2022年3月13日マチネ 劇団四季『ロボット・イン・ザ・ガーデン』@京都




ロボット・イン・ザ・ガーデン
この記事は約16分で読めます。

キャストの感想

キャストの感想です!

ベン:山下啓太

今回も良かったな~。健気なんですよね、山下さんベン。常に真っ直ぐ。人を傷つけることを心から恐れていて、本当に心優しい思いやりのある青年です。あまりにも無邪気な子供みたいなので、中年男性にはさすがに見えないです(笑)

マジで「ピュア」っていう言葉がとてもしっくり来るベンだと思います。子供みたいに純真無垢。そんな部分をタングも受け継いだんじゃないかしらね。なんか、山下さんベンはタングとそっくりなんですよね。親と子というよりは兄弟みたいな関係性。

そして本当に泣き虫。エイミーに別れを告げてからの山下さんベン、涙と鼻水で顔中ぐずぐずになっていて、泣き虫だな~って思っちゃいました。大切な人を失うことはもう絶対にしたくないって思っていたはずなのに、エイミーすらも失ってしまって、本当に悲しかったんだろうなっていうのがリアルに伝わってきました。むしろあそこまで泣かれてしまうとこっちが心配になるレベル(笑)

でもそれくらいベンに感情移入しながら演じているってことですよね。山下さんベンのお芝居を観ていると、ついつい山下啓太さんっていう存在を忘れちゃうんですよ。ベンそのものなの。どの瞬間を切り取ってもちゃんとベンなのが凄いし、説得力があって好きでした。

ちょっと女々しいところは山下さんらしいなって思うんだけど、それもベンとしてしっくりくるんですよね。個人的に好きなのが、思わず口元に手をやる仕草。たとえばガーデンパーティーでエイミーに「君にも見えるよ!」と翼の話をしたときに1人で舞い上がっちゃっていることに気付いて、ハッとなって口元に手をやるんです。あとは2幕ラストでタングが心臓の音が聞こえるって言い出して「ベンは1つ!エイミー2つ。2つ目の音ちっちゃいの。とくん…とくん…って」と言うのを聞いてハッとなって口元を押さえるんですよね。もうこの口元に手をやる仕草大好きすぎて(笑)

口元を隠す心理って色々あるのですが、山下さんベンの場合は自己防衛の意味合いが強いのかなぁ…って思います。別に自分を守りたくてそうしているわけではないと思うのですが、無意識にそうなっちゃうのかな。ずっと心を閉ざしてきたベンの癖なんでしょうね。それが染みついちゃって咄嗟にそういう仕草をしちゃうのかもしれませんが、山下さんベンの口元を隠す仕草はとにかく可愛くて観るたび好きー!ってなります。

逆にミナミーが逞しいので、ちょっと精神的なバランスも逆転しているのがしっくり来て、余計に好きです。だけどいざとなったらベンがエイミーを守ってあげたり支えてあげたりするから、それもまたたまらなく好き。何度観てもキュンとなっちゃうんですよね…。本当に可愛い。

エイミー相手にはちょっと情けなくて弱っちいところを見せちゃうのも可愛くて好きです。好きだからこそ見せる一面ってやつなのかな。旅をしている間のベンはタングを守らないといけないし、誰も守ってくれる人がいないから自分が強くならなきゃいけないっていう意識もあるのかもしれないですが、エイミーの前だけでしか見せない一面もあるじゃないですか。それがたまらないですよね…。弱い一面はエイミーの前でだけなんですよ。可愛い…。惚れた弱みだよ(違)。

今回も嚙んじゃった瞬間はありましたが、全体を通して凄く熱いお芝居でした。どんどん山下さんのベンのお芝居が深みを増していくので毎回驚いています。今回も素晴らしいお芝居に胸打たれました!

