2017年2月3日ソワレ 劇団四季『ノートルダムの鐘』




ノートルダムの鐘
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ゆうき
ゆうき

初のあっきーカジに宮田さんエスメでついにプリンシパル制覇!

日時:2017年2月3日ソワレ公演
場所:四季劇場[秋]
座席:1階S席5列16番




はじめに

先週だったかな、ようやく田中彰孝さんカジモドがデビューしtwitterでも結構評判良くて。
凄く気になっていて、しかも今週は宮田さんで…これは観たい…ってなりました。

前回とはメイン3人が変わり、うち2人は初見で…凄く印象の変わった公演になりました。
やっぱりこの作品はキャスト変わるだけでガラッと作品の雰囲気が変わりますね…。
私にとって何より大きな収穫となったのが宮田さんのエスメラルダを観れたことでした。
かなり世界が変わりました。
贔屓にこだわりすぎて他の人を観ないってこと、これまで散々やってきたんです。
CFYもなんだかんだで40回近く観てたけど宮田さんポリーはたった1回しか観てないですしね(笑)
それくらい贔屓の力って私の中で凄いんですが…。
今回、その頑固なねじ曲がった贔屓愛というものをひっくり返されたような気がしています。
詳しくは後ほど書きますが…今回の公演はそういう意味でもかなり面白かったです。

そして、今回で6回目ですが今までで一番前方席。
まだ最前には座っていないっていうのが新鮮…なんていうのもアレですが。
やっぱり前方席だと迫力が違いますね…凄く鳥肌立ちました。
いつか…岡村さんの時に最前座れたらいいなー。

というのは置いといて、キャストの感想軽く書いていきますねー。
今回はフィーバスとクロパンは感想なし!いつも通り佐久間さんとよしつぐさん素敵だったから!

キャストの感想

気になったキャストの感想を書いています。

カジモド:田中彰孝

海宝くんとも達郎さんとも違う、別のタイプのカジモドでした。
もうなんていうか…上手く言えないんだけど、簡単に言うと面白かった(笑)
これまでの2人に比べて、まず喋り方が滑らかであまり障害者感を出していない。
歩き方は他の人より重症そうだけど右足を引きずってぴょこぴょこ歩くからサルみたいで(笑)
なんかねー、本当申し訳ないんだけど歩き方で笑ってしまうんです…。
サルか何かが人間に変えられたような、そんなカジモドでした。
歌はさすがで高音もなんなく出してしまうし、Made of Stoneの最後の「こころー」もしっかり出ていました。
やはり何というか、キラキラしてるとか希望に満ちている…とかよりもなんか強そう(笑)
そういえばエスメに触ってもらえたあとに嬉しくて鐘を鳴らすシーン。
あそこで強く鐘鳴らしすぎたのかずっとキンコンキンコン鳴ってました(笑)
さすがプライドロックの王様です…。
あと何よりいいなって感じたのが、エスメを見る時の表情なんですよ…。
特にTop of the Worldでエスメが歌い出して、それを隣で見つめるあっきーカジモド。
その表情が凄く穏やかで優しくて、あぁ…彼は今この子に恋をしているんだって凄く分かる顔。
凄く純粋で、とにかく純粋で…エスメへの想いが凄く伝わってくるような…そんなカジモド。
エスメヲタとしてはその表情見ただけであっきーカジモドの好感度最高潮に上がりました。
要するに、あっきーカジモドってどんなカジモドなの?って聞かれても正直上手く答えられなくて。
海宝くんみたいにキラキラしているのでも達郎さんみたいに子供のようでもなく…。
ぱっと一言で表現出来るような言葉が見つからないんだけど、凄く新鮮でした。
観れて良かったです、いつか岡村さんとの組み合わせでも観たいな。

フロロー:野中万寿夫

久しぶり2回目の野中さんフロローです。
前回観た時、正直苦手だなぁ…って思っちゃったんです野中さんのフロロー。
でも今回観て全然そんなことなくて、むしろいいなぁ…ってなりました。
マンマのビルの時みたいに明るい役ではないから、常に幻覚で真面目なのが新鮮で…。
本当にこの人はとにかく冷酷だなぁ…とつくづく思いました。
もうプロローグで「私のように」とカジモドを育てる決意をする歌詞…なんかもうすでに闇落ちしてて(笑)
芝さんの不気味さとは違った、怖さというものがありました。
芝さんは不気味だけど、野中さんは怖いんですよ…そこが大きな違いかな。
でもカジモドに対するわずかな優しさっていうのは残っていて…。
だけど、道化の祭りで騒いでいる人たちを見て「蛆虫のようにうごめいている」っていう台詞には嫌悪感があって。
すでに道を外れた人が心正して聖職者になったような…そんな感じもするんですよね、野中さん。
とっても怖いです…すべてにおいて。
2幕の牢屋のシーンでエスメに迫る演技は個人的に前回の芝さんが神がかっていたなと思いました。
あそこの芝さんとにかく不気味で気持ち悪くておぞましいから…。
野中さんは感情を荒げてはいるのだけど、芝さんのような怪物っぽさより人間らしさが溢れている。
以前のブログには野中さんは非人間的だと書きましたが、逆でした。
芝さんのが人間離れしてる…あれは完全にもう人間じゃなくて怪物です。
野中さんのどこか人間らしさのあるフロローも凄く魅力的で、今回観ていて凄く面白いなって思いました。

