2022年3月19日マチネ&ソワレ 劇団四季『ロボット・イン・ザ・ガーデン』@京都




ロボット・イン・ザ・ガーデン
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キャストの感想

キャストの感想です!

ベン:山下啓太

なんだか山下さんめっちゃ変わりました。驚くくらいお芝居のディテールが変化していてビックリです。より繊細になったというか、タングに向かって怒りをぶつけるシーンや叱るシーンのお芝居に変化があった印象がありました。ただ声を荒げるんじゃなくて、「相手にしっかり理解してもらいたい」という気持ちを込めたような話し方をするようになっていました。この良さを言葉では上手く伝えられない(笑)

感情のぶつけ方がより自然になったというか…。たとえば秋葉原のシーンでタングに「どうして言わなかった」と言うセリフひとつ取っても、戸惑いの感情は消え去っていて、怒りを静かに表現するような低めのトーンで相手に言い聞かせるように言っていました。ここの言い方は田邊真也さんベンに近くなったかも。

あと個人的にグッと来たのはボリンジャーの家から逃げ出した直後のベンとタングの会話のシーン。タングが「タングがロボットで、相手が人間だから!?」と嚙みついてきたときに言う「違う!」の声量かな。その直前までもそれなりに大きな声でタングを叱ってはいたのですが、ここの「違う!」からその後に至るまでのセリフで一気に山下さんベンの声量が大きくなりました。

「ロボットと人間は違うから」という考えが山下さんベンには耐えられなかったのかなって。生き物に優劣はなくて、そんな差別もしちゃいけない。生き物すべてを愛する山下さんベンだからこそ、タングもただのロボットなんかじゃなくて僕らと同じ「生きている存在」なんだよってことをタングに分かってほしかったのかなって。なんとなく、今回の山下さんベンのお芝居からそんなことを感じ取れました。

ただ感情に任せて叱るだけではなく、特にベンが伝えたいことに緩急や強弱をつけてきたのがこれまでのお芝居と大きく違う点で、マチソワはどちらもハッとさせられました。山下さんベン、本当に熱意がこもったお芝居をするのでとても素敵でした。

あと、マチネは最前列だったこともあって表情たっぷり堪能し放題だったのですが、山下さん驚くくらい泣いていてビックリです。すでに1幕冒頭の旅に出る決意をするところでボロ泣きしていたので、あまりにも泣き虫すぎて可愛すぎました(笑)

ソワレの1幕RIGは高音出すの少しきつそうになっていたのでそろそろお疲れかなと思いましたが、2幕ではしっかり立て直していました。ベンは体力的にも相当きつい役だと思いますが、声を枯らすこともなくしっかりとした声量でお芝居をここまで続けられていることが凄いです。むしろ観るたびにパワーアップしている姿にとても感動しております。

そんな中で今回山下さんベンのお芝居で一番グッと来たポイントがありました。それが2幕ラストでタングがエイミーのお腹の中に心臓の音が2つ聞こえることを伝えるシーン。それを告げられてエイミーが「それ、本当…?」とタングに尋ねている瞬間、山下さんベンがちらっとエイミーのお腹付近に視線をやったんですよ。「え、本当にエイミーのお腹の中に赤ちゃんがいるの…?」とでもいうような、驚きと信じられないような表情でエイミーのお腹を見ていて、その仕草が凄く細かいなと思ってビックリしちゃいました。

だってエイミーのお腹は全然膨らんでいないし、そりゃ信じられないもんね~。なんかこういうさりげない仕草を自然にやっているのが凄くリアルで、この仕草を見ただけでもチケット代を払った価値があったと感じました。気付けて良かったポイントです!

山下さんのお芝居もどんどん柔軟になっていって、本当にナチュラル。凄く説得力のあるお芝居で、引き込まれました。タングともどんどん仲良くなっているし、観るたびに絆が深まっていくのがとても素敵でした。今回も素敵なお芝居を観られて大満足です!

