2015年7月7日ソワレ 『サンセット大通り』

ホリプロ主催
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ゆうき
ゆうき

七夕観劇!

日時:2015年7月7日ソワレ公演
場所:赤坂ACTシアター
座席:1階S席J列4番

はじめに

ノーマ・デズモンド 濱田めぐみ
ジョー・ギリス 柿澤勇人
マックス・フォン・マイヤーリング 鈴木綜馬
ベティ・シェーファー 夢咲ねね
アーティ・グリーン 水田航生
シェルドレイク 戸井勝海
セシル・B・デミル 浜畑賢吉

ホリプロさんの舞台も3ヶ月ぶりです。
この間に個人的に色々とホリプロさんにはお世話になっていましたもので…。
まぁそれはいいとして。
前回のデスノートがとても良かったので、今回も期待していました。

なんといってもキャストが元四季ばかり。
柿澤くんは四季時代で観ることが出来なかったのでとても楽しみでした。
そして何より、濱田さんはご贔屓さんでもありましたから凄く楽しみだったし。
綜馬さんも濱田さんと一緒に舞台に立っているお姿を観れるのが嬉しかったし。
浜畑さんという方はご存知なかったんですが、この方も元四季で。
濱田さんのTwitterで、綜馬さんと浜畑さん、そして指揮者の塩田さんのことを書かれていて。


濱田さんにとってとても大切な方々と、再び共演出来るなんて嬉しいですよね。

ということで、去年のK&Q以来の赤坂ACTシアター。

席は下手の端っこの方でしたがそこまで見切れもなかったし良かったです。
ただ上手の舞台袖がちょっと見えてしまうので、スタンバイする俳優さんの姿とか見えてしまったり。
それが見えてしまうとちょっと興醒めしてしまう部分があったのでなるべく観ないようにしました。

キャストの感想

気になったキャストの感想を書いています。

ノーマ・デズモンド:濱田めぐみ

やはり濱田さんは舞台に立つと独特かつ絶大なオーラを放ちますね。
ノーマという女性は過去の栄光にすがりつき、現在の老いた醜い自分を認めない(元)サイレント映画の大女優。
闇を抱えていて精神的にもかなり脆い部分もあり、すぐ自殺未遂をしてしまうような一面も。
こういうキャラクターは濱田さんがやると凄く光るんですよね…。
アイーダやエルファバもそうだけど、濱田さんってこういう負の一面を持つ役を演じるのが凄く上手。
正直濱田さんのドナを観た時、凄く素敵だったけどしっくり来なかったのはそのためかな?
まぁ、そんな個人的な印象もあったのでノーマという女性を濱田さんが演じられたのは大正解だと思いました。
プライドが高く誰よりも自分に酔心しているノーマという女性。
このプライドの高さというか気高い感じがアイーダっぽい部分もあって、胸を張って冷たい視線を送る感じが素敵。
登場シーンでサングラス?かけてたんだけど、濱田さんサングラスは似合わないのよね(笑)
そして2幕冒頭でノーマがマッサージを受けているシーンがあって。
マッサージ師が周りで歌って踊ってる間にもさりげなく顔にパックしながらピースしてたりしてて(笑)
ちょっとお茶目な一面もある濱田ノーマがとても可愛らしいです。
しかしこれでちょっとマイクがずれちゃったのが、そのあと喋りだしたらノイズが凄くて。
一生懸命いじってなんとか直していました。
そして濱田さんといえばやはり厚みのあるあの独特の歌声。
彼女が歌い始めると一気に独壇場と化してしまいますね。
もう人を惹き付けるあの歌声は素晴らしいとしか言いようがないし、力強く弱々しく、抑揚があって。
彼女にすべてのライトが向けられた瞬間の美しさとかオーラとか力強さが、客席を圧倒してしまいます。
ノーマがこんな風に過去はスポットライトを浴びて輝いていたんだって、切なくもなってしまったり…。
とにかくこのノーマという女性は、濱田さんの魅力を最大限に感じられるキャラクターだと思いました。
カテコではマイクがオンになっていて、彼女の笑い声が漏れてしまって、笑ってました(笑)
こういうところもなんだか可愛いんですよね、濱田さん。

