内田有紀さんきっかけでマーベルを見始めた私の『アントマン』レビュー




日常ブログ
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2023年初めての更新が観劇レポじゃなくてこれってどういうこと!?って感じですが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

今回は今絶賛私がハマっているマーベル作品『アントマン』について書いていこうと思います。というのも、私がマーベルを見始めたきっかけは内田有紀さんでした。多分ね、私以外にも好きな俳優さんが吹替キャストで出ているからマーベルそのもの気になっているという方は多いと思うんです。

ただ、マーベルはこれまで20作品以上あって途中から見始めるのめちゃくちゃ大変だし、今作だけ見て100%理解できるというわけでもないから初心者には難易度高いなと私自身とても実感しています。

ということで、今回は内田有紀さんきっかけでマーベルを見始めた私なりの内田有紀さんを基準とした(?)マーベル作品の見る順番や最新作『アントマン&ワスプ クアントマニア』のレビューなどをしていきたいと思います。よろしければぜひ最後までお付き合いください!




内田有紀さんきっかけの背景

そもそも内田有紀さんきっかけでマーベル見始めた背景にはこのツイートがありました。

内田有紀さんが『アントマン』という作品の吹替を担当しているということは知ってはいたのですが、配信しているのがディズニープラスだけだったのでいつか見れたらいいな~くらいの感覚でいました。

しかし、今回2月に『アントマン』の最新作が公開され、しかも内田有紀さんが吹替続投されるということを聞いて「見るなら今しかない!」となって、2月1日にディズニープラスに再入会しました。

このときはマーベルのこと何にも分からない状態です。なので、有識者に何見とけばいいか教えてもらおう!と思ってフォロワーさんたちに募ったところ、いやもうご丁寧に教えてもらいましてね…。

結論、「全部見ろ」だったんですよ。私はフリーランスだから家で仕事できるし時間も存分にあるから、公開日までにほぼ履修できましたけど(笑)

そして履修していくうちに、気付けば『アントマン』シリーズだけでなく他のマーベル作品にも愛着が湧いてしまい、マーベル沼にドボンとなりました。入口は「内田有紀さんの吹替を絶対に聞きに行きたい!」だったのに、いつしかマーベル作品そのものに魅了されていました。

マーベル作品を見る順番

初心者が一番つまずくのがここだと思います。どこから見たらええの!?っていう…。あくまで初心者向けにお伝えすると、まずディズニープラスに入会していることを前提に話していきますね。

ディズニープラスには「MARVEL」の専用ページがあるので、まずそこに行きます。

すると途中に「MCUフェーズ1~4」というものが出てくるので、これを1から順に見ていくのが一番オーソドックスです。私は「マーベル・ワンショット」というものは見ていないので、短編みたいなものは飛ばしてもいいかもしれないですね(ちゃんと全部理解するなら見たほうがいいんだろうけど)。

このフェースっていうものは、いわゆる映画公開順に並んでいます。この下に「MCU時系列」という並びでも用意されているので、そっちのほうがいいのでは…と最初思ったんですけど、初心者はフェーズ順で見ていったほうがいいです。

というのも、マーベルってエンドクレジットのあとにおまけの映像が2つ流れるんですね。そこで次回作につながる映像が流れることがあるので、時系列順に見てしまうとネタバレを食らう可能性があるからです。

なので、マーベル作品を一通り履修したい!という場合には、フェーズ順に見ていきましょう。ちなみに今作の『アントマン&ワスプ クアントマニア』はフェーズ5の幕開けとなる作品といわれています。

『アントマン』シリーズを中心に履修したい場合の順番

さすがに全部見るのはキツイ…という方も多いと思うので、私みたいに「内田有紀さんの吹替を楽しみたい」「アントマンを中心に見たい」という方向けの簡略化した見る順番をお伝えしときます。

アントマンを視聴 | Disney+(ディズニープラス)
スコット・ラングとハンク・ピム博士は世界を救うため“盗み”を計画する。

最初に見るなら『アントマン』です。『アントマン』シリーズの1作目なので、登場人物たちの紹介も兼ねて初心者でもすんなりと入りやすい話になっています。物語の途中で主人公・アントマンがアベンジャーズの1人・サムと遭遇する場面がありますが、凄いヒーローと遭遇してアントマンが興奮しているんだなと思う程度で良いです。ただ、サムとのこの出会いがこの先アントマンがアベンジャーズに参戦していくきっかけとなっていきます。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカを視聴 | Disney+(ディズニープラス)
キャプテン・アメリカとアイアンマンが対立し、“アベンジャーズ”は分裂してしまう。