タング:前田更紗/小原てつを

東京公演ぶりのさらてつ?ペアです。京都公演はずっとうぶちゃん&渡邊さん、長野さん&安田さんで観てきたので久々に前田さん&小原さんペアを観るとまだまだ硬いな~と思いました。タングの動かし方も、デビュー時よりはかなりナチュラルになりましたが、やはり他2ペアがあまりにも慣れ過ぎているのでやや硬く見えてしまうのかもしれませんね。

でも東京公演より確実にお芝居が細かくなってきていて、たとえば1幕冒頭でベンと初めて会って驚いて倒れたときのタングのお芝居も凄く良かったです。ただ倒れ込んでいるだけじゃなくて、ちょっと壊れたような感じでピクッ…ピクッ…となっていたのが細かいと思いました。単純な呼吸の動きとは違う、機械的な動きは確か東京公演ではやっていなかったんじゃないかな~と思うので、進化している!って嬉しくなりました。

あと、2幕でベンを慰めようとしてハンカチを取り出すも全然慰められなくてハッとなってハンカチをポイッと投げる仕草は相変わらず下手でした(笑)東京公演でも毎回のように手に引っかかっちゃって、投げるというよりその場に落ちる感じだったのですが今回もです(笑)確かに難しいよね~。ちょっと不器用なところが垣間見えた瞬間でした。

そして勢いのある前田さんの「アルミニニニウムッ!」も相変わらずで可愛かったです。でも東京公演のときよりは言いやすくなったのかな?誤魔化しながら言っているような感じではなくなったのでちょっと進歩したかもしれません。

あとこれは席の問題なのかもしれないけど、2幕のRIGでハモるときなど小原さんの歌声がでけー(笑)東京公演のときからそうだったけどさらに爆音になったのでは…。山下さんや前田さん、岡村さんの歌声もかき消されていました…(笑)もっと、もっとできれば抑えめに頼みたい…。

観ながら「そういえばそうだった!」と再認識できるポイントが多々あって、すでに懐かしさも感じながら観られて楽しかったです。これからもっとお芝居が柔軟になっていってタングがよりイキイキし出すようになるのを期待したいと思います!

エイミー:岡村美南

今回もマチソワともにミスなく素晴らしい完璧なお芝居でした。岡村さんって、役によってミスが多かったり少なかったりするんですけど、エイミーは本当にほぼミスなしで来てないかな。役との相性が非常に良いんだと思います。

京都公演も気付けば約1ヶ月連投していて、ようやく心に余裕が出てきたのかな~と思うほど自由にあれこれしていました。自分がどう動いて良いのかを理解して、本当に楽しく自由に好きなように動いている印象があって、観ているこちらが楽しくて仕方なかったです。本人が楽しく演じているのが伝わってきて、私も幸せな気分でした。

根幹のエイミーのお芝居はわりといつも通りではあったのですが、ソワレは特にベンに対する過保護さが出ていた印象です。たとえば仕事で家を出ていくときにわざわざ立ち止まって「ベーン!ゴミも出しといてね」って声をかけて、そこに時間をかけたために家を出ていくときはまるで競歩みたいに早歩きしながら仕事に向かっていました。ベンにちゃんとしてほしいという気持ちの表れでしょうな。

あとは1幕ラストでベンに電話をかけるミナミーの「あなたは?どうしてるの?」の言い方がもうお母さんみたいでした(笑)凄く些細なニュアンスだったのですが、いつもと少し言い方が違う~って思ったんですよね。いつもはちょっと語尾が上がる感じで深刻になりすぎないような言い方なんですけど、今回はちょっといつも以上に心配の色が強い感じ。過保護だな~!って思っちゃいました(笑)

でも心配で心配でしょうがなかったベンが旅を続けているというのを聞いて、安心と共に少し寂しい気持ちもあるんだなっていうのが伝わってきて…。「あなたは前を向いてるんだ」って言いながら自分は下を向いちゃうのが愛しくてたまらなかったですね。自分にはできなかったことをあのロボットはできているんだな、とか、自分がいなくてもベンはちゃんとできるんだな、とか。ベンにとって自分の存在価値ってなんなんだろう…とまでは考えていないかもしれないけど、自分がベンを必要と考えているほど、ベンは自分を必要としていないのかもしれない…。そんな寂しさがあってのあの俯きなんだろうなぁ…って考えるとあまりにも愛しすぎて抱き締めたくなりました。

岡村美南さん、「寂しさ」を表現するのマジで上手ですよね。なんであんなに哀愁漂うお芝居が上手いんかね!?それこそガーデンパーティーでのベンとの会話にだって寂しさが滲み出ているし、やっぱりそういうのを引き寄せる何かを持っているのかもしれませんな。

