5年ぶりの新感線観劇してきました!
はじめに
『メタルマクベス』、『蛮幽鬼』に続いて3回目の新感線観劇となりました。
なかなかチケットも取れず、でも観たかったので今回ヤングチケットを利用してみました。
2000円で新感線の舞台が観れるなんて、とても幸せなことです。
さて、これは新感線の歴代の舞台を観ている人にはたまらない作品だと思います。
『五右衛門ロック』はDVDで観たので、五右衛門やお竜さんは分かったんですが…。
轟天が出てくる『ドラゴンロック』を観ていなかったために予習不足でした。
出てくるキャラクターのほとんどが懐かしいものばかりだそうで。
公演期間中にもう一度観れる機会があれば、それまでにはしっかり予習しておきたいと思います。
さて、赤坂見附駅を降りると至るところにポスターが。
劇場にもでっかく。
轟天が暑苦しいです、ポスターなのに。
劇場内にもこんなものが。
開演前にはロビーに演出家のいのうえひでのりさんもいらっしゃいました。
さすがに初日だけあって、関係者も結構来ていたようですね。
上演時間は休憩含め3時間20分。
結構長いですが、それを感じさせないくらい面白くて楽しい舞台に仕上がっていました。
とりあえず一言で言うと、変態と変人しかいなかった舞台でした。
とにかく出てくるキャラクターがみんな個性強すぎてインパクトありすぎです(笑)
メンツが濃すぎてもう、お腹いっぱいでした(笑)
劇団員の皆さんは相変わらず面白くて、それでいてかっこよくて…。
酷いっていう褒め言葉しか出てこないです(笑)
開演5分前には中谷さとみさんという名の自称・劇団☆新感線のきゃりーぱみゅぱみゅから挨拶が。
もう、かなり面白い前説でした…(笑)
客席に、劇中で使うものが置かれていたのですがその説明とかをしていて。
「ばってん不知火というファッションモンスターが登場するから」とか、きゃりーに合わせたワード使ってました(笑)
最初から笑いがとまらない状態で、開演です!
キャストの感想
気になったキャストの感想を書いています。
石川五右衛門:古田新太
古田さんのお芝居いいなぁ。
凄く自然体な感じで、突っ込みとかも自然すぎてとにかく面白いです。
あんなにいい体型をしているのに、脚が細いっていうのを劇中でもネタにされていましたが(笑)
2幕では高田聖子さん演じるマローネと体が入れ替わっちゃうのですが。
2幕のほとんどは女装姿でした、古田さん(笑)
あの細い脚をふんだんに露出した、強烈な女装でした。
なのに可愛いのが悔しい!笑
UFOを踊り出したり、女の子らしいステップを踏みながら踊ったり。
なんか滑稽なんだけど可愛いんです(笑)
つい先日、長塚圭史さんの女装が可愛くて悔しい思いをしたのになぁ…(笑)
それと劇中歌で女装姿で演歌を歌うシーンがあるんですけど。
それのPVが作られていて、またそれが面白いんです。
女装は可愛くて殺陣はかっこよくて歌は上手くて演技は面白くて、と古田さんの魅力が詰まった作品でした。
剣轟天:橋本じゅん
じゅんさんの代表作であるだけあって、インパクトが半端ない…。
轟天の気持ち悪さが異常でした…やっばいです、じゅんさん。
さすがにネタのぶっこみ方も面白いし、なんだろう…動きがとにかく気持ち悪い(笑)
そして暑苦しい(笑)
究極の変態を見事に演じきったのもさすがですが、変態なのに所々かっこいいのが悔しい。
やはり動きが俊敏ですし、細かな動きとか独特な動きが上手というか魅力的ですね。
名前を聞かれて何食わぬ顔で「野田秀樹です」って答えた轟天がかなり面白かったです。
やっぱり笑いの取り方がとても上手だなぁと思いました。
真砂のお竜:松雪泰子
五右衛門ロックでの歌声を聴いて、歌って踊れる人なんだ…と知りました。
お竜は歌ももちろんですが、とにかくかっこいいんですよね。
松雪さんの魅力がとにかく詰まっていると思います。
なんとなく松雪さんって割と落ち着いた役を演じるイメージがあったので。
激しく歌って踊って殺陣も披露するかっこいい女性っていうのが凄くインパクトあって素敵です。
こんな濃いメンツの中では比較的まともなキャラクターだと思っていたのですが…。
最後にお竜がリカちゃん人形の真似しだした時に、終わった…と思いましたね(笑)
しかし、もちろんかっこいいだけでなく色っぽい一面もあって、終始お竜さんにはドキドキさせられました。
セイント死神/ばってん不知火:池田成志
いやもう…成志さん面白すぎでした…。
本当に成志さん、というかばってん不知火が登場するだけで笑いが絶えない。
客の盛り上げ方も分かっているし、もう…酷かったです(笑)
成志さんだけに言えることじゃないけど、どこまでが台本通りなんだろう(笑)
あまりの面白さに抱腹絶倒でしたが、決めるところはしっかり決めるのが新感線。
どこがかっこよかったっけ…と思ってもあまり思い出せないですが(笑)
やっぱり成志さんかっこいいわ、と思わされる場面もいくつかあったと思います…。
多分、どのキャラクターよりも一番に強烈でした、ばってん不知火(笑)
アンドリュー宝田:賀来賢人
二枚目キャラかな?と思ったけど、そんなことなかったです。
かなりの三枚目キャラでした(笑)
割と最初は爽やかな感じで登場したけど、見事に崩されていきましたね。
新感線にもすっかり馴染んでいて、個性がかき消されていなかったので一安心です(笑)
だんだん見ていて(別の意味で)可哀想になってくるキャラクターだけど、愛しさを感じました。
風谷のウマシカとのかけあいいが色々と酷くて面白いです。
マローネ・ド・アバンギャルド:高田聖子
さすが姐さんでした!
