2019年9月23日マチネ 劇団四季『ノートルダムの鐘』@京都

ノートルダムの鐘
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ゆうき
ゆうき

本当の本当に京都旅行最終日観劇!

日時:2019年9月23日マチネ公演
場所:京都劇場
座席:1階S席D列15番

はじめに

長かった京都遠征もついに最後。
締めはやっぱりノートルダムの鐘です!

本日は月曜ということで10時のキャス変を確認したら、まさかの来週から川口竜也さんフロロー降臨っていう奇跡が。
同時に本日が万寿夫さんフロローの見納めであり、昨日が達郎さんカジモドの見納めとなった観劇でした。

一方の岡村美南さんはそのまま今週も続投ということで、安心して観劇へ。
(安心してって言っても今週末観劇予定は今のところないのだけど…)

そんなわけで、連休最終日のノートルダムの鐘観劇をしっかり楽しんできました!

総評

全体の感想です。

キャスト:★★★★★
座席:★★★★★
全体:★★★★★

本日は昨日と変わって寺元健一郎さんのカジモド!
昨日の達郎さんがあまりにも良すぎだだけにまだ余韻が冷めやらず、また全然印象の違う観劇となりました。
全体的にキャストの熱量もやはり高いですし、まとまりのある公演だったと思います。
そして大好きな岡村美南さんも凄く素敵なお芝居をされていましたし、とっても有意義な観劇ができました。

今回は初めて座る15番ということで、13番と対になる位置でした。
まあほぼドセン寄りなので全体的に観やすかったですし、迫力も凄かったです。
ただ、Top of the Worldのところでエスメが階段を上ってやってきたときに、ちょうど手前にカジモドがいてぜーんぜん姿が見えない(笑)
まるで天の声でも聴いているかのようで、ちょっとここだけ惜しかったかなぁ…。
でも今回は周りの客席の環境も良かったし、凄く楽しく観劇ができたと思います。

ミスもありませんでしたし、とてもいい公演でした。
残念な点としては1度だけ着信音が鳴っちゃったのだけど、静寂のシーンで鳴ったわけじゃなかったのでそれがまだ救いだったかも。
もう上演前にアナウンスされてるのに、それでもマナー守らない人なんなんだかなぁ…。
っていうのはありましたけど、やっぱり凄く素晴らしいお芝居を観れたので感無量でした。
改めてノートルダムの鐘という作品を好きになれた観劇になりました!

キャストの感想

気になったキャストの感想を書いていきます。

カジモド:寺元健一郎

昨日の達郎さんカジモドが凄かっただけに、今回の寺元さんは割とシンプルなカジモドに感じました。
別にそれは悪い意味ではなくて、凄く純真無垢で初々しい部分が寺元さんカジモドの良さかなって。
細かいところを突き詰めていくと、まだまだカジモドへのアプローチは出来る点がたくさんあるのかなって昨日の達郎さんカジモドを観たあとだと感じますけど。
でも、本当に何も悪い世界を知らいない子供のように真っ白で真っ直ぐな心を持っていて、それが凄く切なくて儚くて、眩しく思えました。
トプシー・ターヴィーでフードを深く被りながらリズムに乗って身体を刻んでいたのも可愛かったし。
相変わらず平良さんに「王様バンザーイ!」って言われたところでも笑顔を見せていたし。
こういう純粋なところが周りには滑稽に映ってしまうっていうのが、また切なくてたまりませんでした。
それからのTop of the Worldでもちょっと奥手で不器用な一面が垣間見えて、キュンとするんですよね。
相変わらず「二人でいる」の身振りはやりませんでしたけど、クシャってエスメに笑いかけるのがこれまた可愛くて…。
カジモドって誰かにこんなに笑顔を向けたことってないだろうし、それを受け入れられたこともないだろうし。
もう観ているだけで胸が苦しくなりました。
そして2幕、奇跡御殿のシーンでフィーバスが「僕が君について行く」ってエスメに告白するところ。
カジモドはこのとき下手側の手前にいるんですよね。
いつもならここ私は完全に岡村さんエスメを観てしまいますけど、昨日の達郎さんの件があったので寺元さんカジモドにも注目していました。
すると、エスメからもらった魔除けが首から落ちちゃったのかな…?
それを拾い上げた寺元さんカジモドが、魔除けを愛しそうに見つめて指でなぞっていたんです。
その表情が愛しさだけでなく悲しさとか切なさとか色々な感情が混ざったようなもので、凄く胸にグッと来ました。
カジモドにとって大好きな人からもらった宝物。
こうして身震いしつつも外の世界に繰り出した彼は、また自分の知らない世界を知ってしまったようにも感じて。
カジモドにとって大聖堂が居場所なだけに、知らない世界へ旅立とうとするエスメとフィーバスにどうしようもなく憧れと悔しさを抱いただろうし、恋が叶わないことにショックを受けたと思います。
たったそれだけの仕草だったんですけど、寺元さんカジモドの奥手な恋心が実らない瞬間を観測してしまってとても心をキュゥ…っと掴まれる感覚に陥りました。
そして、やっぱりMade of Stoneは圧巻で相変わらず高音が凄く綺麗に出ていました。
「こーこーろー」も安定してるし、達郎さんカジモドとは違う印象のMOSで好きなんですよね…。
そこからのエスメ救出での「やめろー!」っていう叫びも「サンクチュアリー!聖域だー!」も力強さがあって、これまでのカジモドとのギャップが感じられて一気に涙が溢れました。
からのラスト、エスメの最期のシーン。
相変わらず優しい声でエスメに接していて、この安心させるような声に涙不可避。
エスメに見せる表情とそのあとフロローに見せる表情が全然違っていて、また泣かされそうになりました。
「僕が愛した人たちはみんな横たわっている」って言うところでは、彼自身涙を流しながら嗚咽をもらしていて、そのリアルさにまた涙。
この辺からはじわじわ涙が溢れてとまらなかったです。
変化球を投げてくるカジモドでは決してないのに、逆にその真っ直ぐさがずっと貫かれていて好きだなって思いました。
寺元さんカジモド、もっとたくさん演じ続けて達郎さんみたいにオリジナリティに溢れたカジモドになっていってほしいなぁ…なんて思いますけど、一方でこの真っ直ぐで純粋なカジモドでいてほしいなっていうのも本音。
こうして素敵なカジモドがデビューしたので、もっともっと素敵になっていってほしいなって感じました。

