岡村美南さんの地元凱旋公演!
はじめに
全国公演恒例の岡村美南さん地元凱旋公演がやってきました!今回も直前の石川公演からの連続観劇となります。富山公演はこれで3回目の観劇となります。無事にこの日を迎えられて良かった…というかあっという間すぎる!
私が初めて富山を訪れたのがそれこそ8年前の『クレイジー・フォー・ユー』だったので、岡村さんがポリーからアイリーンとして富山に戻ってくることが凄く感慨深いですね。私は別に富山の人間ではありませんけど、岡村さんが富山の人たちに凄く歓迎されていて愛されているのが毎回感じられるので、とても好きな空間なんです。
今回は前回の富山遠征のときみたく観光するなんて余裕は残念ながらなかったのですが、その分しっかりと観劇を楽しんできました。ぜひ最後までご覧ください!
総評
公演ごとの感想を書いていきます!
11月21日(火)金沢公演ソワレ
A列センターでの観劇でした。本多の森北電ホールはアクセスが悪くてバスじゃないと行けないので大変だな~と思いながら毎回観劇しに来ていますが、余裕を持って会場に着けたので安心でした。
この日のキャストです。久しぶりに洋一郎さんボビー!志村さんザングラーも横浜公演以来かな?前回の山形公演から一部キャストが変わっていたのですが、そこまでしっかりキャス変を確認していなかったので幕が開いてやっと「今週はこの人なんだ!」と認識することが多かった観劇でした(笑)
金沢のお客さんが、というか凄く笑うお客さんがいらっしゃって、結構盛り上がっていた印象があります。その一方でちょこちょこっとしたハプニングやらセリフが飛んだ…?と思うような瞬間もいくつかあって、個人的には結構ヒヤヒヤする公演でもありました。楽屋シーンで渡久山さんランクがエベレットに大金の入ったアタッシュケースを見せつけようとしますが、アタッシュケースがなかなか開かなくて「あれ…?あれ?」って本気で困惑しながら渡久山さんランクが一生懸命格闘していたので、ヒヤヒヤしましたね。結構時間かけてやっと開いたので良かったですけど、あのまま開かなかったらどうしようかと心配になりました(笑)
岡村さんアイリーンは「だからそんなにくたびれた感じなのねぇ」のセリフを「だから……くたびれた感じなのねぇ」みたいにかなり間を開けて言うようになっていて、これが言い方を変えただけなのかそれともセリフが一瞬飛んじゃったのか凄く判断難しいな~と思いつつ、ちょっとヒヤッとした瞬間でした。セリフ飛びで言うと、2幕終盤のパッツィの「あの2人、本当に一緒になれるのかしら?」のセリフが「本当に…」で止まっちゃって、結局そのあとのセリフがないままポリーとカスタスが言い合いを始めちゃったので、これもセリフが飛んだだけなのかそれともマイクが切れた?だけなのか、マジで分からなかったです。
なんだかドキドキするような瞬間が多くて心臓に悪かったですが、全体としては洋一郎さんや志村さんなど久しぶりのキャストも観られたので前回の山形公演とはまた違った良さがあって面白かったです。洋一郎さんボビーは萩原さんボビーのあとに観るとなんともお利口さんでスマートなボビーだなって思います(笑)萩原さんボビーみたいに勢いがあるというわけではなく、とても温和で女友達が多いタイプのボビーな印象があって可愛らしさ満点なのが洋一郎さんボビーの良さですね。絶対に女子会に呼ばれるタイプのボビー。なので、パッツィともわちゃわちゃしていたりフォーリーズとの距離が近いのが凄く洋一郎さんボビーらしくて好きだな~といつも思っています。
Stiffでボビポリがお互いの肩をツンと突き合うところでは、まちまりさんポリーが思い切り突き飛ばすので洋一郎さんボビーが飛んで行っちゃうんですけど、洋一郎さんボビーが反撃とばかりにまちまりさんポリーの両肩を叩いて突き飛ばそうとしてもまちまりさんポリーが一切動じることなくその場に立ち続けていて、洋一郎さんボビーが焦ったような顔して「なに!?」っていうようなリアクションを顔でしていて凄く面白かったです(笑)ボビポリのパワーバランスとしてあまりにも理想的でした。やっぱり洋一郎さんボビーとまちまりさんポリーの組み合わせ好きだな~と再認識した瞬間です。
あと、洋一郎さんボビーが「この日が来るのを信じてたよ!」って言うときにポリーをやっと見つけて再会できたことへの喜びか、ちょっと涙ぐんだ顔をしながら言っていて思わずキュンとなってしまいました。洋一郎さんボビーの純愛っぷりは本当に愛しさしかないですね…。
