2017年1月27日マチネ 劇団四季『ノートルダムの鐘』




ノートルダムの鐘
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ゆうき
ゆうき

2017年初観劇です!

日時:2017年1月27日マチネ公演
場所:四季劇場[秋]
座席:1階S席9列17番




はじめに

皆さん、遅れましたがあけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします!

ということで早速2017年初観劇してまいりました~。
本当は先週行くつもりだったんですけど、ご贔屓がいなかったので…。
やっぱり一発目は贔屓で観たかったので今週!
出来るなら初日に海宝くん観て以来観てないし…海宝くんがいいなぁと思い。
フィーバスもまだ佐久間さん観てないから佐久間さんがいいなぁと思い。
そして芝さんフロローとよしつぐさんクロパンが恋しかったから芝さんとよしつぐさんがいいなぁと思い。
そしたらまさかの今週どストライクですよ…。
27日…あ、仕事休みだ!よし行こう!ってそんな簡単に行くわけもなく。
チケット確保出来なかったので諦めてたんですけど、チケットお譲りしてくださった神がいました…。
本当に感謝です。

席も凄く観やすい9列目でしかもドセンです…。
本当に最高でした。
まぁ、周りの人たちがかなり観劇慣れしてない人たちだったので凄く困りましたけどね。
ビニール音聞こえるし前かがみになるし…。
それさえ除けば本当に凄く凄く素敵な最高の公演でした!

久しぶりの海宝くんカジモド×岡村さんエスメラルダ。
初日以来なので本当に久しぶりな感じがして、なんか懐かしさと同時に新鮮さもありました。

今回は前回と比べて岡村さん以外プリンシパルは全員違うキャストなのでその違いとかもまた書いていきます。
ざっくりではありますが、簡単に感想書いていきますねー。

キャストの感想

気になったキャストの感想を書いています。

カジモド:海宝直人

初日ぶりの海宝くんカジモドです…久しぶり!
ずっと達郎さんが続いたので海宝くんが観れて嬉しかったです。
やっぱり海宝くんは天才だなぁ…と思います、あの喋り方は凄く体力使いそう。
達郎さんとの比較が主になっちゃうけど、海宝くんカジモドは成長した青年で達郎さんカジモドは子供のまま。
海宝くんは自分が醜いということもしっかり理解しているしある程度のことは分かっている。
達郎さんが何も理解出来ない子供のように感じるから、余計に海宝くんは大人びたカジモドに思えました。
頭を叩いたりする仕草も達郎さんほど大げさではないし。
愛しさっていう点では正直達郎さんカジモドのが可愛くて好きなんですけど。
だから、芝さんフロローの両者のカジモドに対する接し方に温度差があるって以前書いたんですけど。
そうじゃなくて、達郎さんが子供のようだからより芝さんフロローが父親っぽく見えたんだと思います。
逆に海宝くんはやや大人びた青年カジモドだから、芝さんフロローの接し方もそれ相応に見えたのかなって。
カジモドの演者が変わるだけでこんなにも周りの印象とかも変わるんだなぁと思いました。
あと前にも書きましたが、海宝くんは陽なのでOut of ThereとかTop of the Worldのような前向きな曲が凄く似合う。
キラキラしていて希望に満ち溢れていて…さすが海宝くんです。
歌声が真っ直ぐで、聴いていて凄く気持ちがいいしとにかくかっこいいんです…。
Out of Thereはやっぱ海宝くんカジモドが最高です。
そして今回はMade of Stoneが凄く鳥肌立ちました…凄かった。
初日は最後のロングトーンで声裏返っちゃってそれを叫ぶようにしてフェードアウトさせたのが凄かったけど。
今回は見事に歌い切ったんですが、達郎さんとは違った魅力があって素敵でした。
海宝くんと岡村さんの声の相性もかなり良さそうだからもっとデュエットあったら良かったんだけどな。
もしかしたら海宝くんカジモド、見納めになるかもしれなかったので観れて良かったです。
ほんと、ディズニーの主人公が似合う人だなと思いました。
誠実に役と向き合っているのが伝わってくるし、とにかくキラキラしたそのかっこよさにキュンとなりました。

