現在、『マンマ・ミーア!』福岡公演にドナ・シェリダン役で出演中の岡村美南さんが福岡のラジオ「はっけんラジオ」に電話で生出演されました。
今回はこのラジオに出演された岡村美南さんのトーク内容についてレポしていきます。基本的にはお話しされていたことを文字に起こす形となりますので、ご了承くださいませ。電話越しの岡村美南さんの声はとてもこもってはいたもののいつもより明るめで凄く可愛らしくて、終始耳福でした…。
トーク内容
D「本日のゲストはこの方です!」
岡「こんにちはー!劇団四季の岡村美南でーす」
D「こんにちはー、よろしくお願いします」
岡「こんにちはー、よろしくお願いしまーす」
D「お電話が繋がっています。劇団四季の岡村美南さんです。先ほど福岡でのお昼公演が終わったばかりと…?」
岡「はい!そうですね~、先ほど終わったばっかりです~」
D「お疲れのところ、ありがとうございます」
岡「いえいえこちらこそよろしくお願いします」
D「はい、まずプロフィールをご紹介しますね。富山県出身の岡村美南さん。中学生のときに地元で観た四季の舞台に感銘を受け、ミュージカルの世界を目指したいと強く思ったそうですね。その後は、高校・大学と音楽を専門的に学び、2009年に念願の劇団四季に入団。その後多数の舞台を経験し、今年『マンマ・ミーア!』にて主役の1人・ドナを演じます。岡村さん」
岡「はい」
D「ミュージカルの世界を目指したい、そのきっかけとなった作品ってどんな作品だったんですか?」
岡「はい、『夢から醒めた夢』という作品なんですけど」
D「はい」
岡「私富山出身なんですけど、そのときちょうど全国ツアーで富山に公演に来ていて、それをちょうど中学2年生のときに観て、凄くほんとに感動して、それまで現代舞踊っていうダンスはずっと習ってたんですけど」
D「はい」
岡「初めて歌と踊りと、それと芝居とっていう色んなものが総合してこうバーッと演じられる総合芸術にとても感動して、あぁこんな世界があるんだなぁと思って、もう全身、細胞からワーッと興奮したのを覚えてますね」
D「へぇ…そこからの初舞台が福岡だったそうですね!」
岡「あ、そうなんですよ!はい」
D「福岡の印象いかがですか?」
岡「いやーほんとに私もう…食べ物が凄い美味しいじゃないですか。それで凄く楽しみにしていて、まあ今回はコロナっていう関係で会食は禁止されてるんですけど、それでも今回は私…博多のうどんにハマりまして(笑)」
D「そうですか~(笑)」
岡「1人で色んなところに食べ歩いて、この前は並んでまで食べましたね(笑)」
D「でもほんとに思い出の場所ということですよね、福岡は」
岡「そうですね~。やっぱりこの劇場に着いたときも、それから空港着いたときからもう凄く色んなことを思い出しましたね」
D「うーん。で、先ほども少しお話にあったんですが」
岡「はい」
D「今年は新型コロナウイルスの影響で劇団も4月から7月下旬まで全公演がストップ…」
岡「そうですね、はい、そうでした~」
D「この期間はどのように過ごされていましたか?」
岡「いやほんとにあの~~…一番最初の4月とか5月なんかはずっと自宅にいて稽古場にも行けない状態だったので」
D「そうなんですね…」
岡「もうずっととりあえず自宅でできることはして、身体動かすとか、声も少し小さい声で、たまにこう…タオルを口にあてながら大きい声出してみたりとか、まあ人がいないところでランニングしたりとか、できることはなるべくしたっていう感じだったんですけど。稽古場に入ってからは、もう感染症対策たっぷりして、マスクもフェイスシールドもそれから逐一換気もして手指消毒もしてっていうのを徹底しながら、マスクしたままで稽古したりとかはしてましたね」
D「もうようやく全国各地での公演が秋に再開ですもんね~」
岡「そうですね~、はい」
D「福岡公演は10月から『マンマ・ミーア!』が開幕となりましたけども」
岡「はい」
D「今回岡村さんが演じる役が主役の1人であるドナ役…」
岡「はい」
