2020年8月5日ソワレ 劇団四季『マンマ・ミーア!』@横浜




マンマ・ミーア!
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ゆうき
ゆうき

ついに岡村美南さんがドナデビュー!

日時:2020年8月5日ソワレ公演
場所:KAAT神奈川芸術劇場
座席:1階S席10列21番




はじめに

ついに岡村美南さんがドナ役として『マンマ・ミーア!』の舞台に初出演されました!初めて稽古場の写真が出て岡村さんのお写真を発見したときから早6ヶ月。開幕延期やコロナによる公演中止などあらゆる困難を乗り越えて、ようやく岡村さんにとって2020年初のステージとなりました。

どれだけこの日を待ちわびていたことか…と、ここ数日なかなか眠れなかった日々を思いながら強く実感しています。舞台が大好きだという岡村さんがなかなか舞台に立てずにいたこの9ヶ月間を思うと胸が痛みますし、ようやく舞台に立てるといっても万全の対策を行いながら、コロナという見えない敵への感染リスクを負う覚悟を持っての出演となると、本当に色々な想いがあるはずです。

しかし、こうして再びステージに戻ってきてくださって、そしてドナという新しいキャラクターとしてお芝居をされる彼女を拝見できることの喜びとデビューを見届けられることの幸せをしっかりと噛み締めて、今回の観劇に臨みました。

ちなみにドナデビューということでドナベアも2体目を購入。おたくの出費は恐ろしい!笑

その他グッズも思い切ってたくさん買ってしまいました。ドナグッズももっと増えるといいなぁ…と今後に期待したいです。

さて、もう今回はとにかくひたすら岡村美南さんのことばっかり書くと思いますが、どうかご容赦ください。何はともあれ、まずは岡村美南さんおかえりなさい!そしてドナ役デビューおめでとうございます!

総評

全体的な総評から。

キャスト:★★★★★
座席:★★★★★
全体:★★★★★

キャストに関しては申し分ないというか、岡村美南さんを中心に観ていたので他の方にしっかり焦点が当てられなかったのですが、それにしても全体的に安定感があったので凄くバランスが良かったのだと思います。デビューの岡村さんを支えるように、経験者の方々や先週デビューの三平果歩ちゃんがしっかり引っ張っていってくれて、非常に温かい関係性が築けていたのではないでしょうか。

本当にこの作品はプリンシパルが1人でも変われば全体的なバランスや雰囲気がガラッと変わるので、今回も色んな化学反応があってとても面白かったです。特にやはりダイナモスが変わると印象変わりますね。全体的にかなり若々しくなって、フレッシュな『マンマ・ミーア!』になった気がします。

そして座席は通路上だったのもあって非常に観やすく、全体をしっかり見渡しやすかったです。細かい表情を観たいときはオペラグラスを使って観たのですが、全然使わなくても表情は確認できましたし、やっぱりKAATは観劇しやすい劇場だなと思いました。

総合的にも、岡村さんのデビューを見守るようにキャストも客席も含めてとても温かい雰囲気だったのが居心地良かったです。岡村さんに関しては課題もたくさんあるのですが、それでもこうしてカテコも含めて盛り上がれたのは嬉しかったですし、本当にこうしてデビューを見届けることができて幸せでした。

キャストの感想

今回は岡村美南さんの感想をガッツリと書いていきます!

ドナ・シェリダン:岡村美南

ついにやってきた我がご贔屓・岡村美南さんのドナ!いつものごとく、初日ではありながらなかなかに仕上がっていたのではないかと思います。とは言いつつ、正直かなり課題も多いなと感じたのでそちらについては後ほど記載していきます。

まず、ルックス的な部分から挙げていくとやっぱり岡村さんのドナはしっくり来る!オーバーオール姿はもちろん、スパトゥルの衣装もヴレヴの衣装も、「Under Attack」もその後の黒のワンピースみたいのも…最後のカテコも。だいたいどの衣装もすんなり着こなしていて、改めてスタイルの良さを実感しました。逆に結婚式のピンクのドレスは若干似合わないかな…(笑)

