2019年11月6日ソワレ 劇団四季『パリのアメリカ人』@名古屋(リハ見あり)

パリのアメリカ人
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ゆうき
ゆうき

初名古屋パリアメ!

日時:2019年11月6日ソワレ公演
場所:名古屋四季劇場
座席:1階S席2列14番

はじめに

2019年9月1日に開幕した『パリのアメリカ人』名古屋公演。
ついに岡村美南さんが降臨しました!

2ヶ月半連投した『ノートルダムの鐘』を抜け、3週間で戻ってきました。
ちゃんと休めたのかな…?

何はともあれ、6月9日以来のパリアメということでとても嬉しかったです。
しかも6日にリハ見があると知って、行くしかありませんでした。

2015年に『マンマ・ミーア!』の名古屋公演に行きましたが、あれ以来です。
しかも2016年に名古屋劇場がリニューアルして、今の名古屋四季劇場ができたわけです。
だから私にとっては初の名古屋劇場。

岡村美南さんにとっても今回が初の名古屋四季劇場での公演となりました。
こうやってご贔屓さまを追いかけていると、こういう新たな出会いもあるんですよね。
凄く幸せなことです。

貴重な名古屋の初キャスボです。
ということで、久々のパリアメ楽しんできたのでぜひご覧くださいー!

リハーサル見学会レポ

リハーサル見学会座席:1階4列24番

リハーサル見学パート

リハーサルンは1幕のギャラリーラファイエットで流れるI’ve Got Beginner’s Luckでした。
ダンサーさんたちが華やかな衣装に着替えてからの全員で踊るところですね。
ダンスキャプテンは山崎遥香さんと田中勇人さん。

あまり詳しいバレエ用語とか分からないのでアレですが、やはり爪先や手先の伸び方とかに凄く注意を払ってダンキャプのお2人がディレクションしていました。
「メリハリをつけて」ということと「リズをああああってさせるくらい楽しく」っていうことなどを仕切りに仰っていました。

このシーンは渋谷のときもリハ見でやっていましたけど、ダンキャプの村上今日子さんもやっぱり手先爪先の伸びやメリハリの付け方、あとは「百貨店で突然踊り出すことに罪悪感がありつつもジェリーに感化されて…」というストーリー性が大切ということを仰っていましたね。

ただ踊るだけじゃなくて、踊り一つ一つにもしっかり意味があるってことを凄く実感したいいリハ見でした。

ジェリー役の酒井さんは真っ赤なコカコーラのTシャツを、田中さんは「愛」と書かれた黒いTシャツを着てて…なんか男性の皆さん着ている服の主張が激しくて面白かったです(笑)

トークパート

司会は渡邉寿宏さんで、回答者が増田守人さん、小島絵里衣さん、岩崎晋也さん、草場有輝さんでした。
ちなみに草場さんは前にフランスに留学していたことがあり、ギャラリーラファイエットにも行ったことがあるそうです。

Q:お気に入りの衣装はありますか?

小島さん:ギャラリーラファイエットで着るディオール?の衣装が好きです。踊るには踊りづらいけど、着てみると可愛くて好きです。
草場さん:パリバレエのレオタードです。新品なので、僕は好きです(笑)キャッツのときは晋也さんの衣装着てました。
晋也さん:あ、そうなの?(笑)

Q:リハーサルから本番までの間にやることはありますか?

増田さん:軽い軽食を取ったりしますがルーティンが決まっていて、それを崩したくないですね。
晋也さん:作品によってやることが違いますね。パリアメは軽く食べますね。食べないと2幕の最後のほうでお腹空いちゃうんで(笑)

Q:お休みの日は何をしていますか?

草場さん:科学館とか行くのが好きです。今日も栄のほうの科学館に行ってきました。朝は10km毎日走ってます。
小島さん:寝ることが好きなのでひたすら寝てます。アラームとか陽の光があっても全然起きないです。

Q:みなさんがこれまでに秘密にしてきたことはありますか?

渡邉さん:これは…みなさん思い思いにあると思うんですけど、言えないですね(笑)

Q:どれくらい稽古をしますか?

