2016年2月14日マチネ 劇団四季『ウェストサイド物語』初日

ウェストサイド物語
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ゆうき
ゆうき

岡村美南さん、アニタ役でデビューです!

日時:2016年2月14日マチネ公演
場所:四季劇場[秋]
座席:1階S席4列14番

はじめに

ついに新演出版のWSSが開幕しました。
私は今回は初めてだったので、以前の演出版を知らないのですがTwitter見てたら結構変更点があったみたいです。
ただこの記事では新演出版にしか触れないのでご了承ください。

さて、今回のWSSがとても楽しみだった理由。
それはもちろん、ご贔屓の岡村美南さんがアニタ役でデビューされるからです。
初日来るかなぁ…とドキドキしていたんだけど、無事初日にデビューされました。

10時頃キャストが発表されまして、もう安心して栃木から東京へと向かえました。
キャスト見れば分かるけど、CFY出演者が結構こっちにも出ていてそれも楽しみでした。

そして劇場へ。

この日春一番が吹くなど、とにかく強風だったためこれ撮るのめっちゃ大変でした(笑)

また、この日はバレンタインデー!
ロビーではお菓子を渡している人たちが結構いて、それも素敵だった。
私も一応作ったので持ってきましたが、焼きすぎて表面が固くなってしまい…。
お菓子をくださった皆さん、ありがとうございました\(^^)/

いよいよキャスボへ。
見つけました、岡村美南の文字を。

夢じゃないんだ…とようやく実感が湧いてきて。
席に着いて、ただ開演を待っていました。

最初に全体的な感想を言ってしまうと…もう、なんか何も言えなくなった。
対立する若者グループと、その間で生まれた恋を描いた作品。
その中でアニタがどのような結末を迎えるのか、そういうことは知っていました。
でも、やっぱりただ聞くのと観るのとでは全然違いました。
本当に衝撃的すぎて、思わず目を背けたくなった。
観劇してこんな気持ちになったのは初めてでした。

そんなことも含め、しっかりと感想を書いていくつもりです。
ネタバレとか容赦なくしていきますので、嫌な方は今すぐ引き返してネ!
でもほとんどアニタのことしか書けないけど!

キャストの感想

気になったキャストの感想を書いています。

リフ:松島勇気

つい先月まで能天気なボンボンを演じていたとは思えないほどかっこよかった。
動きのしなやかさ、力強さは言うまでもなく、とにかく踊りがすべて美しくてかっこいい。
ジェッツのリーダーとして冷静にまとめる姿も本当にかっこいい。
でも、ところどころ「たはーっ!」って笑うところがあって、それは凄くボビーっぽくて。
トニーを頼るところとかも可愛らしくて。
かっこいいのに可愛いっていう、松島さんにしか出せない独特の雰囲気がリフにも感じられました。
ボビーみたいな声の高さではなく、低めなのもワイルドだし。
常に眉間にしわを寄せているのも松島さんのかっこよさを引き立たせていたと思います。
凄く素敵だったし、やっぱり松島さんのダンスは特に秀でて美しいなと改めて感じました。

トニー:神永東吾

JCS以来の神永さん。
紗衣さんマリアとの身長差も萌えるくらい、背が高くてかっこいい。
歌もやっぱり裏声の伸びが凄く綺麗だなと感じました。
ただ、やっぱり台詞がちょっと訛りがある…というか、どうしても自然に聞こえないところがある。
歌は凄くいいんだけど台詞になっちゃうと少し残念なんだなー。
でもちょっとお人好しな感じというか、優しそうな雰囲気は凄く良かったです。

アクション:岩崎晋也

岩崎さんのキレッキレのダンスめちゃくちゃかっこいいです…。
あのムキムキの体も見惚れちゃいます。
ただ、歌になると低音が弱いみたいですかねぇ。
2幕の「クラプキ巡査どの」という曲だと思うんだけど、その歌い出しの歌詞が聞き取れなかったです。
それは惜しかったけど、やっぱりダンスは本当にかっこよかった。
短気で生意気な少年っぽさもあって良かったと思います。

A-ラブ:新庄真一

新庄さん凄く良かったなぁ…。
どこだか忘れたけど、猿の真似みたいのするフリがあったんです。
結構サル顔(失礼)な新庄さんがそのフリやると、本当に猿だった(笑)
歌も美声で、ダンスも素晴らしくて、可愛らしさもありました。

ベイビー・ジョーン:横井漱

ちっちゃくて可愛かったんだけど、一番喋り方が気になっちゃったなぁ。
いわゆる四季調が目立っちゃってなかなか台詞が頭に入ってこなかったです。
ただ、A-ラブと一緒にわちゃわちゃしてるのが凄く可愛かったです。