とにかく岡村さんのドナはサバサバしていて男の力なんか借りなくても1人で生きていけるような逞しさと強さを兼ね備えていて、男よりも男らしい印象がありました。多分喧嘩も負けたことない。マジで強そう。本当にかっこいい。イケメンドナ。「自立した女性の象徴のようなドナ」「哀れな支店長に同情するわ」「私吠えるより噛み付くほうが凄いから」「みんながあなたのママはかっこいいわねって言うんだもの」といった台詞に凄く説得力がありましたもん。あまりにも1幕でかっこいい姿を披露しすぎて、多分岡村美南さんの夢女子が増えることでしょう。実際、ドナに惚れているモブの女の子も絶対いるはずです。それくらいかっこよかったです。

しかし、そのかっこよさにやられているとふとしたときに見せる可愛い一面にギャップを感じて、また沼に落ちてしまいそうになります。かっこよさと可愛さと強さと逞しさと美しさが共存したドナで、凄く多面的な印象を抱かせるのも事実。結局は岡村さんドナのサバサバ感がかなり強調されているので、かっこよく逞しく感じられるのだと思います。姉御肌というより姉貴って感じの強さ。ついていきたくなるし、背中を見せて引っ張っていってくれそうな信頼感もある。そんなドナでした。まあある意味、これまであらゆる作品で岡村さんのお芝居を観てきて実感した部分の集大成とも言えるようなキャラクターだったかもしれません。

ただ、岡村さんの代名詞とも言える「包容力」の部分は今回結構見いだせていないのかなぁ…なんて思ったり思わなかったり。時々垣間見せる優しい一面や温かさは確かにあったのですが、やはりそれが実の娘に対するものであったときに、その包容力が「母」という立場としては若干弱いなと感じました。娘がいてこその母ですけど、確かにソフィに対する母としての想いはしっかり岡村さんなりに表現してはいるものの、その想いの深みがまだ感じられなかったのは大きな課題だったと思います。

もちろん岡村さん自身が若いのもあるし、初日ということもあるだろうし、人生経験自体が浅いのもあるだろうし。娘に対する語り掛けというよりも、ソフィという人間そのものに語り掛けているような優しさと温かさで、娘に対するものとは違う印象を抱きました。だからこそ、これは本当に年月を重ねて、公演を重ねて、人生経験を重ねて娘に対する母の感情が生まれていくものだと私は思っています。実際、江畑晶慧さんも6年かけてドナとして成熟されていました。岡村美南さんも演じていく中で、ドナとしての深みが出てくるのだと信じたいです。

ドナとしての深みという部分ではもう1点課題があって、「昔のドナ」の深みがやはり出ていなかったように思えました。それを感じたのは2幕の「S・O・S」や「The Winner Take It All」といったサムとの掛け合いの中で歌うナンバーです。特にThe Winner~は 歌としては凄く上手だしラストもしっかり声が出ていたし素晴らしかったのですが、本当にただそれだけ。そこにサムへの感情がなかなか乗らなくて、ドナの気持ちがあまり伝わってこなかったんですよねぇ…。聴いていて「ほえー、こんなに感情が乗らない岡村さん珍しいなぁ…」って思いました。

ここのナンバーって21年分の想いや感情の重みが爆発するわけで、それをすべてサムにぶつけながら自分自身も傷付いていくような自虐さと感情の処理が追い付かない感じが伝わってくるイメージだったのですが、確かに表情や佇まいは凄くボロボロになっているんだけど、歌声が追い付いていないな…と。

逆に捉えれば、これほどまでに強かなドナであるという見え方もできなくはないのだけど、全体的にサバサバしているからここもサバサバしていると落差がなくて単調に見えてしまうなぁ…と。だからここはやっぱり個人的には凄く落差が欲しいと思いました。これも岡村さん自身の経験や公演回数の問題なのかどうか…というところではありますが、やはり前回までえばちゃんの感情爆発しまくりのThe Winner~を観てきたので余計に岡村さんの歌声に違和感を抱いたのかもしれません。こういうドナの昔の面影を見せるお芝居は非常に課題として残る部分が多かったと思うので 、これからに期待していきたいです。

だから「時間の経過の重みと深み」、これが岡村さんドナの課題だと感じました。サムに対する21年前の想い、ソフィを育ててきた20年間の想い。ここの時間の経過の中で積み重なっていったドナの想いがまだまだ未熟で、「約40年間の人生を生きてきたドナ」というより「40歳前後の今のドナ」という断片的な印象だったのは否めません。今のソフィや今のサムに対する感情のみでしか向き合えていない印象があったので、ここは本当にこれから演じていく中できっと生まれて深まっていくものだと思います。きっと6年後に40歳になって演じたらドナとして成熟していって、深みが増していくはずだと思いました。だから数年後またドナを演じるときを楽しみにしたい…。