増田さん:新作だと3ヶ月、新作以外の作品だと1ヶ月やりますね。
晋也さん:パリアメ入ったときは草場くんと一緒だったんですけど、深夜1時くらいまでやってましたね。草場くんといつも一緒なんですよ(笑)親友かなって(笑)

こんな感じですー!
毎度演者さんを困らせる質問ばっかり送ってるので、反省してます(笑)
前は「パリアメの魅力を5・7・5で語ってください」っていうの送りました。殴

総評

全体の感想を書いていきます。

キャスト:★★★★★
座席:★★★★★
全体:★★★★★

5月以来の酒井さんにお初の神永さんと山下さん、そして大好きな岡村美南さんが揃ったということでキャストは大満足。
名古屋からデビューした人たちも増えて、全体的な印象としてもお芝居が変わっていて凄くブラッシュアップされた舞台だったなと感じました。
特にやっぱり三銃士が凄く個性が立っていたのもあって、よりその差とかも面白かったです。
次々と魅力的な俳優さんたちがデビューされていってパリアメカンパニーがさらに盛り上がってくれて嬉しかったですよー。

名古屋四季劇場はセンターが14番から28番までなので、今回は下手端のセンター最前列でした。
パリアメはご存知の通り(?)下手がマイロの堪能席です。
今回の席が、2幕のマイロの部屋のシーンがガッツリ目の前だったのもあって凄く観やすかったですし楽しい観劇ができました。
ただね、座席自体は凄く良かったんだけどその周りの人たちがなぁ…。
後ろの方々が上演中お話しするし、子供がずっと大きな音で鼻をすするんですよ。
それが気になって気になって…っていうので、幕間時にスタッフさんに注意してもらいました。
上演中のお話は収まりましたけど、残念ながら鼻水の音だけはどうにもなりませんでした。
観客ガチャ、当たりはずれが大きすぎてつらいですね…。

そんな感じで周辺に難ありのお客さんはいたものの、全体としては大満足の観劇となりました。
リハ見はもちろんなのですが、何よりも本編が久しぶりなのもあって物凄く楽しくて仕方なくて。
あれ、パリアメってこんなに楽しい作品なんだっけ…って思うくらい、凄く楽しかったです。
岡村さんが名古屋に降臨されなかったら神永さんや山下さんにも会えなかったし、出会いって尊いなって改めて思いました。
いやぁ…名古屋に来て本当に良かったです!

キャストの感想

気になった方の感想を書いていきます。

ジェリー・マリガン:酒井大

5月12日ぶりの酒井さんジェリーということで6ヶ月ぶり!
何だかんだで酒井さんのジェリーが大好きだったので、またこうして会えて嬉しかったです。
ざっくりとした印象としては、お芝居が横浜公演最初の頃に戻ったような感じかなぁ。
渋谷ではちょっとアレな部分もありましたけど、横浜公演になって凄く良くなっていった酒井さん。
ただ半年ぶりに観てみたらちょっと前の感じに戻っていて、少し皮肉っぽいジェリーになっていました。
皮肉っぽいというか、ストレートなだけなんでしょうね。
正直で真っ直ぐだからこそ嫌な部分も見えちゃうし、ザ・現代の青年っぽさがあって私は嫌いじゃなかったです。
あとはやっぱり若さがあって、勢いがあるのがまたジェリーらしくていいですね。
それにリズを追いかけてるときはもちろんだけど、踊ってるときの酒井さんの表情がすっごく楽しそうでキラキラしていて。
Shall We Dance?も同じように、踊り出したら凄く楽しそうだから好きになっちゃうそう。
ちなみにマイロと踊るときの酒井さんって、ずっとマイロを見つめながら踊るんですよね。
以前からそうだったんだけど、ここの酒井さん本当にかっこよくて好きなんですよ。
まあそりゃ目の前にあんな美人がいたら私だってガン見しちゃうけど、目を逸らさず踊る酒井さんが好きでした。
でも最後の「踊りましょおおおおお」のところ、前はそこもマイロを見続けていたけど今回は上を見ながらキラキラした目をしていました。
新しい世界の幕開けって感じで、凄く良かったです。
そして2幕でマイロにキスされたあとの酒井さんジェリー、唇を離した瞬間に困ったように笑みを浮かべていたのが一瞬だったけど印象的でした。
そうやって残酷にもマイロに優しさを見せちゃうところがずるいし、切ないなって。
まあ、マイロに対するジェリーの態度はいかがなものかって毎度思いますけどね!
それはいいとして、やっぱり特筆すべきは酒井さんのパリバレエ。
ほんっとうに酒井さんのバレエは美しすぎてヤバいし、一気にバレエの世界に引き込んでくれるので観ていて感嘆の溜め息が漏れそうになりますね。
重力を感じさせないような身体の柔らかさや身軽さ、そして指先爪先に至るまでのしなやかさ。
すべてが美しいけど力強さも感じさせる、そんなザ・リズの王子様な酒井さんジェリーが大好きです。
久しぶりに観たけどやっぱり何だかんだで酒井さんのジェリー大好きですわ、私。
ダンスがあまりにも魅力的すぎるから、そこに惹かれたのが一番大きいけどなんか好きになっちゃう不思議。
8日で抜けちゃうとのことだったので、滑り込みで酒井さんジェリーを観れて嬉しかったです!