ディーゼル:大森瑞樹

大森さんの威圧感と存在感半端なかったなー。
喋らずとも胸張って立ってるだけで凄く怖かったです(笑)
ベルナルドが怖気づいちゃうのも分かります。
ところどころアラジンを彷彿とさせるような仕草とか台詞があって、それもちょっと面白かったです。

グラジェラ:相馬杏奈

つい先月までふわふわしたパッツィーを演じていたのに、今回はクールなかっこいい女性でそのギャップにびっくり。
パッツィーみたいなおバカっぽい女の子も凄く似合うけど、グラジェラは一転して凄くかっこっよくて似合う。
WSSのがダンスのキレも強調されるし踊ってる杏奈さん、本当にかっこいいです。
「体育館のダンス」の時にアニタといがみあいながらリフと踊ってる時の杏奈さんがマジで凄かったです。
このギャップにはやられました、凄くかっこよくて可愛かったです。

ヴェルマ:原田美欧

ヴェルマって結構ふわふわした感じなの…?
キャラクターの性格とか全部は把握出来ないから分からないんだけど。
台詞喋った時のヴェルマの声色がなんだかとても不思議ちゃんオーラ全開でした。
でも、やっぱりダンスはかっこいいなぁ…原田さん。
それとお胸も相変わらず素敵でした。殴

エ二イ・ボディズ:馬場美根子

馬場さん髪ばっさり切って凄くかっこよかったです。
エニイ・ボディズって色々設定があるみたいで、家で暴行されていたようですね。
だから男となってリフたちの仲間に入れてもらおうとするみたいな感じらしいです。
やっぱり松島さんたちの中にいると女性らしい部分がありますが、でもかっこいいなと思いました。
さすがヴィクトリアなだけあってダンスが美しいです。
女性ならではの力強さの中にしっかりしなやかさを失わないダンスが凄く良かったです。

マリア:山本紗衣

紗衣さんマリア…めっちゃくちゃ可愛いです。
びっくりするくらい可愛くて、特にアニタとの絡みが可愛くてキュンキュンしました。
アニタとの姉妹感も凄く可愛らしくて、駄々をこねるのが子供っぽくて。
まぁ岡村さんが大きいから、より妹らしさもあるんだけど、本当にとにかく可愛い。
そして何より歌声が綺麗。
「トゥナイト」も凄く落ち着いていて美しい歌声でした。
個人的にかなり良かったなぁ…と思ったのは、トニーが死んでからチノから銃を奪った時。
「これ、どうやったら打てるの?この引き金を引けばいいの?」みたいな台詞をマリアが喋るんです。
その時の紗衣さんマリアの声というか言い方というか表情というか…が、もう狂気に満ちていて。
思わずゾッとしてしまい、そこからの演技が特に神がかっていたように感じました。
本当に紗衣さん凄く可愛くて、お芝居も凄く上手なんだなーと思いました。