次に見てほしいのは『シビル・ウォー』です。これは1作目の『アントマン』のエンドクレジットで流れるおまけ映像に続くお話になります。いわゆるアベンジャーズのお話なので、マーベル作品を履修していないと「色んなヒーローが出てきてなんだか対立してるけどよく分からん…」ってなると思います。

ただ、とりあえずこのアベンジャーズの対立の場にアントマンが呼ばれて参戦するという流れを知っておいてもらったほうが、シリーズ2作目の『アントマン&ワスプ』をより楽しめるという流れになっているので、余裕があれば履修しておくと良いです。ちなみに、この作品には内田有紀さん残念ながら出ていません。

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーを視聴 | Disney+(ディズニープラス)
サノスを倒すため、アベンジャーズは全てを犠牲にして戦いに臨む。

次に見てほしいのは『アベンジャーズ インフォニティ・ウォー』です。またアベンジャーズかい!ってなるんですけど、これも『アントマン』シリーズを追っていくうえで重要なお話なので欠かせないんですわ…。インフィニティ・ストーンと呼ばれる石を6つ集めると大変なことが起こってしまうので、それを阻止しようとするアベンジャーズたちのお話です。

今作にはアントマンも内田有紀さんも出ていないのですが、これを見ておくと『アントマン&ワスプ』のエンドクレジットのおまけ映像で起こる衝撃的な出来事を理解できるようになります。

アントマン&ワスプを視聴 | Disney+(ディズニープラス)
アントマンとワスプが力を合わせ、過去の秘密に迫っていく。

次に見てほしいのが『アントマン&ワスプ』です。『アントマン』シリーズの2作目となり、今作からいよいよワスプが大活躍していきます。ワスプの吹替を担当しているのが、内田有紀さんです。

序盤でアントマン=スコットがなぜか自宅軟禁されていて、ワスプ=ホープたちと気まずい雰囲気になっているのですが、これが先述した『シビル・ウォー』に繋がっています。『シビル・ウォー』で、スコットがホープやハンク(ホープのお父さん)に内緒でアベンジャーズの戦いに参戦してしまい、これまで極秘で活動していたアントマンの存在が世界中に知られてしまうきっかけとなってしまったため、ホープとハンクはスコットに怒り心頭でスコットと疎遠になったという流れです。

アベンジャーズ/エンドゲームを視聴 | Disney+(ディズニープラス)
サノスによって人類は半滅、ヒーローたちは衝撃的な敗北──失われた35億の人々と仲間を取り戻す方法はあるのか?大逆転の確率は1,400万605分の1…。残されたヒーローたちは再び集結、最後の戦いに挑む。

次に見てほしいのが『アベンジャーズ エンドゲーム』です。私は「エンドゲームはマーベル作品を一通り見てから見ると感動が桁違いだ」とフォロワーさんに助言され、『エンドゲーム』を見る前に全部履修した口です。でも本当にその通りでした。色んな作品の色んなキャラクターが登場するので、すべて理解できると興奮するし感動するし泣けるんです。とにかくオープニングからエンディングまでずっとヤバい作品でした。

『アベンジャーズ インフォニティ・ウォー』が前編だとすれば、この作品は後編にあたります。人類の半分が消滅してしまった世界で、アベンジャーズたちが人類を取り戻すために戦うお話です。

『アントマン&ワスプ』において、ラストでホープ、ハンク、ジャネットが突然消えたのはこれが理由になっています。なので、『アベンジャーズ エンドゲーム』を見ることで彼らがどのようにして世界に戻ってくるのかを知ることができます。セリフは少ないですが、内田有紀さんも出ます。

「指パッチン」「失われた5年間」など、この『アベンジャーズ エンドゲーム』を踏まえたお話が『アントマン&ワスプ クアントマニア』でもちょこちょこ出てきます。

ロキを視聴 | Disney+(ディズニープラス)
アベンジャーズの敵・ロキ(トム・ヒドルストン)が 、裏切り王子として再降臨する。

余力があれば見といてもらいたいのが『ロキ』です。これはディズニープラス限定で配信されているドラマになります。全6話なので見やすいかと思うのですが、そもそもロキは『マイティ・ソー』というマーベル作品に登場してくるキャラクターです。ロキは『インフォニティ・ウォー』の冒頭でサノスという敵に殺されてしまいます。そんな彼をメインとしたお話です。

これがなんで『アントマン』に繋がるかというと、『ロキ』の最終回で『アントマン&ワスプ クアントマニア』のヴィランとして出てくるカーンが登場するからなんです。このときはカーンという名前ではなく「在り続ける者」という名前で登場しています。

なので、『ロキ』の最終回だけでも履修しておくと、カーンがどういう人物なのかをなんとなく理解できると思います!