だからこそ幸せになってほしい。ゆきみさんエイミーは共感したくなるエイミー、ミナミーは応援したくなるエイミーっていう違いもあるかも。終演後にフォロワーさんと話していたんですけど、ベンにとってはこれ以上はないくらいミナミーが相手で良かったけど、ミナミーはもっと他に良い人いたんじゃない!?ってブライオニーに思われてそうって(笑)これなんですよね。ミナミーだったらもっと良い人、それこそロジャーのような完璧な人と付き合えただろうにって、100人いれば100人がそう答えると思うんです。だけどベンを選んだんですよね。ベンじゃないとダメなんですよ。その、一見不釣り合いなんだけど絶対的な運命を感じさせるところが愛しさの極みなんですよな…!!!(爆音)

彼女の完璧さもしっかり表現できているしバリキャリ感満載で強くて逞しくてかっこいい理想の女性像を演じながらも、寂しくて仕方ない弱さも同時に秘めているというのがミナミーの魅力だと再認識しました。一言では言い表せない不思議な魅力があります。だから応援したくなる。共感するにはちょっと自分とかけ離れてしまっているくらいに完璧な女性なんだけど、弱さを見せたときに支えてあげたいとか背中を押してあげたいとか、そういう応援したくなる気持ちを呼び起こしてくれるお芝居をするな~って思いました。

ソワレは涙めっちゃ流していたけど、昔の岡村さんなら泣くのも珍しかったですよね~っていう話もフォロワーさんとしていました。現代的な女性を演じるという点もだし、単純な恋愛ものではなく夫婦が離婚するところから始まるっていうのが今までの作品とは大きく違っているし、様々な部分で岡村さんにとって新しかったからこそ、今までの岡村さんとは違うなと感じるのかもしれないです。その話をしていて確かに~ってなりました。岡村さんにとってもエイミーを演じる日々は挑戦であり刺激なんでしょうね。エイミーを演じたことにより、新しい岡村美南さんの一面を観られて嬉しかったです。

細かいところを書いていきます。

戦闘開始!はマチネはボクシング、ソワレは精神統一だったのですが鼻歌に合わせて腰をクイッて左右にやるような動きをするんですね。そのときにアンディー役のくまけんさんもミナミーとシンクロするように首を左右に振ってリズムに乗ってくれていました。だからめっちゃ可愛くてキュンとなりましたよね。エイミーの動きに呼応してくれるアンディーさすがです。ソワレではミナミーがその動きをやりつつ、機械のほうのアンディーの頭部分をポンポンしていました。アンディーのこと、ペットみたいに可愛がってるのかな。可愛い~~~。

ブライオニー宅。ブライオニーがポラリスとひと悶着終えたあと、下手のほうでエイミーと色々話すんですが、マチネではポラリスを見て「欲しいわ~」って言っていました。ミナミーは本当にポラリスに興味津々なのが伝わってくるから、すっごく欲しいんだろうな~ってニヤニヤしちゃいました。ソワレではまちまりさんブライがまーたポラリスのことを叩いて自滅していたので、ミナミーが手の心配をしていました(笑)

「Free Free」のお尻叩き合いはマチネもソワレも過激でした(笑)マチネはもはや叩き合いじゃなくて両手で鷲掴み。まちまりさんブライに両手でお尻を鷲掴みされたミナミーが仕返しとばかりに両手でまちまりさんブライのお尻を鷲掴みしたら、まちまりさんブライが「掴んだな~!」みたいなことを言ってぷんすかしていました(笑)先にやったのはそっちなのに自分のことは棚に上げるまちまりさんブライ草です。

ソワレはまちまりさんブライが思いっきりミナミーのお尻を叩いたんですけど、かつて聞いたことないほどにバチィィィン!!って音が響いて相当痛かったんじゃないかな(笑)まちまりさんブライも「やべっ」って表情しながら逃げていて、そしたらミナミーも思いっきりお尻叩き返していてそれなりに凄い音してました(笑)マジで本気で叩き合ってる2人が面白すぎて腹筋死にましたよね(笑)さすがに今回は2人とも「ごめん」って言い合っていました(笑)いやー、まちみなペア可愛いです!