アニタ:岡村美南

もうねぇ…何と言ったらよいんだろうねぇ。
まずはデビュー初日とは思えないほどの完成度の高さでした。
大人の色気を全面に出してきた仕草だったり表情だったり…アニタの色っぽさをしっかり表現しています。
もちろん、アニタは凄く色気むんむんの女性だけどなぜだか彼女が演じると健全な女性にしか見えない!←
むしろここまで色気のあるキャラクターなのに色気が出ないなんて凄いですけど(笑)
岡村さんって凄く健全な雰囲気の女性だと思うんですね。
でもそれが凄く好感持てるし、大好きな要素のひとつです。
髪の毛をかきあげたり、ローブ?をひらひらさせる仕草をしたり…そういうところは結構色っぽいなと思いました。
そしてこの人に、包容力溢れたお姉さんを演じさせたら右に出るものはいないんじゃないでしょうか。
それくらい包容力の塊で、マリアを見つめる表情や触れる指先やかける声色は本当に優しい。
まるでジェリロとシラバブを見ているみたいでした。
そして、ベルナルドとの絡みになると一気に女性の色気を出してくる岡村アニタ。
最初にベルナルドとキスをするところはとにかく濃厚。
エルファバの時も思ったんだけど、岡村さんってキスする時は自分からグイッとしますよね(笑)
相手が萩原さんだから随分とエロティックなキスに見えてだいぶ熱が上がりました。
「体育館のダンス」の時もベルナルドと常にいて、寄り添っているのも凄く見栄えします。
そしてここでのダンスはやっぱり周りがガチなダンサーさんたちなのですが、それに劣らないくらい良かったと思います。
何より楽しそうに踊ってる姿が一番観ていて楽しいのです。
ジェッツに対して挑戦的な視線を送りながら踊る姿も凄く良かったです。
Americaはもう…歌声に痺れました。
結構声を張り上げるから、その地声の高さも凄く可愛らしく力強くて、時々樋口麻美ちゃんっぽく聞こえました。
岡村さんってこんな声出るんだ~と新発見。
1幕においては余裕のある感じとかも含めて凄く大人びていて、それがまたこれまでになく良かったです。
あと、マリアの真似して「先に帰っていいわ。私が鍵閉めておくから✩」と可愛い声出してたのも面白かったなぁ。
笑いのセンスも凄くあると思うので、ちょっとした自然な仕草とか喋り方とか声色の使い分けは凄く上手い。
結構岡村さんには笑わされましたし、客席の笑いも誘っていましたよ。
そんな感じで、1幕はひたすら頼もしくて余裕のある大人な女性だった岡村アニタ。
しかし2幕ではアニタが笑う瞬間などありませんでした。
ベルナルドを失い、マリアがトニーとの愛を深めていることに憤慨し泣いて崩れ落ちる。
その時の岡村さんの怒りと悲しみに苛まれた表情と声が本当に素晴らしかった。
マリアを抱き締めるその腕も表情も…なんか、凄く慈愛に満ちていたように思います。
そして、アニタがマリアからのトニーへの伝言を伝えに、ドラックストアへと向かったシーン。
ここはもう本当に何が起きたのか理解出来ないくらい、残虐だった。
ジェッツによって暴言を浴びせられ回されて犯される。
以前までの演出では、店内でこの描写があってしかも未遂と分かるような感じだったそうです。
でも今回観た感じでは完全に未遂では終わってない…完全に事後でした。
もちろんそのことの衝撃も恐ろしいほどで、そして何より岡村さんの演技が本当に凄かった…。
憎いジェッツに自ら歩み寄っていったけど、それを疑われ暴行され、悔しさゆえに嘘を吐き捨てる。
その、アニタのなんとも言えない感情が岡村さんの全身から伝わってきました。
ほんとここのシーンの岡村さんのお芝居は、申し訳ないけど私の言葉では上手く説明出来ない。
完全にレイプだったこのシーンを、岡村さんがどんな気持ちで演じているのかは分かりません。
でもそれを見事に演じきった彼女がとてもかっこいいと思いました。
今まで、こういう場面を四季の舞台では観たことがなかったので衝撃が大きかった。
しかもその対象となったのがご贔屓さんの役。
もうあまりのショックで終演後何も言葉が出てこなくて、頭痛もしてしまい、ずっと落ち込むくらいでした。
だってアニタはそのレイプシーン以後、登場しないんですよ。
一体このあと彼女はどこに行って誰に会いに行ったかなんて分かりゃしない。
もしかしたらロザリアたちのところに駆け込んだかもしれないし、1人で泣いてるかもしれない。
アニタがこの体の傷、そして心の傷をどう癒すんだろう…とばかり考えてしまいました。
1幕であれだけ楽しそうに歌って踊っていた彼女が、こんな結末を遂げてしまうなんて。
だからこそカテコで笑顔で出てきた岡村さんを見たら凄く胸が締め付けられそうになりました。
この役どころって凄く難しいと思う。
下手したら、これまで演じてきたどの役よりも難しいのではないでしょうか。
だけど本当にどこを取っても、岡村美南は凄かったとしか言いようがないです。
贔屓フィルターかかってるだろうけど、ここまで岡村さん凄いと感じたことはないかもしれない。
相変わらず丁寧な芝居、間合いの上手さ、そして彼女自身が持つ雰囲気。
すべてがアニタというキャラクターに生かされていたと思います。
たった1回観ただけだから、多分今後観ていくと感じ方は変わると思います。
でも本当に素敵でした!
新たな岡村美南さんの女優としてのステップアップに繋がったと思います。

ロザリア:若奈まりえ

若奈さん1年ぶりくらいに観ましたが、そっかあんなに背小さかったんだっけ…と驚きました。
でも童顔でありながら力強い歌声は凄く素敵で、可愛らしいです。
Americaが主な見せ場ですが、アニタたちに囲まれてちょっとお子ちゃまな感じがキュンとしました。

ベルナルド:萩原隆匡

萩原さん…かっこよすぎ。
ただただかっこいいとしか言えないくらい、かっこよかったです。
特にアニタと絡むシーン多いから、萩原さんもよく観ていたんだけど本当にかっこいい…。
ダンスももちろんかっこよかったけど、アニタとの濃厚なキスとか絡みがとにかく大胆。
アニタを見つめる表情がちょっとやらしい感じとかも色気あって、凄くドキッとしました。
とにかく大人の色気がむんむんと漂うベルナルドでした。
割と感情的になる場面が多いけど、声の張り上げ方もかっこいいし(末期)。
あと、マリアのことをかなり溺愛していて重度のシスコンなんですね(笑)
そのギャップも可愛くて、ちょっと萩原さんのベルナルド凄く好きになりました。

