2022年3月5日マチネ&ソワレ 劇団四季『ロボット・イン・ザ・ガーデン』@京都




ロボット・イン・ザ・ガーデン
この記事は約8分で読めます。
ゆうき
ゆうき

今週もやってきました!

日時:2022年3月5日マチネ&ソワレ公演
場所:京都劇場
座席:マチネS席1階B列19番/ソワレS席1階B列23番




はじめに

今週もやってきました!今週は腹をくくって8泊9日という長期遠征です。来週10日にあるリハーサル見学会が当選したので、キャストが変わってしまったとしても結果的に交通費や旅費を浮かせられるし…と思って、今までやったことのない連泊チャレンジをしてみました。今回の遠征だけでかなりの金額が消えそうです。

さて、日々世界情勢は悪化し続けており心苦しい日々が続いています。先週、心がつらくなってしまい救いを求めて京都に向かい、元気をもらって帰ってきた私ですが、ニュースを見ては苦しさでいっぱいになっています。金曜日には原発を攻撃しただとかっていうニュースも報道され、まさにこの作品のカイルの「原子力発電所で事故があった」というシーンとリンクするみたいで余計に居たたまれなくなりましたよね。早く平和な日々が戻ってきてくれることを祈るばかりです。

一方でここ最近はドラマを見始めた影響で内田有紀さんに夢中になっていて、家ではひたすら内田さんの動画やドラマを見て幸せに浸っておりました。なんかね、私の体質なんですけど常に何かに夢中になっていたいんですよ。心が荒みやすいときこそ、「好き」という気持ちは自分に力を与えてくれます。ニュースでは心を痛めていますが、私のメンタルは週末の観劇と家での内田有紀さん充でかなり元気です。

と話がやや脱線しましたが、今回も大好きな岡村美南さんに会いにはるばる来ましたよ!やっぱり何だかんだで京都は毎週遠征になりそうですな!マチソワしっかりと見届けてまいりましたので、しっかりとレポしていきます。ぜひ最後までご覧くださいませ!

総評

全体の感想です!

キャスト:★★★★★
座席:★★★★★
全体:★★★★★

京都公演初のマチソワは正直めちゃくちゃ疲れました!マジで疲労困憊です。何が疲れるって長時間座り続けることもそうですし、私の場合は今朝4時起きになってしまい全然眠れず新幹線でやってきたこともあって、とりあえずお尻が死にました。そしてソワレのサイドブロックが地獄…。京都公演の初日レポでも書いたのですが、京都劇場はサイドブロックが舞台中央に向かって斜めを向いていないので、自分が首を動かして観ないとダメなんですよ。もうそれが本当に地獄!

そういう意味ではソワレは座席★3くらいです。でも最前列であることに変わりはないし、ミナミーを堪能するには最高でしたし、大満足です!私の体と引き換えに十分な岡村美南さん充ができました。本当に幸せです。

マチネは京都公演初の最前列センター、しかも上手寄りなので同じくミナミー堪能席でした。考えてみれば私、京都劇場のB列センターってそもそも座るのが初めてなんです。『ノートルダムの鐘』は舞台の構造上最前列がD列でしたし、サイドはB列からになっていましたけどサイドでしたし。なので今回が京都劇場で初めてのB列センターです!なんかね、首が痛かった(笑)地味にステージが高いので、やや見上げる感じになります。A列センターが存在していたらステージとの距離は近いでしょうけどさらに首痛くなっていたんだろうなぁ…と思います。

でも充分に距離は近いしスピーカーも前方についていることもあってか音響の迫力もありました。全体的に音が小さく感じるなんてことは一切ありませんでしたし、個人的には大満足です!とりあえず今回の教訓は、京都劇場のサイド前方は体が壊れるので座らないほうが良い!!!!!といいつつ日曜日もサイド前方なのですでに気が重いです(笑)

とりあえず座席に関してはこのくらいにして、本編の感想を書いていきます!

今回のマチソワは正直どちらも熱量が凄かったです。先週も凄いっていうお話をしましたが今週は先週をさらに超えてきました。なんだろう…、俳優さんたちも世界情勢に対する想いをお芝居に込めていたりもするのかな。特に山下啓太さんは人の命について語るセリフが多いからか、どのセリフも1つ1つしっかりと観客に想いを届けようとしているかのように感じられて、すっごく胸を打たれました。めちゃくちゃ熱いのよ、言葉がどれも。

日に日に世界情勢は激化していて、ついには原発を攻撃という惨いニュースまで報道されました。冒頭でも書きましたが、このニュースを受けて観るカイルのナンバーは当時の情景が容易に目に浮かび、今までどこかフィクションのように感じていたものをノンフィクションとして現実にリアルに今起こっていることとしてリンクさせながら観てしまったので、なんか恐ろしかったです。

そういった、今の世界情勢とリンクする部分が多い作品なだけに、観る側の私たちとしても心に来るものがありますし、当然ながら演じる俳優さんたちとしてもこれまでとは違った想いが込み上げているんだろうな…って思いました。言葉の重みや深みが全然違うんです。本当にずしりとしている。

だからベンとタングのやりとりもそうだし、ベン&タングとボリンジャーの対決もそうだし、リジーとカイルの出会いもそうだし、今までとは違った「命の重さ」を感じながらすべてのシーンを観られて、この作品を上演することの意味とこの作品が伝えたいメッセージをより一層強く考えることができました。

