2015年7月15日マチネ 劇団四季『ライオンキング』通算10000回公演

ライオンキング
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ゆうき
ゆうき

機は熟したり…10000回おめでとうございます!

日時:2015年7月15日マチネ公演
場所:四季劇場[春]
座席:1階S席H列14番

はじめに

記念すべき日を祝うかのように快晴でした。
この劇場には何度も足を運んでいますが…。
遡ること11年前。
私が初めてこの春劇場に来たのは小学4年生の時でした。

私にとって初めての劇団四季。
舞台が大好きで、色んな舞台を観てきた私が初めて四季の舞台観劇をした11年前。
しかし、当時通路席に座っていて、ハイエナに睨まれたんですね(笑)
それがトラウマになっちゃって、怖くてしばらくLKを観ることが出来ませんでした。
よって、この時私が劇団四季に魅力を感じることが出来ず。
2年後のクレイジー・フォー・ユー観劇が四季の入口となったわけです。

そんなこんなで、あまりいい思い出のなかったこの作品。
あの頃子供だった私が大人になって、再び座った通路席での観劇。
シンバみたいに、成長してから戻ってきた春劇場の通路席。
なんて言うとちょっと偉そうですね。
でも成長して、色んなことを経験して、大人になって観劇してみると。
なんてこの作品は素晴らしいんだろう…と思いました。
10000回という偉大な数字が築かれる意味が凄く分かりました。

劇場も10000回仕様に。

10年もシンバを務めた田中彰孝さんが起用された10000回のポスター。

こんなところにも。

色んなところからお花もたくさん届いていました。

劇場外だけに収まらず、劇場内にも。

さすがに日本演劇史に残る公演だけあって色んなメディアが来ていました。
私もちょろっと映ったりしたかもしれないけど…どうだろう。
もうね、トイレもそうだけどグッズ売り場が長蛇の列で凄すぎました(笑)

そして、入場時に配られた記念品。
ライオンの顔が入ったダルマのチャームでした。

ちなみに下に写ってるやつは、LINEキャンペーンの特典のレジャーシートです。
先着500名とか書いてあったけど未だに残っていたんですね。

キャスト表にも、「本日、日本公演通算10000回を迎えました!」と明記されていました。

ということで、ちょっと長くなりましたが…こんな感じで劇場は10000回のお祝いムードでした。
さて、ではキャストの感想をちょこちょこっと書いていきたいと思います。

キャストの感想

気になったキャストの感想を書いています。

ラフィキ:青山弥生

やはりこの10000回を飾るには、青山さんがふさわしいですね。
佇まいもそうだしお芝居もそうだし、貫禄があるしまさにラフィキそのもの。
長年、この命の循環を見続けてきたといったら変だけど。
初演時からずっと様々なキャストによるLKを見続け支え続けてきた1人。
小柄なのにそれを感じさせないほどのパワフルな歌声は本当に圧巻でした。
まったくブレることもなく、高音も迫力があって素晴らしかったの一言です。
もう青山さんというだけで何一つ心配することなく観ることが出来ました。
さすがに笑いの取り方も分かっているし、面白さもしっかりとありつつ。
でも、すべてを悟ったような言葉だったり…その台詞の1つ1つに深みがありました。
きっとこの深みは今となっては青山さんにしか出すことが出来ないんじゃないでしょうか。
本当に素晴らしいとしか言えないんですが…。
青山ラフィキのエネルギー、貫禄、深み、面白さ、それらすべてがこの作品の魅力となって伝わってきました。

ムファサ:内田圭

内田さんって素顔はとても可愛らしいと言ったら失礼だけど。
凄く優しそうな顔立ちしていますよね。
それだけに、あの威勢のある声の張りだったり歌声だったり佇まいに驚きました。
割と高音を出す時に「あ」の口になるとちょっと声が細くなるんですね(笑)
でも、厚みのある歌声が凄く包容力があってムファサの偉大さを感じさせました。
とても素敵なムファサだったと思います。

