2015年7月1日マチネ 劇団四季『リトルマーメイド』




リトルマーメイド
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ゆうき
ゆうき

久しぶりのちゃみさん、そして初の三平アリエル!

日時:2015年7月1日マチネ公演
場所:四季劇場[夏]
座席:1階S席1列24番




はじめに

リトマ実に5ヶ月ぶりです。
この前テレビでリトマの特集していて、なんだか観たくなっちゃったんですよね~。
公式観たら最前空いてたから取っておきました。
しかし今回は三平アリエル、ちゃみさんセバスチャンじゃないと観ないつもりだったので…。
キャス変確認したら2人ともいたし、さらに芝トリトンまで!
とても嬉しいキャストでの観劇となりました。

平日の真昼間なのに親子連れが多くてびっくり。
君たち学校は行ってないの…?と思っちゃいました(笑)

アラジンが開幕してからリトマの売れ行きもちょっと落ちたかな?と思ったけど。
今日もチケットは完売していたそうですし、相変わらずの人気っぷりにとても驚きました。

さて、今回リトマは3回目にして初の最前列。
フライングシーンがあるからあまりこの作品での最前列はオススメされていませんでしたが…。
せっかくなら一度観てみたかったし、良席だしと思い観劇。
まぁ結論から先に言いますと、リトマでは最前列はもう座りたくないです(笑)
とにかく首が痛いの!笑
分かりきっていたことだけど、実際に座ってみると恐ろしいほど首痛いの(笑)
それにフライングシーンがあまりに見上げる状態になるから綺麗に見えないんですね。
フォロワーさんが13列目がオススメと言っていたので、その辺が本当に観やすい位置だと思いました。

とは言うものの、最前列の楽しいところは表情をしっかりと観ることが出来るということ。
前方に何も遮るものがありませんから、視界が良好です。
フライングになっちゃうともはや前方とか関係ないのだけどね(笑)
ちゃみさんを最前列で拝見するのは今回が初めてです。
なので、とても楽しみでした~。

キャストの感想

気になったキャストの感想を書いています。

アリエル:三平果歩

私の周りでは凄く評判の良かった三平アリエル。
今回3回目にして、谷原アリエル、小林アリエル、三平アリエル全員観ることが出来ました。
だからこそそれぞれの違いとかはなんとなく分かりました。
個人的には、三平アリエルが一番好きです。
とにかく声が凄く透き通っていて綺麗だったことに驚きました。
エリックがこの声に惹かれるのが凄く分かる。
本当に綺麗で純粋で、抑揚がしっかりと付けられているところが好印象。
ひたすら力強く歌うのではなく、弱々しいところは本当に弱々しく。
それがアリエルの心情をそのまま表していて、凄く丁寧な歌表現が出来る人だと思いました。
でもPOYWでの力強いところはしっかりと歌声を響かせていて、素晴らしかったです。
華奢なのにエネルギッシュな歌声が、凄くアリエルの決心の強さとかを上手に表していました。
表情も凄く細かくて可愛らしい。
変顔する時も全然躊躇いもないし、それすら愛嬌がありました。
「どんな夢より」でいいのかな?
アリエルが「もうだめー!」って声を張り上げるところ、三平さん凄く可愛かった。
それ聞いただけで凄くキュンとしちゃいました。
ある意味、他の役に染まっていないから純粋なアリエルさがあって凄くいいの三平さん。
本当に個人的に3人のアリエルの中でも一番好きなアリエルでした。
ぜひ今後、色んな役を掴んで活躍していってほしいな。

エリック:竹内一樹

竹内エリック3回目!
なかなか他のエリックに出会うことが出来ないです(笑)
相変わらず華奢で凄く小顔ですよね…。
それでいて歌声は力強く、時に優しくてそのギャップがとてもいいです。
ちょいと流し目してみたり表情がかっこいいんです。
今回はセンターやや上手寄りだったので、エリックが海に落ちたあと陸で倒れてるシーンが近くて。
竹内さんの上半身をかなり間近で観ることが出来ましたが…すげえ肌綺麗なのね…。
そういえばエリックって21歳…というか物語前半では20歳ですね。
私より年下かぁ…と毎回ショックを受けますが、竹内エリックは本当に若々しい。
他のエリックを観てみないとどこがどう違うとか全然分からないですが、凄く素敵だと思います。
歌う時に力が入るとややお顔が崩れるんですけど、とても爽やかな印象です。
個人的に好きなのが、「言葉が話せないんだね?」と人間になったアリエルと出会う時の台詞。
アリエルが一生懸命伝えていることが、彼にはちゃんと分かるっていう過程。
そういうところを竹内さんは丁寧に演じているなと思いました。
間の取り方が上手なのかな、そして話す声色が優しくて、凄く安心感を覚えるんです。
竹内さんの人柄をよく知りませんが、優しさの塊のような雰囲気があって、とても好きです。
でも次はぜひ違うエリックも観てみたい…!

