2020年8月15日ソワレ 劇団四季『マンマ・ミーア!』@横浜




マンマ・ミーア!
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ゆうき
ゆうき

久々の同公演マチソワです!

日時:2020年8月15日ソワレ公演
場所:KAAT神奈川芸術劇場
座席:1階S席4列13番




はじめに

ついに念願の最前列センターでの観劇!マチネは最前列サイドでしたし、以前も最前列サイドだったのでセンターでの観劇は初めてになります。

そしてこの15日ソワレ公演は、元々私の母を連れて行く予定でした。しかしこのご時世ということもあって栃木からこっちに来るのはできないと言われ、断念。本当であればこうして岡村美南さんのお芝居を母に観てもらえるチャンスだっただけにちょっと悔しさもあります。自分なりの親孝行のつもりでチケットを取っていたので、またいつかリベンジして、次こそ岡村美南さんのお芝居を母に観てもらいたいなと思いました。

と、そういう個人的な思い入れもある今回のソワレ公演もしっかり観てきましたので、レポに最後までお付き合いいただければ幸いです。よろしくお願いいたします!というかマチソワはやっぱりかなり体力いる!笑

総評

全体の感想を書いていきます。

キャスト:★★★★★
座席:★★★★★
全体:★★★★★

マチネで増山美保さんのロージーを拝見して、ダイナモスによりフレッシュ感が出たのを確認できていたのもあってソワレはかなり安心して観劇することができました。キャストに関してはやっぱり文句なし。大好きなみなぺー母娘が揃っていたのもあって、大満足です。

そして最前列センターはやっぱり迫力も見え方も全然違いましたね…。マチネの最前列下手サイドも凄く好きでしたけど、総合的にセンターは観やすいし見切れもないし、何よりライブでセンターで歌って踊る岡村美南さんドナを間近で観られるのでそれが凄く嬉しかったです。岡村さんを最前列センターで観るのは2019年12月8日以来ですし、そういう意味でもちょっと懐かしさが込み上げました。とは言いつつ、やはり2列前が空いた状態での最前列って不思議な感覚でしたけどね。なんて贅沢が今は言えない状況ですし、こんな堪能席に座れるのは最初で最後だろうという気持ちで観てきました。

あとは全体的にも大きなミスもないし客席の雰囲気もマチネほどではないにしろちょこちょこ笑いは起こっていたしで、とても良かったんじゃないかなと思います。非常に素敵な公演だったなーと感じました!

キャストの感想

いつもながら岡村美南さんについて書いていきます。いつも全然他の方を書けなくてごめんなさい状態なので、いつか時間ができたらまとまってプリンシパル全員分書いていきます…。

ドナ・シェリダン:岡村美南

いつも思っていることですが、顔がイイ…。どの角度から観ても顔がイイ女すぎて、人生n度目の一目惚れをしました。本当に顔が良すぎて、永遠に観ていたいです。髪をまとめ上げたときのうなじも綺麗だなぁ…とか、髪おろしたときに前髪で顔左半分がちょっと隠れる感じも色っぽいなぁ…とか、ヴレヴのときの背中も超絶綺麗だなぁ…とか、邪念だらけでした(笑)

なんかもうとにかくお芝居云々よりも岡村さんの美しさとかっこよさと可愛さをひたすら堪能しまくってて、そのせいで今回全然レポができない気がするんですよ。本当に素敵すぎて何も言えないくらい、その魅力にやられてしまっていました。私の贔屓が可愛すぎてつらい。

と言いつつそれなりにちゃんと観ましたので、気付いた点などをいくつか…。

岡村さん、マネマネとかThe Winnerとか結構低音が苦手な感じがあって上手く声が出ないなぁ…っていうのはちょこちょこあったんですけど、回を重ねていきながら克服できている印象がありました。彼女の音域的にやはりもう少し高めのほうが歌いやすいみたいですけど、マネマネの「大汗かきながら毎日働く」とかThe Winnerの「この胸の苦しみを」とかもそれなりに声の出し方を変えてちゃんとその音域で歌われていて、そうやってどんどん音域広げていけそうだなと感じられました。良き良き。

あとは冒頭でペッパーがターニャに情熱的な挨拶をしているときに、その様子を見ながら首を横に振って「あーあ」みたいな顔をしていたのがとても可愛かったです。それからの尻蹴りは凄く様になっていてファンキーだし、んとあの間のような音で「はよ動けや」みたいに促すときの声も凄く好きです。何をやらせてもかっこよくなっちゃうのが本当にずるい。

