2015年4月21日ソワレ 『DEATH NOTE THE MUSICAL』

ホリプロ主催
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ゆうき
ゆうき

久しぶりのホリプロさんの公演観劇でした!

日時:2015年4月21日ソワレ公演
場所:日生劇場
座席:2階B列58番

はじめに

夜神月:浦井健治
L:小池徹平
弥海砂:唯月ふうか
夜神粧裕:前島亜美
死神レム:濱田めぐみ
死神リューク:吉田鋼太郎
夜神総一郎:鹿賀丈史

この日は午前と午後に説明会が2つあって、結構忙しかったです。
当日引換券を持っていたので劇場へ行ってチケットの引換。
2階席の2列目の一番上手端でした。
日生劇場って2階席とかが扇形?っていうのかな。
両サイドがかなり前方に突き出しているので、結構舞台との距離は近かったです。
ただ一番端だったために舞台の上手奥や花道の手前側が見切れだった。
とは行っても全然楽しめる席だったのでとても満足でした。

さて、今回は漫画が原作の作品を舞台化。
私は映画しか見ていないのですが、割とその世界観を上手く表現出来ていた気はします。
たくさん観ているわけじゃないから一概には言えないけど。
やっぱりアニメの舞台化って、凄く難しいじゃないですか。
キャラクターの特徴だったりもちろん世界観も壮大だったりファンタジー要素があったり。
2次元と3次元のギャップの克服は、これからアニメの舞台化をしていく時の永遠の課題だと思います。

デスノートも、月もそうだけどLもある種変わっているけど見た目は普通だったり。
まぁ実写映画がかなり成功しているから舞台化もそこまで難しくはなかったのかもしれないですね。
ただCGが使えない舞台においての最大の課題は死神の表現かなぁと思いました。
今作では死神役は吉田さんと濱田さん。
レムってどんなんだったかほぼ記憶ないけど、でもどちらも凄く良かったのは確か。
キャラクターの雰囲気とかが凄く出ていて素晴らしかった。
ただ、ずっとワイヤーアクションするわけにもいかないですし普通に人間と同じように地上を歩く。
そこが死神感ゼロになってしまうんですよね。
それは仕方のないことだと思うんだけど、やっぱり2次元の舞台化って難しいなぁと感じた点でした。
でもその分オケピを上手く使っていたり。
リュークの登場はオケピから這い上がって出てくるので普通の登場よりは少し恐ろしさを感じる。

あと感じたこととしては、ちょっと詰め込みすぎな印象は否めない。
映画も前編後編と分かれているし、原作においてはそれよりさらに長いだろうし。
そんな濃密な作品を舞台という2時間半の中でいかに演出するか。
となると、どうしても削らなくてはいけない部分も出てくるし。
なんというか、全体的にキャラクターの心情の変化とかがじっくりと描けていなかったかな。
レムにおいては人間を助けたことで砂になって消えてしまうシーンまるまるカットですしね(笑)
実際にそれをやろうとするのはまたちょっと難しい部分があるだろうけど。
あとは心理戦とかももっとじっくりとやることによって臨場感とか緊迫感が出てくるんだけど。
そこも割とあっさりしていたり、やっぱり時間的にも内容的にも詰め込みすぎてる感じはする。
なんとか最後上手くまとめた感じかな。

と、ほぼ批判じみたことばかり言ってしまっているのですが…。
でもその分映像を用いることで世界観の表現は素晴らしかったと思います。
デスノートに人の名前を書く時、その人の名前が映像として出てきたり。
凄く映像は良かったなぁ。
また、照明の当て方もこの世界観ならではの繊細さがあって私的にはとても好きでした。
曲も全体的にこの作品にマッチしていてとてもかっこよかったと思います。
なんといっても出演者のキャラクターへの寄せ方はとても素敵でした。