今回初めての組み合わせとなった鈴本務さんロジャーとは、なんだかいい雰囲気…。鈴本さんロジャーが結構気さくに話しかけてくるのと距離感が近いのもあって、女の扱いに慣れてるな…と思わせるロジャーだったんですよね。ソワレでは下手側でデートの約束をするくだりのところで、鈴本さんロジャーに空を見上げるように言われたのか星空を見て「綺麗~」みたいに目を輝かせていました。その後、笑いながらちょっと照れるようにロジャーの肩をバシッて叩いていたので、もしかしたら「君のほうが綺麗だよ」みたいなことを言われたのかもしれませんな。なんだかあんなにロジャーと楽しく話しているミナミーは初めて観たのでとても新鮮でしたわ。

2幕の秋葉原のスタッフさん。相変わらず色々やっていて可愛いんですが、どんどんしゃしゃり出てくるようになっていて笑いました。ナンバーの間奏中だったかな、下のほうで街の人たちが集合写真を撮るんですけど、2回目のシャッター音に合わせて振り向くんですよね、岡村さんは。で、その2回目で振り向いたと思ったら自分も写真に写ろうとしてさりげなくポーズを決めるんですよ(笑)

マチネでは両手を胸の前で交差してエーックス!ってやってました。『ドクターX』に絶賛ハマっている私にはドクエクポーズにしか見えず、ちょっと沸きました。本当のことを言えば、多分メアのダンスの中に出てくる振付のひとつなんだと思いますが…。というか岡村さん何やってんの(笑)ソワレはさりげなく後ろ向きピースを決めていて、そのさりげなさが逆にじわじわ来て面白かったです。この秋葉原のスタッフさんだけでも情報過多でした(笑)

「ラストリゾート」でも可愛らしい動きをしていて、マチネは上手側でフリーのダンスをするときに潜るようなポーズをしていて、そのあとは後ろの幕に映る魚を見てきゃーってしながら釣り竿で釣り上げるような動きをしていました(笑)釣り上げるな(笑)ソワレはフリーのダンスする際にずっと潜るポーズしてたのが可愛かったです。ここも結構遊び出すようになったのでずいぶん余裕が出てきたんだなっていうのが伝わりました。ひたすらに可愛さの極みでした。

そんな感じですかね!といっても結構情報過多すぎて取りこぼしもたくさんあるのですが、それくらい岡村さんが楽しそうにお芝居しているっていうことなんです。本当に楽しくて仕方ないんだろうなーっていうのが伝わってきました。観ているこっちも凄く楽しかったです。幸せをおすそ分けしてもらえました。本当に可愛い。ただひたすらに可愛い。こんな可愛すぎる贔屓を観られて、マジで幸せの極みでした!

ボリンジャー:佐野正幸

初めましての佐野さんボリンジャー!東京公演では残念ながらお会いすることができなかったのでようやく観られて嬉しかったです。何より新鮮すぎる…。私、佐野さんは『オペラ座の怪人』のファントム役や『美女と野獣』のビースト役など、ほぼ素顔が分からない役でしか観ていなかったのもあって、素顔の佐野さんをこんなにじっくりと観たのは初めてでした(笑)

というかこんなに吹っ切れた佐野さんを観たのも初めてだったし、めっちゃ踊ってる佐野さんも初めてです。初めてのこと尽くしでとにかく衝撃を受けまくりでした。だから1幕なんかはパイロットだったり警備員だったり可愛い佐野さんを観られて大満足。めっちゃ可愛かったです(笑)

勢いで押し切ってくるような野中万寿夫さんとは全然アプローチが違うので、間の取り方もセリフの言い方も全然違っていました。特に警備員は「オーナーじゃない…すると誘拐!?」のセリフを「オーナーじゃない」までは冷静にメモとして書いていて、それからハッとしたような顔を上げて「すると誘拐!?」と驚きの表情に変わって、その表情の切り替えが凄く面白かったです。佐野さん、そんな変顔するんや…と衝撃を受けました(笑)

で、ボリンジャーのお芝居。もうただひたすらに怖いの一言でした。ベンと初めて会ったときは釣り竿を持っていて本当に普通のじいさんって感じかと思ったのですが、「さあ、来なさい」と言って笑いながら上手に捌けて行こうとするとき、その笑顔が急にサッ…と引いて真顔になったんですよね。それ観た瞬間に鳥肌立ちました。怖すぎ…。もうこの時点でだいぶヤバい人っていうのが伝わってきて怖すぎでした。万寿夫さんボリンジャーはまだ比較的普通のおじさんの雰囲気を漂わせているんですけど、佐野さんボリンジャーはいきなり怖くてヤバかったです。