面白いだけでなく今回は一段とかっこよかったです。
先述した通り、五右衛門と体が入れ替わるので2幕では五右衛門を演じている聖子さん。
だから男前なお芝居をたくさん観ることが出来ました。
安定の歌唱力にも感動しました。
本当に魅力的なお芝居しますよね、聖子さん。
かっこいいし面白いし、でも可愛らしい部分もあって最高でした。
Dr.チェンバレン/からくり戲衛門:粟根まこと
粟根さんの安定の悪役もイキイキしています。
からくり戲衛門が、透かし絵を投影した時に映った粟根さんが2次元の美男子で笑いました(笑)
この絵が割と色んなシーンで出てくるからまた腹筋が崩壊します。
昨日1箇所噛んじゃってましたが、独特の台詞の言い方とかがやっぱり魅力的だなと感じました。
そして、終盤でリカちゃん人形とロマンスを演じる粟根さん…。
もう、かなり頭がおかしい人すぎて最高でした。
アビラ・リマーニャ:右近健一
久しぶりの右近さん…可愛かった(つд⊂)
あの体型も可愛いし、なんか憎めないあの感じがとにかく大好きです。
蛮幽鬼とかSHIROHの時のようなぶっ飛んだ感じはやや抑え気味ですが、それでもインパクト大です。
右近さん自体がなんかもう魅力的すぎて、大好きでした。
紅蜘蛛御前:村木よし子/招鬼黒猫:山本カナコ
わー、この2人の歌声が聴けたのも感動でした。
やっぱり村木さんもカナコさんもかっこいいです…本当お上手でした。
特にカナコさんの歌声、凄く好きなので嬉しかったです。
凄くかっこよくて殺陣も素敵でした、お2人。
風谷のウマシカ:中谷さとみ
終始ぶっ飛んでいました(笑)
さすが中谷さんだなぁ…前説もかなり面白かったけど、本編も酷かった。
名前を見ればなんとなく分かるかと思いますが…ジブリです(笑)
中盤から、ジブリのパロがあってかなり強烈なことやっていました。
そして、アンドリューとイチャイチャするのがまたなんかおかしくて(笑)
さすがでした、主役を食いそうなくらいインパクトありました。
ダークナイト16/エスパーダ:川原正嗣
兄貴の殺陣本当にかっこよかったヽ(;▽;)ノ
川原さんマジでかっこいいですよね…。
まぁ、結局はふざけた役どころではありますけど殺陣になると一気にかっこよくなる。
もう最高でした…本当にかっこよかった…!
という感じに、数名ピックアップして書かせていただきました。
もちろんその他の方々も面白くて個性が強烈すぎて凄く面白かったです!
冠くんとイコマさんの五右衛門ロックも凄くかっこよかったです。
まとめ
内容に関しては本当に小ネタを挟みまくって、むしろ何の舞台を観ているのか分からないくらいです。
ふざけるところまでふざけて、でも決めるところは決める。
バカなことを真面目に(むしろふざけて)やる姿は本当にかっこいいです。
今回もお客さんを巻き込んでいくスタイルは相変わらず。
ジブリやももクロのパロディもあったりして、とにかく小ネタてんこ盛り。
ロックな音楽は凄くかっこいいし、照明効果も本当に素敵。
最大限にお客さんを楽しませてくれる、最高の舞台でした。
2幕終盤では、五右衛門と轟天が女物の下着を身につけて対峙していたり…と異様な光景に。
それすらも気持ち悪くておかしいのに楽しくて仕方ない。
新感線の魅力がたっぷり詰まった、愛すべき作品だと思いました。
最後にはテープが舞いまして。
終演後、ロビーでこれが自由にもらえるようになっていたので2階席の方もご安心くださいね。
久しぶりの新感線、大満足でしたヾ(*´∀`*)ノ
また行けたら行きたいな!
でも次は久しぶりにいのうえ歌舞伎も観てみたい!
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