2020年10月17日ソワレ 劇団四季『ロボット・イン・ザ・ガーデン』




ロボット・イン・ザ・ガーデン
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ゆうき
ゆうき

初ロボット観劇です!

日時:2020年10月17日ソワレ公演
場所:自由劇場
座席:1階S席8列10番




はじめに

2020年10月3日に開幕した劇団四季のオリジナル新作ミュージカル。観劇してきた人たちの評判がとても良かったので凄く気になっていて、ようやく観ることができました。

劇団四季のオリジナル新作ミュージカルは2003年に開幕した『南十字星』以来とのことで、もうあのときと違って浅利慶太さんがいない今の四季が作るミュージカルってどんなものなんだろうとその辺も気になっていました。西尾健治さんや松島勇気さんが演出・振付など裏方に回って作られた点もポイントでしたし、期待値は相当高かったです。

そんなわけでやってきた自由劇場。私としては2019年6月1日のJCS以来となります。ついに春劇場と秋劇場の工事も終わり、自由劇場もようやく周辺が綺麗な状態になっていたのでなんだか初めての劇場にやってきた気分でした。

夜の自由劇場はとても綺麗ですね。上に屋根がつくようになったり近くにアトレができていたり…と結構便利になっています。そして自由劇場は相変わらずキャスボが撮りにくかった…(笑)

そして上演時間はなんと休憩含めて3時間!結構長くてビックリしました。

とまあ、ついに念願の『ロボット・イン・ザ・ガーデン』を観劇できたので簡単ではありますが全体的にレポをしていきたいと思います。どうか最後までお付き合いください~!

総評

全体の感想です。

キャスト:★★★★★
座席:★★★★★
全体:★★★★★

今回のRIGはほとんどがシングルキャストなので皆さんとても大変だとは思いますが、田邊真也さんや鳥原ゆきみさんをはじめ観たいキャストが勢揃いですし実力派揃いですし、とにかく豪華でした!タングはカジモド形式で日替わり制となっていますので今回は生形理菜さんと渡邊寛仲さんペアでしたが、もう片方のペアも気になるところです。

いやもうプリンシパルは当然ですしアンサンブルの方々も素晴らしかったのですが、萩原隆匡さんや野中万寿夫さん、加藤あゆ美さんといったメンバーまでもが自分の役の出演シーンでないところはサンボに回って出演されていたのが驚きでした。特に万寿夫さんなんか何役演じていらっしゃったんだろう…というくらいほぼ出ずっぱりだったんじゃないでしょうか。目が足りないってこういうことかと実感するくらい、最初から最後まで豪華すぎるステージでした。

座席位置的にも中段あたりで凄く観やすかったですし、幸いにも前に人がいなかったのでより視界がクリアになりました。もちろん前方で役者さんの表情を観たりもしたいですが、初回ですし特にお目当ての方がいるわけでもなかったので全体を見渡すにはちょうどいい席でした。客席の環境も非常に良かったと思います。

そして何よりストーリーが美しくて温かくて、最後の最後で泣いてしまいましたァ…。四季のオリジナルミュージカルの持つメッセージって「人生って素晴らしい」とか「命は大切」とかそういうものばかりで、まさにそれを強く感じられた作品だったと思います。人間とロボットの絆を描きながら、生きることの大切さや人生の尊さを教えられたような気がしました。

この作品を劇団四季が今上演したことに凄く意味があると思いますし、このご時世だからこそたくさんの人に観てもらって人と人とが関わっていくことは心を豊かにしていくことなんだよ…ってぜひ実感してもらいたいなと思いました。本当に凄く素敵な作品に出会えたと思います。観ることができて、上演できて良かった!