と、ここまで結構辛口な感想を書いてしまったのですが、もちろん素晴らしい部分が多かったのも事実です。ここからはとにかく岡村美南さんドナの魅力をひたすら書いていきます。まだ岡村さんドナの感想セクション、半分も言ってませんので覚悟してください…。

まず、痺れたのがマネマネです。歌い始めの低めの声がこれまでに聴いたことのないような岡村さんの歌声でとても新鮮でした。低音はやや苦手なのかな…と思いつつも、そこのギリギリの歌声が逆にアクセントを利かせていて個人的には好きでした。それから細かいビブラートを効かせてドスを利かせて歌うのがとてもかっこよくて美しくて、どこか保坂知寿さんみを感じました。「当たったら人生ガラリと変わるよ」の歌詞のところの歌い方とビブラートの効かせ方が凄く知寿さんみたいでかっこよかったですし、正直一番マネマネが岡村さんの魅力を爆発させていたように感じます。

そして「Mamma mia」のシーンではまず登場してくるときの「Fernando」の鼻歌が発音良すぎて、しかも結構はっきりと「フェルナンドゥ~」って歌っていて、それだけで耳福…。でも確か井上智恵さんのドナも鼻歌ははっきり歌われていたので、色んなドナの要素が彼女の中に散りばめられていてちょっと懐かしさが込み上げました。そしてダディーズと再会したときにはっきりと嫌悪感と警戒心を示していて、持っているドリルのスイッチを押してウィーン…って頻繁にやってるのも可愛かったです。だけど警戒はしつつも動揺しすぎず、至って動揺を見せないように落ち着き払っている感じを必死に出しているのが凄くサバサバしてて物怖じしない一面とのギャップを見せていて新鮮でした。

また、1幕の「Dancing Queen」は岡村美南さんの可愛さとかっこよさが大爆発!最初ターニャとロージーが歌うのを聴きつつ、ベッドに体育座りでうずくまりながら顔を埋めた状態でリズムに合わせるように左右に身体がゆらゆらと揺れ出していて、その後顔を上げて2人を見てちょっと笑顔になるけどだんだんその笑顔が崩れてきて泣き顔に変わって…というドナの葛藤とリズムに抗えない感じとが絶妙に伝わってきて、もうそこだけで死ぬほど観ていて可愛かったです。岡村さんの泣き顔が死ぬほど可愛くて大好きなので、それを拝めるだけでも最高に幸せでした…。それからドナも歌い出して、ピンクのファー?やサングラスを身につけて歌う姿は超絶ファンキーでとにかくかっこよくて、歩き方1つにしてもモデルみたいな出で立ちで、ダンスもキレッキレで歌もエネルギッシュで…本当にただただかっこよかったです。

だからかっこよさが相当強調されるので昔ロックバンドをやっていたという過去にも説得力がありますし、歌って踊れるドナというところで「ロックの申し子」という代名詞にも違和感がありませんでした。むしろ現役。本当にスーパースターでした。

スパトゥルも可愛かったし、ヴレヴもダンスがキレッキレでかっこよかったし、「Under Attack」は予想通り色気が全然なくて、一生懸命色気を出そうとしている必死さが伝わってきて可愛かったですし、こういうところは岡村さんの魅力が存分に引き出されていたように思います。とことん岡村美南を堪能できる作品だなぁ…とコスパの良さに改めて感動しました。

2幕に関しては先程も書いたように課題が多くて、特に2幕はドナが過去と向き合うシーンが多いだけにより一層それを感じる部分も少なくありませんでした。総合的に一言で表すなら「熟していない」。だからこそ、人生経験をもっと積んで、公演回数を重ねて、色んなキャストの組み合わせでドナを演じてみて、ソフィやサムというキャラクターと何度も向かい合って、そうしていく中で自然とドナというキャラクターが岡村さんの中に染み込んでいくと思います。だからこれからが楽しみ。きっといつか素晴らしいドナに化けてくれるでしょう。