屋敷に到着してワインや料理を嗜んでいる姿はさすがに様になりましたね。確かに昼間っからワイン飲んでそうな感じがしますもん。エレガントなボリンジャーなんですよ。凄く上品というか、落ち着きのある男性。万寿夫さんボリンジャーのような気さくさはあまりなく、正直釣り竿持って釣りに出かけていることすら違和感ありました(笑)それくらい、とてもエレガントな雰囲気が漂うボリンジャーです。

ベン相手に笑顔は見せているものの、それも張り付いた笑顔のようで緊張感が漂っていました。本当に怖い。確実にやべえ人だって分かっているからこそ、下手に身動きが取れないような。やはり長年ファントムを演じてきていることもあってか、そういった怪しい雰囲気を出すのが上手なのかもしれませんね。

マチネは山下さんベンのセリフに被せるようにセリフを言ってしまったり、歌の出だしが遅れてしまったり…といったミスはありましたが、ソワレは安定。近くから観ても遠くからも観ても怖かったです、はい。

あとね、声がめちゃめちゃ良い(笑)特に低音が美しすぎて、「至高の砦」ってこんなエレガントな曲だったっけ!?となりました。感情をぶつけるように歌う万寿夫さんボリンジャーとは違って、歌で聴かせるような感じというか…。美しいものが大好きで、歌に関しても美しく、自分の美学を貫くような悪役感があって凄く新鮮でした。万寿夫さんボリンジャーのように自分のやっていることがそもそも悪いと思っていない、というのとは違い、佐野さんボリンジャーはたとえ悪だとしても美しければそれで良いというような、自覚があるタイプの悪役だったのでとても怖かったです。

もう口を開けば怖いしか出てきません(笑)だけどタングを蹴る仕草はとても優しくてちょっと笑っちゃいました。もっと荒ぶってもいいんですよ!と思うのですが、それも佐野さんボリンジャーの美学なのかもしれないと思うと納得。

私の中では万寿夫さんが絶対的なボリンジャーだったので、ようやく初めて違うボリンジャーを観られたことで嬉しさもありつつ、今までとは違った部分にハッとさせられてビックリすることも多かったです。佐野さんボリンジャーの雰囲気や間合いに慣れるにはもう少し観劇回数重ねないと自分の中に馴染まないかな。だけど、佐野さんならではのボリンジャーだなっていうのが伝わってくるくらい魅力満載でとても素敵でした。

あんなに怖いボリンジャーを演じたあとの、ラストのベンのパパはマジで別人。役者さんって凄いと感じた瞬間でした。こんなにもあらゆる佐野さんのお芝居を堪能できて、ボリンジャーはコスパ良すぎますね。本当に貴重なものを観させていただきましたわ…。ようやく観られて大満足です!

まとめ

なんで毎度毎度こんなに長文になっちゃうんだか…。今回は5000文字程度で終わらせるぞと思ったのに気付けば10000文字超えていました。ビックリ。正直これでも書くことだいぶ減らしたつもりなのですが、多分余計な文章が多いのかもしれませんね。いつも勢いに任せて書いているので、読みにくいところがあったらすみません。

さて、今回はキャストもガラリと変わって懐かしいやら新しいやら色んな発見や再認識できたポイントがあって楽しく観劇できました。時間さえ許せば他のキャストの感想も書きたいんですが、マチソワ翌日のマチネまでが時間なさすぎて難しいですね。次回か次々回のブログでちゃんと書こうと思います。

本当に楽しいマチソワでした。京都で岡村美南さんのお芝居を観られるのもあと何回になることやら…。もうそろそろ抜けるのかな、と覚悟しながら1回1回の観劇を満喫したいです。

20回目のミナミー観劇。まだまだ観足りないな!あと50回は観たいです。それくらい日々進化し続けているので、これからも見届けていきたいと思います。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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コメント

  1. Jun より:

    ゆうきさん、(良い方向に)お疲れ様です。
    ツイートの方にも返信したんですが、Xポーズと聞いた瞬間に自分が思い浮かんだのは「X JAPAN⁈」なんですよね。
    自分が音楽に興味を持ち出したのは1994〜95年のあたりなんですが、その頃はX JAPANの活動後期にあたるんです。
    解散は1997年なので、岡村さんもリアルタイムで知る最後あたりの世代だと思われます。音楽に溢れていたという岡村家であれば、なおさら可能性は高いのではないかと…
    ただの想像ですが、今度いきなりヘッドバンギングしだしたら99%当たりでしょうw

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