Mamma Mia!で元カレたちに迫られたときに逃げ出す「ハンドバッグのお手入れとか、色々あるから!」では最後に「ヒエッ」って声出ちゃってたのがめちゃくちゃ面白かったです(笑)でも毎度思うけど、ここのお芝居も凄く好きです。「ゆっくりと昔の話もしたいけど行かなきゃ…」のごまかす笑い方と、そのあとのハンドバッグ~の流れでの怯えるような逃げ腰の言い方のギャップが本当に上手。こういう細かいリアリティさって岡村さんの特技です。凄く上手で好きでした。

それからチキチータでは部屋の向こうにいる元カレたちを覗いて、「あー!」ってなって壁に頭を打ち付けてる姿も可愛かった…。そのあとの泣き顔も可愛いし、岡村美南さんの90%は可愛いでできてますね…可愛すぎる。

そして1幕のDQ。グラサンかけて登場してくるファンキードナですが、今回はマチネでやっていた「その気にさせた男の子」での指差しはやっていませんでした。代わりに首に巻いていたピンクのレイをぶんぶん振り回していて、とってもファンキーでかっこよかったです。いやぁ…ここの爆レスやるときとやらないときあるから、それを目当てに下手サイド席に座るのってかなり賭けだなと思いました…(笑)私が座った2回はどっちもやってくれて嬉しかったです。。。

ヴレヴでは最初にペアダンス?をする男の子といつもここで顔を近付けてキスみたいなことをされてるんだけど、今回はそれをやっていませんでした。あ、やらないパターンもあるのかと新発見です。ちなみにここの男性サンボって岩本さんでいいのかな。男の子の唇にしっと手を当てて「ダメ」ってやっていて、大人の余裕~~って感じでそれも凄く様になっていてかっこよかったですねぇ。あとはとにかくヴレヴの岡村美南さんドナがひたすらかっこよすぎるしスタイル良すぎるしで語彙力喪失。めちゃくちゃかっこよくてずっと観ていたいなぁ…と思いました。

そしてやっぱり2幕はどんどん良くなっている印象。One Of UsやSlippingやThe Winnerといったナンバーでの感情の込め方、ドナというキャラクターの深掘り、サムやソフィに対する愛情、色んなものがどんどん歌声に滲んでいってあらゆるものが感じ取れるようになってきています。

今回はSlippingが特に良かったかなぁ…。歌っている、というよりも語り掛ける…というのとも違うのかな。独白に近いのかもしれません。モノローグのように、遠くにあるキラキラした日々を触れることなく思い返すその弱々しい歌声は、これから愛しの娘を送り出す母の寂しさを感じさせて凄くグッと来ました。わざとそのように歌っているんじゃなくて、もう岡村さんの内から溢れる感情がそのまま歌に乗っているようで、だからこそ説得力のある歌声で心に響きました。あー、岡村さんってこういう歌い方もできるんだなぁ…って衝撃を受けましたし、こうして外面だけでなく内側からも母としての説得力を増す過程が観られて嬉しかったです。「本当に綺麗よ」の言い方もドナという女性を通しての岡村さんの本心に聞こえて、純粋に感動しました。

こうやって贔屓が母になっていく姿を観られるって、なんか凄く不思議な感覚ですね…。私が岡村さんを応援するようになって6年が経って、その間に彼女の色んなお芝居を観てきました。そんな中でやはりドナとの向き合い方はこれまでのどの役とも違うし、それこそ何度も言っていますけどソフィと対峙していくことで母にしてもらっている感じなので、だから公演回数を重ねていくごとにより母らしさが出てきています。「ヴァージンロードのエスコート、ママがしてくれる?」とソフィに言われて一生懸命泣くのを堪えながら頷いて笑顔を見せて、「誇りに思ってるわ、ママを」でも同じように頷いて笑顔で見送るのにだんだんその表情が歪んでいく、この表情の変化はもはやお芝居ではなく彼女自身から生まれるソフィという娘への愛情の表れだな…って思って、もう本当にこのシーンを観るたびに感情がごちゃごちゃになるんです。

これまで観たことのない岡村美南さんのお芝居に日々胸を打たれて、新たな一面を観ることでさらに好きになって、どんどん岡村美南さんの魅力に憑りつかれていってしまうことの恐ろしさと、好きという感情の際限のなさ…そういったものを痛感しています。今回は表情を間近で観られるしと思って気合いを入れて臨んだ観劇でしたが、なんだか本当に岡村美南さんがどんどんドナになっていくのを観られたことへの嬉しさで胸いっぱいで、感無量でした。

もちろん、ライブで楽しそうに歌って踊る岡村さんを観られたことも嬉しかったし、やっぱり彼女は笑顔が一番似合うな…って思ってドキドキしました。ステージに立っていて、センター中央でみんなの視線を浴びるようにしながら堂々と歌って踊っている我がご贔屓を観て、それをこうして見届けることができて、とにかく感無量でした。いつもならここはああで~と色々考察しながら観ることもできたのに、今回それができなかったのは、とにかく岡村美南さんという役者さんの生き様やキラキラした姿に心を奪われたからでした。本当に大好きです…。もうそれしか言えません。

