2022年10月4日マチネ 劇団四季『ロボット・イン・ザ・ガーデン』@福岡




ロボット・イン・ザ・ガーデン
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ゆうき
ゆうき

ミナミー見納め観劇でございます!涙

日時:2022年10月4日マチネ公演
場所:福岡市民会館 大ホール
座席:S席1階3列43番




はじめに

今週のキャス変で岡村美南さんは福岡公演で抜けることが確定し、このまま追加公演も出演がなければ6日がミナミーラストということが分かりました。そんなことを考えてもいなかった私はまあ関東でも会えるだろうしなと余裕ぶっこいて4日までのチケットしか取らず、とてつもなく後悔に襲われています。ツアー組んでいなければね、飛行機を変更して6日まで滞在したんだけどね。

だから、この公演がきっと私にとってミナミーラスト。突然やってきたラスト公演にもう開演前から涙が溢れてしまって泣くまいと必死にこらえていました。せめてもっと覚悟する時間を与えてくれ…。覚悟を決める時間もないままにこの日を迎えてしまいました。あー、マジで寂しすぎるよ。

いやね、追加公演がまだあるからそっちに出演するかもしれないけど…。でも、きっとこれが最後かもしれないという気持ちを持って観劇してきました。

全公演通しての思い出はまた別記事設けて書こうかなと思うので、この記事ではこの公演の感想に限定して書こうと思いますが、本当に本当にあっという間で寂しいけどすっごく充実した日々を過ごせました。とっても楽しかったです、マジで。

タングちゃんはやっぱり3体!可愛いねタング…。タングちゃんとも今回でお別れかなぁ…。寂しいな。。。本当に毎回癒されてたよ、ありがとう、タング。

ということでしっかりレポしてまいります。ぜひぜひ最後までご覧くださいまし!!!

総評

全体の感想です!

キャスト:★★★★★
座席:★★★★★
全体:★★★★★

ド平日の真昼間なのもあって正直空席が結構目立っていました。凄く素敵な公演だけに、全席埋まってほしいんだけどね。仕方ないね…。開演前に幼稚園児の団体と遭遇したので大人しく観劇できるかな~と心配だったのですが、一切騒ぐことも泣くこともなく大人しく観劇していたのでとても偉いなと思いました。

そして3日の公演とはうってかわって拍手はいつも通りの場所で起こるし、笑いはちょっと控えめな感じでした。3日の盛り上がりから考えるとやや寂しさもありましたが、それでも俳優の皆さんの熱演は素晴らしかったです。ミスやハプニングも特になかったし、本当に本当に熱いお芝居で胸を打たれました。

今回は見納めのつもりで観劇していたから、ミナミーのことはもちろんだけど、全体を追おうと思って視野を広く持ちながら観劇したつもりです。特にデビューからずっと一緒だった山下さんベンはしっかり観ました。なんだかんだで今期は山下さんベンと組むことがほとんどだったからね。もう私からしたら、贔屓の現・パートナーみたいな感覚でした(?)

だから、ベンは本当にミナミーに甘えてばっかりで~!ちゃんと自分で色々やりなさいよね~!っていう謎目線で観ちゃうのよね。同時に愛しさも募りまくりで、凄く不思議な感覚で観劇していました。山下岡村チェンバーズ夫妻は我が子みたいな愛しさもあってさ、デビューからずっと見届けてきただけあって凄く大好きで可愛くて仕方のない夫妻でした。

お互いがお互いのことすっごく大好きなのが伝わってきてさ。山下さんベンが、金沢公演から公演重ねるごとにどんどん以前の可愛らしい雰囲気を取り戻していって、それに伴ってミナミーは世話焼きの姉さん女房っぷりが強調されて、最後にまた大好きな夫婦の構図が再び観られて嬉しかったです。

ミナミーはね、なんだかんだで山下さんベンのことが大好きだから色んなことを許してあげてきたし、自分が好きで世話も焼いてきたし、多分山下さんベンが自分に甘えてくれること自体は決して嫌じゃなかったと思うんです。ただ、前を向いてくれないことが、自分と同じ方向を向いてくれていないことが、自分自身を認めることも愛することもできないベンのことが、許せなくて寂しかったんだろうなって。愛想を尽かしたというよりも、そんなベンを嫌いになりたくなくて離れるしかないって決意したんだろうなって思いました。

山下さんベンはミナミーのそんな想いもつゆ知らず、へらへら笑って甘えてばかりです。何がエイミーを怒らせているのかもまるっきり分かってないし、でもエイミーの言うことはその通りだから否定もできないし、自分でどうしたらいいのかも分かってない感じが本当に絶妙。だから、この2人はすれ違いゆえの切なさがすげえ感じられるのよね。1幕序盤はマジで切なすぎて胸が苦しくなりました。

特にベンとエイミーにボロボロって言われたタングが自分の体を覗き込むのを見て、山下さんベンが真似しながらははははって笑ったのを、まるで失望するような目線で見やって「もういい…」ってガラッとその場の雰囲気を変えるトーンで言い放つミナミーはね、胸がキュッとなるの。このミナミーの「もういい…」は凄いよ。どれだけ我慢してきたのか、どれだけ今のベンとエイミーとの想いに溝が生まれているのかを痛感させるほどの力を持ってます。

そうやって別れたくないのに別れちゃった2人なので、まあお互い未練たらたらよね。ミナミーは嫌いになって別れを切り出したわけじゃないから余計にね。終始ベンのことが頭から離れないのが丸わかりで可愛すぎました。でも、ただ好きという気持ちだけじゃ夫婦は成立しないっていうのはミナミーが一番分かってるから、どうしてもすぐに復縁…とはなれなかったのよね。