まちまりさんポリーは山形公演のときよりかなりパワフルなお芝居をしていて、凄く活気づいているのがポリーの勝気なじゃじゃ馬娘感を出していて良かったです。なんかとにかく声が出ていましたね(笑)歌も相変わらず上手いしさ~。ようやくまちまりさんの良さが出てきた気がします。お芝居がどんどん自然になっていって、もはやお芝居しているのかすら分からないくらい自然体にポリーを演じていて、凄くイキイキしていて素敵でした。
渡久山さんランクはもう本当にいい加減にしてほしい(笑)「正義は勝利するってことだ!」の高笑いは、最初は隣の洋一郎さん偽ザングラーの背中をバシッと叩いてから、後ろを振り向いてお辞儀をするようにペコリとしながアーハッハッハッて笑い出して、最後は両手を下に向けながらスキップしてアーハッハッハッて笑って去っていったので、フルコンボで死ぬかと思いました(笑)ここさぁ、毎回日替わりなのずるいし不意打ちで新しいことし始めるからマジで無理ですwwww
2幕ではNaughty Baby直前にフォーダー夫妻の部屋を出てきた渡久山さんランクの髪型が星型に爆発していて、なんでその髪型になるの!?っていうような強烈な爆発っぷりだったのでもう笑いを堪えるのに必死でした(笑)あまりにも星型に爆発しすぎていて、セリフもお芝居も全然入ってこないのwwwwあれさー、マジで笑い死ぬからもう無理だってば(笑)しかも本人は本気でお芝居しているから余計に笑っちゃうんですよね…。今回も渡久山さんランクには笑わされてばかりで悔しいです。本当に好き(笑)
岡村さんアイリーンはやっぱりお芝居の雰囲気がなんとなく変わりましたね。とにかく憎たらしさが増したと思います。高飛車とまではいかないけど、お高くとまっている感じのちょっと嫌味な部分も出てきて、凄くアイリーンらしさが出ていて良かったです。渡久山さんランクがホテルの看板を壊すところで破片が階段のほうに飛んで行ったんですけど、ランクに「赤毛のバカ女なんです!」とかあれこれ言われているときに、岡村さんアイリーンが階段をのぼりながらその破片を拾ってひょいっと下に落としていったのがあまりにも自然でナイスアシストでした。
そして、個人的に一番好きだな~ってなったのが終盤。ポリーがボビーを探しに出て行ってしまったのを見てから、アイリーンは謎の荷物を取りに上手側にいったん捌けるんですけど、アイリーン不在の間にボビーは再びデッドロックに到着するんですよね。なので、アイリーンはボビーがやってきたのを直接見ていないわけで…。よく分からない荷物を運んできたアイリーンはボビママとぶつかって言い合いして、ボビーと何か会話を交わすわけでもないけどデッドロックにボビーがいることをすんなり受け入れている…みたいな流れなんですが正直あまりスッキリしないな~と思いながらいつも観ていました。ですが、今回観ていたら岡村さんアイリーンがボビママと言い合いし終えたあとにボビーを見つけて「あら!」ってオフマイクでリアクションしていたんです。そのリアクションのおかげで凄く腑に落ちたというか、ちゃんとアイリーンも出遅れてだけどボビーが来たことに驚いているということが伝わったので、そのあとの流れをスムーズに観ることができました。ここも岡村さんアイリーン、ナイスリアクション!って思いました。
岡村さん、北陸公演になるといつも以上に気合いが入るタイプなので(?)、今回もとても気合いが入っているのを感じられて愛しさ全開でした。本当に岡村さんのお芝居好きだなと再認識できて嬉しかったです。カテコもニコニコだったしね。可愛い。
久々の志村さんザングラーに関しては荒川さんザングラーとの違いを再認識できたので観るの楽しかったんですけどね。荒川さんザングラーは人柄とか人の心とか、そういうのを見抜くのがとっても上手なんだろうなって思いました。だからこそ寄り添うこともできる。一方の志村さんザングラーも凄く大物感があって、志村さんザングラーの場合はどちらかというとスキルの部分を重視するタイプだろうな~って思いました。なので、必要以上にポリーにも干渉していない印象があって、But Not For Meでのポリーに対しても「寄り添う」というよりは「声をかける」って感じかな。「ショービジネスの世界ではすぐ次が出てくる」っていう言葉も、本当にそのまま本心として言っている印象だったんですよね。ショービジネスの世界で成功した人として、芽の出ない人材はすぐ切り捨てられるだけの決断力を持っている人だなと感じました。
