど、今回も貴重な経験ができてとても幸せでした!観に行けて良かったです!

>>次のページからはキャストの感想です!

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