2021年7月24日マチネ 『レ・ミゼラブル』

東宝主催
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ゆうき
ゆうき

12年ぶりに列に入ってきました!

日時:2021年7月22日マチネ公演
場所:帝国劇場
座席:S席1階O列38番

はじめに

12年ぶりのレミゼ観劇です!めっちゃ久しぶり!それこそ最後に観たのが2009年版だったので、高校生のときでしたわ…。ちょうど神田沙也加ちゃんがコゼットとして出演した回を観たのが最後です。

人生初のレミゼは2005年版のときで、2000年代は何回か親に連れられて観に行っていました。新妻聖子さんがエポニーヌやっていたり坂元健児さんがアンジョルラスやっていたりした時代です。

あれからしばらくレミゼとは疎遠になりまして…。というのも私が大学生になって上京するようになり、親との観劇がほぼなくなったのが大きいです。元々、新妻さんファンの父に連れられて新妻さん出演の舞台をよく観に行っていたので、一人暮らしを始めてからはほぼ観なくなっちゃいましたね。あとは私が劇団四季に集中するようになったので四季以外すらもご縁がなくなっちゃったのが理由でもあります。

今期も観る予定はなかったんですけど、妹の大学の先生が出演されているらしく、妹経由でチケットが取れるとのことだったので家族でチケットを取りました。せっかく行くならキャストにこだわりたいやーんとなり、知る人ぞ知る私のかつての贔屓・濱田めぐみさんの出演回が良いと我がままを言い、父がいくちゃん観たいと言うのでいくちゃんも出演している回になり…今回になりました。

ちょうどオリンピックも始まって東京の感染者数も激増してしまい、なかなか栃木からこの日のために観劇しに来るのは母も乗り気じゃなかったのですが…。本当は安心して観劇できたら良かったのですが…。何はともあれ、まずは家族そろってこの日を迎えられて良かったです。

そしてせっかくなので東京ミッドタウン日比谷や日比谷シャンテで開催されているレミゼのコラボキャンペーンも参加してきました。

11時から12時半までの1時間半で3件お店をハシゴして、コースターも回収できるだけしてきて、スタンプラリーも制覇してきました…。かなりハードでした(笑)食べたのはこちら。

まずは日比谷シャンテの日比谷しまね館で「華麗なる団結~幸福を求めて~」(1,500円)を完食。

続いて、タリーズコーヒーで「エポニーヌの密かな想い 恵の雨で育ったせとみかんのミモザケーキ」(788円)をテイクアウト。

最後に東京ミッドタウン日比谷に移動し、日比谷焙煎珈琲で「愛と信念のマドレーヌ&ファンテーヌの愛が伝わるカフェオレSセット」(765円)をテイクアウト。

そしてスタンプラリーがすべて貯まったので、東京ミッドタウン日比谷でオリジナルA4クリアファイルとポストカードをもらってきました。今回手に入れたコースターと合わせて、戦利品はこんな感じです。

クリアファイルは今回のキャストの顔写真がプリントされていました。コースターはコゼット、マダム・テナルディエ、アンジョルラス!アンジョが大好きなので自引きできたのは嬉しかったです。ということで、簡単なコラボキャンペーンレポでした(笑)

では早速ですがレポ始めていきますね。私にとって12年ぶりのレミゼ、何もかもが久しぶりでキャストも駒田さんを除いて全員初めてというフレッシュなメンバーで、もう懐かしいんだか新しいんだか分からないですが、とりあえず楽しんできました!ぜひ最後までご覧いただけたら幸いです。

総評

全体の感想です。

キャスト:★★★★★
座席:★★★★★
全体:★★★★★

いやぁ…かなり変わりましたね!12年前の記憶はそんなに深くないですけど、明らかに「ここ変わった」って思うポイントがたくさんあって驚きました。やっぱり一番大きな変化というと、以前は回転舞台だったので舞台セットがステージ上で回転して場面転換が行われていたのが、上手と下手の壁沿いにまでバルコニーや花道のようなセットを組み、空間を広々と使いながら演出していたことかなぁ。他にはプロジェクションマッピングも多用されて、奥行き感と立体感が出るようにもなっていました。

だから美術的には凄くアップデートされて美しくなっていたし、今だからこそできるレミゼの世界観が広がっていたように思います。その一方で、回転舞台を使うことで表現された緊迫感溢れるシーンの演出がかなりマイルドになってしまったことで迫力に欠けたのは否めなかったです。特に2幕の学生運動シーン。エポニーヌが撃たれるシーンも、ガブローシュが1人で死体の山に乗り込んで銃弾を拾いながら撃たれていくシーンも、アンジョルラスが撃たれて旗に足を引っかけるようにしてぶら下がるシーンも、全部すっごくマイルドでした…。

この演出変更っていつからあったんでしょうか~~~。そしてどういう意図で変更になったのか気になるなぁ。あまりにもショッキングすぎたのかな…。ガブローシュの射殺シーンは銃弾をカバンに詰め込んで、それを舞台セット上部に投げるっていう高度なこともしなきゃいけないからなくなったのかしら。アンジョの死に様も演じる俳優さんにめちゃくちゃ負担かかるだろうし、まあ色々あっての今の形なのかなとも思います。