フロロー:野中万寿夫

本日で連投ラストの万寿夫さんフロロー、ラストっていうのもあってかいつになく熱量が凄かったです。
まず昨日と今日で感じたのが万寿夫さんフロローの優しさと温かさが少しずつ戻っていったってことでした。
1幕最初のカジモドとのやりとりで、「妻のマリアと?」とカジモドに聞いたところで「幼子のイエスさま!」と返ってきて、「そうだぁ!」って嬉しそうに笑ったんですよねぇ…。
ここ前から笑うことは笑うんですけど、昨日と今日は凄く温かさを感じる笑い方でした。
聖アフロディージアスを答えられなくて椅子をバンってやったりもしちゃうけど、少なからずこの2日間の万寿夫さんフロローは人間の心を失っていない優しいパパ(パパではない)でした。
個人的に凄いなぁ…って感じたのは、Hellfire。
いつもとは違うアレンジで歌っている箇所があって、めちゃくちゃかっこよかったです。
Hellfireは万寿夫さんフロローの歌声verが大好きなので、よりかっこよさが増して鳥肌立ちました。
また、2幕のバスティーユのシーンは白熱したお芝居でこれも凄かったですね…。
何がどう凄いって言葉にしづらいんだけど、「憐れんでくれ。私は自分を見捨てた…」っていう台詞にしても、弱さが全面に出ていて人間の部分と心を蝕まれた怪物の部分がそれぞれ見え隠れするお芝居で、なんていうか救いようがないなって思いました。
芝さんフロローだとここ完全にもう悪魔に憑りつかれたような感じだけど、万寿夫さんはフロローはまだ人間味があるから救える状態なんですよね。
その不完全さが逆に切なさをそそるし、フロローの愛しさを感じさせるなぁって。
エスメを殺したあとのシーンも弱々しいお芝居で人間味があって、この救えるはずの人が救えなかったっていう残酷な事実に胸が痛みました。
万寿夫さんフロローって凄く独特で、多分好き嫌いが分かれやすいフロローなのかなって個人的には思っています。
とにかく怖いフロローだし冷酷な一面が多く見えるけど、その分凄く人間味に溢れているからこそ愛しさが募りやすいフロローでもあるなって思いました。
このアンバランスさが好きだなって強く感じたし、本当に今日の万寿夫さんフロローがとても素敵すぎて一気に大好きになりました。
またいつか戻ってきてくれたら観たいなぁ…って思います!