キャストの感想

気になったキャストの感想を書いています。

夜神月:浦井健治

前にも書いてるかもしれないけど、浦井くんをかなり昔から知ってるから色々感慨深い。
月はWキャストで、もう1人が柿澤勇人くん。
柿澤くんの月も観たかったんだけど日程的に難しくて浦井くんで。
私の席のせいかもしれないけど、最初かなり声が反響して凄く聞こえにくく感じた。
もしかしたら四季の舞台に慣れすぎてるだけかもしれないけどね。
でも浦井くんの甘い声と甘いマスク。
そこが月の最初の頃の優等生っぷりや純粋っぷりを上手く出せていた。
そして何より、デスノートを手にしてたくさんの人を殺していくことで精神崩壊していく姿。
ここが初期の爽やかな感じとのギャップを凄く出していて鳥肌が立ちました。
ただ、演出の問題かな。
徐々に精神崩壊していく過程がやっぱり充分に描ききれていなかったかな。
でも最後のLとの対決のあの狂いようは素晴らしかった!
もう精神崩壊というか人間崩壊レベルに酷かったな。
自分を神と信じて正当化し、もはやただの殺人鬼となってしまった月の真の姿。
Lを殺したことで歓喜し自分は勝利したと殺人への快楽すら感じてしまった非人間的な姿。
だけど最後リュークによって裁きを受けることになり、死に対して恐れを抱く人間らしい姿。
ここの月の描き方も演じ方もとても鳥肌が立ちました。
浦井くん、本当にいい役者さんです。

L:小池徹平

まさかこんなところで徹平ちゃんを観れるなんて思わなかったな。
実は、私が初めて好きになった芸能人で初めてCDを買ったアーティストです。
徹平ちゃんも凄く可愛らしい顔してるし声も可愛いし。
そんな彼がどのようにLを演じるのだろうって思ったけど、うん、良かった。
声のトーンもLの特徴的な猫背とかも凄く再現されていました。
そういえばアーティストだったな…と思ったけど歌唱力も抜群でしたね。
浦井くんとハモる時なんか凄く迫力があってかっこよかったです。
ただ、やっぱり舞台のLになるとちょっと天才っぷりが足りない気がして。
もちろん時間の関係で。
Lの推理とかにじっくり時間をかけられていなかったかな。
天才っぷりというか、むしろ時間を費やしていないために逆にあっさりと答えを導き出している。
そこがLの非人間的すぎる部分になってしまっていて。
うーん…やっぱり難しいのかな。
でも、凄く良かったです徹平ちゃん。
舞台で観ることが出来たのは本当に嬉しい限りです。

弥海砂:唯月ふうか

ホリプロスカウトキャラバンか何かでデビューした子らしく。
いやぁ驚いたけど歌唱力が素晴らしすぎた。
ミサミサはアイドル設定なので、実際劇中にも振り付けありの曲披露とかしていましたが。
伸びる歌声も力強さも本当にびっくりするくらい上手でした。
存在感のあるあの歌声は凄く印象強かったです。
ただ、ミサミサがデスノートを持ってからの描かれ方は…うん。
最後、警視庁で拘束されて、月を助けるためにデスノートを手放す決意をしたミサミサ。
やっぱりここの描き方はあっさりしちゃってた感は否めないかな。
でもこの子、本当に歌唱力が素晴らしいのでこれから注目していきたいです。

夜神粧裕:前島亜美

この子はスパガの子ですね。
萌え要素たっぷりの妹役でした。
「お兄ちゃん」と発するたびになんだかいけない気持ちになりました(殴)。

死神レム:濱田めぐみ

濱田さんを観るためにチケットを取ったと言っても過言ではないくらいお目当てです。
濱田さんがこういう作品に出るようになったんだなぁ…と思い。
しかもまさかの死神役(笑)
最近Twitterを始めた濱田さんですが、かなり内容がお茶目で可愛いんです。
それで現場の様子とかもよくツイートしてるんですけど、彼女自身かなり楽しんでいるようです。
舞台に立つことに生きがいとか喜びを感じているんだろうな…と改めて思いました。
死神ということで、感情的になることもなく。
レムが元々どういうキャラクターか覚えてないけど、凄く静かな演技をしていました。
声のトーンもさらに下げて、水を打ったような静かな声で台詞を発する濱田レム。
このレムという死神はミサミサにとり憑くっていうのかな?
レムが落としたデスノートを拾ったのはミサミサなので、ミサミサと行動を共にするのですが。
ミサミサに対する愛情がとても深く、優しく抱き締めてあげたりと寛大な感じも出せていました。
リュークにミサミサが肩を抱かれていた時に嫉妬してリュークを離してたのも可愛かったな(笑)
そして何より、ミサミサを助けるために彼女からデスノートに関する一切の記憶を消すシーン。
死神は人間を助けると砂となって消えてしまう、という掟があります。
その掟を犯してまでミサミサを助けてあげたいという彼女への愛情を感じさせるシーンです。
そこで披露する曲が、レムの気持ちを書いているのですが、聞いてて凄く胸が苦しくなりました。
濱田さんの力強い歌声も圧巻でした。
一気に劇場が濱田さんの独壇場となった瞬間だったなぁ。
ミサミサを助けてデスノートの記憶を消したところでレムの出番は終わりとなってしまいます。
そして終盤で、ミサミサが両手から砂を落とす演出があるのですが。
あれで初めてレムが砂となってしまったことが分かるという、凄く切ない演出でした。
もう濱田さんに関してはさすがとしか言いようがないです。
とても素晴らしかったです。