と、まあそんなところもありつつ、やっぱり岡村美南さんのお芝居を観られるということは本当に幸せだなと感じられた2時間半でした。彼女がお芝居が大好きで、歌って踊ることも大好きで、それこそ「人生は最高だよ」と本気で思っているような、そういったエネルギーが伝わってきて凄く嬉しかったです。カテコライブで凄く楽しそうに歌って踊っている岡村さんを観て胸が締め付けられそうになりましたし、DQでセンターで踊っていることが不思議でたまらないのと嬉しさと…色んな感情が込み上げてきて、ああついにドナになったんだ…という実感が湧いてきましたし。こうしてデビューを見届けることができて本当に幸せでした。

とは言いつつも、彼女にとっても今回のこのタイミングでのデビューには思うところがあるらしいですけど、それでもこうして無事に幕が開いてステージに立つ彼女を観られたことはファンとして何よりの喜びでした。新役ということでまだまだ手探りな部分はあるけど、岡村美南さんの新境地を開拓したような気もしますし、役者としてドナという難しい役とこれからどう向き合っていくのか楽しみでもあります。ちょっと彼女の真面目な部分が出すぎて型にしっかりハマったドナだったので、そこの型をどんどん破っていってほしい。そして岡村美南さんにしか演じられないスーパーかっこいいドナになっていってほしいです。

そんなわけで、今回はいつものレポよりもかなり客観的に彼女のお芝居を観たうえでの率直な感想を書き綴っていきました。ファンだからと甘い観方はしたくなくて、誠実に1人の観客として彼女のお芝居と向き合いたいなと思った結果です。私のツイートを見た人たちからは「厳しい」と驚かれましたけど、でも自分が感じたことから目を背けず、じゃあ彼女が今回私が感じた部分をどうやって乗り越えていくのか、それがむしろ楽しみでもあるんです。私の知っている岡村美南さんなら、間違いなく乗り越えてきてくれると信じています。だから私も、彼女のお芝居をこれからも観続けていきたいし見守り続けていきたいし見届けていきたいと思っています。

まあ初日ということもあって、当日客席には演出チームの山下純輝さんとドナ役の江畑晶慧さんがいらっしゃって、休憩中に「ドナどうだった?」というお話をされているのを見かけました。ちょうど私が横通るときにそんな話が聞こえてきてしまったのでヒエッ…となって、できれば客席ではそういうやりとりはしないでほしかったけど…(笑)結構えばちゃんの表情が堅かったので多分公演終わったあとにいっぱいダメ出しくらったのかなぁ…なんて想像してます。でもそうやって意見をもらってどんどんブラッシュアップされていってほしいです。絶対に素敵なドナになることは間違いないから。本当に心から数年後の岡村さんのドナのお芝居を楽しみにしたい。

そんなわけで、岡村美南さんのドナはまだまだ伸びしろはあるもののとにかく現役バリバリのスーパーかっこいいママです。若いけどしっかり母親でしたし、本当に今のドナがそこにいるようでした。しかも歌って踊るシーンもたくさんあるから、とことん岡村美南さんを堪能できますし、マジでファンにはたまらないです。ようやくドナ役として『マンマ・ミーア!』の舞台に立つことができて、本当におめでとうございます!そして、2020年初ステージおめでとうございます!そして何より、おかえりなさい。ずっと待っていました。だからこうしてまた会えて、嬉しかったです。結構厳しい感想書きまくっちゃったけど、やっぱり何だかんだで岡村さんのお芝居観ると凄く幸せになれるし、大好きなんだなって実感できました。

ターニャ:高倉恵美

2016年の公演を観ていないので、今回が初見となった高倉さんのターニャ!とにかくスタイル抜群で8頭身くらいあるんじゃないかと思うくらい、スラッとしたターニャでした。良い意味で若々しさとおばさんっぽさが両立していて、皮肉っぽい一面もありつつ人を上から見下す感じの強さもありつつ…と凄く多面的な印象を抱きました。だからこそとても観ていて面白かったです。なんかもう、誰もが高倉さんターニャに惚れてしまいそうになるくらいかっこいいターニャでした。

なんとなく八重沢さんは人生観が自然と溢れるようで自然体な印象があったのですが、高倉さんは若作りしている感じが出ていてそれもターニャの在り方としては凄く自然で違和感がなかったのが面白いと感じたポイントの1つでした。確かに年は重ねているし色々と経験してきているけど、でもやっぱり常に若く綺麗でいたいという願望がダダ洩れで、実際その通りに若々しくてエネルギッシュで、近寄りがたいけど一瞬で距離を詰めてくるような隙のなさもあって…。本当に不思議な魅力で溢れていました。あれはペッパーが惚れてしまうのも仕方ない…。

