2022年3月6日マチネ 劇団四季『ロボット・イン・ザ・ガーデン』@京都




ロボット・イン・ザ・ガーデン
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ゆうき
ゆうき

今週ラスト!

日時:2022年3月6日マチネ公演
場所:京都劇場
座席:S席1階B列8番




はじめに

京都遠征2日目です。土曜日マチソワ分のブログを仕上げるので精一杯になってしまい、あまり熟睡できませんでした。コンディションもガタガタではありましたが無事に幕も開いて、無事に観劇を終えられたので良かったです。

今回は開演前に大垣書店の本店で開催されていた『ロボット・イン・ザ・ガーデン』の展示会に行ってきました。ちょうど3月6日までだったので滑り込みで見に行くことができて良かったです。この展示会のレポも今回合わせて行いますので、ぜひご覧くださいませ。

ということで今週ラストもしっかり見届けてきました!最後までどうぞお付き合いのほどよろしくお願いします~~~!

総評

全体の感想です!

キャスト:★★★★★
座席:★★★★★
全体:★★★★★

今回もはちゃめちゃに良い公演でした。すっごく良かった。ロボットカンパニーの進化が止まりません。どんどん良くなっているしどんどん仕上がっています。座席もね、土ソワで座った最前サイドが体勢的に死にそうだったので不安だったのですが、今回は通路横だったこともあってストレスなく観ることができました。さすがに通路横は観やすかったです。大満足。

あと、久しぶりの下手側だったんですけどやっぱりエイミーが下手側に立つことが多い分距離が近いですね。目の前に立つことも結構あったので間近で贔屓の顔を拝めてドキドキしっぱなしでした。最高に顔が良すぎる。可愛い。目がとても澄んでいて、ちっちゃな口元がキュッてなるのが死ぬほど可愛い。なれるもんならベンになりたい。

ただ上手側を向くと表情はほぼ見えないので後ろ姿を眺めることになります。1幕冒頭の「あなたは何ひとつ成し遂げたことがない!何ひとつ!」のやりとりだったり、2幕ラストの「あなたじゃないとダメなの」のやりとりだったり、めっちゃ表情観たいよぉぉぉっていうところが見えなかったので残念。こればかりは仕方ないですな。

でもその分、ラストでタングに駆け寄って「タング、本当にありがとう」と言うシーンだったり、1幕のロジャーとの会話だったり、上手に座っていたら絶対に見えない表情を観ることはできたのでお得感満載でした。なのでわりと上手でも下手でも堪能できますな。どっちでも全然問題ない。サイドに寄り過ぎちゃうと逆に見えなくなってしまうシーンも発生するので、あとは座席次第ですね!

とにかく京都劇場の前方は前に人の頭あると見えないし角度つくと体痛いしで散々なので、やっぱり最前しか勝たん…。この土日のマチソワマチで深く痛感しました。贅沢なこと言っていますがね(笑)

今回はお隣さんもいらっしゃらなかったのでかなり快適でした。両隣いないと凄く集中できますね。間引き席はあまりよろしくないと思いますけど、でもやっぱり快適さは大切だなと思いました。一方で今回はめっちゃ重要な1幕冒頭の離婚を告げるシーンで盛大に着信音鳴らした人がいて、さすがにイラっと来ましたわ…。すっげえシリアスなシーンなのに…。もうそこで一気に集中力削ぎ落されて許せなかったです。

こんなにも素晴らしい舞台なのに、そんなお客さんの不注意で台無しにされてしまうんですから俳優さんもたまったもんじゃないですよね。電源切れとは言わないのでせめてマナーモードかつ機内モードにしてくれよ…。もう言い出したら愚痴が止まらなくなりそうなくらい、今回の着信音はイラっと来ました。マジで許せん。

ただ永遠と愚痴っても仕方ないのでこの辺にして…。本編の感想に戻ります!

今回は特にミスもハプニングもなく完成度の高い公演でした。そして、いつものことながら熱量が凄い…。メッセージ性のあるセリフほど熱意を込めて話されていて、グッと引き込まれました。

で、いつもエイミーを中心に観てしまうので今回はベンを意識しながら観るようにしてみたんです。下手に座ってみたのでエイミー越しのベンの表情がよく見えて、そうなるとベンってこのときどんなことを考えていたのかなぁ…っていうのが色々と伝わってきました。

どうしても山下さんベンとミナミーの関係性を深掘りしたくて…。山下×岡村チェンバーズ夫妻はお互いの言いたいことを素直に言い合えない不器用さが愛しいです。本心を隠しながらもなんとか上手にやってきていて、それはお互いがお互いの気持ちを痛いほど理解しているからこそ、相手を傷つけたくないという一心なのかもしれません。

そんな中で、山下さんベンはエイミーが自分に何を求めているのかをちゃんと分かっていないのが問題で。相手が今どういう感情なのかは理解できていると思うんです。怒ってるなぁとか悲しんでるなぁとか。だけど、その内容までは理解できていない感じ?

