岡村美南さんに会いに来ちゃったよ！
はじめに
やってきました清水公演！前回の台風の影響により清水区は断水が発生し、たくさんの方が被害に遭われたかと思います。被災された皆様の生活が1日でも早く平穏に復することを祈っています。
この作品も本来なら9月28日～10月1日まで4日間にわたって公演を行う予定でしたが、台風の影響によって前3公演が中止となりました。最終日である今回の公演も開催の可否がギリギリまで分からなかったのですが、無事に復旧して最終日だけなんとか…なんとか実施できることになりました。復旧に尽力された皆様へ多大な感謝をお伝えしたいと思います。
そんなこんなで東京からは比較的近い場所にある静岡なので、行ってきました。
家で大人しくしていても良かったのだけど、岡村美南さんに会いたい気持ちを抑えられなかったことと渡辺吾郎さんのカトウが未見だったのでどうしても観たくて…。
会場は駅からすぐの場所だったのでアクセス良好でした。施設自体も凄く綺麗だったし、本当にね…3公演も潰れてしまったのがもったいない。素敵な場所に行くことができて良かったです！
そして今回はなぜかミニチュアタングが2体もいました！サービスか！？
なんとなく2体目のタング大きかった気がするんだけど気のせいかしら？ちょっとお得感がありました（笑）
私もちょっと仕事が落ち着いたので、心置きなく観劇に集中できる環境が整って一安心でした。とにかく今回もいつも通り観光とかは一切せずにひたすら観劇を楽しんできました。ぜひ最後までご覧くださいまし！
総評
全体の感想です！
前回の富山公演のステージが広くて高かっただけに、今回のステージはとても観やすかったです。幅はあるため、今回下手寄りセンターに座ったのですが上手側のお芝居は距離を感じたなぁ。でもミナミーはほぼ、いやそもそも全部他の人と被らなかったから視界良好で堪能しまくりでした。
あと子連れが多かったのか至るところから子供の声も聞こえてきてほっこりする瞬間も多かったです。くわえて笑いがよく起こる公演だったので、凄く盛り上がりがあって雰囲気も最高でした。静岡は佐野正幸さんの出身地ということもあってか、カテコでは佐野さんへの拍手も厚かったです。凄く良い雰囲気の中で行われた公演だったと思います。序盤のほうで着信音が遠くから聞こえてきたような気もするけど、まあ地方あるあるですわ…。
公演中止の3公演への無念を晴らすかのごとく、キャストの皆さんが全身全霊のお芝居をしていて胸打たれました。特に山下さんベン、またまたお芝居のアプローチが変わったから観るたびに気付きや印象が変わって最高に見応えあります！北陸公演のときとは全然違う雰囲気になっていたので、ミナミーとの関係性をニヤニヤしながら見守ってしまいましたわ。
山下さんベンは東京・京都のときのようなワンコっぽさが戻ったので、ミナミーの姉さん女房っぷりも久々に堪能できました。そうそうやっぱり山下岡村チェンバーズ夫妻はこうだよなぁ！！ってしっくり来ちゃって、個人的にとても嬉しかったです。だからか、今回はなぜか序盤の言い合いも夫婦漫才観てるみたいでほっこりしちゃった。だって息がピッタリなんだもん。本当に可愛すぎでした。
お互いがお互いのこと好きすぎるのも可愛いし、旅をしたことでちょっと成長して大人びて男っぽくなった山下さんベンだけど、すぐにワンコに戻るから可愛さ100点満点だし、ミナミーも泣き虫になっちゃうし、似た者同士なのよね。今回の山下岡村チェンバーズ夫妻は、久々に運命を強く感じた夫婦像でした。
あと、個人的に最高！ってなったのは、タングにエイミーから心臓の音が2つ聞こえるって言われた時のそれぞれの反応。ミナミーはすぐにハッとしてベンを見るんですよね。でもその時点ではまだ山下さんベンのほうはピンと来てなくて。数秒遅れてハッ！と凄く驚いた顔してそういうことかー！ってなって、ミナミーがタングに駆け寄る一方で山下さんベンはその場にしゃがみ込んで泣いていました。ここのチェンバーズ夫妻の、妊娠への気付きのタイミングがすげえ最高というかリアル！って思って…。これまで観た時はだいたい同じタイミングでハッとなって顔を見合わせていた印象が強かったから、先にエイミーが気付くっていうのがめっちゃ「ぽいな」と思いました。説得力が凄い…。
2人とも涙流していて、本当に可愛かったな…。やっぱり山下岡村チェンバーズ夫妻が大好きだなって再認識できた観劇になりました。「大好きな人たち」が戻ってくることの嬉しさをね、ベンやエイミーと同じような気持ちで実感できましたよ。「あなたじゃないとダメなの」っていうのをそっくりそのまま今回の山下さんベンとミナミーに返してあげたい。凄く幸せな2人を観られて感無量です。