エイミー:岡村美南

贔屓は今回も女神でした!本当に可愛かったしお芝居が魅力的だったし最高でした!正直もう言うことなしなんですよね。色んな役で観るたびに「これ以上の役はないんじゃないか」と思うくらいハマり役なんですけど、エイミーはマジでハマり役ですな。

エイミーって現代的な女性だからきっと正解がないんでしょうね。昔の女性を演じるわけでもなく特殊な世界線のフィクションのようなキャラクターを演じるわけでもなく、現代にいる女性としてリアリティを持って演じられれば、決して不正解はない。だからこそこんなにも違和感なく、自然に演じられているんだなと思いました。

今回も寂しさのあるお芝居が印象的でしたが、ちょっとお母さんみたいに世話を焼く瞬間が多かったのが面白かったです。エイミーとしてはベンのお母さん代わりになりたいわけじゃもちろんないでしょうけど、自然とそうなっていっちゃったんだろうなぁ…って。ベンもそんな関係性に違和感を抱かなくなったから甘え続けてしまったわけだし、ミナミーとしてもそのことに寂しさを抱きつつもどうすることもできなかったんでしょうね。来るところまで来ちゃった感じ。

だからある意味初心を思い出すことが時に必要で、エイミーの部屋に2人が出会った頃の写真が飾られているのはそういう意味合いもあるんじゃないかなーって思いました。ミナミーとしては、出会った頃から今までずっとベンに対する思いは変わっていないんです。変わってしまったのはベンのほう。だから寂しかったのかもしれませんね。彼をひとり置いていってしまっている自分にも。いつまでも前を向いてくれず、同じ未来を見てくれない彼にも。

そんな中でブライオニーには本音を話せるエイミー。家を出ていってブライオニーの家にいるとき、少しだけ本来の自分を取り戻せているのが安心できるのもありそれすらもなんだか泣けてしまうのもあり…。「バカみたい…。ここにいたらベンが迎えに来てくれるんじゃないかって」って言うミナミー、笑いながら言うけどめっちゃ寂しそうなんですよねぇ。このあとのまちまりさんブライの「もういいのよエイミー。弟を気にしてくれているのは嬉しいけど、あなたも自分の人生を生きなきゃ」の言い方によってもこのシーンの雰囲気は結構変わりますが、多分このまま励まさずにただしんみりと慰めているだけだったらいずれミナミーは泣き出したんじゃないかなーって思います。

多分、エイミーはベンの前で泣くことすらできなかったんじゃないかな。強がって、我慢して、自分の気持ちを押し殺して、彼と向き合い続けてきて、5年間結局彼は自分と向き合ってくれなかった。その事実に寂しさと悔しさと悲しさを抱きつつも、エイミーはきっとベンの前では泣けなかったんだと思います。ブライオニーの前でもちょっと強がったりするけど、それでもブライオニーには本音は隠さない。

そんなエイミーのことをブライオニーはちゃんと理解しているから、どんな言葉を投げかけてあげるべきかしっかりと分かっていて、どう接してあげるかも分かっている。なんかね、そういうエイミーとブライオニーの関係性が凄く滲み出た公演でした。だからエイミーも安心してあんなに笑顔を見せられたんだと思います。なので、彼女たちの関係性だったりエイミーの本心だったりを考えると、「Free Free」は泣けちゃいますね。エイミーが前を向いて輝いている姿に、なんかグッとくるものがありました。

でさ、ブライオニーには何でも話せるエイミーですが、ベンに本心をずっと告げられないままじゃないですか。1幕ラストの電話のシーンも、ベンに「どうしたの?」って声かけられてエイミーは「あなたは?どうしてるの?」と返しますよね。自分のことは告げずに。多分他に話したいことがきっとあったはずなんですよ。でも言わない。彼の声が聴きたかったのもあるだろうし、今何しているのか知りたかっただけかもしれないけど、エイミーの本音はここでは見えてきません。

そして2幕の電話のシーン。「他の人と付き合ってみようと思って…」とエイミーは告げますが、どうして他の人と付き合おうとするかって、ベンを忘れられないからに他ならないわけですよ。まだ彼のことが好きなのに、「これからも友達でいられる?」なんて言っちゃいます。そしてベンに一方的に「さよならエイミー!幸せに―!」って言われちゃって電話切られちゃいます。ここでもエイミーはベンに本心を告げることができなかった。