リズ・ダッサン:近藤合歓

近藤さんは6月9日以来ですけど、酒井さんとの組み合わせは初でした!
やっぱり大人しめなリズでしたけど、なんか前に観たときより違和感がそんなになかった…というか。
自分の中でしっくり来るわけではないんだけど、多分慣れたんだと思います(笑)
凄く素朴だし控えめだし、一見なんでこの子がこんなに周りを魅了するんだろうって思うんだけど、そういう謎な部分が逆に魅力なんだなって気付かされました。
歌もお芝居もちょっとアレですけど、やっぱりバレエは綺麗だし、時々見せる笑顔がとても可愛い。
割とちょろいリズなので、ジェリーに名前を褒められたときも絵を見せてもらったときもすぐに笑顔になっていたし。
そういうメリハリがしっかりついたお芝居が視覚的に観ても分かりやすくて、それはそれでちょろくて可愛いなって思いました。
でも基本は冷静であまり距離を詰めない感じだから、グイグイ来る(けど松島さんほどではない)けどさっぱりした酒井さんジェリーとの相性も良かったです。
松島さんとても粘着質なリズオタクだから、逆に石橋さんリズにツンっとされてたほうがいい気がします(笑)
ま、それはいいとして今回近藤さんリズで凄く印象的なところがありました。
それがパリバレエで、ジェリーと一緒にどこかへ行こうとしたときに四方を塞がれて2人で寄り添うところ。(伝わります?)
ここでジェリーに甘えるように、ジェリーの頬に手を添えて顔を摺り寄せてたんですよ。
それがめっちゃくちゃ可愛くてビックリしちゃいました。
幻想の中ではジェリーに対してこんなに素直に甘えるんだ…って思って、めちゃくちゃ可愛すぎて一瞬で近藤さんのリズに心を奪われました。
もちろん幻想の中だからリズの思うままに動いているんだろうけど、本当はジェリーのことが大好きで甘えたくて仕方なかったのかなぁ…とか色々リズの気持ちを考えさせられました。
とっても大人びたリズだからこそ、こういう一面はギャップ萌えってやつですよ。
いやぁ…これ観ただけで近藤さんのリズを観れて良かったって思えました!

