2021年8月17日ソワレ 『ジェイミー』(アフタートークあり)




ホリプロ主催
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アフタートークレポ

終演後、すぐにアフタートークが始まりました。アフタートークに参加したのはマーガレットの安蘭けいさん、レイ役の保坂知寿さん、ミス・ヘッジ役の樋口麻美ちゃん、同じくミス・ヘッジ役の実咲凜音さんです。司会はプロデューサーの井川さん。

カテコが終わってすぐの開始だったので、お着替えも化粧直しもする間もなく、役のままで登場でした。覚えてる限りでレポしていきます!

公演を続けてみての感想は?

安蘭「公演を重ねるにつれてジェイミー役の2人が日々変化していって、自分はまだ経験はないけどお母さんの気持ちってこうなんだろうなっていうのを感じながら演じられて幸せです」

保坂「家に帰ると現実に戻って、今大変な状況なんだなと実感するんですが、そんな中でここにいられる時間はとても幸せで、皆さんも危険を顧みずに来てくださって(客席爆笑)皆さんと時間を共有できているのが嬉しく思います」

樋口「この作品において第一声を発する役で、その日のテンポ感が決まるので、毎日緊張しています」

実咲「毎日公演ができますようにと祈って、終わるとできて良かった~と今まで以上に実感するようになりました。今日も皆さんと一緒にここにいられて幸せです」

裏話があれば…

安蘭「知寿さんと一緒にいることが多いんですけど、知寿さんがいないとダメなくらいうっかりしていることが多くて…。ペンダントのする・しないも知寿さんがこうやって(チェックするような仕草)教えてくれて。未だに忘れちゃう」

保坂「次のシーンで取るんだよって」

安蘭「1回知寿さんが言ってくれなかったときがあったんです。(ペンダントを)ちゃんとつけてました(笑)」

保坂「私も言わなかったことでその日着替え忘れちゃって、モヤモヤしました(笑)」

安蘭「ほんと忘れちゃう」

保坂「あとお母さんって最後のほうカメラ撮るじゃないですか。カメラも忘れてたよね」

安蘭「ほんっと忘れ物多いんです。言ってもらえないとダメ」

知寿さんと麻美ちゃんの関係性について

井川P「凄く仲良しですよね」

保坂「前に親子だったことがあって、麻美ちゃんは「ママ」って呼んでくれるんです。でもママはここにいるんで(安蘭さんを指して)」

樋口「なんでや!(笑)稽古場でもずーっと見てます(前のめりになる体勢で)」

保坂「昔からだよね」

樋口「『マンマ・ミーア!』のときから…あ、『マンマ・ミーア!』って言っていいんでしたっけ(客席爆笑)ドナは大変だから一人楽屋だったんですけど、私が入り浸ってずっとこうやって口開けて(知寿さんのことを)見てました」

安蘭さんと実咲さんの関係性について

安蘭「私が退団してから(実咲さんが)入ってきたので時期は被ってないんですけど、今では”おホモだち”です(客席爆笑)」

実咲「そうなんですか?(笑)」

※作中で「おホモだち」というワードが出てくるのでそれに掛けていて上手かったです。

SNS企画について

女子生徒4人が手遊びをするシーンがあるんですけど、それがSNS企画として動画だか写真だか上げられてる?らしくて、その手遊びを真似したいんだけど全然やり方が分からないという話を安蘭さんと知寿さんがしていました。

多分普通にアルプス一万尺だと思うんですが、安蘭さんと知寿さんはなんか謎の手遊びを始めていてめっちゃくちゃ面白かったです。今回の大人組4名で手遊びやるverを女子生徒たちにレクチャーしてもらいましょうと盛り上がっていたので、いつしか動画が上がるかもしれませんね。

好きなシーンについて

実咲「ジェイミーが「ママ、お金貸してくれない?」と言ってきたときの瞳子さん(安蘭さんの芸名)の「おっとぉ?」がめっちゃ好きです(足を組んで振り返るようなポーズをしながら)。あの「おっとぉ?」の間といいトーンといい完璧で、めっちゃ好きです」