そして2幕ラスト。エイミーはベンに新しい人といることを訊かれますが、それもはぐらかして「あなたは?旅の間に出会いはなかった?」と訊きます。とことん自分の本心を告げないんですよね。だから、なんか不器用だなぁ…って思いました。ベンのことばかりで、自分の気持ちを告げないんですもん。電話のシーンは告げないというか告げられなかったという表現が正しいかもしれませんが。

凄く怖いんだと思います。自分の想いがベンと異なっているかもしれないということが。ミナミーは特に弱さを内に秘めた人なので、実は凄く臆病なんだろうなっていうのが説得力ありました。だから、ずっと本心をベンに告げられずにいたエイミーが最後、ようやく自分の気持ちをベンに告げるということに凄く意味があるんだなっていうのも今回感じました。でもこれも、ベンの想いを先に聞いてから言うから、もしベンが旅先で新しい人と出会ってその人と付き合うことにしたって言えば、自分の想いは告げずにお別れしていたんだろうなーって思います。

そんな後出しなエイミーがちょっとずるいなとも思いますが、彼女なりにベンを失うのが怖かったからこその行動なんだろうなって解釈しました。自分がどうなりたいっていうこと以上に、ベンがどうしたいのかを優先しちゃうところがなんだかミナミーらしいです。それも彼を愛しているからこそ。自分の気持ちで彼を縛り付けるなんてことはしたくなかったんだと思います。

彼にも、自分の心に従って生きてほしい。願わくば、その想いが自分と同じ方向を向いていてほしい。それがきっとミナミーのベンに対する願いだったのかもしれません。そういう不器用な愛情表現がたまらなく愛しくて、キュンとなりました。本当に可愛いね…。

まるで事実のように書いているけど、全部私の妄想だからね。実際にそういうことを感じながら岡村さんが演じているかは知らんですが、でもミナミーからはそういうベンへの想いを感じ取れました。自分のことは上手にできるくせに、ベンのこととなったら上手にできないミナミーが不器用可愛い。世界一可愛い嫁ですな…。本当にキュンキュンしまくりでした。

本編のミナミーの大筋の感想はこんな感じかな!あとは細かいところを書いていきます。

そういえばミナミーはちょっと猫舌みたいですね。コーヒー飲むときにフーフーって冷ましてました。可愛い。戦闘開始!はボクシング。最近ボクシングするの増えましたが、そろそろ別のレパートリーも欲しいな(笑)

1幕ラストの不審者さん。上手側の端っこに椅子を持ってきたらいつも椅子の埃を払って座るんですが、今回は念入りに椅子をゴシゴシして埃を払っていました。今回の不審者さんは潔癖症なのかな?

からのダンスで乱入して上手から下手に向かうとき、京都公演になってからは両手を広げてブーンって飛行機みたいな動きをいつもしてたのですが今回は両手を上にして弾ませていました。ウォウウォウ⤴︎⤴︎⤴︎みたいな(笑)とてもテンションが高めな不審者さんで可愛かったです。今回はいつも以上にサングラスをずり落としていたので、おめめもパッチリ見えました!

「ラストリゾート」も相変わらず可愛らしさ全開だったんですけど、上手側でフリーに踊る時に最初はフラダンスみたいな感じで踊ってたんだっけな。波打つような腕の動きをしてたと思うんですけど、途中から手前で踊るまちまりさんの動きを見て、両手を上に突き出すような踊りを真似し出しました(笑)パクるな(笑)

いやねー、人の真似するのは前からなんですよね~。それこそ8年前の『劇団四季FESTIVAL!』でもコンガっていう楽器を岡村さん、駅田さん、原田麦子さんの3人が演奏していたんですけど、途中フリーで振付する場面があって岡村さんがいっつも隣の駅田さんと麦子さんの動きを真似していたんですよ(笑)だから今回まちまりさんの動きを真似しだした岡村さんを観て既視感!って思いました。カテコで出てこない岡村さんといい、なんだか懐かしさを所々感じる公演でした。