その点、荒川さんザングラーはその人の想いとか将来性とか色んなものを見据えて、寄り添いながら導いていける人。非常に対照的なザングラーだなと、今回観ていた感じたんですよね。どちらのザングラーも全然アリだし、その違いが本当に面白くて楽しかったです。好みとしては荒川さんザングラーのほうがポリーへの優しさを感じられるし、お芝居に緩急もあるので惹きつけられる部分もあって好きなのですが、今回久々に観たことで志村さんザングラーの良さとかプロデューサーとしての立ち位置みたいなものを再確認できたので観られて嬉しかったです。
恒川さんテスは相変わらずのムードメーカーっぷりとかっこよさも兼ねていて、改めて素敵だなと再認識しました。前回の山形公演で観たBut Not For Meのときのザングラーに対して手を差し伸べようと一瞬手を動かすという挙動は今回観られなかったので、もしかするとあのとき思わず体が動いちゃったのかな…?なんて。そうだとしたら、あのときのお芝居は恒川さんテスのその日の感情として生まれたものなのかもしれないので、凄く貴重なものを観られたな~と思います。恒川さんテスは感情がすぐ表に出やすいタイプなので、表情で今どんなことを感じているのか瞬時にわかるのが好きです。とても人間味があるし、パッツィとも仲良しだし、本当に恒川さんの魅力が詰まったテスでめちゃくちゃ好きだな~と思っちゃいましたね。今回はガッツリ上手だから、気付けばテスを目で追っていたりもして楽しかったです。
今回は2週間ぶりなのもあるしキャストが一部変わったのもあって、色々と発見やら再認識できたことやらがあって非常に充実した観劇になりました。もうカンパニーとしてもお芝居が仕上がってきている中で、さらにブラッシュアップされていってどんどん魅力的になっていて。凄く観るのが楽しかったです!
11月22日(水)金沢公演マチネ
B列センターでの観劇でした。会場に着いたのがギリギリだったので幕の写真撮れていませんが、21日と同じ番号だったので見え方的には変わらないと思います。金沢はバスしか移動手段ないのが不便ですね…。間に合わないんじゃないかとヒヤヒヤしたので、余裕を持って観劇することが大切だなと再認識しました。
さて、金沢公演2日目の今回は学生団体が入っていて、overtureが流れ出した途端の盛り上がりが異様でした。まるでブロードウェイかと思うほどの拍手と吹き笛、歓声…。学生らしいノリだなと思いましたが、まあでもこの作品においてはそれくらい盛り上がってくれるとむしろありがたい部分もあるのでちょっとほっこりしました。
とはいえ、中身のコメディ部分は学生には面白さが伝わりにくい部分もあるのか、そこまで笑いは起きませんでした。overtureであれだけ盛り上がったんだからもっと笑ってくれよ~とも思いましたけど、学生団体が入るときって毎回こんな感じです(笑)
でもお芝居自体はハプニングやらミスやら多かった21日に比べてとても安定していて、安心して観ることができました。やっぱり岡村さんアイリーンの「だからそんなにくたびれた感じなのねぇ」のセリフは21日のときは飛んじゃったっぽいですね…?今回は普通にいつもの通りに喋っていたので、岡村さんにしては珍しいな~なんて思いながら観ていました。
そして今回特に魅せられたのが恒川さんテス。怒ると怖いタイプのテスなんだけど、それ以上に凄く優しくて明るくてフォーリーズのみんなをとても可愛がっているのが伝わってくる姉御肌なテスなので、私のめっちゃ好きなタイプだな…と思って(笑)IGRで最初はみんな沈んでたけどポリーが歌い出したらみんな少しずつ笑顔になってくるというところで、恒川さんテスも両目に浮かんだ涙を手で拭ってから近くにいたパッツィに「おいで」ってしながら、やってきた古森さんパッツィの涙を手で拭ってあげていて優しいお姉さんだ~~~って思いました。そしたら古森さんパッツィもお返しとばかりに恒川さんテスの涙を手で拭ってあげていて、最後は2人でぎゅーっと抱き締め合っていて、あまりの尊さに語彙力を失いましたね…。山形公演で久々に観たときから恒川さんテスのパッツィの溺愛っぷりには凄くキュンとしていましたけど、ここに来てこんなテスパツィの絡みを観てしまったら沼にドボンですよ…!
