久しぶりの萩原隆匡さんカトウです!
はじめに
福岡にやってきました!まさか自分が全ツで福岡行くとは思ってなかったので、我ながらビックリです。というのも、カトウに萩原隆匡さんが戻ってきたから行かない選択肢がありませんでした。もっと正しく言うなら、岡村美南さんと萩原隆匡さんが共演することが嬉しすぎて遠征を決めました。
この2人の共演は『クレイジー・フォー・ユー』のボビーとポリー、『ウエストサイド物語』のベルナルドとアニタというように恋人同士で観続けてきただけあって胸アツなんです。今回は恋人同士でもなければ本編での絡みもほぼないけど、同じ舞台に立つっていうことがね…嬉しいんですわ。
この2人を観られるなら世界中のどこへだって行きますよ。それくらいの覚悟でずっと待ち続けていました。本来なら7月23日の奈良公演で共演が実現するはずでしたが、エマージェンシー対応で岡村さんが急遽『ノートルダムの鐘』に出演することになってしまったのでこのときは叶いませんでした。
なので数ヶ月ぶりのリベンジです。今度こそ…今度こそです!このために福岡までやってきたので、存分に楽しんできました。福岡は『マンマ・ミーア!』福岡公演千穐楽以来。短い滞在での遠征ですが、福岡グルメも観劇もたっぷり満喫しました!
いざやってきたぞ福岡市民会館!
天神駅から歩いて10分くらいの場所です。会場はかなり広かったので、富山公演同様、ゴミのアーチの左右部分が取り外されたセットになっていました。
そして福岡仕様のタングちゃんがなんと3体も!特別大サービス!
可愛すぎるー!!!!!こんなにたくさんタングちゃんと会えて開演前から幸せでした。
では早速ですがレポに入っていきます。久しぶりの萩原さんカトウや、お目当てだった岡村さんと萩原さんの絡み(?)なども書いていきます。ぜひぜひご覧くださいまし!
総評
全体の感想です!
つい2日前の清水公演からキャストが一部変わりましたが、萩原さんや佐田さんや桒原さんなど初演キャストが戻ってきたのがなんだか激アツでした。今期デビューのキャストも多い中でこうして初演キャストが戻ってくるのを観ると、凄く懐かしさが込み上げてきて「そうそうこれこれー!」と何度もなって情緒がヤバかったです。今回はうぶかんタングだから余計に。
1幕冒頭の萩原さんのセールスマンに始まり、マッスルレンタカー、地平線を目指して、秋葉原のシーンなどとにかく懐かしさでいっぱいになりながら観る瞬間が多くて、今期の観劇ではあまり感じられなかったようなノスタルジックな気分にさせられた観劇となりました。初演時、贔屓出てないにも関わらず作品に惚れ込んで東京公演は通ってしまいましたからね…。久々に初演キャストに会えて嬉しかったです。
そんな中で、お目当てだった岡村さんと萩原さんの絡みよ。絡みつったってエイミーとカトウはほぼ絡みなんてないし、2幕ラストで挨拶をする瞬間くらいかなぁ…なんて思っていたんですけど、1幕ラストの「地平線を目指して」で意外と絡んでたのでテンションが上がってしまいました。絡んでたとは言ってもスカーフにサングラスした不審者と金髪のマッスルレンタカー店員の風貌だから、どうしたっておかしいわけですよ(笑)この2人、ボビポリでもベルアニでもそれなりに良い雰囲気の男女だったのになんやこのとんちんかんな組み合わせ…ってじわじわ来てしまいました(笑)
岡村さんが中央に来て盛大に踊り出して、慌てて上手に戻っていくときに萩原さんとアイコンタクトを取ったんですね。それ観ただけでひょーーー!!!って心の中で叫んだんですけど、次の瞬間フォーメーションチェンジで2人とも下手に移動するんですが、前を走る萩原さんとぶつかりそうになったのかただ急かしただけなのか、とにかく岡村さんが萩原さんの肩付近を押すんですわ(笑)やめて差し上げろって思っちゃうくらい容赦なくグイグイ押しててさすがに笑いました。思わぬところでわちゃわちゃしている2人を観られて嬉しかったです。
あとは2幕ラストの挨拶のシーンだけかな。チークキスを交わす2人を観られて大満足でした。昔は恋人同士を演じていたけど、今回はそれぞれに大切な人がいる役どころなので、違った角度から萩原さんと岡村さんの掛け合い(?)を観られたことは新鮮だったし嬉しかったです。本当はね、萩原さんがベンデビューしてくれたら夫婦役で観られたんだけどね。次回再演時に期待したいと思います。
とにかくこの2人を観るために福岡に飛び立ったのが大きいので、どんなカタチであれ観られて幸せでした。本当に嬉しかったです…。岡村さんは福岡公演で抜けられてしまうので、たった4公演しか共演が実現しないのレアすぎるなぁ…。貴重な1回を観られて幸せでした。
他のシーンももちろん色々と堪能してきました。ちなみに今回の席は一応最前列だったんですけど、最前の中では端っこみたいでした。隣まだ3席くらい空いてたけど、観づらいからなのか解放してなかったみたいです。そのため結構快適に観ることができました。後ろにちっちゃい子がいたので、ところどころおしゃべりの声は聞こえてきてしまったけど、まあそれも可愛いもんですわ。