キャストの感想

気になったキャストの感想を書いていきます。

ベン:田邊真也

この役は田邊さんにしか演じられないだろうなと思うくらい、等身大で自然体で凄く素敵かつ魅力的でした。無気力なダメ男っていう部分も含めてありのままの姿で舞台に立ちながら、タングと出会っていくことで何かが大きく変わっていって、優しさと温かさ、そして時には厳しさを持ちながらタングを見守っていって自分も成長していって…そして最後には大切なものに気付く。こうしたベンの人間としての成長と葛藤を凄くリアルに演じていらっしゃいました。

田邊さんって凄く優しさに溢れている方で、誠実そうだしちょっと気弱そうな感じもあるし、まさにベンそのものな印象です。タングに対しても愛情が芽生えていって最後にはパパみたいな寛大な心で自分の子どものように可愛がっていて、そんな姿も素敵でした。「なんだよ~」ってタングに対して呆れる場面も多くて、そういう苦労が絶えない姿もなかなか様になっていた気がします(笑)

でもそうやってタングと触れ合っていく中で、自分自身の心が揺れ動いていって何かが変わっていって、タングに対してもエイミーに対しても真摯に向き合おうとするようになっていく変化はとても男らしくてかっこよかったです。ちょっとどこかダメで情けないところも愛しく感じてしまうくらい、田邊さんのベンは本当に人間的に魅力がたっぷりでした。

そして田邊さんの歌声も凄く聴き心地が良くて、「ロボット・イン・ザ・ガーデン」で最後にタングに語り掛けるようにして優しく歌うときの歌声が超絶好きでグッときました。「大丈夫、僕がいるよ」とでも言うようにタングに目線を合わせながら優しく温かく歌う姿が本当に印象的で、もうそれだけで泣けちゃいます。

ベンは田邊さんを元に作られたんじゃないかって思うくらいにハマり役でしたし、タングとの掛け合いも最高でした。こんな素敵な田邊さんのお芝居を観ることができて幸せです。

タング:生形理菜/渡邊寛中

タングは上半身と声を担当するのがうぶちゃん、下半身と左パーツを渡邊さんという感じで分担されていました。もう片方は洋一郎さんがタングの声を演じているので、男性と女性とで印象がかなり違うんだろうなと思います。

うぶちゃんボイスのタングはとにかく可愛い!女性の声の高さ、柔らかさ、温かさがあって愛嬌も抜群でした。声変わり前の男の子みたいで、無邪気な感じも含めて凄く子どもっぽくて、うぶちゃんだからこそ出せるタングの可愛さが全面に出ていたと思います。そして時々渡邊さんも喋ったり歌ったりするのですが、渡邊さんが喋るときってどういう意味があるのだろう…と気になりました。でもうぶちゃんと渡邊さんが一緒に喋ると声の高低によって機械音っぽさが出ていたのが凄かったです!

また、タングは物語が進むにつれて機械から人間らしい喋り方になっていくんですね。その変化もうぶちゃんの喋り方の滑らかさ、感情の込め方、そしてうぶちゃん自身の表情によって表現されていたのがとても印象的でした。特にうぶちゃんの表情が、最初は無表情だったのにタングがどんどん自我を持つようになっていくにつれて笑顔や泣き顔を見せるようになっていくのがもうタングそのものでとても心を掴まれました。

パペット、しかも2人で操るってとても演じるの難しいと思うんですけど、うぶちゃんと渡邊さんの一体感によってタングにしっかり命が吹き込まれていて、本当にタングが自立して動いているように見えたのも凄かったです。パペットを扱うスキルを身につけている四季だからこそできる手法ですし、相当練習を重ねたからこそできる動きだと思いました。本当にタングが生きていました。凄かったです。可愛かったです。愛しさでいっぱいで、全部が可愛くて仕方なかったです。こんなに可愛いロボットに出会えて最高に幸せでした。うぶちゃん&渡邊さんペアのタング、最高に可愛いのでオススメです!

エイミー:鳥原ゆきみ

驚くかもしれないですけど、実は今回が初ゆきみさんでした…。四季自体はかれこれ15年近くご縁がありますけど、ゆきみさんだけはなかなかご縁がなかったんです。なので今回観られることが凄く嬉しかったし楽しみでもありました。何より美人なので、私の好みどストライクだなっていうのが分かっていたしもう好きになる予感しかなかったです。

いやもう実際に観ると美の暴力…美しすぎて顔面偏差値の高さに圧倒されまくりでしたわ…。めっちゃ美人でした好きでした、はい。ただ美人なだけじゃなくて知的な雰囲気も持ち合わせているので今回の弁護士という役どころの説得力も凄かったです。そしてちょっと強気な感じもたまらなかったですし、そんなに有能そうに見えてベンのような草食系な人を好きになってしまうっていうところも凄くリアルでした。