アダム・ホックバーグ:神永東吾

初めての神永さんアダム、どうなのかなーって思ってたけどめちゃくちゃ良すぎてビックリしました!
芝居で魅せる俵さんアダム、ダンスで魅せる洋一郎さんアダム…2人とは全然違うアダムでした。
凄くリアリティーがあってユーモアがあって、皮肉じみたアダムというよりは人生を軽く過ごしていこうとしているような…自虐が過ぎたアダムって感じかな?
まず冒頭の「シャンゼリゼ、ロマンス、チーズ」の言い方から魅力的で、とにかく発音が良い。
とにかく発音が良い!!!!!!!!!
ザ・アメリカ人って感じのアダムですよね、凄くアメリカ人っぽいんですよ神永さんのアダム!
それで一番懸念していたのは台詞のお芝居だったんですけど、WSSのときより凄くナチュラルになっていてビックリしました。
全然カタコトじゃないし普通に聞いていて違和感がなかったし、むしろお芝居の引き出しがたくさんある人だなっていう発見がありました。
やっぱり念頭にあるのはアダムがアメリカ人であるってことなのかなと思いますけど、とにかく明るい(安村)。
洋一郎さんと俵さんは割と影が見えるアダムでしたが、神永さんは一緒にいて楽しそうだし人生何だかんだ楽しんでそうな感じなんですよね。
笑顔が多いけどちょっと変わった人だから近付きにくさもあって、そこのバランスがとても絶妙だなって思いました。
凄く明るいんだけど、空回ってる感じがあって愛しさが募るアダムでした。
特に2幕の冒頭のお芝居が個人的には凄く印象的で面白かったんですよね。
マダムに「撃たないで!敵じゃない。ピアニストでーす」って言ってて、この「ピアニストでーす」が気の抜けた言い方で可愛かったんです。
それからリズと2人で話すときも「どうしよっか?」って凄く気さくで、とにかく空回りしてるんですよね…。
ここのアダムは凄く空回りしてるのがデフォなんですけど、神永さんは凄く明るくて声も上擦ってるしで余計に空回りしてる感じが出てて面白かったです。
「まるでパーティーに出す豚の丸焼きみたいじゃないか!」って言ったあとにリズを見て、自分の頬をビンタしてごまかしてたのも面白かったですね…。
からの「くたばれ!…じゃなくて頑張れ!」って言ったあと「はははー」って力なくピアノの椅子にだらーんっと横になったのも面白かったです…。
一連の流れがまるでコメディミュージカルを観ているかのような感じで、凄くテンポも良かったんですよね。
そういう陽なお芝居はもちろんだったんだけど、真面目なお芝居も素敵でした。
2幕中盤のアンリの楽屋でリズやアンリの秘密を聞くシーンとかは特に。
あとはナイトクラブでリズの秘密をジェリーに教えるところとかも。
感情的になりつつも理性でしっかり感情を抑えて、怒りはありつつも諭すように話していて。
一見明るい人に見えるけど、色々と考えていて闇も抱えている、そんな大人なアダムなんだなっていうのがここで一気に説得力を増して伝わってきました。
だから、要するにメリハリがついたお芝居をされているので、きっと普段は足のケガもあって人生に絶望していた部分もあるけどそれでも強く明るく生きようとしている…そんなアダムだったのかなって感じたんです。
ちなみに「ちぇっ…フランス人が正しいとムカつくぜ」って軽くキレたあとにマイロをエスコートするんですけど、ここでマイロに「来いよ」みたいな感じで雑に手招きしてたのが個人的MVPでした(笑)
そしてこのフランス人が正しいと~っていうのも、神永さんがこれまでアメリカ人らしさを前面に押し出して演じていたからより説得力がある台詞になっていたなって思いました。
こんな感じで、多分もっと発見あったんだけど多すぎて思い出せないし、それくらい素敵なアダムだったってことなんですよ…。
アメリカ人であることを実感させてくれるアダムで、とにかくその明るさとユーモアが観ていて心地よかったしちょっと変人っぽさも出るしで好きでした。
神永さん…マジで良かったので、ぜひ観てない方は観てほしいです。