ザズ:布施陽由

ザズとかは、私は特にキャストこだわらないんですけど。
布施ザズも歌、芝居共に安定していて良かったと思います。
個人的に久しぶりに明戸さんのザズ観たいですけどね。

スカー:池田英治

うーん…(笑)
正直、池田さんのスカーはちょっと好きじゃなかったです。
なんかコレジャナイ感がありましたねー。
なんだろう、威厳を感じられないのもあるんだけど、ちょっと声が高め?細め?
地の底から湧き上がるような低い声というか迫力のある声ではなかったんですね。
割とハイエナたちと笑ってる時とかはいいんですけど。
やはりムファサを殺す時とかシンバと対決する時。
そいういうスカーの卑劣さと迫力がとても強調されるシーンでの勢いが少し足りなかったように感じました。
もちろん歌も上手でしたし演技も上手なんですが…ちょっとスカーの系統ではなかったかなぁ。
10000回にはぜひ道口さんや萩原さんが来たらいいなぁ…と思ったけど、それは仕方がないことですね。
でもスカーというキャラクター自体はなんだかんだで愛しいんですよねぇ…なんでだろ。

ヤングシンバ:横山賀三/ヤングナラ:三木理紗子

もう2人とも可愛すぎでしたよ~。
そこまで子役とか詳しくないし、全然誰がどうとか分からないんですけど…。
賀三くんがキャスティングされた時にフォロワーさんたちが大喜びしていたので、期待していました。
うん、凄く可愛いし元気があるし歌も演技もとても上手でした。
理紗子ちゃんも凄く可愛かったし、やはり歌も演技も上手でした。
COLで子ゾウで出てくるんですね、最初。
ちょうど私の通路横を通ってきたんだけどとても可愛かったです。

シェンジ:松田佑子/バンザイ:小田春樹/エド:中村智志

ハイエナ3人組もなんだかんだで可愛くて仕方ないですね~。
松田シェンジは前回も観ましたが、とてもいい味を出していて素敵でした。
それぞれの個性がしっかり出つつも、協調している感じがしっかり出ていましたし。
歌も上手だし、やっぱりハイエナの不気味さとか気持ち悪さとか怖さが表現されていました。
もう…怖かったです、ハイエナ(笑)
特にエドは気持ち悪いですよね…怖いです、エドが一番。

ティモン:大塚道人/プンバァ:川原洋一郎

安定して観ていられる2人でした。
アニメからそのまま出てきたようなキャラクター性の再現度の高さだと思います。
息もぴったりですし、動きも喋り方もそれぞれ面白くて可愛らしかったです。
しかし、ティモンが川に流されて、魚をくわえて川から出てくるシーン。
魚キャッチが残念ながら失敗してしまいました。
客席からも笑いが起こっていたので、まぁ…ちょっと惜しかったですね。
いつも思うけど、プンバァのパペット?というか、あれの仕組みがちょっと気になりました。

シンバ:田中彰孝

やっぱり田中シンバは迫力が凄いです。
登場時のハクナ・マタタでちょっとだけ声が出切らなかったかな…と思ったけど。
すぐに調子を戻して、エネルギッシュな歌声を披露してくれました。
動きだったり台詞だったり立ち居振る舞いであったり…。
やっぱり長年演じているだけあって、1つ1つに貫禄も感じました。
それとやっぱりかっこいいなぁ。
シンバが逞しくなってプライドロックに戻ってくる過程を見事に表す肉体だったり機敏さであったり。
前回も田中シンバだったので他のシンバがどんな感じが、ちょっと覚えてないですけど。
どれを取ってもシンバらしい。
歌も上手いしお芝居も間の取り方がとても上手だな、と感じました。
田中さんの声が若々しさもあるし厚みもあるし、凄く好きだと気付きました。
10000回のうち、1500回以上出演されている田中さんだからこそ出来るシンバ像。
本当に素晴らしかったです。