D「ですね。もう弾ける音楽のパワーを存分に発揮したとても魅力的な役ですけれども、1通お便り来てますのでご紹介してもいいですか?」
岡「はい!」
D「栃木県のゆうきさんからです」
私のお便り読まれたーーーーー!笑
D「”岡村美南さんこんにちは”」
岡「こんにちはー」
D「”岡村さんのファンです”」
岡「あ、ありがとうございます!」
D「”改めて、『マンマ・ミーア!』ドナ役デビューおめでとうございます”」
岡「ありがとうございます」
D「”横浜公演、そして福岡公演と毎回楽しく観劇させていただいております。ファンキーでかっこいいだけでなく、ユーモアにも溢れていて可愛い一面もある岡村さんのドナが大好きです。これからも応援しております。”もう一回、”大好きです”っと(笑)」
岡「あーはは、ありがとうございます~(笑)」
D「と来てますけれども」
岡「嬉しいです」
自分で書いたお便りを自分で文字に起こすのめっちゃ恥ずかしいですね…。本当はもっと長めに書いていたのですが、かなりコンパクトに綺麗にまとめて紹介してくださって感謝です!
D「『マンマ・ミーア!』はどういった作品なのか、ぜひ岡村さんから教えていただけますか?」
岡「はい、舞台はエーゲ海に浮かぶ小島が舞台なんですけれども、ストーリーはそこで…まず私が演じているのはドナという女性で、その小島で小さなホテルを営んでいるシングルマザーの役なんですけど」
D「はい」
岡「ストーリーが、自分の娘のソフィが自分の結婚式のために父親候補である3人の男性を、ドナに内緒で招待しちゃうってところから物語が進んでいくんですね」
D「結構驚きのストーリーですよね」
岡「そうなんですよ~(笑)なのでほんとに色んなところに「マンマミーア」、それこそビックリ、オーマイガーっていう、マンマミーア!って叫んじゃうようなシーンが散りばめられているんですけれども」
D「はい」
岡「見どころはなんといってもABBAの名曲でこの作品が綴られているってところですかね」
D「ええ、どの曲を聴いても知ってる知ってるー、と」
岡「そうですよね~。ABBAの世代の方もそうでない世代の方も一度は聴いたことのある名曲がほんとに次々と出てくるので、心が躍るような楽しいミュージカルになっていると思います」
D「そうですよね。今一緒に歌うことはできないですけど、会場が一体となって」
岡「はいはい!」
D「盛り上がりますもんね」
岡「あ、そうなんですよ、カーテンコールのときに、私が演じるドナが昔ロックバンドを組んでいた歌手だったというのもあって、それをこう思い起こさせるような、コンサートみたいな形になるんですね。そこで皆さんペンライトを持って、声を出すことはできないんですけど、一緒に踊って盛り上がりますね、最後は」
D「へえ!心沸き立つシーンと。舞台と一体になって楽しめるんですね」
岡「はい」
D「どういったところを大切に演じていらっしゃいますか?」
岡「そうですね~、やっぱりあの…さっきも言ったように自分がずっと秘密にしていた過去が明るみに出るっていうところから物語が始まるので、ほんとにドナの背負ってきた過去をしっかり理解した上で舞台に立つっていうのがやっぱり大切だなぁと最近、日々、毎日舞台を通しながら思っていて」
D「うーん」
岡「やっぱりそこがしっかり埋まってないとドナの持っているリアルな感情ってとこが表現できないと思うので、男性3人だとか、隣にいる親友2人と、それから愛する娘と、どういう時間を過ごしてきたかっていうのを、毎日こうドナに寄り添って想像しながら考えるっていう時間は大切にしてますね」
D「演じる前に考える時間を」
岡「そうですね~。ま、それを考えた上で舞台では捨てなきゃいけないんですけどね」
D「へぇ…」
岡「それが難しいんですけど。あとはやっぱり、主役のソフィ」
D「はい」
岡「ソフィを心の中に、いつも真ん中に置くってことですかね、母親として。日々、模索しながら頑張っています」
D「ほんと心沸き立つ舞台ですけれども、改めて舞台の魅力って何でしょうか?」