『アントマン&ワスプ クアントマニア』のレビュー

では、いよいよ最新作『アントマン&ワスプ クアントマニア』のレビューをしていきます。3月1日時点で8回鑑賞しました。

字幕版
・2D(1回)
・Dolby Atmos(2回)
・IMAXレーザー3D(1回)
吹替版
・2D(3回)
・MX4D(1回)

うち2回は大阪・東京の試写会です。

大阪は友人がペア券を当ててくれたので、誘ってもらって一緒に見ることができました。

東京は自力で当てることができたので、奇跡的に見ることができました。東京の試写会には内田有紀さんもトークゲストとして登壇してくださり、初めて生で内田有紀さんを拝見することができました。一生の思い出です。

この試写会での内田有紀さんのトークがかなり話題となり、結構マーベルファンにも衝撃を与えたらしいですね。というのも、内田有紀さんが今作のヴィラン・カーンについて語り出したときに話が止まらず、ドラマ『ロキ』の話だけでなく原作コミックについても触れ出したので、熱量が凄いということで凄く称賛されていました。なんなら熱量高すぎてオタクから「厄介オタク」とまで言われてて草です。

確かに声優を本業としていない芸能人が声優に挑戦するときって、だいたい作品ファンから歓迎されないものなんですよね。映画はお金を払って見るものだし、話題性ではなく実力がある人を起用してほしいというのが映画ファン・作品ファンの想いだと思います。

そして、ネームバリューのある芸能人が声優・吹替を担当したとしても作品やキャラそのものに対してそこまで愛がなかったり知識が浅かったりすれば、そりゃファンからの反感も買いやすいものでしょう。

そんな中での内田有紀さんの熱量の高さは、とにかく称賛されていました。たとえお仕事だとしてもここまでマーベル作品、そして『アントマン』について深く勉強してくださっていたことは凄いとしか言えないし、内田有紀さんを応援している身としても嬉しかったです。信頼できる人だなと強く思えたエピソードでした。

また、そんな内田有紀さんの熱量を知って「吹替でも見てみよう」と言っている方もたくさんいらっしゃったので、マーベルファンの心を動かした内田有紀さんは本当に凄かったです。

りえりーこと高橋李依ちゃんとも共演しているのが、声優ファンでもある私からしたらなんだか夢みたいでしたわ…。いつか茅野愛衣さんとも共演してほしいな!

話すと長くなるので、内田有紀さんの話はいったんここまで。字幕版と吹替版、そして総評とでそれぞれ簡単に感想書いていきます。

字幕版

字幕版って普段あまり見ないんですけど、試写会はどちらも字幕版だったから見るしかなかったというのが正直なところでしたが、やっぱり字幕版っていいね。オリジナルだもの。俳優さんの熱量がそのままダイレクトに届くから、吹替版では味わえない臨場感や迫力がありました。

字幕版でめちゃくちゃ好きなのが、エンドクレジットの「ANTMAN」というタイトルにQUとUとANIAがついて「QUANTUMANIA」になるところです。吹替版だとカタカナでそのままタイトルが出るから、字幕版のほうがかっこいいです。

吹替版

やはり吹替版のほうが情報としてすんなり入ってきました。内田有紀さんの吹替も1作目、2作目に比べてかなり自然になっていて凄く良かったと思います。ただね、どうしても全体的に力んじゃう感じは否めないかな。もっと力を抜いて声をあてるといいかな~とも思いましたけど、今作はホープ含め全員がずっと戦闘状態だから、緊張感が抜けないという意味では全然悪くなかったです。

吹替版のほうが字幕版よりも分かりやすく説明されている箇所が多かったので、字幕版で分かりにくかったところが吹替版で解消された印象がありました。ただ、気になったのが1点ありまして…。

アントマンから敵の目を逸らすためにワスプが注意を引くという場面があります。しかし、敵が多すぎてワスプだけでは対処できず、アントマンにも攻撃が集中して先に進めないというシーンです。そのときにアントマンが「敵が多すぎる!」と叫ぶのに対するワスプのセリフが、字幕版では「スコット!私も手一杯!」となるのに対して吹替版は「スコット!私一人じゃ無理!」になるんです。