ナラ:辻茜

辻ナラの第一声を聞いた時、これまで観てきたナラより声高めだなと思いましたね。
どうしても濱田さんのナラが印象強いため、声が高めのナラってちょっと新鮮でした。
そのため、シャドウランドがどんな感じになるんだろう…とドキドキでした。
しかしとても良かったですね、力強い歌声と寂しそうな歌声と…抑揚が。
素顔も華奢で可愛らしい方なので、メイクをしても可愛らしさが全面に出ていました。
ただ、「愛を感じて」とかで裏声を使って歌う時がちょっと安定しなかったかな。
おそらく裏声が苦手なのかなぁ…と感じました。
どうしても音程が安定しないのと、声量が一気に小さくなってしまうのが少し残念なポイント。
辻さんはマンマのリサで観ていたくらい…だと思うので、シャドウランドのパワフルな歌声には驚きました。

アンサンブル:伊藤綾祐/玉城任

サンボに弱い私ですが、さすがにこの2人は分かりました…。
伊藤くんといえば初代ヤングシンバ。
今回はレイヨウだったりモグラだったり色んな役を演じていましたが。
そんな初演キャストの1人である伊藤くんが出演していることも、なんか凄いなぁと。
それだけLKの歴史が続いているんだなと感じました。
声の高さや細さは伊藤くんの特徴の1つでもありますが、レイヨウの声量は素晴らしかったです。
華奢だし小柄だけど、パワフルな歌声に驚きです。
そして玉城さん…。
いやもう、なんか凄いオーラを放っていました。
センターバレエが美しいんだけど、なんかどうしても純粋な目で観れなくなったことに悔しさを感じた。
しかし、シマウマにしても凄く楽しそうに演じている姿が好感持てるんですよね。
いつかスカットルも観てみたいものです。

まとめ

続いて、特別カテコの様子を。

ヤングシンバ、ヤングナラが客席下手後方から走ってきて登場。
舞台上には将棋型の10000回と書かれた看板と、ライオンダルマが。

そして、ヤングシンバ、ヤングナラ、ザズによる「早く王様になりたい」。
続いて、ナラと雌ライオンたちによる「シャドウランド」。
ムファサによる「お前の中に生きている」。
シンバ、ティモン、プンバァによる「ハクナ・マタタ」。
最後に、全員による「サークル・オブ・ライフ」。

これらの曲をショートカットしながらメドレー形式で披露しました。
確か、COLの最後のドンッという音と同時に金テープが舞ってきました。
そのテープがこちら。

「ライオンキング 2015.7.15 日本公演 10000回」という文字が印字されていました。
これがちょうど私の席らへんにばっさり降ってきまして。
ちょうど通路に大量に落ちてきたので、数本持ち帰ってきました。
後方の席の人たちが走ってきて、これを回収していきましたけどね…。

で、青山さんによる挨拶がありました。

『ライオンキング』にとりまして、この1万回は通過点だと思っております。
今後もお客様への作品の感動をお届けできる様、一回一回の舞台を精一杯努めてまいります。
今後とも変わらぬご支援、ご声援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

涙ぐんでいたのか、声が滲みながらの挨拶はやはり深みがありました。

10000回って、改めて凄いことですよね。
私はこのうちのたった数回しか観劇していませんが。
日々の積み重ねの賜物ですね。

このあとも拍手が鳴り止まず、何度も幕が開きました。
最後にはヤングシンバ&シンバ、ヤングナラ&ナラが登場。
捌ける時にシンバとヤングシンバが「ウォー!」をやって、幕が閉じました。
とっても盛り上がっていて、祝福のムードが劇場を包んでいました。

この記念すべき日に観劇出来たことがとても幸せです。
私にとって初の劇団四季となったこの作品。
きっと、多くの人の初四季観劇となる作品でもありそうですよね。

そして、16年のロングラン。
初演当時子供だった人が大人になり結婚し子供が生まれ…。
その子供を連れて、またライオンキングを観る。
なんていう家族代々でこの作品を観劇する人もいそうですよね。
まさに、サークル・オブ・ライフだなと思います。

多分ライオンキングは20年、30年…とずっとロングランしていくんじゃないでしょうか。
それと共に日本演劇史の記録をどんどん塗り替えていくことだと思います。

改めて、10000回公演達成、おめでとうございます!!

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