趣味ってなんだっけ




日常ブログ
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私には趣味がたくさんあって、観劇やらアニメ鑑賞やらお絵描きやら…色々あります(挙げようと思ったけど意外と思いつかなかった)。特に力を入れてる趣味は観劇です。これまで観劇にどれだけのお金を費やしてきたか、正直計算したくないです。

今まで生きてきた28年間。ほとんど趣味に自分の人生を懸けてきたといっても過言ではありません。それくらい、私には趣味がすべてでした。仕事も趣味に費やすためのお金を得る手段でしかなかった。家族との旅行も、趣味を優先して行かなかった。とにかく趣味が一番でした。

そんな私が時々ふと思うこと。「趣味ってなんだろう…」ということ。

なんかね、趣味に人生を懸けすぎて苦しくなることがあるんです。趣味そのものが自分の存在価値。趣味を楽しめなくなったときに、ものすっごく苦しくなっちゃうんです。心が壊れそうになる。

そう感じるときってだいたい「創作」をやっているときでした。創作とは、いわゆる二次創作。アニメや映画や漫画の絵を描くことです。私は絵を描くのが好きなので、よく二次創作をやっていました。始めたのは2016年頃からかな?

絵を描くこと自体は幼稚園の頃からしていたので大好きでしたが、本格的にデジタルで絵を描き始めたのはちょうどその頃。Twitterに絵を投稿して、人から反応をもらえることの嬉しさを知ったのもちょうどその頃でした。絵を投稿するたびに反応数が増えていってフォロワーさんが増えていって、なんか創作って凄いな…って思いました。影響力がね。コミュニティの輪というか広がり方がね。

でも自分の絵の広まり方に対して、自分の実力が追い付かないことのもどかしさも正直ありました。もっと絵を上達させなきゃ。もっと人に喜ばれる絵を描かなきゃ。そんな義務感というか使命感に駆られました。

「~しなきゃ」って感じた瞬間、趣味は趣味じゃなくなっちゃうよな…って思ったんです。今回の本題はこのお話です。前置きが非常に長くなってすみませんでした。




趣味は「やらなきゃいけない」じゃなくて「やりたいからやる」

原点に立ち返り、改めて「趣味ってなんだっけ」と考えてみました。そしたらGoogleの上位にこの記事が出たので参考として貼っておきます。

この記事にも書かれていますが、趣味って「やらなきゃいけない」ものじゃないんですよね。自分が好きだと思えることを、楽しいと思えることを、自分の好きなようにやる。それが趣味なんですよ、ええ。

創作やりながら、「絵をあげなきゃいけない」とか「人に喜ばれるものを作らなきゃいけない」なんて考え出した時点でそれはもう趣味の範疇超えちゃっているんです。そしてそれを達成できなかったときに自分の心は確実に壊れる。

好きで始めたことが自分自身を破壊してしまう可能性を秘めていて、恐ろしいなと思いました。そしてこういった経験を私自身はこれまでに何度も何度も繰り返してきました。次は気をつけなきゃって思うのに、やっぱり同じことを繰り返してしまう。一種の病気みたいなものだと思います。

前向きに「自分が好きでやっているから」と胸を張って言えたらどんなに良いか。楽しくて仕方ないときはそのマインドで趣味と向き合えるのに、ふとしたときに「やらなきゃいけない」になっちゃう。それはもう私の性格上染みついてしまったものなのかもしれません。長女だからか?責任感が強いのかな?

あとは使命感や義務感だけでなく、自分の実力が及ばないことを実感したときの悔しさも心を苦しくさせます。「思うように絵が描けない」といったことは絵を描く人なら誰しも経験があると思いますが、その悔しさをバネに頑張れる人と心がポキッと音を立てて折れてしまう人の2種類がいます。私は後者でした。

自分の心が健康なときは「それなら練習して絵上手くなろう!」と前向きに頑張れるのに、心が健康でないときほど「あ、無理だ…」となってしまいがち。苦しくて仕方ないです。そんな苦しい思いをしてまで創作ってやるものなのかなぁ…って。その苦しさを乗り越えた先に、何が待っているんだろう。見えないゴールに、さらに落ち込みました。

同時に、そんなときほど周りの人が輝かしく見えてしまって嫉妬の感情も生まれてしまいます。やらなきゃいけないことができない自分、自分の実力のなさを実感する自分、周りに焦って自分を見失う自分。何もかもを遮断してしまいたくなって、苦しさが限界を超えて、そうしたときに私は趣味から遠ざかることを決意します。

逃げてもいい

趣味が趣味でなくなってしまう。趣味が自分を苦しめる。そんな経験を何度も何度も何度も何度もしてきました。そうしたときに「趣味ってなんだっけ」といつも思っていました。