前を向かなきゃ前を向かなきゃって思えば思うほどにベンのことがちらついて前を向けなくなっちゃってるのが本当に可愛すぎでした。たまらなく好きでした。

だからこそ復縁のシーンで2人とも今回ボロ泣きしてたのが可愛すぎて、もう愛しさしかなかったです…。山下さんベンが泣き虫なのは以前からだけど、今回はミナミーもベンにコルクを見せてもらったあたりから目がウルウルし出して、ベンに離婚届を見せつけるところでは鼻もすすっていました。お互いがようやく同じ方向を見て一緒になれたのが凄く説得力を持って感じられた公演でした。

でもその直後、妊娠が発覚するとミナミーはもうすでにしっかりしていてなんなら早くもお母さんの顔つきをしていて、一方の山下さんベンはグズグズに泣いたままで情けなくて…。そんな2人の様子を観ていたら、やっぱりこの2人はこうだよなって嬉しくなっちゃいました。ミナミーのほうがしっかりしていて、山下さんベンが情けないけど全力でエイミーを愛してくれるこの構図。最後に大好きな構図を観られて嬉しかったです。

心臓の音が聞こえてきたとき、ミナミーはただただ嬉しそうに微笑んでいました。泣いて顔を覆うこともなく、素直に喜んでいて嬉しそうにしていました。逆に山下さんベンのほうが驚いていて泣きそうな顔していて、そういう違いも山下岡村チェンバーズ夫妻らしくて愛しかったです。

終始この2人が可愛すぎてキュンキュンしまくりでした。もう本当に大好き…。改めて大好きなポイントをたくさん再発見できたとともに、愛しさでいっぱいになって幸せな観劇ができました。ありがとう。凄く幸せでした。今期は山下岡村チェンバーズ夫妻に出逢えたことが一番の収穫です。たくさんのメモリーをありがとうございました。

ちょうど今原作の最新刊を読んでいるところなんですけど、原作のベンとエイミーはどうしたって田邊真也さんと鳥原ゆきみさんのイメージなんですよね。そういう意味ではオリキャスの2人はあてがきかと思うくらいドンピシャだったなと再認識しました。その一方で、山下さんと岡村さんは原作の雰囲気とは違う部分が多いけど、ちゃんとチェンバーズ夫妻として成立していました。オリジナルのベンとエイミーを確立した2人も本当に凄いと思います。観ればちゃんとベンだしエイミーなんですもん。きっとこの2人にしか作れなかった関係性や雰囲気があって、その集大成が今回のお芝居に繋がっているんだと思います。

だから、オリジナルな雰囲気の山下岡村チェンバーズ夫妻をと出会えたことも好きになれたことも凄く嬉しかったです。デビュー当時から完成度はとても高かったですけど、観れば観るほど愛しさが募って、さらに大好きになりました。なので岡村さんにとっておそらく今期最後の出演となる公演での相手役が山下さんで良かったです。最高に可愛いチェンバーズ夫妻でした。たくさんの感動と幸せと萌えを本当にありがとうございました!

チェンバーズ夫妻の総括はこんな感じかな!あとは細かい部分をいくつか書いていきますね。

岡村さんと萩原さんの絡みは今回も面白くて、「地平線を目指して」ではフォーメーションチェンジで後ろをついてくる不審者ミナミーを振り返って怯えるような仕草して必死に逃げようとしていた萩原さんが面白すぎました(笑)あんな不審者が近づいてきたら怖いよね(笑)もうこの2人観るの楽しくて仕方なかったです(笑)

Free Freeではミナミーがお尻を叩き返してくるからまちまりさんブライがムッとした顔をして振り返ると、ミナミーがまた叩いてこようとするのでかわそうと左側を手で防御したのですが、ミナミーにかわされて右側をもう一度叩かれてました(笑)攻防が可愛かったです。

マイクロンシステムズ。塚田さんが佐田さんにだる絡みしていて、階段を拭いた拭いてないの言い争いみたいなものをしていたのですが、そこにやまはるさんがやってきて喧嘩してる2人の手を繋がせて仲直りの握手をさせていました(笑)それから下手のほうに向かったやはまるさんについていった佐田さんが、やはまるさんの手を取って握手(笑)塚田さんも真似するように近くを通りかかった日高さんに握手していました(笑)塚田さん本当に可愛すぎるし、佐田さんとの絡みも面白くて最高でした。

ガーデンパーティーのシーンでは、バーベキューと勘違いした山下さんベンが鼻の下をかいていたので「何かいてんのよ」ってまちまりさんブライに突っ込まれていました。この2人もお互い容赦なくて掛け合いも最高で本当の姉弟みたいで大好きでした。毎回やりとりには笑わされていたので、観られて嬉しかったです。

「ラストリゾート」ではまーた岡村さんがまちまりさんの動きを真似してました(笑)まちまりさんがウクレレでも弾くような仕草をしたらまったく同じ仕草したの(笑)本当になんなの(笑)真似するの謎過ぎて可愛かったです。

そんな感じかな。とにかく楽しかった。カテコも4回かな。早めに強制終了になったのでタング締めは1回で終わってしまいましたが、岡村さんをはじめカンパニーに拍手を送れて嬉しかったです。本当にありがとうございました。

本編観ている最中は泣かなかったのに、終わってからじわじわと涙が込み上げてきてしんどかったなぁ…。やっぱり別れは寂しいもんですわ。本当につらい。悲しい。寂しい。でも、この数ヶ月間、たくさんのメモリーが私のチップに刻まれました。このメモリーは、私だけのものです。これからもこのメモリーを大切にして生きていきたいと思います。

タングたちの旅はこれからも続いていくので、無事にどうか駆け抜けられることを祈っています。何はともあれ、今回も素晴らしい公演をありがとうございました。本当に本当に楽しかったです!

NEXT>>キャストの感想です!

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