相手の気持ちは察することができるのですが、そのさらに奥深くにまで踏み込もうとしないんですよね。エイミーのことも分かったつもりで全然分かっていなかったし、それもある意味エイミーへの甘えだったのかもしれません。エイミーなら自分のことを分かってくれる、というような。僕が何かしなくてもエイミーは自分で何でもできる、というような…。

一方のミナミーは、ベンのことを相当理解していると思います。ちゃんと相手と正面から向き合ってくれる。でもベンのことが分かるからこそ、分かり合えなかったときの寂しさはより一層大きいのかもしれませんね。一方通行なんじゃなくて、お互いが一緒に同じ方向を向いていたい人なんですよね、ミナミーは。自分だけが先を進んでいてもダメだし、かといってベンの歩幅に合わせることもできない。だから前を向いて、自分と同じ歩幅で歩いてほしかったんだなぁ…って。

そのことをベンは理解できていなかった。「家族になりたかった」というエイミーの言葉も多分そのまま捉えていますし、山下さんベンは人と深く関わることが相当怖いんだろうなーって思いました。それは大切な人を失ってしまった過去があるからこそ。これ以上何かを失うことを相当恐れていて、だから自分を守るために人と一定の距離を保ちつつ、深入りしないようにしていたのかもしれません。

それがだんだん当たり前になっていって、エイミーに対してもいつの間にか距離を取ってしまっていた…って感じかな。だからある意味表面上はそんな無気力にも見えないというか、優しくて気弱な感じがありますが決して無気力ではないんですよ。気力はあるけど、考えることをやめちゃった感じかな?怖くて動き出せない、っていうのが正しいのかも。

ただただ無気力だったら多分ミナミーもあそこまで世話を焼かないというか焼けないでしょう。人の気持ちを痛いほど考えられて、人のために行動することがまるで自分の生き甲斐とでもいうような出会った当時の山下さんベンのことが大好きだったんだと思います。そんなベンが人との距離を取ってしまうって相当なことだと思いますし、昔のベンが大好きだったからこそあの頃のベンに戻ってほしい…というか前を向いてほしいと強く願っている。

なんか、今回は改めて2人がお互いに対してどんなことを抱いているのかなぁ…って深く考えさせられました。凸凹なんですが、でも意外と2人とも似ているんですよ。アプローチ方法は全然違うんだけどね。息がピッタリで相性の良さもずば抜けています。お互いの足りないところを補いつつ、寂しさや心の傷を抱えたもの同士、一緒に支え合って生きていける人たちなんですよね。ただの傷の舐めあいなんかじゃないんです。

ベンはタングと出会ったことで大きく成長できて前を向くことができたし、一歩踏み出す勇気を身につけられた。だからエイミーとも向き合う決意ができたし、エイミーの言った「家族になりたかった」という言葉の本当の意味を理解できたんだと思います。なんか、山下さんのお芝居を通してベンの気持ちとか行動原理とか色々分かったような気がして、凄くスッキリしました。

凸凹なのはベンとタングだけじゃなくて、ベンとエイミーもそうだったんだなぁ…って。でもだからこそお互いがお互いを必要としている。その説得力を凄く感じられた観劇でした。やっぱり山下さんベンとミナミーはお似合いすぎます。

本筋はそんな感じですが、一方でアンサンブルさんたちも本当にお芝居が細かくてめちゃくちゃ面白くてついついメインのやりとりより後ろのほうを観ちゃうことも多々ありました。

まずはマイクロンシステムズ。ここ、いつもベンとタングとコーリーを観ていましたが後ろのポラリスたちがめっちゃ面白いことをしているのようやく気付けて、ずっと笑っていました。土曜日マチソワもここはわちゃわちゃしていましたけど、今回もわちゃわちゃ。塚田さんロイドが、タングがつるつるー!って走っているのを見て目を輝かせて、自分も同じポーズをし出したんですよ。そのポーズをずっと繰り返すから、帯津さんポラリスに「ちゃんと仕事しろ」みたいに言われていて、でも塚田さんは言うことをまったく聞かずにつるつるー!ポーズで遊んでばっかり(笑)

しまいには隣にいた古森さんロイドにもつるつるー!ポーズを披露して、そしたら古森さんロイドも真似し出して(笑)アンドロイドVSポラリスの構図ができあがっていてめっちゃ笑いました。そこへやまはるさんもやってくるから余計ややこしくなり、やまはるさんが「どいてどいて」ってやって、中央で華麗なつるつるー!ポーズを披露し、アンドロイドたちに拍手されていました。

そのあともずーっと塚田さんロイドはつるつるー!ポーズをしていて、このシーンの最後のほうでやまはるさんにチップみたいのを一度抜かれるみたいなことされていたんですが、再起動してもまたつるつるー!ポーズを永遠にしていました。もう塚田さんロイドが面白すぎて腹筋死ぬかと思いましたよね(笑)

あとは秋葉原のシーン。いつも岡村さんばっかり観てしまうのですが、ここはあえてオペラグラスを使わずに観たことで視野が広がり、下手端のほうで本城おじさんが爆音で「私はここにいまーーーーーーーす!!!!!!」と叫んでいたのが聞こえてきて腹筋死にました。本城さんマジでうるさすぎて笑いが止まらないです。

とりあえずそんな感じです(笑)

カテコはいつも通りタングがやりたい放題で、タング締め1回目。タングがおもむろにステージのギリギリのところまで来たと思ったら、勢いづけてぴょーんと客席のほうに降りようとして(笑)慌てて山下さんが来て止めに入りました(笑)めっちゃ面白かったです。しかもタングが下りようとしたところ、まさに私の目の前だったので本当に至近距離にタングがいました。凄く近かったし、目の前で観るタングは普段の10倍可愛かったです…。すっげえ可愛かった…。もうそのまま下りてきてほしかったくらい(笑)

最後のカテコでは先に歩いていたタングが立ち止まって、山下さんと岡村さんを待っていたみたいで、山下さんがタングの手を取ってチェンバーズ一家で仲睦まじく帰っていきました。本当に可愛さ満点幸せ満点のカテコでした。永遠に観ていたかったです。

とりあえず今回はそんな感じですかね。凄く素敵な公演でしたし、私も色々と考えながら観ることができたので収穫もたくさんあって充実していました。改めてロボットカンパニーの素晴らしさを痛感できた観劇になりました。無事に見届けられて良かったです!

NEXT>>キャストの感想です!

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