2014年12月12日ソワレ 『星ノ数ホド』




演劇全般
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ゆうき
ゆうき

ゼミの観劇課題になっていた舞台です

日時:2014年12月12日ソワレ公演
場所:新国立劇場小劇場




観劇の感想・考察

気になったポイントの感想などを書いています。

マリアン:鈴木杏
ローランド:浦井健治

当日マンマの前に新宿行って当日券買ってきました。
当日券は残席があると学割で50%割引になるので半額で観れました。
なんて優しい値段設定…。

B席というバルコニー席みたいな感じで下手側サイドから観る感じでした。
でもかなり席は近かったので、見切れはあったけどとても良かったです。

そして今回の出演者は鈴木杏ちゃんと浦井健治くんの2人だけ。
上演時間は1時間30分で休憩なし。
その間2人は終始出っぱなしでした。

物語は鈴木杏ちゃん演じるマリアンと浦井健治くん演じるローランドの恋物語…。
なんだけど…。

なんというか物凄く不思議な演出だったんです。
最初、バーベーキュー会場で2人が出会うシーンが始まります。
少しそのシーンを続けていたら、「キーン」という音がすると共に演技が振り出しに戻る。
さっきと同じやりとりが繰り返されるんです。

だけど、セリフまですべてが一緒かというと少し違くて。
さっきは雨が降りながらバーベキューをやっていたけど今度は晴れている。
少しシチュエーションが変わった状態で、先ほどと同じようなやりとりが行われます。

そしてまた「キーン」という音と共に同じやりとりが繰り返される。
反復というかリフレインというか…。
でもそれとは少し表現が違う、少しずつ変わったやりとりが何度も繰り返されていきます。

こういったことが終始行われていくんです。
最初はもう全然意味がわかりませんでした。
なんで同じことまた繰り返すの?って。

よくリフレイン効果を用いた舞台ってありますけど、あれはちゃんと効果が観てる側にもはっきりわかるんですが。
これは直後にまた同じことが繰り返されるので、どんな効果があるのか…とか分からず。
とりあえず目の前で行われていることを理解していくのがやっとでした。

しかも少し照明が落ちると、2人はそのやりとりを中断して舞台中央に集まります。
舞台中央には大きな木が設置されており、その木を眺めるようにして会話が繰り広げられます。
でもその会話もさっきのやりとりとはまったく繋がらないことを喋っていて。

もうどんどん話がわからなかくなってくる…。
とりあえず負けじと食らいついていきます。

だけど不思議なことに、観ていくうちになんだか理解が進むんです。
やってることは最初からまったく同じ演出なのに。

そして最後には、これまで繰り広げられてきたやりとりの謎が一気に理解出来る。
パズルのピースが1つ1つはめられていくみたいに謎が解けていくんです。
だから凄く面白く感じました。

多分この記事読んでもさっぱり意味わからないと思います(笑)
正直私も上手く言葉で説明出来ないです(笑)

とにかく言えるのは、鈴木杏ちゃんが物凄く可愛かったということ!
彼女を観るのは初めてでしたがやっぱり演技上手いですね!
生着替えもごちそうさまでした!殴

浦井健治くんもね…彼はなんか感慨深くて。
セラミュに出ていた頃から知っているので、今こんな大物になったことが驚きです。
女性客が圧倒的に多かったですが彼のファンですかねほとんどが。

本当この2人の演技も素晴らしくて引き込まれていきました。
今週千秋楽を迎えるけど、あと1回観に行けたらなぁ…と思います。

ぜひね、キスシーンを真正面で観たいですわ!笑
ということでいつもよりざっくりした感想でしたが…。

気になった方はぜひ観てみてください!
凄く難しい舞台でしたが、色々と面白かったです。
多分これは何度も観ることで理解がより深まる舞台だと思います。

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