凄くテスがお姉さんしていてパッツィが甘える構図があまりにも可愛すぎて、本編で2人が絡むシーンはずっと目で追っていました。可愛すぎる…。恒川さんテスは他のフォーリーズにも凄く気さくに話しかけているので、ちゃんとテスがフォーリーズをまとめていて円満な関係を築けるように気を配っているんだなということがヒシヒシと伝わってきて良かったです。
渡久山さんランクは相変わらずでしたが、今回の正義は勝利するってことだ!は両手を広げて羽ばたきながら高笑いしていて非常にやかましかったです(笑)声色の使い分けが本当にツボで、低いイケボから高いアホみたいな声まで自由自在に操るんですよね。で、Naughty Babyで「なんだって!?」と合いの手みたいのランクが入れるんですけど、この「なんだって!?」がめっちゃ低めのガサっとした声で、人情時代劇の登場人物かよって思っちゃって凄くジワジワと来ていました(笑)しかも険しい顔つきだから余計に笑っちゃうし、かと思えば次の合いの手の「ワァオ!」はアホっぽい高めの声になるし、本当に凄いですわ。同一人物とは思えない…。こんなに凄いランクを観てしまったら、この先他のランクが観れないですってば(笑)
岡村さんアイリーンはまちまりさんポリーとの言い合い、今回はかなりニコニコしながら火花を散らしていました。いつも追い詰められ気味なんだけどね(笑)
そして今回印象的だったのがThey Can’tでのまちまりさんポリーです。ボビーがニューヨークに帰ると言って寂しそうにはするものの強がっていましたが、「二度と会えなくても~」とボビーが歌い出したのを聞いてハッとしたような表情を浮かべてボビーのほうを向いたんですね。そのあとすぐにプイッと顔を逸らしちゃいましたけど、ポリーはもしかしたらボビーがニューヨークに帰るからといって二度と会えなくなるとは思っていなかったのかもしれないと思いました。
ボビーの存在が自分の中でどんどん大きくなっていることを自覚しながらもその想いを打ち明けることはできなくて、ボビーは自分から遠ざかろうとしていて、どうすることもできないもどかしさに打ちひしがれているようなまちまりさんポリーの表情があまりにも切なくてたまりませんでした。洋一郎さんボビーもまさかポリーが自分に対してそんな感情を抱いているとは知らず、凄く切ない表情でポリーのことを見つめていて、すれ違ってる~~~~!ってなってあまりにも切なくなっちゃいました。洋一郎さんボビーとまちまりさんポリーの組み合わせ、非常に切なさが増して良きでした。
そういえばこの日は「いい夫婦の日」でしたね。そんな日にCFYで何組ものいい夫婦たちを観られて嬉しかったです。カテコも学生団体さんたちがかなり盛り上げてくれて、凄く楽しく終われた公演になりました。あっという間の金沢!観劇以外にも観光やらグルメやらを楽しめたので、大満足です!