そして高倉さんと言えばやっぱりダンスですが、至るところでキレッキレのダンスを観ることができて楽しかったです。歌に関しても正直気になる点はそんなになかったし(あったことはあったけど)、本当に文句なしのターニャっていう印象でした。あとは台詞の間合いだったり言い方だったり、そこは八重沢さん自身が持つ雰囲気や面白さと比較してしまうと物足りなさはありましたが、完全になぞるのではなく高倉さんオリジナルのターニャが出来上がっていたので本当に観ていて楽しかったです。

ただ、今回は岡村さんばかり観てしまって高倉さんのことは正直しっかりと観れていないので次回リベンジしていきたいと思います!でもとても面白くて不思議な魅力を放つターニャに出会えたなと思いました!かっこいい岡村さんドナとの組み合わせも全然違和感なかったし、そういうところでもこれから色んな化学反応を見せてくれるんじゃないかなと期待しています。

観劇の感想・考察

気になったところを挙げていきます!

岡村さんドナを温かく迎え入れる三平ちゃんソフィ

今回の岡村さんドナデビューを温かく迎え入れてくれたキャストの中でも、特に三平果歩ちゃんは本当に岡村さんを凄く歓迎してくれていて、そのやりとりがあまりにも可愛すぎて悶えたのでレポしていきます。

まずは1幕最初。「どこで吹き込まれたんだか」とソフィを攻撃するドナのやりとりは、岡村さんドナがぺーちゃんソフィのお腹をぐりぐりしていました。とにかく身長差があって、身を寄せ合ってもデコボコ感が凄くて可愛かったです。

それからスパトゥル。行進してきた岡村さんドナに近付きつつ、両手でひらひら~ってしてまるでデビューを祝うみたいにじゃじゃーんってやったぺーちゃんソフィが本当にいい子でした。そしてそうやっておだててくるぺーちゃんソフィに、恥ずかしそうに「いいから座って」ってやっている岡村さんドナも最高に可愛かったです。尊い。

そしてカテコではぺーちゃんがお辞儀をし終えたあと岡村さんのところにやってくると、まずぎゅーって抱き着いてからその場でぴょんぴょんと跳ねて岡村さんのデビューを喜ぶようにしていたのが本当に可愛かったです。いやもうぺーちゃん、マジでいい子…。

からの「ウォータールー」で上手側に移動するときも、最初竹内くんが岡村さんに対して指差しみたいのしてて、そのあとやってきたぺーちゃんが竹内くんとわちゃわちゃし出して、すぐ近くにいた岡村さんの腕を掴んで「一緒にやろうよ!」って誘ってるみたいに甘えてて、そんなぺーちゃんに乗せられるようにちょっとだけわちゃわちゃしてくれる岡村さんっていう構図が観られました。普段サバサバしているくせに、娘に甘えられると仕方ないなぁって顔して一緒になってふざけてくれるママの姿をしていて、最高に悶えました…。可愛すぎた。

こんな感じで、岡村さんがデビューということもあって若干堅いんですけど、そんな緊張をほぐしてくれるみたいにぺーちゃんが思い切り甘えたりはしゃいだりしてくれてて、そういう関係性が凄く現代の母娘にありがちな構図で本当に素敵でした。むしろ岡村さん以上にぺーちゃんのほうがデビューを喜んでいるみたいで、それも可愛くて仕方なかったです。そしてこれからどんどん仲を深めていって、岡村さんの心を開いていって、もっとはっちゃけて甘える岡村さんの可愛らしい部分を引き出してほしいです(笑)

岡村さんドナをお姫様抱っこしない阿久津さんサム

前回、ドナとサムの結婚式で誓いを交わした直後に阿久津さんサムがえばちゃんドナをお姫様抱っこしたので岡村さんドナもお姫様抱っこされるのかなとひそかに期待していたのですが、しなかった!!なんで!!!

岡村さんとは普通にハグする感じで、まあ言うたら2014年や2015年の頃のマンマはハグだったし、逆になぜ2020年マンマはお姫様抱っこだったのかもアレですけど、それにしてもなんで!!!

