2020年8月15日マチネ 劇団四季『マンマ・ミーア!』@横浜




マンマ・ミーア!
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ゆうき
ゆうき

夏休み3日目!

日時:2020年8月15日マチネ公演
場所:KAAT神奈川芸術劇場
座席:1階S席4列7番




はじめに

夏休み3日目はまたまた『マンマ・ミーア!』へやってきました!しかも久しぶりの同公演マチソワなので、疲れないかとヒヤヒヤしていました…(笑)同公演マチソワはブロードウェイの『FROZEN』以来なので2月16日ぶりになります。マンマのマチソワで考えるといつぶりだろう…多分6年ぶりです。

千秋楽まであとわずかなので、どうしてもできることなら毎日劇場に足を運びたくて…。色んな方のご協力があって、こうして毎日観劇できています。本当にありがとうございます。

いうことで、今回はソワレの分のレポもあるのでマチネはできるだけコンパクトに書いていこうと思います!ぜひ最後までお付き合いください!

総評

全体の感想を書いていきます。

キャスト:★★★★★
座席:★★★★★
全体:★★★★★

14日に増山美保さんがついにロージーデビューされて、新生ドナ&ザ・ダイナモスの誕生です!しかしながら全然デビューとは思えないほど溶け込んでいましたし、すっかり3人ならではの空気感が出来上がっていました。そもそもこの3人で稽古をしてきていたのもあって、凄く自然な感じがして良かったです。キャストに関しては一切文句なし!

そして今回は下手サイドの最前列。前回12日に観劇した席とほぼ同じ場所で、今回もガッツリとドナを堪能することができました。そして1幕のDQで「その気にさせた男の子」でまた岡村美南さんドナから指差しとガッツリアイコンタクトをいただいて、心臓が飛び出しそうなほど嬉しかったです。正直最前列センターよりもここのほうが好きかもしれないってくらい、下手サイド前方最高に好きです。カテコで捌けるときも岡村さんがしっかりこっちを見てくれるので、たっぷり手を振っていただけました。めちゃくちゃ幸せです…。

今回の客席の雰囲気的に、全体的に初見の方が多いのかなという印象を受けました。というのも至るところで結構笑いが起こって客席がかなり盛り上がっていたのもあって、やっぱりマンマはこうでなくっちゃという感じで嬉しかったです。本当に凄く良い感じの公演で、観劇も凄く大満足でした!

キャストの感想

時間の関係上、岡村美南さんと増山美保さんだけ…。

ドナ・シェリダン:岡村美南

今回も最高に素晴らしかったし、かっこよかったし可愛かったしめちゃくちゃ素敵でした。型を見つけた部分と、まだまだ進化を続けそうな部分と、色んな発見があってどんどん岡村さんの中でのドナのイメージが出来上がっていくのが分かりました。

なんかもうすでに貫禄が出てきたんじゃないかなってくらい、ドナとしてしっくり来ていますし、これマジであと半年演じるだけでも相当変わってきそうだなという予感すらします(笑)そもそもが性格とかも含めて岡村さんに近いキャラクターでもあるので、演じやすいのかなぁ…なんて思いました。

で、今回は時間の関係でいづいた点を羅列していく形で挙げていこうかなと思います。

まずFernandoの鼻歌。結構はっきりと歌詞つきで歌われていますけど、相当ノリノリみたいで首を前後にコクンコクンと動かしながら歌っていました(笑)めちゃくちゃノリノリで可愛かったですし、既視感としてはヴレヴの待機のために下手袖から出てくるときときにリズムに乗りながらノリノリで歩いてくると同じやーんってなりました。こういう細かいところでも、音楽が鳴っていると自然と体が動いちゃう感じを自然に体現していて、ドナのファンキーぶりだったり音楽が大好きという部分だったりに非常に説得力がありました。本当に何もかも可愛い。

あとは2幕。One Of Usは日に日に良くなっていって、サムに対する気持ちが歌声にしっかり染み込んできています。「1人のとき虚しい中耐えてきた」の歌詞では目を閉じてつらい過去に想いを馳せながら、まさに涙を堪えるように耐える表情でグッと引き締めるのが凄く細かくて良かったです。こうやって実際にそのときの情景を思い浮かべるようにしながら歌うのって岡村さんらしいなって思って、なんだか観ていて嬉しくなりました。

そしてSlippingでは「誇りに思ってるわ、ママを」というソフィの言葉にグッと表情が歪んで今にも泣き出しそうになる姿にこちらまでグッと来たし、どんどんソフィの後ろ姿を見送る背中に寂しさが滲むようになってきた気がします。こうやって回を増すごとに母としての一面が出てくるようになって、そういう成長も観ていてグッと来てしまいました。本当に素晴らしかった。

今回はそれだけでなく、The Winnerも素晴らしかった…。もうドナのぐちゃぐちゃの感情が如実に表れていて、それでもあの子だけは絶対に守るという強い意志を感じられて、そのアンバランスさが歌声となって訴えかけてきたし、ただ歌っているというよりも、問いかけているというような印象を抱くようになりました。それからの最後の「そして去ったのー!」は感情大爆発。ちょうど下手からだとセットの合間を抜けるようにしてサムが去っていく姿も見えたし、誰もいなくなった外へと続く道も見えるしで、そんな彼が去って行った道を見つめてから客席側を振り返るときの怒りや悲しみや寂しさといった感情をすべて吐き出すようにどこまでも力強く伸ばして歌い切った岡村美南さんドナがとってもかっこよかったです。歌い切るときに上げていた手を振り下ろすようにしてガッツポーズみたいにする力強い姿も印象的でしたし、私がこれまで観てきた中で一番心に響いたThe Winnerでした。本当に素晴らしかった…。