でも本人がとにかく楽しそうなので観ているこっちも幸せでした。「ラストリゾート」なんてはっちゃけまくりだし、それこそ秋葉原のシーンだってこだわりぬいているし、エイミー以外のお芝居が楽しくて仕方ないんでしょうなぁ…。エイミーを演じているだけだったら結構真面目なお芝居しかできないし、色んな役を演じられるという意味でもわりと素の自分を出せる瞬間があったりして、相当楽しいんだと思います。それが全面から伝わってくるから、めちゃくちゃ貴重なんですよね。良かったね、この作品出られて…涙。

そんな感じかな。本当にどんどんお芝居が変わっていくので、毎回驚いています。お芝居が変わっているというか、その日その日のエイミーの人生を生きているんですよね。このアプローチ、今までの岡村さんとはまったく違うから凄く新鮮で観るのが楽しいです。エイミーを演じるうえでの基礎はあるけど、その場その瞬間の空気や間に任せてお芝居をしているのがとても新鮮でした。だから観劇はやめられないです。毎日感じ方が変わる。岡村さんのお芝居が変わる。昨日こうだったから今日はこう、なんじゃなくて、1日1日がリセットされて「その日のエイミー」をちゃんと演じていて、すっごく素敵だなと思いました。

私も気付けば岡村美南さんのファンになって8年近く経ちますが、こんな岡村さんは初めてです。なので岡村さんも日々挑戦し続けているんだろうし、きっと今が一番お芝居が楽しくて仕方ない時期だと思います。そんな贔屓の役の人生をまっとうする姿を今回も見届けられて幸せでした。本当に楽しかったです。最後まで素晴らしいお芝居でした!

ボリンジャー:野中万寿夫

今週でラストかなと思うので、万寿夫さんの感想書いていきます!もうあまりにも安定のキャストなので今更何を…って感じですが、やっぱり万寿夫さんのお芝居って独特で素敵なんですよね。ザ・自然体。お芝居しているようには見えないくらい、とてもリアリティのあるお芝居でした。

中でもボリンジャーのお芝居は本当に凄い。Wキャストの佐野正幸さんのボリンジャーをまだ観られていないため相対的な感想は書けないですけど、万寿夫さんボリンジャーって自分が悪いことをしている意識がないように思えるんですよ。悪っぽさを出さないというか…、一見優しそうな普通のおじさんなんだけど実は…っていうところが逆に怖い。

確かにベンと出会ってすぐの頃と敵意を向けてからとでは声色や喋り方に変化は出るものの、ある意味地続きなんですよね、お芝居が。だから万寿夫さんボリンジャーは良くも悪くも表裏がないというか、罪の意識もなく自分は決して悪いことはしていないと当たり前のように感じているな…と思いました。ある意味狂気的です。

その一見普通のおじさんっていう部分が本当に怖いなって思いました。明らかにこの人悪そうだ!とならない人が実は黒幕って一番怖いパターンじゃないですか。普通に周りに溶け込めちゃうって一番恐ろしいことだと思うんですよ。だから万寿夫さんボリンジャーは観ているとなんだかゾクゾクします。人間の醜い部分をかき集めたような自然体すぎる悪役なので、歯向かってくるベンに対して放つ「そいつを殺せ」と言う声にも温度が感じられないし、カトウが言うように「自分以外の存在を取るに足らない虫けら」だと思っているんだなっていうのが凄く伝わってきました。

万寿夫さんのお芝居がマジで自然だから余計に怖いんですよねぇ…。温度を感じられないっていうのが本当に怖かったです。改めて万寿夫さんって凄いなと思いました。その一方でベンのパパを演じているときはすっごく温かくて優しそうな笑顔を浮かべているから、同じ人なのに同じ人とは思えないのも凄い。

あと、ヒースロー空港のパイロット役では離陸前にシートベルトを締める仕草をしているんですけど、シートベルトが締まらなくて「あれ?」ってなってる小芝居をしていました。肩から引っ張ってくるシートベルトじゃなくて、腰に巻くシートベルトが締まる仕様だったみたいです。意外とやっていること細かくて笑いました(笑)

改めて、万寿夫さんの色んなお芝居を観られる貴重な作品だなーと思いました。こんなにも幅広いお芝居を観られることってなかなかないですし、それこそ踊ってる万寿夫さんなんて『マンマ・ミーア!』以来ですから(笑)ベテランとして抜群の存在感を放ち、ベンとタングを追い詰める存在として圧倒的な悪を演じていて本当に素晴らしかったです!