アンリ・ボーレル:山下啓太

山下さんのアンリも今回が初めてでしたけど、めっちゃいい!!!
何なんですかね名古屋デビュー組の良さは!!!!
山下さんのアンリは凄くオマールを彷彿とさせる可愛らしいアンリでした。
女々しくて女子力高そうな感じで、あとは凄く愛されて育ってきたんだろうなっていう感じの生粋のおぼっちゃま。
両親を大切にしているし、どうすれば両親が喜ぶか分かっているような、聞き分けのいい息子。
「お父さん」「お母さん」っていう呼び方も凄くしっくり来るマザコン坊やでした(笑)
本当に凄く純粋で、女の子とも一緒に買い物とか行ってそうだし女友達もたくさんいそう。
女心を凄く理解できるアンリで、だからこそマダムが「あなたの恋愛対象は女性ではないの?」って疑ってもおかしくないんですよね(笑)
だからこそ、リズをはじめ女性からは「男として見られない」「友達にほしい」タイプの男性に思われてそうでした。
そういうのもあるからこそ、2幕でマイロに「エレガントな靴ですね」ってスマートに声かけられたんだと思うんですよ。
単に優しくて気遣いができるだけじゃなくて、女性の気持ちも分かるし、まあお金持ちっていう立場が同じ人間だったからこそ痛みも分かる。
確かに社交辞令っぽさはあったんだけど、そのあと「僕なら喜んでお供するけど」は本心だろうし実際に女友達とお買い物とか行ってそうだからすんなり出てきた言葉だろうし。
それからの「君の靴を履いて、君の身になってもらうといいね」は社交辞令とかそんなんじゃなくて、それこそ本心で「僕もその悩みを抱える1人だよ」って言っているようで、マイロに寄り添ってくれるその優しさに泣きそうになりました。
多分、山下さんのアンリは岡村美南さんのマイロを幸せにしてくれます…。
と言いつつ、岡村さんマイロと全然アイコンタクトできねえっていうそのもどかしさよ!
Fidgety Feetで踊りに加わるマイロとアンリが、椅子を端に寄せたときにいつもここで目を合わせて笑い合ってたんですけど。
岡村さんは山下さんのこと見てたんだけど、山下さんが見てねえ(笑)
あとはジェリーとリズが密会してるところを目撃してしまうシーンでも、通常はマイロとアンリがお互い目を合わせて気まずそうにするんだけど、ここでも目が合わねえ(笑)
岡村さんが山下さんを見てるのに山下さんがリズのほうに注目しすぎて見てねえ(笑)
そのあと岡村さんが諦めて正面向いたら山下さんがマイロを見るから目が合わねえ(笑)
もうこの相性の悪さに思わず笑ってしまいましたが、これもやっていくうちにタイミングが合うようになるかなーなんて思います。
まあそれは置いといて、個人的に山下さんのお芝居が凄く好きだなって感じたんですよね。
1幕でリズに「有頂天だよ!こんなに有頂天になってさ…はは…」って空元気な笑顔を見せたあとに凄くどんよりした表情をして客席の笑いを誘っていたのはパリアメで初めて観たので面白かったです。
それから、バーでジェリー・アダムと一緒にお酒を飲みながら口論になるシーン。
アダムに「戦争中お前は何をしていた?」って聞かれたときに、一気に声のトーンが低くなって「知らないほうが幸せだ」って言ったのが凄く印象的でした。
ここもやっぱりメリハリの付け方なんですよねぇ…普段の明るくてニコニコした可愛いアンリも、戦争の話になった途端にシリアスになるの。
このメリハリがあるおかげで、アンリって何か隠してるのかな?って思わされるし、より深みが増して魅力的なキャラクターになりますね。
みんな戦争のことを忘れるように明るく生きているけど、つらかったこともたくさんあってそういう人間の闇の部分が垣間見える瞬間に一気に心を惹き込まれます。
でも夢を見ることは忘れずに、I’ll Build A Stairway To Paradise楽しそうに歌って踊る姿もなんか泣けちゃいそうになるし、山下さんの高めの声がまたアンリの可愛らしさを引き出していて最高でした。
ちなみに、この曲の出だしで声が震えて上擦って緊張しまくってるときの山下さんの演技も最高にリアリティあって面白かったです。
まるで幼稚園生が歌ってるみたいに、子供っぽい歌い方とぎこちない動き方がとても絶妙で上手かったです。
んー、山下さんに関してはそんな感じかなぁ…。
いや同じくもっと発見とかあったんだけど、これ以上書くとキリがないので今回はこれくらいで。
正直どうなんだろうって思ってたけどふたを開けてみたらめちゃくちゃ素敵なアンリだったので、こうして観ることができて良かったです!

