2022年6月17日マチネ 劇団四季『ノートルダムの鐘』@横浜




ノートルダムの鐘
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ゆうき
ゆうき

通算30回目の岡村美南さんエスメ観劇!

日時:2022年6月17日マチネ公演
場所:KAAT神奈川芸術劇場
座席:S席1階11列12番




はじめに

今週2回目来れました…!前予失敗したのですがご縁をいただき、なんとか無事に岡村美南さんに会いに行くことができました。そして気付けば今回が通算30回目の岡村美南さんエスメラルダ観劇となります。なんか個人的にはもっと観ていたような気もするんですけど、やっと30回目らしいです。

無事に6月中に納品しなければならないお仕事を片付けたので、今週は畳みかけるぞ!という気持ちです。あとはチケットを確保するのみ…。果たして取れるのだろうかという不安もありますが、ひとまず行けるときに行くというスタンスで引き続き応援していこうと思います。

では早速レポ始めていきますので、最後までご覧くださいまし!

総評

全体の感想です!

キャスト:★★★★★
座席:★★★★★
全体:★★★★★

今回学生団体さんが入ってて開演前めちゃくちゃガヤガヤ騒がしかったので不安でいっぱいだったんですけど、本編はちゃんと大人しく観劇してくれてて良かったです!そして今回、また前回の公演を超えてくるほどの熱演で最高でした。こんなに激アツな回を観てしまった良いの?!と思うほど、とにかく熱量が高い…。私も化粧が全落ちするほどボロ泣きしてしまいましたわ。

今回は特に村さんフロローが凄かったですね。喉の調子が絶好調で、歌にしろセリフにしろ迫力が桁違いでした。だからめちゃくちゃ恐ろしくて、終始鳥肌が止まらなかったです。

そして火曜日はデビューラッシュが続いたためかまとまりに欠けていたアンサンブルさんたちも、今回はしっかりまとまっていて凄く良かったです。特にフレデリックも演じている男性1枠の武藤さんのお芝居に魅せられて泣かされてしまいました。感情の込め方がめっちゃ上手いのよね。「聖域は法律によって守られています!」も本気で聖域を守ろうとする気持ちが伝わってくる言い方だったし、「金ならいりません!隊長…!」の言い方も好きでした。フレデリックは演じる人によって全然印象変わるから、武藤さんのお芝居は完全に私好みでした。素敵なフレデリックがデビューしてくれて嬉しいです。

また火曜日デビューの髙橋基史さんクロパンも、マジですでに安定感が凄すぎてデビュー数日とは思えないほどの貫禄でした。正直一番好きなクロパンかもしれませんわ。めっちゃかっこいいし仲間思いで義理堅いところが凄く頼りになるので、すべてのお芝居において解釈が一致というか個人的に好きすぎて、クロパン出演シーンを観るのが楽しすぎました。いやぁね、今週のキャストちょっとレベル高すぎてヤバいよ。そりゃチケ難なるよね…!

で、今回は11列センターだったので久々にガッツリとオペラグラスを使って観ていたのですが、やっぱり岡村美南さんエスメの表情のお芝居が秀逸すぎる…。岡村さんが果たしてそのように解釈して演じているのかは分からないけど、「あ、こういうことなんだろうな」って観ている私たちに余韻を与えさせてくれる表情をするわけですよ。だから今回は、今まで自分が流れるように観てしまっていた部分だったり固定観念で観てしまっていた部分もすべて再評価の意味で見直してみたんです。そしたら今までと印象がガラッと変わったシーンがたくさんあって、自分にとっては大きな収穫となった観劇になりました。

あと、10列と11列の段差が凄く大きいから11列めっちゃ観やすかったです!多分11列と12列との段差よりも大きく開いてるから、10列と11列は中段ブロックのベストポジションかもしれませんね。程よくオペグラ使ったけど、使わなくても表情は全然見える位置だったので凄く良い席でした。見切れもないしね!

そして、カジモドの言葉に対するフロローとエスメラルダの反応の違いもしっかり注目しながら観てきて、ものの捉え方ってこんなにも人によって違うんだなぁ…というのを再認識しました。「僕は強いからお守りします!」という言葉を真に受けずに笑い飛ばしたフロローと、「力持ちなのね」と素直にカジを褒めたエスメ。ガーゴイルが話すというカジの言葉を「石が喋るのか」と聞く耳を持たなかったフロローと「あなたのお友達、好きよ」と肯定してくれたエスメ。カジを「怪物」と言うフロローと、「私たちと同じ人間」と言うエスメ。

フロローとエスメの対比をするだけでも、正直論文1つ作れるんじゃないかってくらい、深みがあります。そんな2人は、プロセスは違えど「死」という同じ結末を迎えました。その2人はカジにとって「僕の大切な人たち」なんですもんね…。なんか皮肉だなって思っちゃったんですよ。

そこから得られるものは何なのかと問われればすぐに答えは出てこないけど、人との出会い方を間違えちゃいけないなとは思いました。悪を回避して生きることは難しいかもしれないけど、自分を傷つけるような人とは絶対に関わっちゃいけないなとありきたりな教訓を得ました。自分を大切にしてくれる人を大切にする。それが、人間として尊厳を失わずに生きていける道なのかもしれません。

とにかく今回は今年イチ泣いたと思うくらい涙流して終演後頭がボーッとしてしまったくらいなので、本当に情緒がヤバかったです。何が悲しいんだろうとかなんで泣いちゃうんだろうとか、もはや分からないです。とにかく心の琴線に触れてしまうんですよね。必死に生きようとする人たちの生き様を観ているだけで。だから、人の生命力を感じた瞬間に涙が込み上げるようになりました。もう歳かもしれません(笑)

でも本当に凄く素晴らしい公演でした。デビューさんが多い中での公演ですけど、カンパニーのまとまりは凄いし、熱量も半端ない。これで9900円は正直安すぎると思うくらいに、最高の舞台を観ることができて感無量でした!

そしてカテコは今回も相変わらずの鳴り止まない拍手に何回も俳優さんたちが登場する、というお決まりのパターンでしたが、最後のカテコで登場してきた寺元さんが凄く可愛かったので大満足。両手を左右にブンブン振って客席の拍手に応えていたのですが、舞台奥のほうまで行ったらぴょんぴょん跳ねながら両手を大きく振っていたので、あまりにも可愛すぎて客席がどよめいていました(笑)あれはずるいわ(笑)

ま、そんな感じですかね。もうこれで見納めでもいいって思えるくらいの素晴らしい公演を観られて、本当に大満足でした!観に行けて良かった!

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