なので銃声も録音のものを使うことが多くなって、空砲でリアルな銃声を出す回数はかなり減っていました。心臓には優しい(笑)ただ、やっぱりこの作品は以前のような迫力が残っていてほしかったなというのが正直なところでした。戦争の過激さを限りなくリアルに描いていたのが印象深かったので、かなり目にも耳にも優しい演出に変わっていたのは少し寂しかったです。

その分、映像技術がかなり進化していたので下水道シーンの躍動感はかなり鳥肌が立ちました。ここも以前は奈落を使って下水道から引っ張り上げてきたり下ろしたりして演出していたんですけど、プロジェクションマッピングによって空間移動を凄く簡単に表現できていて良かったです。最新技術って本当に凄いんだなっていうのを実感しました。

他にも色々と細かな演出変更はたくさんあったし、歌詞も一部変わっていたし、全体的な印象としては以前観た『レ・ミゼラブル』とは同じ作品でありながらまったく新しくなった現代版レミゼになったんだなということです。時代の変化に合わせて作品そのものもアップデートされていくのは当然のことだと思いますし、そうやって変化を遂げながら次の世代にどんどん受け継がれていって、レミゼはこれからも長く愛されていくんだろうなぁ…と感じました。だけど、作品のメッセージは不変だし魅力も何一つ削ぎ落されてはいなかったのは安心です。

そしてそんな現代版レミゼを演じるキャストもかなりアップデートされて、私がかつて観ていた時代からはガラッと変わったのも凄く刺激的でした。今回の公演で言えば、テナルディエを演じた駒田一さんは昔から観ていた方なので安心感がありましたけど、それ以外のキャストは全員レミゼでは初です。

それこそ劇団四季時代に大好きだった濱田めぐみさんや、岡村美南さんと共演経験のある川口竜也さんや小野田龍之介さんといったお馴染みの方々をついにレミゼで拝見できるということが凄く嬉しかったし、期待大でした。他にも生田絵梨花ちゃんとか佐藤隆紀さんとか、楽しみなキャストは本当に勢揃い。あとは存じ上げないお名前の方もちらほら…。

結論として、正直今回のキャストはもうレベルが高すぎて訳わからなかったです。歌が上手すぎる…。歌の表現力が凄すぎる。歌の厚みが凄すぎる…。こんなにも耳が幸せなことってあるかと思うくらいに上手な人が揃っていてビックリしました。俳優のレベルが高いと言われる劇団四季の舞台を普段から観ている私でさえ、レミゼのキャスト陣のレベルの高さには本当に驚きました。

いやね、レミゼのレベルの高さと劇団四季のレベルの高さってまったくの別物なんですよ。どっちが劣ってるとか劣ってないとかそういう話ではないんですけど、四季で抜群の存在感を放っていた濱田めぐみさんや川口竜也さんがレミゼに入るとその中に溶け込んじゃってたんです。それくらい、凄い人たちの集まりなんだな…と思わされました。レミゼってやっぱり凄いんですわ。

スターを作らない主義の劇団四季と、スターが集まったレミゼだからそもそもが違うっていうのは留意しておきたいポイントですけどね。でも、本当に劇団四季とは全然違うベクトルのレベルの高さを肌で感じて興奮しまくりでした。めちゃくちゃ凄かったです。そりゃ、毎年人気出るよなぁ…と納得しました。

あとはマリウスやコゼットやエポニーヌといった若者を演じていた方々は、すっごく現代的なお芝居されているなぁ…というのも新鮮でした。単純に人によって感じ方が変わりそうだけど、それこそ私が観ていた時代とは全然お芝居のアプローチが違っていて現代らしさが出る演じ方をされていたので、とても興味深かったです。

そして何よりバルジャンとジャベールのお2人の声の厚みが凄い…。シュガーさんと川口さんは特に圧巻で、物語に深みを足してくれるようなお芝居をされていましたし、すっごく素敵でした。レミゼはバルジャンとジャベールを主軸に物語が動いていきますし、歌においてもお芝居においても安定感がかなり求められると思います。その点をしっかり押さえつつ、時代の流れによって年を重ねていくわけですが、どんどん年老いていく感じが声の出し方で表現されていたのがさすがでした。

だからもうキャストの皆さんのバランスは最高だったし、何もかもが完璧でした。アップデートされたレミゼ、演出面は個人的に物足りなさはあったものの、キャストの力でその物足りなさを埋めるどころかさらに満足度を上げてくれて、本当にこの回を観られて良かったです。

座席はやや後ろ寄りでしたけど全体を見渡しやすかったです。もう少し前方で俳優さんの表情を観ながら観劇したいなぁ…という欲も出てきましたが、とりあえずは押さえたいポイントはオペラグラスを使いながら観劇できました。まあ、レミゼで前方席座るのは難易度高いですわな…(笑)

何はともあれ、新生レミゼを観ることができて満足です。さすがに1回観たくらいでは変更点を全部把握することもできないし、自分の中で咀嚼して受け入れていくのも難しい部分がありますけど、作品そのもののパワーと魅力は存分に感じられたので本当に楽しく観劇できました。とにかく、キャストの皆さんが凄かったから今期レミゼを観られて良かったです!また次回公演も観に行きたいなと思いました!

>>次のページからはキャストの感想です!

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