2015年8月3日ソワレ 劇団四季『人間になりたがった猫』@栃木




人間になりたがった猫
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ゆうき
ゆうき

宇都宮公演です!

日時:2015年8月3日ソワレ公演
場所:栃木県総合文化センター
座席:1階S席A列20番




はじめに

栃木に帰ってきました。
今は実家でゆっくりしながら色々食べまくってます。

さて、人猫の全国公演in宇都宮。
せっかくだしと思って妹も誘ったんだけど断られ。
結局いつものごとく1人観劇です。

総合文化センターには至るところにポスター。

こんなのも。

さすがにファミミュということもあって、子供がたくさんいましたね。
最初こそ可愛いなぁ、と思っていたのですが…。
いざ開演するととても大変な状態でした…。
まぁ、それはまたのちほど。

キャストの感想

気になったキャストの感想を書いています。

ステファヌス:神保幸由

神保さんとても面白くてお芝居もとっても上手で良かったです。
所々、声が松下武史さんに聞こえてびっくりでした。
かなり松下さんに声が似ているように感じました。
町の人に扮してライオネルの前に現れるステファヌスがいちいち面白くてかなり笑いました。
厳しくともどこか心配してライオネルを親目線で見守る感じが包容力に溢れていて素敵でした。
そして、約束通り帰ってきたライオネルを犬みたいに「よしよしよし」って撫でるのが面白い(笑)
若さ溢れる舞台にいい味を出していた1人だったと思います。

ライオネル:分部惇平

凄く爽やかでかっこよかったです。
猫らしい身軽さも感じさせるダンスもジャンプも美しく。
そしてかなり代謝が良いみたいで、開演5分後には汗だくでターンするたびに汗が飛び散っていました。
でも凄く一生懸命さが伝わってきて好印象でした。
スタイルも良いので、特にダンスの力強さとかしなやかさが印象的でしたね。
そして表情も、そこまで細かくはないんだけど素朴さが良かったです。
寂しそうに見つめる表情とかが特に。
笑顔とかももちろん素敵なんだけど、むしろ寂しげな儚げな表情のが良かった。
こういう表情を活かせる役もっとやってほしいです。
ライオネルのかっこよさだけでなく可愛さも引き出していたと思います。
そういう点でも想像以上に素敵だったライオネルでした。

ジリアン:五所真理子

いやぁ…五所さん、5年前のSOM以来です。
凄く好きな女優さんだったので今回観れたの嬉しかったです!
とにかく可愛さが全面に出たジリアンだと思います。
その中に気品さもおしとやかさもあって良かったです。
しかし、カツラに埋めたマイクのコードが出てきちゃったりとヒヤヒヤする一面も。
あとは火事のシーンでずっと座り続けていたため、立ち上がったらグラッてしていました。
立ち眩みなのか足が痺れていたのか、とちょっとドキッとしました。
分部ライオネルとのリフトとかも結構危なっかしさがありましたが…。
でも、凄く優しさに溢れたあの笑顔が可愛いし素敵でした。
歌声も綺麗だし可愛いし、やっぱり五所さん好きです。

タドベリ:飯田洋輔

洋輔さん、この日タドベリデビューしました。
私にとっても5年ぶりの洋輔さんだったのでとても嬉しかったです!
初日ながらとても完成度が高かったように感じます。
あまり貫禄がないのは実際に若かったり本日がデビューだったのもあるからですかね。
でも、ガスの時のようにやや老いぼれた感じを声で表現するのは上手だなと感じました。
それと表情の変化とかが細かくて、とても良かったです。
1幕で「すてきな友達」を歌っている時、洋輔さんの目に涙が溜まっていました。
結構涙ぐんでいる場面があって、それでも笑顔でライオネルに話しかけるタベドリを観ているとグッと来まして…。
厚みのある素敵な歌声にも、その表情からも優しさが感じられてとても素敵でした。
そして、笑いを誘う絶妙な間合いが最高でした。
上手側によく洋輔さんが来たのでじっくり観ることが出来て、大満足でした!

トリバー:増山美保

引き立て役としてもとてもいい味を出していました。
エネルギッシュなお芝居がとても好印象でした。
肝っ玉母さんっぽい包容力と力強さがあって、良かったです。

スワガード:荒木勝

牧野さんのイメージが強すぎてやや面白さは減少したもののとても良かったです。
がっしり…というかふくよか…というか、とても良い体型のため威厳も感じられ。
それでいながら可愛らしい一面もあるそのギャップがしっかりと表現されていて面白かったです。
この可愛らしい一面の振幅をもっと大きく出来たらより面白かったんですけどね。
でも凄く憎めない感じが出ていたのが良かったなぁ。
火事のシーンで帽子が取れた時のスワガードの頭の衝撃にはかなり笑いました。
リトマのシェフルイみたいな感じに、帽子取ったら頭が禿げていた…みたいな…(笑)
禿げていたというと失礼ですが、結構な衝撃でした。
荒木さんも確か今回が初日?だったので、もっと良くなっていくと思います。

まとめ

さて、全国公演に参加するのも久しぶりだったんですけど…あまりのマナーの悪さにびっくりしました…。
今回はファミミュということで客層は子連れがほとんどだったんです。
子供が上演中喋ったり泣いたり…も結構ひどくて困ったのですが、まぁ子供だから仕方ないですよね。
最前列だったのがまだ幸いしたかなぁ…後方席だと多分全然集中出来なかったと思います。
でも、親は注意したりしないのかなぁ…と疑問を抱いてしまいましたね。
泣いたりは仕方ないんだけど、喋り出しちゃう子供をちょっと注意してみるのも必要かな。

そしてお見送りがありまして…。
もう、とにかく写真撮影大会でした。
ダメでしょー。
スタッフさんが「写真撮影はご遠慮ください」と声をかけているにも関わらず撮り続ける大人。
子供が写真撮りたがるのは分かるんだけど、ダメなものはダメなんですね。
さすがにびっくりというかショックというか…。
本当に残念でした。

でも、私自身も色んな俳優さんと握手させていただいて楽しませていただきました。
洋輔さんや小野さんや五所さんなど。
皆さん笑顔で握手してくださって、とても嬉しかったです。

帰り道では、「すてきな友達」を口ずさんでいる子供たちを見てほっこりしました。
この作品を観た子供たちが、何かを感じて考えながら帰ってくれると嬉しいですね。
四季のファミミュは「生きる喜び」や「人生の感動」をテーマにしている作品ばかり。
きっと、自分に置き換えて色々と考えてくれるんじゃないかなと期待しています。

私にとっても、ファミミュは命の大切さや生きることの意味を提示してくれる作品。
再認識することで私も色々と考えさせられます。
こういう作品が全国を回りながら上演されていくのは本当にいいことですね。

今回はちょっと残念なことも多かったけど、とても楽しかったです!
次の宇都宮公演はCFY。
岡村さん来るかなぁ…。

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