エスメラルダ:宮田愛

初の宮田さん…!
そりゃね、同役を贔屓が演じているから宮田さんなかなか観れなかったですよ…。
っていうのは言い訳なのだけど、やっぱり贔屓が一番って決めつけてたところが正直あって。
観るなら岡村さんがいい!ってなってたので、全然観てこなかったんです。
でも、あっきーカジモドがデビューして他のキャストも凄く魅力的で…あ、観よう!ってなって。
いざ観てみたらめちゃくちゃ宮田さんエスメ良すぎて今まで否定してた自分を殴りたくなりました。
本当に…岡村さんしか観ていなかったから気付けなかったことがたくさんあったな、とも感じたし。
逆に宮田さんを観たことで改めて岡村さんのエスメってどんなだったかを再認識することが出来ました。
まず宮田さんはやっぱりダンサー。
本当にダンスの魅力が半端なすぎて思わず口開けて観ちゃいました…。
タンバリンを持つ手も指先も腕も腰もすべてがしなやかで力強くて美しくて…。
大胆でいながら妖艶で、もう文章で表現するの無理なくらいダンスがとにかく凄すぎる…。
そりゃ見ていた男たちが惚れるのも分かるわってくらい挑発的で色気むんむんで。
あれは凄すぎました…語彙力迷子なんですけど、マジで凄かったです。
一方でいかに岡村さんはやっぱり色気がないかということを再認識しました(笑)
そして、宮田さんのエスメって凄く幼く見えるんです。
岡村さんが包容力溢れるお姉さんのようなエスメだから余計に、幼い少女のようなエスメに思えました。
なんか、守ってあげたいって思わせるような…そんなエスメです。
カジモドと接する時は凄く同い年の友達のような友情であるけど、フィーバスとはやや年の差を感じました。
佐久間さんフィーバスとの身長差とか年の差的な印象は岡村さんの方が合ってると思います。
あと、歌に関しては岡村さんが怪物並みの歌唱力なので宮田さんはやや物足りなさがありました。
でもところどころ歌声や歌い方が保坂知寿さんを彷彿とさせていて。
ビブラートの効かせ方とかが凄く似ていて、びっくりしました。
ポリーの時から言われていたけどね、確かに凄く似ているなーって思いました。
私の大好きなTop of the WorldとSomedayが地声で歌いきれなかったのがやや惜しかったかな。
岡村さんで聴き慣れすぎてるんだと思うけどね。
それでもやっぱり宮田さんのエスメラルダは必見です。
本当に素晴らしかったです!

まとめ

今回は前回とキャスト変わったのもあり初見のキャストが複数いたのものあり凄く新鮮でした。
それに今までで一番近い席だったから見え方も違ったし。
やっぱり前方席だとあの柵が出てくるシーンは奥の方が見えにくいです。
エスメラルダの顔とか見事に柵に邪魔されて見えなかったです(笑)
この作品観るならやっぱり12列あたりが一番観やすいんだろうなーって思いました。

そして、今回始まってすぐに携帯の着信音がどこかで鳴り響いて。
いやいやいやいやありえないわーって思いました。

また、プロローグでのフロローとその弟ジェアンの話。
兄のフロローを演じているのがLKではスカー役の芝さんで。
弟のジェアンを演じているのがLKではムファサ役の宇龍さんで。
ジェアンの子供を演じているのがLKではシンバ役のあっきーで。
なんかまるでLKを観ているかのようなキャスト陣だなーって思って笑ってしまいました(笑)
宇龍さんのジェアン、美少年かと言われれば頷きにくいけど凄く良かったです!

あとは…やっぱり岡村美南さんが恋しいなと思いました。
宮田さんを観ていてあの美しいダンスとかに心奪われつつも、凄く岡村さんのエスメが観たくなり。
いつもエスメの登場シーンは心臓バクバクなのに今回は普通に観れたことでやっぱり岡村さんは贔屓なんだと気づき。
贔屓フィルターがかかっているのは当然なのだけど、岡村さんのエスメ大好きだなぁ…って思いました。
宮田さんは凄く女性的なエスメラルダ、一方で岡村さんは凄く男性的なエスメラルダ。
それくらい両者ともタイプが違うのでそれぞれの魅力があって面白いんです。
宮田さんの方がアニメ寄りだしザ・エスメラルダだなと思いました。
が、やっぱりあの声量オバケな岡村さんのエスメラルダが本当に大好きなんです。
たくましくて男なんか必要とせずひとりで生きていけるような、そんなエスメラルダですが。
包容力に溢れていて、自分より誰かのために…っていうのがひしひし伝わってくる優しいエスメラルダ。
どっちのエスメラルダもこんなに素敵で違った魅力があって…。
贅沢だなノートルダムの鐘!

と、今回はこんな感じで。
そろそろ海宝くんも抜けそうな気がするから怖いですが。
久しぶりに達郎さんも観たいし!
行けるなら毎回のように行きたいものです。
今回も大満足な観劇でした!

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