フロロー:芝清道

芝さんフロローも進化しますねぇ…とっても恐ろしかったです。
前の記事で芝さんは人間的なフロローで野中さんが非人間的なフロローと書きました。
でも今回観ていて、やっぱりそれは逆だと感じました。
確かに最初の方、カジモドと話す時のフロローは凄く人間味溢れているし。
やっぱり凄くいい父親のような、何も道を誤っていない確かな人間なんです。
だけどエスメラルダと出会うことで心乱れどんどん闇に飲み込まれていく。
そして、ついに狂ったフロローがエスメラルダを自分のものにしようと目の色を変える瞬間。
そこからの芝さんフロローは本当に怪物でした。
あ、この人はまるでもう人間ではない…と思わせるようなゾッとするお芝居でした。
芝さんの緩急をつけた話し方が凄く好きで、エスメに迫る時…もう凄いんです。
喋る一言一言をゆっくりと、まるで呪うかのように…おぞましく発するんです。
凄く怖くて、あああ芝さんフロロー大好きだあああってなりました。
本当にこの人はエスメラルダに出会わなければ良い人間として生きていけただろうに…。
カジモドに向ける表情も声も確かに、そこに「愛」が存在していたんです。
だから余計に豹変していく過程が切なくて、凄く胸がぎゅってなりました。

エスメラルダ:岡村美南

2017年もやっぱり岡村美南さんを応援していこうと思いました…。
本当にこの人のお芝居は観ていて心を奪われるし色々と考えさせられる。
何か大きく演技を変えてくるわけではないんだけど、圧倒的な存在感でひれ伏しちゃいそう。
でも初日に比べて所々余裕も出てきたみたいで。
フィーバスとキスしたあとに「生きるためには稼がないと」っていう台詞もかなり笑顔になっていて。
12月の最後の方に観た時点ではそこまで笑顔ではなくて…。
なんというか、まるでキスに戸惑っているようにも見えるし切羽詰っているようにも見えるし。
だけど、今回は完全にキスされたことに喜びを感じていて、嬉しそうに言っていました。
そのあとのフィーバスとの追いかけっこ()のシーンでも唇に手を当ててキスの余韻に浸る岡村さんエスメ。
ここもかなりにんまりしていたので、なんかこういう仕草とかでもかなり以前より余裕が出てきたように思いました。
んんんー、可愛いです。
Top of the Worldの最後のカジモドとのハモリは海宝くんとの方が好きかも。
これはカジモドを演じる人によって感じ方が違うと思うけど、海宝くんと組むと岡村さんはより女性的になる。
どういうことかというと、さっきの海宝くんの感想にも書きましたけど達郎さんは凄く子供なカジモドで。
一方で海宝くんは達郎さんと比べるとやや成長している青年のようなカジモド。
だから、岡村さんの持つ包容力がどのように作用するのかが全然変わってくるんです。
達郎さんカジモドとだと、やっぱりお姉さんっぽくなるんです、岡村さんが「あの子」呼びするのが凄くしっくりくる。
海宝くんカジモドとだと、年相応の女性…というか、お姉さんらしさよりも女性らしさが強調されます。
別に岡村さん自身が意識して変えてるわけではなく組む相手によって感じ方が変わるだけなんでしょうけどね。
でもどちらにしてもあのたくましさや凛とした佇まい、そしてあの包容力はやっぱり凄いです…。
本当に女性が憧れる女性の象徴のような人だと思います。
それにしてもこの作品に限った話ではなく岡村さんが出る作品すべてにおいてそうですけど…。
登場シーンで一気に心臓ばくばくするのマジで心臓痛いからどうにかしたいです。
好きってこういうことなのかなぁ…やっぱり他の人を観ていても起きないですもん、こんなこと。
ほんとにね…大好きです。