でもたくさん経験してきたから、対処法が分かります。「逃げる」。ただそれだけです。心を休めるために、無理に趣味と向き合う必要はないです。趣味が自分を苦しめるのなら、その趣味から遠ざかればいい。

だって趣味は「自分が楽しくなれるからやるもの」であり「自分がやりたいからやるもの」なので。

私の場合は精神状態がわりと不安定なほうなので、自分の精神状態によって趣味への向き合い方や感じ方が大きく左右されがちです。だから、自分の精神状態が元に戻ったらまたその趣味を始めるようにしています。もちろん、遠ざかってそのまま戻らなかった趣味もありました。まあ、それはご縁ってことです。

誰かに期待してもらえることは嬉しい。応援してもらえることも嬉しい。好きって言ってもらえることも嬉しい。だけどそれらのプレッシャーに打ち負かされそうになる。そんな自分をリセットするためにも、いったんその趣味からは離れて、別の「好きなもの」に目を向けるようにしています。自分の擦り減った心を取り戻すためには、やっぱり「好き」という気持ちが必要でした。

だから、趣味がいっぱいあって良かったなぁって思います。何かひとつの趣味から逃げてしまったときに、別の趣味に没頭できるのは本当に幸せなことなんです。趣味は自分自身の心の栄養のためにやるものなので、別に逃げようが隠れようが何したっていいと思うんですよね。

好きなものを嫌いになってしまうことほど悲しいものはありません。「可愛さ余って憎さ百倍」なんてことわざがあるように、マイナスな感情が芽生えてしまった瞬間に今までどれほど好きなものだったとしても途端に嫌いになってしまいますから。だから、そうにだけはなりたくない。自分の好きだったものを否定はしたくない。

なので、私は逃げます。これが自分自身のためです。精神科の先生にも「自分を大切にしてくださいね」と言われて、その言葉をずーっと大切にして意識して生きてきました。だから、自分を大切にするために逃げます。趣味が趣味だと感じなくなってしまった瞬間、離れるようにしています。

「それならもう創作なんかやらなきゃいいじゃん!」って思うかもしれないですが、創作は続けたいんですよ。めんどくさい人間なんです、私。一人は好きだけど独りは嫌いなんです。あーめんどくさい!!!でもね、好きなものを続けるためには、ときには休息も必要。ずっとアクセル全開で走り続けても、いつかガソリンは切れてしまいますから。

でもこういう苦しさと逃げと葛藤を繰り返してもがいた先に、ふと楽になれる瞬間があるのも事実。観劇においては、その境地にたどり着きました。観劇においてはね、「~しなきゃ」がないんですよね。彼女に会いたい一心で自分の体と心が勝手に動くようになっちゃいました。苦しいと感じる瞬間はほぼないです。彼女が好きすぎて苦しいとか、金なさすぎて苦しいとか、そういう類のものは色々あるけど!でも自分に無理をして応援することは本当になくなりました。

そういう意味でも、やっぱり観劇という趣味は自分に合っているんだと思います。観劇という趣味というか、岡村美南さんに対して自分が自分の人生を懸けてでも応援したい人と本気で心から思えたってことです。だから幸せです、本当に。

なので、あとは私自身が何かと好きでずっと続けてきた「創作」という趣味に、今後自分がどのように向き合っていくか。趣味なのであまり難しく考える必要はないんですけど、それでも好きだし続けていきたいからこそ色々考えてしまいますね。今まで失敗を何度もしてきたし。そろそろ学びたいんだけど、多分性格上同じ失敗をまた繰り返してしまうと思うし。

SNSは情報過多すぎて、キャパオーバーしやすいからすぐ頭パンクしてしまうし、ネットも正直向いてない。だけどSNS依存が止まらない。この相反した性格と行動、どうにかならんもんですかね。まあ、それはまたそのとき考えます。

趣味を楽しめる自分を取り戻す

同じ話を何度も繰り返して結局何が言いたかったんやねーんって感じですが、本題は「趣味ってなんだっけ」ってことでした。私は時々趣味というものに苦しめられてしまう人間なので、「趣味は自分が楽しいからやるものなんだよ」「無理してやるものじゃないんだよ」ということを自分自身に言い聞かせるためにここに書き記しました。

ちょっとね、色々あって苦しくなっちゃってドラマ創作やっていたアカウントを消しちゃったんですけど、また自分が楽しく創作できるって思えるようになったら戻ってきたいなと思います。今回はそういったこともあったタイミングなのでブログに書きました。

趣味を楽しめる自分を取り戻す。取り戻すというか、自然とそうなれるように休む。自分の人生は自分次第ですから。苦しい思いしながら生きるよりも、楽しく生きたいじゃないですか。楽しく生きましょう。楽しいと思える趣味を見つけて、楽しく生きていきましょう。

一度心が壊れて命を絶とうとしたことすらあった私からの、自分自身へのメッセージです。

そんなお話でした。

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