11月23日(木)富山公演ソワレ
1階XA列センターでの観劇でした。オーバード・ホールはA列の前にXA列~XE列まである不思議な造りになっていて、やっと初めて本当の最前列センターで富山公演を観劇できました。前回の『ロボット・イン・ザ・ガーデン』のときはXB列が実質最前列だったので、念願です。
そして今年一番の楽しみでもあった富山公演!岡村美南さんの地元公演は毎回地元の人たちの岡村さん愛や温かさが凄く伝わってくるので本当に大好きなんです。8年前はポリー役で出演していた岡村さんも、今回はアイリーン役なので出番はかなり少ないですが、地元の人たちがどれほど岡村さんを待ちわびて歓迎していたのかがとても伝わってくる公演でした。
今回は特にミスやハプニングもなく、素晴らしい公演だったと思います。1点だけ、ピート役の成田さんが喉の不調なのか歌声どころか喋りすらも声が掠れて出ていない状態だったので心配でした。先日は普通に声出ていたので、一時的なものであってほしいですが…。ピートはセリフも歌のソロパートも結構あるからね、とても心配です。何事もないことを祈ります。
ちなみに富山公演からボビーが萩原さんにチェンジ。萩原さんボビー大好きなので、富山で観ることができて嬉しかったです。前日に洋一郎さんボビーを観たばかりだから鮮明に両者の違いを確認できて面白かったですね。やっぱり萩原さんはコメディがめちゃくちゃ上手いなということを凄く実感しました。笑いの引き出しが多いし、勢いが凄すぎるのでそれだけでも笑っちゃう(笑)でも、面白くてやかましい一方でシリアスなお芝居もすっごく上手で、お芝居の緩急にとても魅せられました。
1幕でポリーに連れられガイエティ劇場を案内されるシーンでは、「考えてごらん?この劇場が、生まれ変わるんだ」というセリフの言い方と間の取り方が凄く好きでした。「僕にやらせてよ!きっとやり遂げてみせる!」と言ってもなお疑心暗鬼なポリーの背中をポンッと叩いて自信を持たせるようにしながら歩き出して、それから「…考えてごらん?」と歩きながらセリフを言ったのが凄く良いな~と思いました。ロマンチストな一面もありつつ、柔らかさのある声色で不安なポリーを包み込んでくれるような印象もあって、なんかすっごくキュンと来ちゃったんですよね。あぁ、大人な萩原さんボビーらしいなと思いました。
また、1幕ラストの「これは、私の責任だ…」「私のせいだ!みんなに期待を持たせた挙句、一枚のチケットも売れなかった……まことにすまない」のセリフも間の取り方と言い方が良くて、責任を痛感しているのがすっごく伝わってきて良かったです。ボビー自身も本当にショックだったんだな…というのがヒシヒシと伝わってきて、直前までやかましさ全開の萩原さんボビーだっただけにこのギャップに思わずじーんと来てしまいました。こういうシリアスなお芝居も萩原さんはとっても上手ですね。
その一方で、萩原さんボビーのめちゃくちゃ可愛い一面もあって今回は萩原さんボビーに心を鷲掴みにされちゃうシーンも。Stiff Upper Lipでテーブル上でボビポリがタップバトルをするところで、青木さんエベレットが「ポリー!」と声をかけてお父さんの呼びかけに「はぁい!」と答えるまちまりさんポリーですが、それを受けて萩原さんボビーが自分で「ボビー!」と自分の名前を呼んで対抗したんですよ(笑)可愛すぎません???こういうところ、めっちゃチャイルドだな~~~って思いました。誰もボビーを応援してくれないから自分で自分のこと応援しちゃう萩原さんボビーがあまりにも愛しすぎてトキメキが止まりませんでした。いやもう本当に可愛かったな…。
ラストの「この日が来るのを信じてたよ」は、「この日が来るのを信じてたよ!!!」と嬉しさを爆発させるように叫ぶように言っていたのがめっちゃ萩原さんボビーらしくて大好きでした。ここ、洋一郎さんボビーは「この日が来るのを信じてたよ…」と嬉しさを噛み締めるように言うので、両者の違いが如実に出るところだなーって思って。それぞれの言い方がめっちゃ両者の魅力を凝縮させていてどっちも好き。今回の萩原さんボビーの言い方はもう幸せいっぱいオーラが出ていて、あんな嬉しさを爆発させる叫びを聞いたら誰だってハッピーな気分になっちゃうよね~~~。CFYという作品の締めとしてふさわしい言い方だったんじゃないかな。今思い返しても凄く幸せになれる言い方で、もう萩原さんボビーありがとうの気持ちでいっぱいです!!!