フィーバス:佐久間仁

初佐久間さんフィーバス!
もう…個人的にかなり好きなフィーバスでした。
なんか、初めて李涛フィエロを観た時のような衝撃がありました。
あの李涛フィエロの甘い歌声がそのままフラッシュバックするような、甘い歌声…。
やっぱり男の色気ありました…凄く色っぽいフィーバスでした。
女性たちを誘惑する仕草とか声に色気があって、凄くエロティックでした。
なんかでも隊長というよりは王子みたいな感じ。
今回観てて思ったのは、清水さんフィーバスはラダメス、佐久間さんはフィエロ…そんな感じ。
清水さんの真面目そうで愛にも堅実なフィーバスはまさにラダメスっぽさあって。
佐久間さんのチャラそうな感じから本当の愛に気付いていくのはフィエロっぽさがある。
全然タイプが違うので、観ていて凄く面白かったです。
そして何より岡村さんとの雰囲気とかはやっぱり佐久間さんの方が合ってるなぁ…。
身長差が抜群でした…あの岡村さんがこんなにも小さく見えるだなんて。
声の相性も、清水さんも佐久間さんも合いますが全然違った魅力があって良かったです。
それと、佐久間さんの細かい仕草とか表情が凄く分かりやすかったです。
例えば戦場での出来事を思い出しながら歌うシーン。
小刻みに体が震えて何回も拳を握り直したりしていて…あぁ、彼にとって凄くつらい出来事だったんだ、と。
決して誇れるものではなく、むしろトラウマのように感じるくらい恐怖だったんでしょうね。
そして、Somedayで歌い出すエスメを見つめる時の表情と仕草です。
エスメに触れたいけど触れられず、どうすることも出来ないもどかしさとか悔しさが凄く伝わってきました。
何度も手を伸ばそうとしてそれを引っ込め、何度も拳を握る。
表情も顔を歪め、ただただエスメを見つめることしか出来ない切なさでいっぱいで。
「もう死ぬの」とエスメが歌った時に咄嗟に手を伸ばしたけどそれも拒絶されて。
佐久間さんフィーバスにとって、人の死というものは相当トラウマなんだろうなとつくづく感じました。
もうね…そういう細かな仕草が随所で演じられるから凄く分かりやすかったです。
とにかく佐久間さんフィーバスかっこよすぎて、私は完全に彼にやられました。
岡村さん×佐久間さんの組み合わせでまた観たいものです。

クロパン:阿部よしつぐ

んー、やっぱりクロパンはよしつぐさんが好きだな!
この影のありそうな感じが凄くこの作品にマッチしていて良かったです。
凄くドライな性格しているわりに凄く仲間思いっていう、そのギャップも良くて。
それにやっぱり凄く身軽なのでダンスも軽快だしディズニーのクロパンらしさがある…(笑)
ワイスさんも悪くはないんだけど、やっぱりダンス軽快じゃないしな(笑)
よしつぐさんのクロパンはほんとはまり役なんだなって今回観て思いました。

まとめ

前回とキャストが変わったのもあって印象とかも全然違って見えて楽しかったです。
ただ、今回直前にキャス変があったみたいで。
開演前にキャスト表をもらうことが出来ませんでした。
幕間でキャスト表もらえたんですけど、開演前に女性サンボの町島さんに何かあったみたいで。
なのでこの日は女性サンボ8人でなく7人で。
こういうこと初めてだったので、びっくりしました。

でもプリンシパルはとにかく私のベストキャストで…。
本当に観ていて最高に幸せでした。
カテコでの海宝くんと芝さんのハイタッチもなんか和むし、ノートルダムカンパニー大好きです。

今回は単純に、楽しいな~って思いながら観ていたからいつもみたいに考察はしないですが…。
やっぱり色々と考えさせられる作品だなと改めて思いました。
また次は違う組み合わせで観てみたいかな。
そろそろ宮田さんのエスメラルダも観たい…!

次回の観劇いつになるかまだ分からないけど、楽しみにしたいと思います!

2017年観劇初め、とっても素敵な公演でした!

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