そして、今回一番涙腺に来たのはソワレのRIG。長野さんの泣きそうな歌声にもグッと来たのですが、それ以上にグッと来たのがラスサビのベンとタングが歌うときの「僕たちは”今”生きてると~」の歌詞でした。ここでの「今」を強調するかのように力を込めて、頷きながら3人が歌っていたんです。もうそれ観て涙が込み上げました。まるでベンとタングを通しての、俳優さんたちからのメッセージなのかなぁ…って。

今世界情勢が悪化していることもあり、より一層今の一瞬一瞬が貴重なものになっています。いつ日本にも飛び火するか分からないし、コロナのことも収まっていませんから演劇業界もまたいつ公演中止となってしまうか分からない状況です。そんな中でも、「私たちは今を必死に生きてるよ」という俳優さんたちからのメッセージとも受け取れましたし、私たち観客に向けても「今を大切にしてね」と言ってくれているようで、なんか凄くグッと来てしまったんです。あれはずるいです…。

本当にね、なんかこんなにもこの作品に胸を締め付けられることもなかったというか…。単純に心温まる素敵な作品だと思っていたけど、それだけじゃなくてたくさんの想いが込められた作品なんだなっていうのを改めて痛感できたマチソワでした。

そんな素敵な作品ではありますが、マチネでは秋葉原のシーンで幕が開いてアンサンブルさんたちが躍り出したかと思ったら帯津さんが持っていた2本のペンライトのうち右手で持っていたペンライトが勢いよく客席に吹っ飛んできたり(しかもちょうど上手側だったから私の2つくらい隣の席に飛んできました)、ソワレではマイクトラブルかノイズが大きく響いたり…と色々ありました(笑)岡村さんも歌詞間違えるし、まあ公演を続けていると色々ありますわぁ…って感じです。誰も怪我とかはなかったので良かったです。

あと日替わり系のネタも書いていくと、ブライオニーとデイブのやりとりはマチネは「だーいすき♡」の言い合いっこ、ソワレは「おはようのちゅ~~」と唇突き出してちゅ~の真似していました。相変わらず可愛い(笑)

ガーデンパーティーでのベンとブライオニーのやりとりでは、ソワレで「あんたもちゃんとした格好すればそれなりなのに~」とブライオニーに言われて山下さんベンが服装を正してドヤッとしたので「いいからいいから~」ってまちまりさんブライに流されていました。ここの姉弟感も凄くしっくり来るので観ていて楽しかったです。

で、今回最高に可愛かったのがカテコ…。マチネもソワレも爆発的に可愛すぎました。

まずマチネはタング締め1回目のときに、山下さんの背中を押すようにしてベンと一緒に登場してきたタングたん。そのまま山下さんを前に出して自分は後ろに隠れちゃうので、山下さんが「ほら、挨拶」みたいな感じでタングに前に出るよう促すのですが恥ずかしがって、そしたら山下さんの右腕を取ってその間から「こんにちはー」という感じで顔を出していました。これがリジーに初めて会ったときのタングとまったく同じで死ぬほど可愛かったです。

タング締め2回目は中央までやってきて花かごを取ってうぇーい!と持ち上げるタング。それを慌てて山下さんが止めに入っていました。タングに振り回されっぱなしの山下さんとても可愛かったです。

そしてソワレ!2回目のタング締めのときだったかなぁ…?山下さんを連れて登場してきて、普通にお辞儀して終わりかな…?と思ったら、タングが山下さんを突いて走り出して、それを山下さんが追いかけるといった感じでわちゃわちゃし出しました。いたずらっ子なタングたん死ぬほど可愛い…。

で、全員出てくるカテコ2回目のときなんですけど、山下さんと岡村さんのチェンバーズ夫婦が2人で帰ろうとしたらその後ろをタングがついてきたんですけど、タングが岡村さんのほうに手を伸ばすも何度も空振りしちゃって、それに気づいた2人がタングを振り返って…。ちょうどタングのすぐ近くにいたのが岡村さんのほうだったので、タングが手を差し出してくれるから「私が繋いでいいの?」みたいな顔をして、タングと手を繋いだんですよ。いつもなら岡村さんとタングに挟まれる山下さん、という構図だったのが、今回は山下さんとタングに挟まれる岡村さんになっていまして…!

でね、岡村さんはタングのことがだーいすきなので、めっちゃくちゃ嬉しそうで…。もうニッコニコだったんですよ。可愛すぎかよ!!タングと手を繋げるのそんなに嬉しいんかい!!好きがダダ洩れすぎて本当に可愛すぎました…。チェンバーズ一家が可愛すぎてつらいです。最高でした。いやーーーエイミーに手を差し出してくれた長野さん&安田さんタングありがとう…!!!

ラストはタングがしくしく泣いていて、帰ろうとしていた山下さんと岡村さんがそれに気づいて、タングを迎えに行ってあげていました。本当に、ただひたすらに可愛いカテコでした。ずっと観ていたかった…(笑)

とりあえず今回はそんな感じかな。本編はひたすら心が痛くなったし、カテコはひたすら心がほだされたし、情緒がぐわんぐわんしまくりのマチソワでした。本当に楽しかったです。体は凄く疲れたけど(笑)

京都公演になってさらにカンパニーの結束力も増したし、俳優さんたちのお芝居にも磨きがかかって魅力的になっているので、毎回観るのが楽しくて仕方ありません。今回も凄く素敵なお芝居を観られて大満足でした!そしてカテコでタングにメロメロな岡村美南さんを観られて幸せでした~~~。贔屓の笑顔が私の栄養~~~!!!!!

NEXT>>キャストの感想です!

4

コメント

タイトルとURLをコピーしました