要は、アントマンの手助けに向かえるほどこっちも余裕ないよってことなんですけど、吹替版だとワスプが弱音を吐いているような印象を受けてしまって、どうもしっくり来ないんですよね。「無理」という切り捨てるような言い方じゃなくて、もうちょっと良さげなセリフにしてくれたら良かったのに…というのが、吹替版唯一の個人的残念ポイントです。

そこを除けば吹替版も凄く良かったし、キャシーの吹替を担当しているりえりーの演技が凄く良かったし、かなり満足度が高かったです。内田有紀さんのラストの「愛してる、スコット」もめちゃくちゃ素敵でした。

内田有紀さん、今作はかなり男前な感じの声の出し方だったのも良かったです。勇敢でたくましいホープの印象が損なわれていなくて、とてもイケメンでした。普段の内田有紀さんのドラマや映画のお芝居では聞けないような声を聞けたので、凄く嬉しかったです。ハスキーボイスなのも相まってイイ感じでしたね。吹替版をご覧になった方々からの評判も良くて、今ではもうホープは内田有紀さん以外考えられないくらいのハマり役なんじゃないでしょうか。

総評

私はマーベル沼にドボンしてから1ヶ月しか経っていないので知識がまだまだ浅くて考察とか書けるような段階ではありませんが、有識者の解説動画を見ながら何度も鑑賞したおかげでより深く楽しめたと思います。

フェーズ5に突入したということで、ここから新たなアベンジャーズへの物語が始まっていくには相応しい映画でした。公開前から「最強の敵・カーン」というワードがかなり強調されていたから、今作で誰か死ぬんじゃないか…と思っていましたけど、無事にメインは誰一人死なずに生還できたので本当に安心しました。

ラストでスコットとホープが量子の世界に取り残されるんじゃないかとも思ったけど、無事に帰れたしね…。本当は取り残される結末が用意されていたみたいですが、変更になったそうです。そういう意味では、スコットと抱き合うときのホープが若干寂しそうな顔をするのもなんだか頷けました。

ラスト、量子の世界ではすぐにゲートが開いた印象ありましたけど、キャシーたちが現実世界に戻ってから結構な時間が経っているのかもしれないと思うとその点も納得です。量子の世界と現実世界は時間の流れが違いますからね。量子の世界では1時間くらいの感覚でも、現実世界では5年経っているみたいなことを『アベンジャーズ エンドゲーム』でスコットが言っていましたし。

初見時は「ん?」と思った部分も、解説動画などを見ていくことで「そういうことか!」と理解できて、非常に納得のいく結末でした。ちゃんと『アントマン』シリーズとしてのコメディ要素も取り入れられているし、やっぱりアリが最強じゃん!ってなる展開は激アツだったし。

モードックとしてダレン・クロスが登場してきたのはシリーズファンからしたら大興奮でしょうし、モードックの最期をみんなで見届けるシーンは見れば見るほど面白くて仕方なかったです(笑)ダレンは「俺たちは兄弟同然だよな…」「俺も最後はアベンジャーズだよな…」ってスコットに凄く真面目に呼びかけてるけど、みんなはドン引きしているという温度差が凄い構図が最高でした。

とにかく私としては最新作最高でした!内田有紀さん目当てで見ている私としても、アントマンの危機に必ず駆けつけるワスプがかっこよくてたまらなかったです。そういう意味でちゃんと『アントマン&ワスプ』として成立していましたし、スコットのパートナーはホープなんだなぁ…となって尊さに爆発しそうでした。スコホプ尊いよ。ありがとう。

あと、ハンクとジャネットも強かったのが良かったです。考えてみればこの2人は初代アントマンと初代ワスプですからね。2人ともヒーローだったわけなので、ただのお父さんとお母さんじゃないってところがかっこよくて最高でした。2世代にわたる『アントマン&ワスプ』って感じの映画でしたね。キャシーもヒーローとして華々しいデビューを飾ったし、みんなかっこよくて素敵でした。とっても良かったです!

まとめ

この1ヶ月ひたすらマーベルを履修してかなり知識を詰め込みながら『アントマン&ワスプ クアントマニア』を鑑賞していたので、凄く充実していました。マーベルそのものも面白いし、内田有紀さん充もできたしで一石二鳥でした。内田有紀さんのお芝居をいつか映画館で見たいとずっと思っていたので、念願叶って嬉しかったです。

これからはマーベル作品をリアルタイムで追っていきながら、次回また内田有紀さんがワスプを演じるときを楽しみに待ちたいと思います。ということで、ざっくりでしたけど最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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