そして今回はチェンバーズ夫妻だけではなくカトリジやブライオニー&デイブ夫妻も前回と組み合わせが変わったので、全体的に色んな気付きや新鮮さ・懐かしさを感じました。カトリジに関しては2人が揃う瞬間は2幕ラストだけなのでアレですけど、渡辺吾郎さんカトウが凄く誠実にリジーを想っているようなカトウだったし、やまはるさんリジーも誠実にカトウを想っているから、お互い凄く大人なカップルで良かったです。いやね、渡辺さんカトウ本当に良かった。感想は後ほど詳しく書くけど、多分これが最初で最後になると思うので観られて良かったです。
また、北陸公演はツェザリさんがデイブを演じていたので3月21日以来のまちまりさんブライ&長手さんデイブ夫妻を観られて嬉しかったです。やっぱりしっくり来るね…。まさに、こたつみかん夫婦。ザ・日本のおしどり夫婦って感じで、これこれ〜！ってなりました。熟年夫婦の貫禄も感じさせるし、何より長手さんデイブが優しくまちまりさんブライを包み込んでくれるので愛が温かいの。Giftでベンとエイミーを見て涙を流すまちまりさんブライにそっと寄り添いながら、乾杯をしてくれた長手さんデイブがとっても素敵でした。まちまりさんブライは長手さんデイブ相手だと素直に寄りかかれて甘えられて弱さも見せられるんだろうなぁって、今回久々に観てそんなことを感じました。とっても素敵な夫婦。また観られて嬉しかった…。一方で宮田愛さんのブライオニーにはずっと逃げられているんだけどね（笑）
こうした3組のカップルの変化や新発見など色んなものを得られて、もう愛に溢れた公演でしたわ。色んな愛のカタチがある。色んな夫婦のカタチがある。色んな家族のカタチがある。改めて、家族の温かさを感じられた観劇になりました。
また、今回の公演で抜けちゃう方も結構いたから、中でも見納めのつもりで注目して観ていたのが帶津さんです。帶津さんのダンスがね、すっごく好きなの。ラブダイバーは帶津さんのしなやかで軽やかで色っぽさのあるダンスに釘付けになりました。本当にたまらなかったです。
そしてマイクロンシステムズのシーンでは、塚田さんと帶津さんのやりとりに終始爆笑。塚田さんがこれでもかっていうほどに帶津さんにつきまとうわけですよ。でね、塚田さんが両手で空中に丸い輪っかを描いてそれを脚で蹴る仕草をしていたんです。サッカーボールをリフティングするイメージでね。清水ってプロのサッカーチームがある地域らしいのでそれに掛けた小芝居みたいでした（笑）サッカーボールを宙に浮かせて思いっきり蹴る仕草を塚田さんがしていて、それを冷めた目で帶津さんが見ていてめっちゃ面白かったです。そんなわちゃわちゃをしていたらやまはるさんがやってきて、やまはるさんが2人を注意する意味で人差し指を指したら、帶津さんがやまはるさんの人差し指に自分の人差し指を突き出してETしてました。その後に塚田さんもETしようと人差し指出したらやまはるさんにかわされててET失敗していて面白かったです（笑）
帶津さんと塚田さんのやりとり毎回楽しみに観ていたから、今回で見納めかもしれないなぁ…って思うと寂しかったですけど、最後にご当地ネタを絡めた面白いやりとりを観られて感無量でした！
また、これもご当地ネタなのかは知らんですが、ミナミーと五十嵐春さんロジャーが下手側で「明日どうする？」のやりとりをしているシーンで、オフマイクでずっと何かを喋っているんですけど、途中春さんロジャーから「お寿司」みたいなワードが聞こえてきました。え、お寿司！？ってなったんだけど、もしやオフマイクなのをいいことにご当地ネタをぶっ込んで来てるのか…？なんて勘繰っちゃいました（笑）いやー、岡村さんと春さん絶対そんな遊びしねえよなぁ（笑）何話してたのかぜひ聞かせてくれ＾＾
本編はそんなもんかな！観たいキャストが多すぎて目が足りなかったし、情報量も多くて頭パンクしちゃいそうでしたよ。素晴らしい公演でした。本当に思い切って観に行って良かったです。
カテコではさらてつタングが珍しく山下さんベンにベタベタで可愛かったです。5回目のカテコはタング締め2回目なんですけど、タングが舞台袖から両手を目元にやって望遠鏡のごとく客席を覗いて、それから客前に出てきたかと思いきや山下さんベンを呼んで、やってきた山下さんベンに思い切り抱きついていました。か、可愛い〜！！！その前の4回目のカテコでも1人で先に歩いていっちゃったタングでしたけど、立ち止まるとあとからやってくる山下さんベンに手を差し伸べて「手繋いで〜」って甘えていました。可愛すぎない？さらてつタング、いつの間にこんな可愛くなっちゃったの…。あっという間に心を掴まれてしまいました。可愛かった〜！
カテコも幸せいっぱいだったし、本当に楽しかったです。観に行って良かった…。ツアーも残り少ないですからね、1回1回の公演を大事に観たいなと改めて思いました。今回もとても素晴らしいお芝居をありがとうございました！！
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