せっかくの堪能席でありながら煩悩しか機能しなかったけど、たまにはそういう観劇もありかな…って(笑)本当に最高の席で観劇できて凄く幸せでした。カテコでは真っ先に手を振ってもらえた場面もあって、それもちょっと嬉しかったり…。こうやって客席から岡村美南さんに拍手を送れること、手を触れること、これまでずっと当たり前に感じていたことのありがたみをヒシヒシと感じられた観劇にもなりました。

私にとっては相当意味のある観劇になったと思います。やっぱり岡村美南さんは最高だぜ…。舞台に立ち続けてくれて、ありがとうございました。

観劇の感想・考察

気になったポイント(というかみなぺーちゃん)を書いていきます。

破壊力抜群の岡村美南さんドナと三平果歩ちゃんソフィの絡み

いやもう今回1幕はみなぺーちゃんに全部持っていかれました…。破壊力が凄い…。

まず「どこで吹き込まれたんだか」はいつものお腹ぐりぐり。ちなみに「あたしたちの時代には20歳で結婚なんかしなかったわよ」の台詞で毎回ぺーちゃんソフィの鼻をツンって突くんです、岡村さんドナ。可愛すぎる。それでぺーちゃんソフィが目をぎゅってしちゃうのも可愛すぎる。尊い。

そしてスパトゥル!踊っている岡村さんドナを見ながら、ぺーちゃんソフィが上手の端っこのほうで女の子と話してるんですけど、女の子が岡村さんドナの真似してて「ちょっと~!」みたいにやめて~ってやってたのがめちゃくちゃ可愛かったです。ママのこと散々いじるくせに、他の人がママのこといじると焼きもち妬いちゃうの可愛すぎでしょ。

からの次ですよ…!行進してくる岡村さんドナの元へやってくるぺーちゃんソフィ。そして岡村さんの左手をおもむろに手に取ると、その場で跪いて手の甲にキスしたんです~~~~!!!!!はああああああああ!?!?!???ってなりました…。えっ、ちょおまっ…て、手の甲にキスって、え、何!?!?!?!え、手の甲にキスする意味、分かってる!!!?!?

え、なんなの…ぺーちゃんソフィは岡村さんドナの王子様なの…なんなの…えっ…岡村さんドナの本当の王子様は阿久津さんサムじゃなくてぺーちゃんソフィだったの!?!?!?結婚しなきゃ!!!!!!!!!!!!!早く純白の結婚式を挙げよう!!!!!!!!!!!!!!!

という煩悩を発揮してしまって、あまりの破壊力にそこまでの記憶とそれ以降の記憶がすべて吹っ飛びました。すみません、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、私は「女と女の絡み」が大好物のおたくなので、そんなつもりはなかったはずなのにみなぺーにやられました…。岡村美南と三平果歩が罪深すぎる…。

たかが手の甲へのキスなのですが、これまでこの2人のやりとりを見届けてきただけあって、この進展はあまりにも大きすぎて衝撃が凄かったです。ついにみなぺーちゃんの初キスです(語弊)。おめでとうございます。

それからカテコでもぎゅーぎゅーってしまくってて、あーもうみなぺーちゃん可愛すぎ…。可愛すぎて涙が出てきそうです…。ぺーちゃんの岡村さん愛が重いのが最高に好きすぎる…。今回も死にそうなほど最高の癒やしをありがとうございました…。尊。

まとめ

今回はあまりにも語彙力をなくしすぎてレポらしいレポにならなくてすみません…。

とにかく岡村美南さんに対する感情が爆発しすぎて、冷静になって観劇できませんでした。こういう気持ちで観劇したのってなんかとても久しぶりな感じがして、それすらも懐かしくて愛しさが込み上げました。やっぱり好きな人の舞台を観られるってこんなに幸せなことなんだなぁ…と強く実感できた気がします。

もちろん座席位置の関係もあるけど、それ以上にこうして目の前で岡村美南さんがドナとして生きている時間を同じ空間で共有できたことの嬉しさが凄く強くて、ただただ感無量でした。きっと一生忘れられない観劇となりそうです。

もうあと1週間で千秋楽なんだな…って思うと寂しすぎて、次回福岡公演があるけど行けるかも分からない状況ですし、残り観られる公演はしっかり見届けてこようと思いました。どうか岡村美南さんが元気に舞台に立ち続けることができて、そして『マンマ・ミーア!』が、カンパニーの皆さんが千秋楽まで駆け抜けられますように。

ということで、16日もしっかり見届けてきます!

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