リジー:山崎遥香

もしかしたらやまはるさんも抜けてしまうかもしれない…と思い、見納めのつもりで観てきました。やまはるさん、初めて観たときからだいぶ印象が変わりました。落ち着きのある女性だなんて、あんなの嘘だ!笑

もうやまはるさんめっちゃくちゃ面白すぎて、ずっと目が離せませんでした。それどころか観れば観るほど好きになっちゃって、お気に入りのキャストになりました。リジーのお芝居ももちろん素敵なんだけど、個人的にはマイクロンシステムズのアンドロイドが最高に好きなんですよね。眼圧が凄いのよ(笑)

やまはるさん、目が大きいので目をかっぴらくと圧が凄いんですけど、顔芸も惜しみなくやるのでとにかく存在感が凄いんです(笑)「夢見るマシン」では困惑しているベンのすぐ後ろに立って澄ました顔をしているのですが、ベンが後ずさることでやまはるさんにぶつかるのでギロリと睨みつけるんですよね。そのときも圧が凄い(笑)で、ナンバーの途中でベンを囲むようにアンドロイドやポラリスたちが集まるところにやまはるさんも行くのですが、ベンとコーリーの間に顔を覗き込ませて目を大きく開いてニコッと笑うのがめっちゃ面白いんですよ。顔芸です、もはや。

そして「やがてマシンはなれるだろうか~」の歌詞のところで舞台中央から扇形に並ぶ配置で、山下さんベンの横に立つやまはるさんが、目をかっぴらいてギロリと睨み続けるんですよね(笑)それを見た山下さんベンがちらっと見ては顔を逸らし、またちらっと見ては顔を逸らし…ということを毎度やるので、毎回それ観て笑ってます。やまはるさんの眼圧凄すぎて本当に笑いが止まらんです。体を張りすぎです(笑)普段凄くお綺麗な方なのに、こんな面白いことするのかと衝撃でした(笑)

で、そんなめちゃくちゃ面白いアンドロイドを演じた直後にリジーのお芝居になります。リジーは観れば観るほど印象変わりました。すっごく優しくて気さくでちょっとでも気を許したらすぐに恋しちゃいそう。なんか個人的な印象ですが、萌さんリジーは友達に欲しいタイプ。やまはるさんリジーは彼女にしたいタイプです。なんだろうね、萌さんジリーって本当に天真爛漫で明るい太陽みたいな女性なので、恋愛関係に発展しづらいというか、友達としては最高すぎるくらいに最高な存在だと思います。その点、やまはるさんリジーはやっぱりどこか色っぽさもあって大人の魅力もあって、ふとしたきっかけで好きになってもおかしくない女性だなって感じました。MICのアンドロイドと同一人物には思えません(笑)

とにかく気さく。明るいし話しやすいし意外とお茶目。今回はピーラーを出すときに目元にピース!みたいな感じでセーラームーンみたいな仕草をしてピーラーを見せつけていました。あと、タングのことをベンに話すときに「身近な人の真似してるのかも…」って言いながら口元に手をやって冗談っぽく笑うんですけど、こういう仕草とかピーラーの仕草とか、ふとした仕草がすっごくお茶目で可愛いんですよね。一見色気を兼ね備えた大人の女性なので、ちょっと子供っぽい部分も持ち合わせているのを観るとギャップ萌えしてしまいます。ギャップなんですよ…やまはるさんリジーはギャップが凄いのよ。だから好きになっちゃいそうなんですわ。

あと、カイルの接し方も萌さんとちょっと印象が違うんですよね。萌さんリジーはカイルを可愛がっている印象。やまはるさんリジーはカイルを大切にしているように感じました。もちろんどちらも可愛がっているでしょうし大切にしていると思いますが、それぞれそう感じる部分が強かったです。