実咲「あと知寿さんのアレも好きなんですよ!2幕でジェイミーが落ち込んでいるときに「私がついてる」っていう、あの言い方が知寿さんにしか言えないくらいかっこよくて…」

樋口「(めっちゃ頷く)」

実咲「麻美さんはもうラブだと思うんですけど」

樋口「(めっちゃ頷く)」

知寿さん大好きな麻美ちゃんめちゃくちゃ可愛すぎました。一方で次に話を振られた麻美ちゃん。

樋口「(井川Pを指して)凄くむちゃぶりしてくるんですよ。電話のシーンとか。私、アドリブ禁止の劇団四季に20年間いたので…(客席爆笑&拍手)車運転しながらやってみたりして…(変顔)毎回凄く緊張しています」

井口P「毎回違うお芝居をしているので、皆さん楽しみにしていてください」

樋口「ほらまた圧かける!(客席爆笑)」

メッセージ

実咲「本日は出演しませんでしたが、袖から観ていてパワーアップしているのを感じました。この作品はあるがままの自分でいることを描いた作品なので、観劇してくださった皆様が明日への活力となることを祈っております」

樋口「日々エネルギーが増していっているので、無事に千穐楽まで公演を続けられるよう日々精進していきます」

保坂「(レイは)お母さんと一緒にジェイミーを応援するような役ですが、皆さんと一緒に応援していけたらいいなと思います」

安蘭「コロナに加えて台風もあり大変な世の中ですが、この瞬間だけは夢を見ていただけたらいいなと思います。この作品はありのままの自分を認めていく作品で、挫けてもそれを認めるということも大切ですが、特にジェイミーは大人たちがいたということが幸運だったんだなと思いました。私はもう良い大人ですが、若い子たちを見ると何かしてあげたいなと思いながら演じています。(観客を見ながら)皆さんは子供じゃないですけど、私たちが皆さんに生きていくためのパワーを与えられたらいいなと思います」

最後は皆さんが自分で椅子を持って片付けて退場という流れで、客席からは笑いと拍手が起こっていました。時間にすると約10分~15分だったと思いますが、笑いが絶えない面白いイベントでした。

しかも今回は元四季と元宝塚の組み合わせなので、それぞれ在籍時の貴重なお話とかも聞けてオタク大満足。短いながらも凄く内容てんこ盛りの最高なアフトクでした!チケット代以上の価値ありでした!


とっても素敵な写真!本当に素敵なアフタートークでした。行って良かった!

まとめ

本編もアフタートークも最高すぎた観劇でした。本当に大満足…。こんなに楽しかった観劇って四季以外だとなかなかないので、凄く刺激的な時間を過ごせて楽しかったです。なかなか四季以外の作品は観ることないし、今回も樋口麻美ちゃんが出ていて、かつアフタートークに麻美ちゃんと知寿さんが揃ったから「行くしかない!」と思って決めたので、たまたまタイミングが良かったなと思います。

ちょうどチケットを取ったのが『モーツァルト!』を配信で観た直後で、「なんか…外部の作品もっと観たい」となっていた時期だったので、きっとタイミングがずれていたら観ることはなかったでしょう…。だからマジで観られて良かったです。すっごく良い作品でした。

今回の観劇で自分が感じたことを見つめなおし、自分にとって「普通」ってなんだろう…というのを考えたいなと思います。そして私が私らしくいるために、いったいどれくらいの人が協力・理解してくれているのだろうということも実感できたので、より一層これからは自分らしさを追求していける自分になりたいなとも感じました。

マジですっごく良い作品です。ブリリアっていうのがアレですけど、大阪や愛知はこれから公演めぐっていきますので、気になっている方はぜひ観てみてくださいまし!

そして『ジェイミー』は前期公演でカーテンコールの写真撮影OKというイベントがあったのですが、今回は写真撮れないのかなぁと思っていたらなんとアフトク終わりのドラァグたちの影ナレが…!なんと記念に写真撮っていいわよとのことだったので、舞台写真を撮ってきました!

真正面の最高の席でした。マジで最高。当日はカメラの収録もあったみたいなので、円盤発売されることを待っています…!

ということで大満足の『ジェイミー』観劇レポでした。長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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