山形公演以来の萩原さんボビーでしたけど、あまりにも魅力いっぱいで本当に大好きでした。富山に来てくださってありがとうございました!
渡久山さんランクの今回の正義は勝利するってことだ!は前回と同じく両手を広げて羽ばたいていましたが、前回よりも大げさに羽ばたいていたので多分そろそろ大空高く舞い上がると思います(笑)あと、萩原さんボビーと組むとよりやかましさが増すんだけど、Nevadaのあとに2人で犬の鳴き真似しながら威嚇しあうところで「キャン!」ってなった渡久山さんランクが、サザエさんに登場するマスオさんの「えぇ!?」って言うときの驚き方みたいなのけ反り方をしていて、あまりにも動きがやかましすぎてめっちゃ笑いました(笑)
2幕でフォーダー夫妻の部屋から出てくる渡久山さんランクの爆発した髪型、もうツボすぎて本当に無理wwwwなんであんな星型に爆発するのよwwwwもう本当に面白すぎて渡久山さんランク出てくるだけで笑っちゃいますわ。大好きだわぁ、もう…。富山に来てくれてありがとうございました(笑)
そして、今回の恒川さんテスは山形公演ぶりにBut Not For Meの合間のシーンでザングラーに手を伸ばそうとしました。好きだなぁ、このさりげない仕草。志村さんザングラーの「テッスィ、ワシは君のためにやるんだ」がなんか上手く説明できないけどめっちゃ好きなんですよね。この「テッスィ」の呼びかけが、直前までの話し声から1トーン下がるのが彼の本気度が伝わってくるというか。あれだけ大胆で豪快な志村さんザングラーが、たった1人のためだけにすべてを捨てたっていうことの偉大さというか事の大きさみたいなものを凄く感じられるのよね。だからこそ、恒川さんテスが突き動かされるみたいに思わず彼に手を差し伸べようとしちゃうのも凄く頷けました。とっても良いシーンでした、なんだか…。観れば観るほど恒川さんテスと志村さんザングラーの組み合わせも大好きだなぁと感じられて、特に今回の富山公演の2人の掛け合いは最高でしたわ。
岡村さんアイリーンはまあ地元公演だといつもの倍楽しそうに演じてますな。イキイキしていて凄くほっこりしちゃいました。2幕終盤でボビママと再会したときに言い合いますが、ボビママがエベレットを見つけてときめいているときにずっと小言を言ってた岡村さんアイリーンが「聞いてるの?」みたいなことをボソッと言ってて笑っちゃいました(笑)もうこのときにはボビママにはアイリーンの声は聞こえてないよ(笑)不憫で可愛いね、岡村さんアイリーン。
そんな岡村さんは、カテコで地元の人たちからの温かい拍手と歓声を受けていて、客席にいるお知り合いを見つけたのか嬉しそうに頷きながらニッコニコの笑顔で手を振られていました。もうさ、この岡村さんへの厚い拍手と惜しみない歓声を聞くたびに「富山に来たな~」と実感します。きっと客席の1割は岡村さんのお知り合いで埋め尽くされているんじゃないかしら(笑)それくらい、地元の人たちからの岡村さんの愛され具合が凄いんですよね。
岡村さんも富山公演だけはカテコで「舞台人・岡村美南」から「素の岡村美南さん」に戻ったような笑顔を見せるので、こんなに嬉しそうな岡村さんの表情を目の前で観ることができて感無量でした。ファンとしてもこの空間は何度味わっても幸せで、今回も来て良かったな~と思いました。ちょうどカテコ目の前だったのもあって幕が下りる寸前までしゃがんで手を振ってもらえて、岡村さん今日めっちゃテンション高いやん可愛い~~~と私までニコニコになっちゃいました。幸せいっぱい。
本当に楽しすぎてずっと富山にいたいと思っちゃった…。富山公演観劇後はいつも帰りたくないよ~~~って心の中で駄々をこねています。それくらい今回のCFY富山公演も最高でした。キャストも最高だったし公演自体も最高だったし、すべてにおいて大満足。大成功して良かったです!
>>遠征の思い出写真
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