もう素晴らしかったしか言ってないですね…。でも本当に今回は観ていて、ドナとしてかなり成長したなぁ…と思うような場面が凄く多くて、すっごく良くなっていました。非常にかっこよかったし、可愛かったし、正直これまで観てきた中で一番好きな岡村美南さんの役かもしれない…って思ってます。めっちゃ好きです。

まだデビューから2週間しか経っていないのにこの完成度なら、今後さらにどうなっていくんだろう…って感じです。本当に素晴らしすぎて、これからが本当に楽しみになりました!

ロージー:増山美保

秋本さんの大人で上品なロージーを観続けてきただけに、増山さんのめちゃくちゃ元気ハツラツで若々しくてファンキーなロージーは全然印象が違って面白かったです。正直、かなり面白かった(笑)

お芝居面では、やっぱり秋本さんのほうが凄く自然な感じで、増山さんはちょっと演技している感が凄く出ているのでそこは気になったんですけど、細かい部分での仕草だったり動作だったりは本当に面白すぎました。

たとえば、ターニャとベッド争奪戦をするときのコイントス。「裏!」「表!」で結果を見るや否やすぐにベッドへダイブ。ガチなスライディングダイブで、しかも片ひじをつきながらターニャに向かってドヤァってしてて、さすがに腹筋死ぬかと思いました(笑)めちゃくちゃ面白すぎ…。勢いがありすぎるんですよね、増山さんロージー。

そのあとの「覚えてるわビル・オースティン。お恐るべきオーストラリア人。原野を駆け回る野生児ってとこね」のあとの高倉さんターニャとのわちゃわちゃがもうマジで死ぬほどやかましくて、秋本さんロージーとのときよりも面白すぎてマジで腹筋が死にました…(笑)やかましすぎる(笑)

とにかく初見の感想としては、ファンキー!元気!エネルギッシュ!男前!やかましい!勢いが凄い!って感じのロージーです。私がこれまで観てきたロージーの中でも群を抜いて若々しいしファンキーでした。そういう意味では、岡村さんドナと高倉さんターニャとのバランスは凄くいいんじゃないかなって思います。いかにも昔ロックバンド組んでそうだったもんっていうような説得力がバリバリあったし、歌声のバランスも凄く良くて一体感がありました。

なんかある意味ロージーのイメージをガラッと覆されたみたいな衝撃を受けて、ちょっと自分の中で今期のマンマの面白さが爆増しています…。増山さんロージー、結構クセあってこれは演じていくともっと化けるんじゃないかなって思いました。凄く面白かったですし、個人的にかなり嫌いじゃないタイプです(笑)

観劇の感想・考察

気になったポイントを書いていきます。

今回の岡村美南さんドナと三平果歩ちゃんソフィの絡み

いつもながら今回もみなぺーが可愛かったんですよぉぉぉ…。

まず「どこで吹き込まれたんだか」は久々に岡村さんドナにほっぺむぎゅーってされちゃうぺーちゃんソフィ。「んーん!」って言いながら顔をしかめるぺーちゃんソフィが本当に可愛すぎました。

そしてスパトゥル。「あなたがいてくれる」の指差しがちょうど目の前のサンボの女の子で隠れちゃって見えなかったんですけど、指鉄砲したのかしら岡村さん。でもそのあとぺーちゃんソフィが右手と左手とで交互に指鉄砲の形を作って、行進してくる岡村さんドナの元へ。それから近距離で岡村さんドナをバンと撃ち抜くぺーちゃんソフィでした。ちゃんとそれに付き合って、撃たれた~ってやってくれる優しい岡村さんドナも観られて凄く幸せです(笑)

カテコでは何喋ってんのか分からないけどぎゅーって岡村さんに抱き着きながらぺーちゃんが一生懸命何かを喋っていて、それを岡村さんがうんうん頷きながら聞いてくれるっていうほっこり母娘を観測。可愛すぎ…何喋ってたんだろ。可愛すぎ…。

と、今回もみなぺーの濃厚な絡みを観られて私は死ぬほど幸せでございます…。最高に可愛かった。癒やしをありがとうございました。ソワレも楽しみにしています…。

まとめ

サイドとはいえ7月25日ぶりの最前列ということで、迫力のある観劇ができました。連日観劇とブログ更新とで忙しくてなかなか眠れない日々が続いてはいるのですが、そんな中でもこうして大好きな人のお芝居を観て元気をもらえて本当に幸せです。そして今回も岡村美南さんから爆レスをいただけて、最高に幸せです(*’ω’*)

今回はこんな素敵なマチネ観劇のあとにソワレ観劇もあるので、もう心の整理ができていません(笑)1日に2公演も岡村美南さんの舞台を観られてすっごくハッピーな1日になりそうですし、きっと私は世界一の幸せ者かもしれません。

ということで、今回はいつになくざっくりとしたレポになってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました!その分ソワレのレポはしっかり書くつもりです…(笑)

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