岡「そうですね~、やっぱり自分自身もコロナのときに人に会えなかったりだとか、エンターテインメントも映像で楽しむっていうことしかできなかったんですけど、やっぱり改めてその、コロナ中にお客様を目の前にして、この…なんていうんですかね、人と人が顔を合わせなくちゃ生まれないエネルギーと感動ってのを私自身も感じて、やっぱりその、お客様って舞台で観てるだけって思ってらっしゃるかもしれないんですけど、改めて感じたのがお客様の息遣いっていうのをやっぱり私たちも感じてるなっていうのを感じて、それをやっぱり毎回毎回いただきながらこっちもやって、それをまたお客様が受け取ってっていう、キャッチボールとエネルギーの循環があるなって感じて、それはやっぱり生の舞台でしか感じられないものですよね」
D「そうですね~。舞台を観に行きたいなと」
岡「はい」
D「お客さん側としても嬉しいコメントでした。ありがとうございます。そして岡村さん、先ほどもお話がありましたが、劇団四季では新型コロナウイルス対策で、舞台前数列は空席、そしてサーモグラフィでの検温、手指消毒、劇場の換気なども徹底して行われているということで」
岡「そうですねぇ」
D「公演は年明け3日、日曜日まで、詳しくは劇団四季福岡公演本部までお問い合わせください、ということです。岡村さん今日はどうもありがとうございました~!」
岡「ありがとうございました~!」
D「ここで1曲お送りします。今日は岡村さんから、劇中の曲をご紹介いただけますか?」
岡「はい、ダンシングクイーンという曲をご紹介したいんですけれども、ドナが若かりし頃のバンド仲間、ロージーとターニャと歌うナンバーです。」
ここでライブverの「ダンシングクイーン」が流れました。歌声を聴いた感じだと、岡村美南さんドナ、恒川愛さんターニャ、増山美保さんロージーの音源だと思います。とても貴重な音源を聴くことができて最高でした!
D「ダンシングクイーンをお聴きいたしました。今日のゲストは岡村美南さんでした!」
まとめ
10分程度のご出演でしたが、とても貴重なお話を聞くことができてとても幸せでした。電話越しのこもった声も凄く可愛くて、いつも以上に明るくて…そんな岡村さんも本当に素敵でたまらなかったです。何より、ドナを演じるにあたって大切にされていることを知れたのが本当に嬉しかったなぁ…。ドナにとってソフィがいつも心の中心にいるっていうことを大切にしているっていう言葉が個人的には凄く響きました。
また、お便りも紹介されて感謝です…。実は今回のラジオ出演にあたって岡村さんへのメッセージって募集されていなかったんですよね。番組のホームページを見てみたら、「あなたの今年を漢字一文字で表すなら?」というテーマに沿ったお便りしか募集されていなくて…。
それでも、もしかしたら岡村さんにメッセージを届けられるかもしれない…と思って、採用されない前提でコメントを送っていました。一応、以下全文です。
まさか紹介していただけるとは思わなかったですし、岡村美南さんにデビューおめでとうございますってことを伝えたくてもコロナのせいでお手紙出せない状態でずっと伝えられなかったので、こうしてラジオを通してですけどようやく伝えることができて凄く嬉しかったです。岡村さんに届いて良かった…。岡村さんも温かくコメントを聴いてくださっていて、ホッとしました。
同じくラジオを聴いていたフォロワーさんにも聴かれてしまってやや恥ずかしい部分もありましたが、でも「おめでとうございます」って言ってくださった方々、本当にありがとうございました!お便り出して良かったです!
ということで、簡単ではありましたが以上がラジオの岡村美南さん電話生出演レポとなりました。福岡公演は残り約1週間となりますが、行けそうな方はぜひ足を運んでみてください!間違いなく最高にハッピーになれるはずです!
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