死神リューク:吉田鋼太郎

そしてもう1人?の死神を演じた吉田さん。
最高でした(笑)
リュークのキャラクターの再現度があまりに高すぎでした。
声のトーンも良ければお芝居ももちろんいいしコミカルさもあって面白かったです。
どこまでが演出なのか正直わからないくらいアドリブとかも入れてたのかな。
レムが静かな印象を出しているためにこの対比も良かったな。
たくさん笑いを取っていたりと死神としては随分面白いキャラクターだったのですが。
終盤、月を裁くシーンでのリュークの死神としての残虐さが一気に増して。
「飽きちゃったんだよな」と、怯え戦慄く月に構わずデスノートに名前を書いていく姿。
リュークのギャップというか、やはり死神なんだと再認識させられる冷酷さ。
物凄く鳥肌が立ちました。
ちょっとコミカルな部分が多いから、こうやってシリアスな部分を見せると凄くギャップを感じさせる。
吉田さんのお芝居、本当に良かったです。
鹿賀さんとのシーン…っていうとちょっと誤解があるのだけど。
リュークは月以外には姿が見えないんです。
で、月の部屋に月のお父さん役である鹿賀パパが入ってくるシーン。
そこにリュークがいるということも知らずに鹿賀パパが月とやりとりしているんですけど。
知らずにリュークのつけてるマントを足で踏んでいるんですね。
で、リュークが歩き出そうとしてそのマントに引っ張られて動けないっていう面白い演出がありました。
でも2度目であっさりとマントが足から抜けて動き出せちゃって(笑)
吉田さんが「すいませんここもうちょっと長くお願いします」って素でアドリブ入れてました(笑)
本当はきっと3、4回くらい引っ張ってようやく抜けるっていう感じなんでしょうね(笑)
あまりにあっさり抜けちゃって吉田さんが唖然としちゃってましたもん(笑)
うん、吉田さんのリュークはとにかく良かったです。
地上を歩いているから死神っぽくないといえば死神っぽくないんだけども…。
だけど、そのハンデを埋めるようにキャラクターの特徴を上手く押さえていたのは素晴らしかった。

夜神総一郎:鹿賀丈史

なんか鹿賀さん…声が聞き取りづらかったな。
ぼそぼそ喋っているように感じました。
元々こんな感じでしたっけ、鹿賀さんって。
というか、確か映画版の月パパも鹿賀さんでしたよね。
威厳のある感じとかはやはりとても素晴らしいです。
ちょっとね、やっぱり台詞が聞き取りづらかったです。
改めて四季の台詞の聞き取りやすさを実感しちゃいました。

まとめ

という感じかな。
色々と課題もあるとは思うけど、でも私的には随分刺激的な作品に出会えた気がします。
結構挑戦的な舞台だと思いますし、2次元と3次元のギャップの克服も上手く出来ていたと思う。
やはり尺の問題というのは限られているから難しいのだけど。
これはこれでまた違ったデスノートの良さがあったし、いいと思います。

これから2次元の舞台化はますます増えていくと思います。
そこで与えられる課題をいかに乗り越えていくか、それが舞台化するに当たっての壁でしょうね。
ぜひこれからも色んな作品に挑戦していってほしいなと思います。

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