アースラ:増本藍

増本さん、なんかもっと迫力あった気がするんだけど…調子悪かった?
私の初リトマのアースラが増本さんで凄く迫力を感じたんですけど、今回そうでもなかったな…。
低音の響きは凄く力強くて良かったんですけど、割と高音になると裏声になることが多く。
CDの青山さんので慣れてしまっているせいかな、きっと。
でも決して歌が上手くないとかそういうことではないです。
増本さん、歌も上手ですしお芝居も凄く上手な方なので全然良かったんですけど。
なんかちょっと昨日は調子悪かったのかもしれないですね。
しかし、やはりお芝居が上手なのでアースラの上手い駆け引きでアリエルを揺さぶる感じがとても良かった。
あくまで本心を出さずにアリエルに優しく接してあげるところとか、優しいのにどこか怖くて。
その感じが声色とかでもしっかり伝わってとても良かったと思います。
きっと歌ももっと良いはずなので、次に期待したいです。
ところで、雅原アースラまだですか!ちょっと期待しちゃってますよ。

トリトン:芝清道

まさかの芝トリトンが観れるとは思わなかった。
ついこの前までユダやってたのがいつの間にか人魚になっててちょっと不思議でした。
やっぱり芝さんって独特なオーラ持ってますよね。
トリトンが話すたびに地響きのような音がしますが、芝トリトンだと結構説得力がありますその音。
凄く地声の低さがトリトンの威厳を表現していてかっこよかったです。
ムファサやトラップ大佐に似た部分があるから、やはり芝さんしっくり来ますね、威厳のあるお父さん役。
どうしても物語前半では威厳がありすぎて、怖いというより冷たい印象しかないですが。
最後、アリエルを認める時の芝トリトンの声色がとても柔らかくて。
「お前が誇らしいよ」とアリエルに言う台詞だったり抱きしめる腕だったり。
間の取り方もそうなんですが、声色とか表情とか凄く優しさが滲み出ていてグッと来ました。
芝さん、癖あるけどやっぱり好きだなぁ…。
トリトンに関して言えば、個人的には高橋トリトンがとても好きです。

セバスチャン:飯野おさみ

ちゃみさん…お久しぶりでしたちゃみさんヽ(;▽;)ノ
もうなんでセバスチャンってあんなに可愛らしいのでしょうね。
どこに行けばセバスチャンを飼うことが出来ますか…。
しかし昨日のちゃみさんはやや調子が悪かったみたいで、UTSもキツそうでした。
所々声が出なくて、いつものエネルギッシュな歌声ではなかったなぁ。
それでもやはり歌の上手さは変わらず、調子が悪いとは言っても高音もしっかり出ていました。
本当所々ね、ちょっと出ない時もあったんですけどね。
ちゃみさんを観る回数ってそんなに多くはないんですけど、最前列で観るのは初めてでした。
そのため表情もしっかりと観ることが出来て、改めてちゃみさんの舞台人としての凄さを感じましたね。
誰一人として舞台上では気を抜くなんてことはしてないとは思うんですけど。
ちゃみさんに関しては、本当に気を抜かないというか。
自分が喋る場面でなくともスポットライトを浴びていなくとも、常に誰かの言動に表情を動かしていて。
それが凄く細かくて、そのキャラクターが今どんなことを考えているんだろうっていうのが凄く分かりやすい。
舞台人としてもベテランであり、たくさんの経験を積んできたからこそ出来る表現なんだろうな…と思いました。
凄く丁寧で、魅せる芝居が本当に魅力的な人だと思います。
それとやはりちゃみさんの台詞は凄く自然で聞き取りやすいですね、開口も目立たないし。
この人のダメなところを探そうと思っても、舞台の上ではまったく見つけることが出来ません。
ご贔屓さんっていうのもあるから、ちょっと過大評価しすぎなところもあるかもしれませんけど…。
「マエムキニ」でアリエルが一生懸命立とうと頑張る姿を、心配そうに見つめるセバスチャンがとても可愛い。
それとあとはシェフルイのシーンで、テーブルから顔出すところですかね。
あの不思議そうにキョロキョロと周りを見渡す顔がとても可愛くて、キュンとしちゃいます。
そういえば前回も思ったけど、ちゃみさんってどことなく市村正親さんに似てる気がするんです。
それは顔が、とかじゃなくて舞台人としてのあり方?
もちろん違う部分のがたくさんあるんだけど、ダンスの雰囲気だったり舞台の居方だったり。
とにかく人を魅了する力を持っていて、舞台においてこの人がいるだけで雰囲気も変わるような。
そういうところがちゃみさんにも感じられる気がしました。
と、贔屓目で観ているので疑問に思う方はたくさんいるかと思いますが…(笑)
でも本当にちゃみさんのお芝居はとても素敵だな、と改めて思いました。