ジョー・ギリス:柿澤勇人

歌唱力は申し分ないです。
かっこいいし、身体能力もありますし(元サッカー部ですしね)。
割と歌声とか歌い方は浦井健治くんに似ている部分があるかなぁと個人的に感じました。
だから、歌い方としては囁くような吐き出すような優しさと力強さを含んだ甘い歌い方。
しかし1幕冒頭で歌っている時にちょっと歌詞が聞き取りにくいなぁと感じて。
ちょっとブレスが多いのかな?
息継ぎっていう意味じゃなくて…なんていうのかな、専門用語みたいの分からないんだけど。
なんとなく聞き取りにくい歌い方をする時があってちょっと勿体無いかなと感じました。
ジョーはノーマに愛され束縛され、だんだん狂ってきちゃう可哀想な男の子でもあります。
この狂い方はデスノートのライトに似たところもあるかも。
柿澤くんのライトは観ていないですけど、浦井ライトと共通した雰囲気がありました。
狂って言葉を吐き出す時の演技とかが特に良かったと思います。
ノーマと対照的に、色んなことを楽観的に考えていそうな軽い印象のあるジョー。
言葉遣いも汚いし、そういう部分が若さを感じさせて、フレッシュさがありました。
生着替えのシーンなんかもあって、ちょっとだけあの筋肉が拝めたのは満足です(殴)。
全体的に若さを感じさせるお芝居もありつつ、しっかり実力も感じさせる歌声も素晴らしくて。
その二面性が彼の魅力でもあり、舞台人としての新しさもあって良かったと思います。

マックス・フォン・マイヤーリング:鈴木綜馬

1幕終わった時に綜馬さんの無駄遣い!って思ったけど2幕で見せ場があったので安心。
マックスはノーマに献身的に使える執事ってことでいいのかな。
最終的にマックスの真実が明らかになりますが、彼のノーマへの愛情が凄く愛しく切ないです。
物静かでどこかお堅いイメージのあるマックス。
しかし、この物静かさが狂気を感じさせるんですよね…彼も。
無言の圧力を感じさせる目力と佇まいが、本当に恐ろしいです。
1幕だったか忘れましたが、マックスがピアノを弾く場面があるんですけど…。
その時のマックスがかなりおかしかったです(笑)
もう変顔しまくってよく分からないテンションでピアノ弾いてました(笑)
そんな綜馬さんの面白いお芝居も観ることが出来つつ…。
やはり、厚みのある歌声は凄くかっこいいし素敵だなぁと改めて思いました。
もう…聴いてると野獣にしか聞こえなくなってきちゃうんだけどね(笑)
マックスという物静かな男の心には、揺るぎないノーマへの愛と忠誠心があって。
どこか狂気を感じさせる恐ろしさもあるんだけど、なんだかこの作品の中で一番切ない人だと思いました。

ベティ・シェーファー:夢咲ねね

つい最近宝塚を退団された方ですよね?
凄く華奢で可愛らしい人だなぁと思いました。
ベティが喋りだしてまず思ったのは、台詞すっごい聞き取りやすい!ってことでした。
やっぱりどうしても四季の舞台見慣れちゃうと、四季以外の舞台って台詞が聞き取りにくく感じちゃって。
だから物語が始まってしばらくは展開も分からないし何喋ってるかもあまり分からずモヤモヤしてたんですが。
ベティが喋ったら、なんか凄く台詞聞き取りやすいなぁって感心してしまいました。
宝塚の舞台観たことないけど、やっぱり台詞の明瞭さは意識しているのかな?
見た目も凄く可愛らしく、夢に向かって頑張りつつも恋にも夢中になっちゃうベティを好演していたと思います。
割と歌は裏声を使って歌うことが多いのですが、多少声量が足りないかなと感じる部分も。
凄く綺麗な声だけに、声量がやや追いついてないのが勿体無いかなと思いました。
夢咲さんはアフタートークにも参加し色々とお話してくださっていたので、それについてはまた後ほど。

アーティ・グリーン:水田航生

好青年っていう印象かな(笑)
ベティの婚約者だと思うんですけど、結果的にベティには振られてしまう男の子。
うーん、観劇している時にアーティのことそんなに観ていなかったせいか感想が思いつかない(笑)
水田さんもアフタートークに参加してたので、そちらで色々と書きたいと思います。

観劇の感想・考察

サンセット大通りの全体的な感想としては、人間の理想と現実のギャップの恐ろしさを痛感した、ですかね。
ノーマのようにまるで昔のまま時が止まってしまったかのような生き方をする人って世の中にいると思うんです。
現実を受け入れることが出来ず、過去の栄光にずっとすがりついている人って。

すぐそばでノーマを見守っているマックスは、その現実を知りながらノーマに現実を見せないように裏で手を回していて。
きっとノーマが現実を見たら、多分死んじゃうんじゃないかな。
本当は白髪のおばちゃんになってしまった昔の映画の大女優ってことを知ったら。
それを周りの人たちも分かっている、ただ本人がそれに気付いていない。
誰も真実を打ち明けようとしない。