かなり広い会場なので、私の席もいくら端っことは言っても京都劇場のサイド通路から2席目くらいの感覚かな。そんなにガッツリ端っこっていう印象はありませんでした。ただ下手のシーンは遠く感じたのでオペラグラス必須でしたね(笑)あとはGiftで終盤コルクを見合いながら歌うシーンは山下さんが被ってちょっとミナミーが見えづらかったかも。でもそんなもんかな。そこまでミナミーに関しては見切れもなかったので安心しました。
あとはスピーカーが近くにあったからか、めっちゃ音響は良かったです。どのシーンもどのセリフも聞こえやすくて、なんなら1幕冒頭の音響はうるせー!と感じてしまうくらい(笑)とってもノンストレスでした。
そして子連れが多いのか、とにかく子供の笑う声や泣く声(?)が聞こえてきました。心臓の音が2つ聞こえるってタングが言い出したシーンは子供がめっちゃ笑ってたもんな(笑)そこ笑うシーンではないけど心臓の音が2つ聞こえるっていうのが意味理解できないと確かに面白いのかもしれないね。そういう意味でも色々とほっこりした公演だったかも。
あ、あとはナンバーごとによく拍手が起こっていました。1幕のRIGや「砂の街のカイル」でも拍手起こったし、「Gift」「地上の星雲」「ラストリゾート」でも拍手が起こりました。カイルのナンバーでは拍手が鳴りやむのを待つためにやまはるさんリジーがカイルの頭をなでなでしてあげていました。このナンバーでは拍手してほしくないとか好みはあるだろうけど、良いと思ったものを素直に拍手する今回の会場の雰囲気が私はとても好きでした。全体的に客席もステージも温かい公演だったと思います。
本編のお話に戻ります。今回はどうしても萩原さんメインで観てしまったのと岡村さんが6日で抜けてしまうのを受けて見納めになってしまうかもしれないと思ったらオペラグラス使いまくりでガン見してしまったのとで、全体を追えなかったのが残念。でもね、タングがメモリーの話をしたときに、デビューから通い続けてきたミナミーとももうそろそろでお別れなんだな…って思ったら急に涙が込み上げてしまいました。本当にたくさんの思い出が詰まってるからさ、この作品は。贔屓が出てる出てないに関わらず、ずっと好きで観てきた作品だったから、次の再演が決まっていない今、タングたちにも会えるのが最後になってしまうのかもしれない…って思ったら、寂しくなっちゃったんですよね。
だから、今回もこうして観られたことが奇跡だったし幸せでした。私のメモリーもジリジリしてたよ、タング。
そんな中で山下岡村チェンバーズ夫妻はやっぱり2幕終盤の掛け合いが最高でした。子供みたいにはしゃぐ山下さんベンを「どうしようもないんだから」って顔しながら凄く嬉しそうにしてる世話焼きな姉さん女房のミナミーの構図がたまらなかったです。だけど、山下さんベンがミナミーに気持ちを伝えるときは一気に大人びて落ち着きのあるトーンで真剣な言い方になって「君が好きなんだ」って伝えていて、ギャップぅーーー!!!ってなりましたよね。山下さんベンのギャップが本当にたまらん。
そりゃもうミナミーも惚れ込んでしまうわ!最高にたまりませんでした…。山下さんベンはマジでどうしようもないくらいにどうしようもないんだけど、それ以上に旅を通して成長して大人っぽくなっていくプロセスが本当に最高なの。今回の告白シーンは感情を爆発させるように想いをぶつけるように言うっていう感じではなく、静かに確実に言葉を紡いでいくような言い方でした。だからこそよりその想いの真剣さが伝わってきて、とっても良かったです。
そして今回も心臓の音が2つ聞こえるってタングに言われるくだりでは、ミナミーがハッとなってベンを見るも、山下さんベンはしばらくぽかんとしていて数秒遅れてハッとして妊娠に気付いていました。この理解のスピードの違いがマジでベンとエイミーすぎて最高です…。山下岡村チェンバーズ夫妻の好きなポイントになりました。残り少ないけど、観られる人はぜひここ注目してほしいです。
カテコもわりと早い段階からスタオベ状態で、結構続いたのかな。後ろのちっちゃい子に手を振っただけかもしれないですが、私を見つけてくれたのか岡村さんがこちらを見て手を振ってくれました。こんなところまで見届けに来ちゃってごめんね。今回も本当に素晴らしかったです!
いやーーー、悲しいな…。6日のチケット持っていないしその頃には東京戻ってるので、ラスト公演を見納めできんのよ…。デビューからずっと追いかけ続けてきただけに、こうしてラストを実感すると寂しくて仕方ないですな。本当にたくさんの思い出がありました。すっごく楽しかった。今回も最高の公演でした。久々に会えた懐かしいキャストの方々もいて、色んな方面で楽しめた観劇になりました。何はともあれ無事に見届けられて良かった…。最高のお芝居をありがとうございました!
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