あとスーツ姿も似合うし、キビキビとした性格も凄く魅力的でしたし、要するに凄く好きでした…。華やかで上品なのにスッと入り込めるような脆さも持ち合わせていて、あれは男性が好きになる女性だわと思います。ロジャーにキスをされそうになってそれをかわすときの仕草もちょっと慣れている感じがありつつ色っぽさも兼ね備えていて、本当に一挙一動すべてが美…。気付いたら凄く惹き込まれていました。

そしてゆきみさんって元宝塚の女優さんなのもあって発声方法とか歌い方が凄く独特でした。ザ・宝塚っていうイメージで、やっぱり裏声が綺麗。ベンをいびるときの声とかは時々グリンダっぽくて、声色の使い分けも面白かったです。四季においてゆきみさんみたいなタイプってなかなかいないですし、お芝居も喋り方も凄く特徴的で新鮮でした。

そんなわけでまんまとゆきみさんエイミーに惚れましたけど、マジで凄く素敵な女性だったのでまたゆきみさんエイミーを目当てに観に行きたいなと思います。ようやく観ることができて嬉しかったです。

ボリンジャー:野中万寿夫

ボリンジャーという役がメインではあるものの、劇中においてあらゆるキャラクターを演じていて万寿夫さん祭りでした。機長やら警察官やらベンのパパやら、本当にたくさんの役でちょこちょこ出ていらっしゃったのでビックリです…。こんなに色んな万寿夫さんを堪能できるのはこの作品だけかもしれませんね。

で、結論から言うとボリンジャーは悪役だったんですけどこれまでにもスカーやフロローといった悪役を演じてきていらっしゃるだけあってしっくり来ました。一見優しそうに見えて考えていることはとても冷酷。本性が現れてからのボリンジャーは万寿夫さんの冷徹な声色と表情とお芝居が活きていて、悪役として良いスパイスを出していました。アンドロイドはもちろん、人の命もなんとも思っていないような無感情のお芝居は一級品ですね。

だからこそアンドロイドが自分に刃を向けたときの慌てようは凄くギャップがありましたし、フロローがカジモドに殺されそうになっているときのお芝居と重なって観ていて安心感がありました。ボリンジャーがあのあと目が覚めたらタングとベンを追いかけたりしないのかなーという疑問はあったんですけどね。万寿夫さんボリンジャーは絶対にしぶとそうなので、地の果てまで追いかけそうな気もします(笑)

外見も特徴ありすぎてどの役でも万寿夫さんだとすぐ分かるので、ボリンジャーとして登場したあとにベンのパパとして登場したときに「ベン逃げて!」って思っちゃいました(笑)とにかく色んな万寿夫さんを観られるだけにファンの方は特にたまらないんじゃないかな~なんて思います。

カトウ:萩原隆匡

萩原さんも万寿夫さんと同じく、カトウとして出演している以外のシーンではあらゆる役で出演していました。サンボとして周りに溶け込んで踊っている萩原さんを観るの久々すぎて大興奮です。最近はがっつり踊る姿もなかなか観られなかったので、バリバリにダンスしている萩原さんを観ることができて凄く嬉しかったです。

萩原さんはカトウでもそれ以外の役でも凄くスマートなお芝居をされていて、誠実で優しそうな印象がありました。カトウが日本人として描かれているだけに、日本人のサラリーマン特有の勤勉さや腰の低さがしっかり表現されていたのも自然で観ていて違和感がなかったです。ちょっと気弱な感じとかもボビーやサムっぽくて、萩原さんらしくて好きでした。

あとはタップダンスをするシーンもあって、CFY脳の私は脳内でボビー!って叫んでしまいました。やっぱり萩原さんのダンスは軽やかでダイナミックで美しいです。「ラブダイバー」でがっつり踊っているのも凄くかっこよかったですし、本当にあらゆる萩原さんを堪能できてコスパ良すぎですよロボット・イン・ザ・ガーデン…。