それは果たして優しさなのか。
凄く疑問を抱いてしまう、人間の心理的な部分とかも観ていて実感しました。

そしてラストシーン。
ノーマの現実の姿が明らかにされるシーンです。
頭にまとっていたものがすべて取れて白髪の姿が映し出されて幕を閉じるラストシーン。
あまりの衝撃に思わず息を呑みました。
なんて醜いのだろう…ずっと虚構の彼女の姿を観ていたのか…と。
分かっていたのに、改めて現実を突きつけられた時の衝撃が本当に恐ろしかったです。
それとこのラストシーン。
マックスが最後までノーマに現実を見せようとしなかった姿がとてもかっこいいんです。
それがより切なくて醜くて…。
もう、凄く胸が苦しくなりました…。

楽曲はアンドリュー・ロイド・ウェバー。
彼の不気味な、でも美しい楽曲たちがこの作品に一層深みを持たせていたと思います。
やっぱり凄いなぁって思いました。
本当に聴いてて、恐ろしさが増すんですよね…。
怖いし不気味な音色であるのに、どうしてこんなに美しいんだろう…と。
オペラ座やジーザスのような不気味さと美しさが、今作にも感じられました。

アフタートーク

この日はアフタートークがあったので、それについてもいくつかレポ残しておきますね。
いくつかピックアップして書くので、あまり正確なレポでないことをご了承ください。

アフタートーク 夢咲ねね×水田航生

Q:キャラとの共通点は?

夢咲:(水田さんのことを)みんなアーティそっくりって言ってるよね。
水田:え、捨てられるってこと?
夢咲:いや、違う違う(笑)

夢咲:ベティは、夢に向かっていくエネルギーとかが尊敬出来ます。

Q:互いの印象は?

水田:ダメ出しとかも台本に全部しっかり書いてて凄いなぁと思いました。
夢咲:最年少なのにしっかりしています。ちゃんと意見をはっきり言ったり。

Q:こだわっているシーンは?

水田:カフェのシーンで、電話で喋っている時に自分でいつも設定を考えながら演じてます(笑)
夢咲:新年パーティーのシーンで、「3、2、1…」のカウントダウンのタイミングに合わせて、開演前に時計を合わせてるよね。
水田:今日は5分早かった(笑)

Q:ハプニングとかはありましたか?

水田:本番ではないけど、稽古中にカフェのシーンで電話を引っ張ったら吹っ飛びました(笑)

Q:宝塚在籍中と退団後での変化はありましたか?

夢咲:男性がいることも新鮮だけど、ジョーに襲われるシーンでなかなか振り切れなくて「怖いなぁ」って思いました。宝塚の時は相手役も女性なので、振り切れるんですけど。

Q:自分に似ているキャラクターはいますか?

水田:やっぱりアーティかなぁ。でも、マックスみたいな一途な男性はかっこいいと思います。
夢咲:稽古場で、ベティにプロポーズするとしたらというのを考えてて「ベティのマックスになるよ」って言われて「怖い(笑)」って思いました(笑)

Q:このあとももし物語が進むとしたら?

夢咲:ベティとアーティは結婚するかは分からないけど、繋がっているんじゃないかなぁ。
水田:今後、アーティのその後みたいな舞台やらないかな(笑)

という感じでした(笑)
あんまり覚えてないのでかなりスッカスカなレポで申し訳ないです。
割とぐだぐだなトークで、質問に対しての回答があまりないような場面もありました。

まとめ

ということで、なんだか色々と考えさせられる作品だったな…と感じました。
これを七夕に観たのがなんとも言えないんだけどね(笑)
愛と憎しみって紙一重だな、とも思いました。

それと人間の心は、やっぱりその人が前に進もうとしない限り、ずっと止まり続けたままなんだなと。
私自身、ノーマに似た部分があるような気がしているのでより衝撃があったのかなと思います。
とにかく濱田さんのノーマは本当に素晴らしい。

彼女がスポットライトを浴びる姿が、凄くかっこいいし輝いているし切なくも思えてきてしまう…。
本当に色々と切ない気持ちになってしまう悲劇だったと思います。

安蘭さんのノーマもいつか観れたら観たいなぁ…なんて思い始めてきてしまったり。

あ、そういえば私の観劇した日には小池徹平ちゃんんとかも来てたみたいです。
デスノートのキャストが結構観劇に来ているそうで。
出演者と今後もこうやって交流があるのは、とてもいいことですね。

なんかまとまりのない文章で申し訳ないです。
とても素敵な作品でした。

やっぱり濱田さん、とても素敵ヾ(*´∀`*)ノ

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