たとえばベンにキスしようとしてそれをカイルとタングに見られていて、照れ隠しのようにカイルを呼んで上手側に捌けていく瞬間があるのですが、そのときのカイルの呼び方にも違いが表れています。萌さんリジーはちょっと冗談めかすみたいに「カイルッ!」って呼ぶんですが、やまはるさんリジーは「カイル、おいで」って言うんですよね。「おいで」は言うときと言わないときとありますけど、この言い方ひとつ取ってもやまはるさんリジーはカイルを可愛がるというよりも大切にしているんだなぁ…っていうのが伝わってきました。

要はどちらのリジーも素敵だということです。やまはるさんリジーも本当に魅力的で、カトウが好きになっちゃうのも分かる…って思いました。唯くんカトウとやまはるさんリジーだと、唯くんカトウのほうがゾッコンなイメージあります。この2人の絡みをもっと本編で増やしてくれ。

たくさんやまはるさんリジーを観ていく中で、すっごく素敵な女性だなぁ…と思う瞬間があって、リジーにピッタリだなと思いました。凄く可愛らしいし色っぽいし、ちょっとミナミーに似ている部分もあったりして、ベンも思わず気を許してしまいそうになったのも頷けます。今回はやまはるさんリジーの魅力に改めて気付けた観劇になりました。本当に素敵なリジーでした!たっぷり堪能できて嬉しかったです!

まとめ

あっという間の京都遠征でした。最終日も素敵な公演で締めくくることができて本当に大満足です。まさかこんなに京都に通うことになるとは…って感じなんですが(京都始まる前はマジでこんなに通うつもりはなかったです)、行くと「行って良かった」と心から思えるし「また行こう」と思えるんですよ。それくらい、東京公演とは比べものにならないくらい素敵なカンパニーになっていました。

そしてそんな素敵なカンパニーの中に私の贔屓もいて、あんな素敵な人たちに囲まれていて…。ファンとしても幸せの極みです。毎回幸せそうに笑っている岡村美南さんを客席から見届けられて、本当に幸せでした。今回も本当に良い笑顔をしていました。

今週も本当にお疲れ様でした。最高のお芝居と笑顔をありがとうございました!

今回の8泊9日の京都遠征にも、もちろんコルクを持っていきましたよ。こいつも一緒に旅をしたんだ。無事に幕が開いて良かった、本当に!

さて、次は来週かな…??岡村美南さんがいる劇場が私の居場所です。引き続き推し活頑張ります!ということで最後までご覧いただき、ありがとうございました!

3

コメント

  1. yunky373 yunky373 より:

    マサト様
    web拍手でのコメントありがとうございます!
    日々お忙しい中での推し活、本当にお疲れ様です。
    そして熱量のあるCDの感想もありがとうございました!

    私も配信を聴いてみたのですが、普段じっくりと聴けない部分もしっかりと聴くことができて色んな発見がありました。
    やはりオリキャスで聴くナンバーの数々はストーリー性を感じて凄く素敵でしたね。
    「ふたりのことば」も「Gift」も、ベンとエイミーのそれぞれの想いや関係性が歌声から伝わってきてグッと込み上げるものがありました。
    タイトルナンバーはやはり初演verが好きですが、私も最近は観るうちに再演verを受け入れてきています。
    でも本当に初演verも配信に追加はしてほしいですね!

    個人的には致し方ないとしても間奏などの編集がちょっと…という感じです。
    尺は長くても良いのでフルで収録してほしかったな~と思います。
    でも音源が出てくれただけでも嬉しかったので、大満足です!

    これを聞いてまた劇場で生の歌声を堪能したいですね♪

    • マサト より:

      ユウキ様
      コメント返し、ありがとうございました。
      本日21日で山ベン&ミナミーさんが京都終了ですね。
      ユウキ様も含めて無事完走で何よりです。

      この作品はチェンバース夫婦の両方ペアが素晴らしいので
      舞台で「gift」を4人で歌ってくれても全然OKな私が居ます(笑)

タイトルとURLをコピーしました