エスメラルダ:岡村美南

本日もかなり調子が良さそうだった岡村美南さん。
本当に全然お疲れな様子が見えないのですが、2ヶ月連投なのでそろそろお休みしてほしい気持ちもありつつ…。
でもいてくれて嬉しかったのは正直なので、元気なお姿が観れたのはとても嬉しかったです。
今回はGod Helpのあとのフィーバスに声をかけられて短剣を抜くところ、従来通り「煙の中に消えたのかと思った」の台詞で抜いていました。
昨日のは気まぐれっぽいですね。
それからTop of the Worldでは昨日のような包容力は見られませんでしたが、姉のような優しい一面が垣間見れて嬉しかったです。
達郎さんとまでは行かなくとも、寺元さんともだいぶ距離を詰められたような気がしました。
凄くクシャッとした笑顔を見せていて、観ていてとても心が温かくなりました。
「世界の頂上で~」と最後手すりから手を離すところ、今回ちょっとバランス崩したのか一瞬ぐらっとなった岡村さんエスメ。
一旦離した手を再び手すりに戻し、そしてまた手すりから手を離していました。
それがある意味凄く震えていて怖くて一度手をついてしまうけど、次こそは…っていうような感じにも思えて逆に良かったかもしれないです。
ピンチをチャンスに変えられる岡村美南さんが魅力的でしたし、愛しさが募りました。
ちょうどこのTOTWのシーンが目の前だったので表情もたっぷり観ることができて嬉しかったです。
ラポンテのキスシーンもガッツリ正面でしたし、ビクッとなる岡村美南さんエスメを堪能できて眼福でした。
そして2幕、やっぱり佐久間さんフィーバスと並んだときの岡村さんエスメはとても少女のようでドキドキしまくりでした。
「絶対に嫌」って言うときの岡村さんエスメ、清水さんフィーバスのときとは違う表情なんですよね…。
いや、同じ表情のはずなんだけど対峙する俳優さんが違うだけでこんなにも印象が変わるのかって凄く感心しました。
Somedayもただただ美しいという言葉では収まらず、そこに悲壮さと切なさがあって。
今回は今にも消えてしまいそうな弱々しさも兼ねていて、観ていてとてもつらかったです。
だけど、私の好きな岡村美南さんってすぐ泣かない逞しさがある女性像なんですよね。
もちろん岡村さんだって涙を流すことはあるし、目に涙を溢れさせることもあります。
それでも涙を流すところを見せないことが多くて、かっこいいなって思いました。
誰もいないところでこっそり泣くような、そういう強さと弱さを秘めた女性。
だから、Somedayで泣き崩れるとはいえそれでも涙を見せない姿が本当に好きでした。
今回も涙は浮かべど流すことがなくて、最後まで逞しいエスメだったのが個人的には嬉しかったです。
同時に、火炙りの刑ではもう疲れ果てて弱り果てたような焦燥さもあって。
やっぱり死ぬのが怖いっていう、人間らしさもしっかり演じていて。
この…なんていうのかなぁ、岡村さんがエスメを演じていく中で出来ていく流れとギャップが本当に最高なんです。
たくさん逞しくて強い一面を見せてきたからこそ、最後に弱り果てていく感じ…。
上手く言葉にできないけど、今回もそれをしっかり感じ取ることができて感動してしまいました。
ちなみに大聖堂の鉛を流して赤い緞帳が下りてくるシーン。
ちょっと緞帳がステージにしっかり下りないというか、下が若干隙間があったせいで岡村さんが下手からあの椅子に向かっていく様子が足元見えちゃいました(笑)
うわー、見えちゃいけないところやーん!って思いながら観てしまい、緞帳が回収されて横たわっている岡村さんを観たのが面白かったです(笑)
だから一瞬興醒めしてしまった部分はあったんですけど、あっという間にまた物語に引き込まれました。
岡村さんエスメ、観るたびに死に際の演技にリアリティがどんどん増していきます。
今回も迫真の死に際のお芝居が観られて、なんかもう…今にも死んじゃうんじゃないかって思わされるくらい、力の入らない声と表情と仕草に魅せられました。
そして亡骸を寺元さんカジモドに抱き上げられ、舞台中央に横たわらせられるとき。
岡村さんエスメの片膝が若干立った状態になってしまっていて。
それを一気にではなく徐々に、ギギギ…って機械の音でもするように少しずつ膝を伸ばして脚をまっすぐの状態にしていました、本人が(笑)
それもちょっと笑ってしまいましたけど、まあ自然に上手くごまかしたなって思います。
死後硬直がどう~とか細かいところ観ていくとアレかもしれないので、深いところまでは突っ込まないです。
最期、起き上がって天に召されていく姿が美しかったのでそれだけで大満足。
今回も彼女は最後まで美しいエスメであり続けていてくれました。
そんな姿を観ることができて、ファンとしても凄く嬉しかったです。
やっぱりどこまでも岡村美南さんはお芝居が丁寧で、表情も声も仕草もすべてが丁寧。
この人は何を演じても上手だし、お芝居が本当に上手だなって思いました。
こうして今週も元気な岡村美南さんの姿を、そして大好きな岡村美南さんのお芝居を観ることができて嬉しかったです!

まとめ

ずっと楽しみにし続けていたこの京都旅行。
気付いたらもう終わってしまいました…。
本当に本当に楽しい時間ってあっという間なんですね。

こんな贅沢、もう一生できませんね…。
本当にどの公演も死ぬほど楽しかったです。

岡村美南さんから大切な思い出をたくさんいただけた1週間でした。
こうやって変わらず、大好きな岡村美南さんのお芝居を、歌を、ダンスを、そしてご本人を観ることができてとても幸せです。

今日も素敵な時間と思い出をもらえて、たくさん元気をいただきました。
やっぱり私は岡村美南さんが大好きです。

ノートルダムの鐘という作品もさらに好きになれた1週間でした。

ありがとうございました、京都!!!

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