スカットル:荒川務

荒川さん苦手だけど、スカットルは凄くはまり役だなぁ…と思いますね。
初めて観た時も荒川スカットルでしたが、なんだかんだ荒川さんも安心して観ていられる俳優さん。
歌声がどうしても苦手なんだけど、スカットルのようなキャラクターには凄くぴったり。
ちょっと能天気な感じが、荒川さんの声的にも凄く表現しやすいのだと思います。
カモメの鳴き声も上手いですし、コミカルな役柄で舞台を引き立てていました。
やはりタップは荒川さんの魅力の一つでもありますから、とても綺麗でした。
この人は楽しそうにタップ踊るなぁって感じました。
そういえば、いつか玉城さんのスカットルも観てみたいなと思います…。

グリムスピー:星野元信

そういえばグリムも3回とも星野さんだったみたい。
星野グリムも凄く可愛いんですよねぇ…。
ちょっと叫ぶ時とか声の張りが足りない部分はあるんですけど、とても素敵です。
声とか表情とかも凄く温かさがあるので、なんか本当にいい人な印象(笑)

フランダー:大空卓鵬

フランダーは3回ともそれぞれ違う人で観てるけど、ポンちゃんのフランダーとても可愛い。
歌も上手いし、ちょっと頼りない感じとかも可愛いです。
個人的にキュンとなったのが、「マエムキニ」でアリエルを見つめる時の表情と仕草。
女の子がやるように両手を胸のあたりにやって凄く心配そうな表情で見つめてるの。
ちょっとあの時のポンちゃんの可愛さに思わずときめいてしまいました…。
フランダーってアニメでも可愛いキャラクターとして描かれてるけど、そのままアニメから出てきたみたい。
アリエルを好きな気持ちが凄く伝わってくるし、凄く応援してあげたいフランダーでした。

フロットサム:町田兼一/ジェットサム:中橋耕平

中橋ジェットサムの歌声ってなんかクセになっちゃいます。
町田フロットサムは今回初めましてだったけど、普通に良かったと思います。
この役に関しては特に色々と書けないので大したことは書かないですけど。
アースラに怯えつつも一生懸命に悪事を働く姿がなんか愛おしかったです。

シェフ・ルイ/リーワード:林和男

林さんのシェフ・ルイもまた気持ち悪くて良かったなぁ…。
清水さんのルイしか観たことないけど、清水さんに比べたら幾分男らしさがあるかな。
でも所々女々しさがあって本当気持ち悪い(褒めてる)。
リーワードってタツノオトシゴなんですね。
最前列で観れば、確かに林さんだって分かりました。
ルイは出番少ないですけどなかなかインパクトのあるキャラクターで、凄く強烈でいいと思います。
「レポワソン(リプライズ)」での「意味不明でしょ」の言い方がとっても面白かったです。

アンサンブル:吉田絢香

フェス以来の吉田さん!
フォロワーさんにアリエルのお姉さんたちの名前と色を教えてもらい予習もばっちり。
まぁ結局ほぼ覚えられませんでしたが、さすがに吉田さんは分かりました。
相変わらず華奢なのにどこからあんな力強い歌声が出るのか…。
顔も小さいし、割とぷくっとしてる表情が多くて、そんな表情もとても可愛かったです。
次女のアンドリーナね、覚えた。
結構三井さんと一緒にいることが多かったりして、またフェスがフラッシュバック…。
あと、結構流し目じゃないけど冷めた目で見つめることとかもあって。
一方ではメイドの時には優しい笑顔向けてたりして。
色んな表情の吉田さんを観ることが出来て幸せでした。
いつか大役を掴んでほしいな!

まとめ

リトマは作品的にあまり好きではないんんですけど、今回は凄く楽しかったな。
やっぱりどうしてもあのでかいアースラが出てくると一気に興醒めしてしまいますが…(笑)
でも今回ばかりはキャストの力かな。
三平アリエルが凄く良かったのもあるし、吉田さんもいたし。
作品を楽しむというより今回はキャストを楽しむっていう感じで観ていました。

しかしやはり最前列はもういい(笑)
首痛くてフライングシーン観るのがつらかった。
次はもっと後ろで観たいです。

今回は盛り上がりがいつになく控えめだったように感じます。
あんまりリピーターがいないのかな?
曲終わりに拍手が起こるまで数秒空いたりして、ちょっと異様な雰囲気でした。
カテコも2回。
まぁ、最近よく行く公演がカテコ多すぎるんですけどね(笑)
結構あっさりと終わってびっくりでした。

リトマ次は来年かなぁ…。
なんか、とんでもなく惹かれるキャストが来たら行くかもです。
でもこの作品はたまに観たくなるんですよね。
舞台セットも綺麗だし、観ると幸せになりますもんね。

久しぶりのリトマ、とても楽しかったです。
ちゃみさん、、お元気でなによりでした!

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