いやまあ岡村さんの身長考えてもお姫様抱っこは難易度高いのかしら…。軽々とえばちゃんドナを抱き上げる阿久津さんサムがかっこよかったので、私のご贔屓もそうやってお姫様抱っこされる姿を観たかったです。

でもさすが阿久津さんが背高くて、岡村さんが抱き着くときにちょっとつま先立ちになってたのがめっちゃ可愛くてキュンとなりました。そういう仕草になることで岡村さんの女らしさが出るので、そこは新鮮でとても観れて嬉しかったです。抱き着くのに背伸びする岡村さんが新鮮すぎて可愛い…。ぺーちゃん相手にはめっちゃ腰かがめて目線合わせてたのに…。いや、それも死ぬほど可愛かったです…。

そして阿久津さん繋がりで行くと、岡村さんと阿久津さんの恋人同士の組み合わせがとても新鮮すぎて全然目が慣れてくれませんでした。岡村さんドナが阿久津さんサムの腕に自分の腕を回している姿も全然見慣れなくて、なんか笑っちゃいましたねごめんなさい。あとはもう2人とも背がでかすぎて並ぶと迫力が凄い(笑)ちょっと阿久津さんとの組み合わせは面白すぎて集中できないから、一度萩原さんとでやってくれないかな(笑)

日替わりネタ

恒例の「Our Last Summer」のモーニングクロワッサン!記念すべき第1回目の岡村さんドナの食べ方は、1個のクロワッサンを両手で口に持っていってもぐもぐしていて、最初は両手が口元を覆っていたのですが手が下りるとぷくっとぽっぺが膨らんだ状態のお顔が出てきて死ぬほど可愛かったです。ハムスターか。可愛い。

ちなみに日替わりネタではないですがOLS続きで、この曲の最後に2人で寄り添って座りながら遠くを見つめるような表情をするときに、堀米さんハリーの頭に自身の頭をコツンとくっつけた岡村さんドナが、ハリーに押し付けるように頭をぐりぐり~ってしていたのがとても可愛くて惚れました。可愛い。ずるい。あざとい。好き。

あとはこれも日替わりネタではなかったものの、レイオールで前回竹内くんスカイの投げキッスを交わしたぺーちゃんソフィが今回はがっつり撃たれていたので、「え、あのやりとりも毎回変えてるのかいぺーちゃん!」ってなりました。今後も注目しておきます。

プチハプニングを神回避する三平ちゃんソフィ

ダズユアが終わって小道具とか諸々を持って捌けていくペッパーたちですが、そのときに布巾が落ちてしまってステージに残されたままになってしまうというプチハプニングがありました。その直後にぺーちゃんソフィがやってきてスカイと話し合うシーンが続くのですが、スカイのもとに走っていくときにさっと布巾を拾っていてさすがでした。

その布巾をパンツに挟む形で入れ込んでお芝居を続け、スカイが去っていくのを追いかけながら上手側に向かって走っていくときに一緒に布巾を上手袖にポイと投げていて、その自然な対応も素晴らしかったです!こういうプチハプニングをしっかり神回避した三平果歩ちゃんに盛大な拍手を送りたくなりました。さすがです!

まとめ

だいぶ長くなりましたが、改めて岡村美南さんのドナデビューを見届けることができて本当に良かったです。こうして無事に岡村美南さんにとっての2020年が開幕したので、私もこれから岡村美南さんのファンとして活動をしていきたいと思います。

今回私が感じたことを率直に書いていったので、もしかしたらこのレポを読んだ人の中には「そんなことないと思うけど…」と思われた方がいるかもしれません。でも、正直お芝居に正解ってないと思うんですよね。それに人それぞれに感じ方も違って当然ですから、それぞれが感じたものがどれも正解だと思っています。なので、私の感想が決して他の人にとっての正解ではないということをご承知いただければと思います。あくまで、私自身が感じたものです。こうしてご贔屓に対して、しっかりとお芝居の評価をできたことを自分自身凄く誇りに思っていますし、何よりもドナとして初めて舞台に立った岡村美南さんのドナの在り方や感じ方を実際に劇場で体感して、自分の言葉で皆さんにお届けすることができて幸せでした。

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。

そしてこれから、岡村美南さんのドナがどのように成長していくのかとても楽しみですし、しっかり見届けていきたいと思いました。きっと彼女なら、素敵なドナになること間違いなしです。

本当にデビューおめでとうございました!!何だかんだでやっぱりあなたが世界一大好きです!

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