ドック:松下武史

松下さんもいたのか(笑)って思うくらい次々とCFY出演者が出てきて面白かったです。
今回もちょっと穏やかな人なのかなーって思ったけど、凄くかっこいい男性だった。
ドックの台詞は凄く心に響きました。
老人だからこそ若者を諌める言葉を説得力を持って言えるんだな…と感じました。
松下さん、凄く良かったです。
声を荒らげる姿はあまり最近観てなかったけど、かっこよかったし素敵でした。

シュランク:志村要

ランクの次にシュランクですか志村さん(笑)
まーた憎たらしい役どころです。
だからか、ところどころランクに見えるんだよなー(笑)
ランクほど愛嬌もないし本当に憎い役ですが、こういう役似合うなって思いました(笑)

クラプキ:荒木勝

クラプキの融通の利かない感じとかがスワガードにもどこか通じるところがあって…。
体格の良さも含めて、ちょっと意地悪い感じとかがしっかり出ていたと思います。
脇役だけに雰囲気を引き締めていて凄く良かったです。

グラッド・ハンド:吉賀陶馬ワイス

ワイスさんめっちゃ爽やかだった(笑)
爽やかすぎてこの好青年誰やって思いました(笑)
ちょっとしか出番なかったけど凄くいい味出してたわー。

まとめ

という感じで、アニタ以外はかなーり雑な感想になってしまいました。
初見だからすべては把握出来ないし、やっぱりご贔屓にしか目が行かなくなります。

でも、それでもかなりのインパクトを与えた岡村アニタ。
本当に素晴らしいデビューとなったと思います。
アニタのことに関しては色々と解釈もあったりするみたいだし、私自身色々と考えてしまっているため。
多分あとで別にアニタのことは記事に書くかもしれません。
ただ、アニタのように暴行を受けて心に傷を負った女性のその後を描いたドラマがあって。
常盤貴子さん主演の「真昼の月」という作品がありました。
観劇後にこのドラマのことをふと思い出してしまいました。
このトラウマを克服し乗り越えて次の恋に進むには、凄く時間がかかるし治療も受けなければならない。
でも、このドラマのヒロインはなんとか最終回にトラウマを克服し、次の恋に進めました。
そんなドラマの中に出てくる台詞に「一番の復讐は、幸せになること」という言葉があるそうです。
WSSの中でも、「憎しみが人を殺すんだ」みたいな台詞がありました。
きっとアニタは、この一件でジェッツのこと、アメリカンのことを恨み憎しみを増大させることになるかもしれない。
でも、憎しみで復讐しようとするのではなく、自分自身が幸せになることで見返してほしい。
一生ベルナルドのことを想って生きるのではなく、彼女の肌の色を、そしてそのトラウマもすべて受け入れてくれる人に。
そんな人に出会って、誰よりも幸せになってほしいと思いました。

正直、あのシーンはもう観たくないし、作品はまた観たい気持ちもあるけど拒絶の気持ちもあります。
だけど、あのシーンを描いたことって絶対意味があるはずなんです。
色々と気付かされることもあるし目を背けたくなることもあるけど、決して目を逸らさず向き合わないといけないと感じました。
そして何より、岡村さんが自ら掴み取った役。
それを誇りを持って演じている姿を観ることが出来る、そんな瞬間に感謝したいです。
ファンとして、彼女が舞台に立っている瞬間が一番の幸せです。

どちらにしても諸事情によって、次WSSを観劇出来るとしても3月下旬か4月以降なんです…。
たくさん観に行きたかったけど残念ながらお預け。
だけどこの作品は、見慣れちゃいけないと感じました。
社会問題を扱っているだけに、それを当たり前のように観たら何かを失う気がしました。
だから、この作品を観劇する時はしっかり1回1回を大事に観たいと思います。

ちなみに、グッズ展開も素敵。

個人的にチャームのアニタが欲しいんですよねー。
もしアニタがダブった方いらっしゃりましたら買取りますのでぜひコメントください!殴

随分長くなりましたが、新生WSS凄く素敵でした。
誰も幸せになれない作品ということで、ついこの前までやっていたみんなが幸せになれるあの作品が恋しくなるけど(笑)
岡村さんの新役、本当に素敵です。

公式さん。


げきぴあさん。


げきぴあさんの記事は岡村アニタのめっちゃくちゃ素敵な写真がたくさん載ってます!

チケットぴあさん。


また、いつか観れる時が来たら…。
岡村美南さん、アニタ役デビュー本当におめでとうございます!

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