もちろん歌声も素敵で、田邊さんとのデュエットも厚みがあって美しかったです。リジーに恋人がいないかをベンに聞いているときの慌てようとショックを受けている感じも可愛くて、ただかっこいいだけに収まらない多面的なキャラクターっていう部分も素敵でした。萩原さんファンの方にもたまらない作品でしょうね。私も久々にがっつり萩原さんのお芝居も歌もダンスも堪能できて嬉しかったです。

リジー:相原萌

萌さんもサンボとしてあらゆる立ち回りをしていた1人です。その中でリジーという役柄は凄く明るくて元気な女性で、萌さんのクシャっとした笑顔が凄く似合っていて素敵でした。ベンに対して好意を抱いているようにも見えたけど、惚れっぽい性格なのかしら…。

愛犬のカイルとのやりとりも本物の犬と戯れているみたいで無防備で可愛かったですし、タングに対しても優しく接していて、優しいお姉さん的な立ち位置の萌さん(というかお芝居自体も)観たのが多分初めてだったので新鮮で観ていて楽しかったです。やっぱり萌さんといえばダンサーさんのイメージだったので、お芝居も全然クセがないし歌も上手ですしオールマイティだなぁ…という印象を受けました。

そんな中で秋葉原のシーンとかでダンスをがっつり踊っている姿を観ると、やっぱり萌さんのダンスは素敵!となりましたし、軽やかでしなやかで観ていて飽きなかったです。他にもちょこちょこ印象強めなキャラクターを演じていらっしゃって、必ず萌さんが一度は目にとまるのもさすがでした。

ブライオニー:加藤あゆ美

ベンのお姉さんでエイミーの親友でもあるブライオニーですが、あゆ美さんの包容力と大人の余裕と色気が大爆発していてとても良かったです…。こんな頼れるお姉ちゃん欲しいって思いましたし、ゆきみさんエイミーとの掛け合いとか最高すぎて目の保養でした。お芝居も自然ですし間合いも絶妙ですし、全体を通して安心して観ることができた俳優さんの1人です。

そしてあゆ美さんもブライオニー以外に様々な役を演じていらっしゃってて、ダンサーさんに紛れてバリバリに踊ってたのが衝撃的でした。キャッツでタップとかも踊っていましたし、踊れないことはないのは分かっていたつもりでしたけど、あんなにがっつり踊っている姿を意識的に観たのは初めてで凄くかっこよくてギャップにやられました。凄くかっこよかったですし、ブライオニーとの振れ幅が凄くてヤバかったです。

かと思いきや、カリフォルニアのシーンでしっとりしたバラードみたいな曲も歌っていて、あらゆるあゆ美さんのお芝居や歌声を堪能できて本当に楽しかったです。最近はなかなかあゆ美さんを観る機会もなかったので、こうして久しぶりに拝見できて幸せでした!

観劇の感想・考察

気になったポイントを書いていきます。

作品のオマージュのオンパレード

他の作品の要素が散りばめられているという前情報を聞きつけていたので、いくつか見つけてみようと思って観ていたら確かに結構ありました。まずは馬の影絵、あれは『ライオンキング』の手法ですよね。ちょっとぎこちない部分もありましたけど、四季オリジナルとして積極的に他作品にも活用しているのが前向きな感じして凄く良かったです。

あとは『キャッツ』の「モーニングティーは薄め?」「濃いめ!」のやりとりも出てきて、めっちゃパロってて笑いました。コーリーが登場してくるシーンで流れる音楽では、『ユタと不思議な仲間たち』をパロったような動きがあって、田邊さんベンを囲むようにしてアンドロイドたちが顔をグイっと近付けていました。これ、田邊さんだからやったのかなーなんていう中の人繋がりネタ(笑)

考えすぎかもしれないけど、ブライオニー夫妻のパーティーであゆ美さんブライオニーがワイングラスを持って「乾杯」ってやるやつとか、『パリのアメリカ人』のマイロに見えてしまったりもして、どこからどこまでがオマージュなのか判断がつかなかったです(笑)

でも多分見逃しているだけでもう少しオマージュがあるんだろうなと思いました。こういうのができるのは劇団四季のレパートリーの多さとオリジナル作品だからこその強みだと思います。ファンのコアな楽しみ方ができるという意味でも、『ロボット・イン・ザ・ガーデン』は一度観るべき作品ですよー!

秋葉原の描写について

日本の秋葉原を描くシーンがあったのですが、オタク文化をフューチャーしていたのがとても印象的です。今の日本って世界的に見たときにやはり「クールジャパン」の要素がかなり強いんだろうなと思いました。アニメをはじめとした2次元に萌えるオタク、アニメキャラのコスプレをした女の子を撮影するオタク、地下アイドルを応援するオタク…。色んな要素がこのシーンで描かれていた気がします。

とはいえ、秋葉原も以前ほど萌え文化は落ち着いてきたし、結構湾曲した描かれ方ではあったな…と1アニメオタクでもある自分的には感じたのも正直なところではあります。きっとこれが10年後に再演となったときにこのシーンの描写は古いものになっているだろうし、『夢から醒めた夢』の有名人を羅列するナンバーみたいに時代に合わせて描写が変わっていきそうな気もしました。

あとはカトウがスマホをスワイプして情報を送信していく描写とかも、きっとこれからの10年…いや5年後にはまた大きく変化していきそうだと感じました。今の時代に合わせた作品の作られ方だったので、今後上演していくときが大変だなと思いつつ凄く現代的で観ているのはとても面白かったです。

その一方で、全体的にはアンドロイドが日常生活に組み込まれた世界が描かれてもいましたから、ある意味ではあの世界線だと日本の描写はちょっと時代遅れになっているのかもしれませんね。いつかリアルな私たちの世界でもロボットやアンドロイドと生活を共にする日が来るのか、とてもドキドキしました。

2幕ラストの小さな心臓の音

原作未読だったので2幕の結末には結構驚きました。無事にベンとエイミーが再会して復縁できてめでたしめでたし!かと思いきや、まさかのエイミーに妊娠発覚。結構ここの展開が唐突だった印象はありました。なんとなく夫婦仲も冷めきっていたし、正直セックスレスだったんじゃないか…と思っていたんですけどそんなことなかったみたいですね(笑)

でも、ここで描きたかったのはそういうことではなくて、タングにとって初めての命の芽吹きとの遭遇や命がめぐることの素晴らしさ、家族になること、そして家族が増えることの喜びと幸せを描きたかったのかなと思います。同時にエイミーが望んでいた、「家族になりたい」という願いも叶えられて無事にハッピーエンド。

ボニーが生まれて、タングがボニーと顔を合わせて抱っこしている姿を観たときはまたまた大号泣おじさんになってしまいました。最初はエイミーに「粗大ゴミ」なんて言われていたタングが、ベンと一緒に旅をして大切なものを見つけて成長していって、最後には「家族」として迎えられるっていうこの結末が本当に美しかったです。タングがお兄ちゃんになるっていうラストも、個人的には凄く温かくて「タング良かったね~」という気持ちで締められて好きでした。

原作では続きも描かれているみたいですし、暇があれば読んでみようかなと思います!

まとめ

長くなったわりに内容はかなり薄めですが、とにかく凄く素敵な作品に出会えた!と感動したのは確かです。作品目当てというより単純にキャストが豪華だし一度は観ておきたい…という気持ちから観劇を決めましたが、キャストの方々はもちろんですけどそれ以上に作品のテーマ、そしてタングの可愛さに心を奪われてしまいました。

タングがあんなにも愛らしくて、最初はプログラムに組み込まれている最低限の会話しかできなかっただろうに、だんだんと自分で吸収していて学習していって自立して、ベンの家族として受け入れられるようになる。もうこのストーリーだけでも大号泣ものです。もちろん周りの人たちの優しさと温かさもあったからこそだし、ベンの元にやってきたのも大きな縁だったと思います。

こういう人と人との繋がり、命の大切さ…今の日本で上演することに凄く意味があると改めて実感できました。そして明日への活力となりましたし、私も人生再起動…じゃないけど、スタートラインに立ち返って色々と見つめ直してみようと思えました。劇団四季がこんなに素晴らしい作品を上演してくれたことに感謝したいです。

素敵な作品に出会えたことに感謝。また絶対に観に行きます!

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