マイロ・ダヴェンポート:岡村美南

6月9日ぶり、ということで約5ヶ月ぶりの岡村さんのマイロです!!
ご本人も仰られてたんですけど、ついこの前まで火炙りにされるエスメラルダを2ヶ月間演じて、それからシャンパン片手にしたセレブを演じるってことで振れ幅がでかすぎてどうなるんだろうって凄く楽しみでした。
実際観てみると、やっぱりエスメラルダを演じたあとだなぁ~って思うマイロでしたね(笑)
切り替え自体はできているんだけど、若干エスメを引きずった感じが見受けられました。
全体的にお芝居のトーンが落ちたというか、落ち着いた感じでより大人っぽさが出たと思います。
エスメが比較的聡明で落ち着きのある女性なだけに、マイロにおいても多少のテンションの高さはあれどやっぱり落ち着いていて、個人的には若干マイロとしては物足りないかも(笑)
あ、でもジェリーに「ミス・ダヴェンポート」って呼ばれたときに以前は「マイロと呼んで♡」って優しく言っていたのが「マイロと呼んで(圧)」みたいな言い方になってたのは面白かったです(笑)
これも落ち着きが出たマイロだからこそ、こういう感じの言い方になっちゃったのかなって思いますけどね。
神永さんと同じく、アメリカ人なのでもっと明るくてもっとユーモアに溢れたマイロになってくれたら嬉しいなぁ、以前みたいに。
以前の感覚が取り戻せてないのか、それともこのままいくのかは分かりませんが、こういう以前とは違うマイロのお芝居が逆に新鮮で観ていて面白かったです。
あと、横浜公演の最後のほうはカツラがほつれてきて広がっちゃってたんだけど、この5ヶ月の間でしっかり整えられていてスッキリした髪型になっていました。
踊ってもふわふわしないので、凄く安心です(笑)
それと今更気付いた点ですけど、岡村さんの背骨が浮き出すぎてヤバかったんですよね…。
一般的な背骨の浮き出方じゃなくて、なんか縦に筋が入ったような浮き出方だったんですよ。
ちょっとあまりにもそれが露骨すぎて、すっっっごく心配になりました。
今年は後半に入ってからお休みも少ないし、普段から小食なだけに痩せすぎてるんじゃないかと。
ファンとしては舞台に出てくれるの超絶嬉しいですけど、もっとお肉つけてほしいです。
もしかしたら太らない体質なのかもしれないけど、食べてくれ頼む…(´;ω;`)
うん、一旦それは置いときまして…出番が少ないだけに要所要所でインパクトを残してくるので凄く印象深くなるのがマイロの魅力。
歌に関してはちょっと本調子じゃないかなーって感じはしましたけど、全然悪くなかったです。
Shall We Dance?で楽しそうに歌いながら踊る姿ももちろん魅力的だし、そのあとのセカンドラプソディも衣装コロコロ変わるたびに可愛くて困るし。
ジェリーの絵をマエストロに見せてびりびりに破られるところ、床に落ちた紙を拾うときに、しゃがんだのが若干斜め横でそのままぴょんっと軽くジャンプするみたいに腰を浮かして正面に移動したのが個人的に面白かったです。(伝わります?)
そして上手でジェリーにタバコを渡して、絵を受け取り立ち上がるとき。
またもやスカートにヒールが引っ掛かったらしく、右足がバランス崩しかけてました。
んー、これ結構起こってるみたいなのでいつか怪我とかに繋がらないことを祈りたいですね…。
そんなこんなで1幕が終わり、2幕も岡村さん素敵だなとか可愛いなとか色々感じるシーンが多々ありました。
Fidgety Feetでは久しぶりに足がウズウズしてる岡村美南さんを観れて幸せだったんですけど、やっぱり笑顔で歌って踊ってる姿は世界一美しいなって思います。
曲中、踊りながら酒井さんとアイコンタクトしてめっちゃ楽しそうに笑ってたのが印象的でした。
そのあと、上手に移動してピアノの椅子に座ってジェリーとアダムと話してるとき、右の太ももを動かして手でさすりながら何か喋ってたんですけど何喋ってたのかな?
あとはマイロの部屋でジェリーと言い争うシーンは、色々思うことがあったんだけどこれは後ほど書いていこうかと思います。
岡村美南さんマイロの感情がごちゃごちゃになって、むしろ彼女自身どうなりたいかが見えてこなかったんですよね。
それが凄くハッとさせられた部分なので、ジェリーとの関係性も含めて考察していきます。
そこを経ての、リズの楽屋を訪れるシーンも印象的でした。
ジェリーの絵を見てすぐしまっちゃうリズを見て、少し呆れたように「あのね…?ジェリーは一度だって私に本気になったことないわ」って優しく声をかけて。
ここの台詞、いつも自信満々な彼女からしたら凄く悔しい言葉だと思うんですよね。
だってそれを言っている相手が、まさに自分が恋した男性が好きになった人なので。
でも自分の負けを認めるように話し続ける彼女に、リズは同情するかのように手首を握って。
「フランス人ならこう言うわね、C’est la vie」ってアメリカ人らしくジョークを言って、立ち去ろうとする岡村さんマイロ。
リズと向き合ってるときは笑顔だったのに、そこで立ち去ろうとした瞬間に一気に笑顔が消えたんです。
それと共に歩き方も若干苛立たしさがある…というか、感情的になった歩き方に見えました。
要するに、リズに対してかけた言葉はもちろん、笑顔も取り繕って強がっていたのかなって感じたんですよね。
だけどリズに「きっと失敗よ」って引き留められて、リズの本音を聞くことでマイロの中の何かが変わったのかなって。
「情熱がないの。前に一度だけ感じたことあるけど」というこの言葉が、ジェリーのことだってピンと来たんでしょうね。
「じゃあ情熱を感じたときのことを考えて。そうすればあなたらしく、スターとして踊れるわよ」と言葉をかけるマイロ。
ジェリーとリズの本当の愛が見えた瞬間に、マイロの中で生まれた「リズへの愛」を「お金」ではなく「言葉」という形で与えたんだと思います。
ここで一気に吹っ切れたというか、マイロが本当の意味で自分を変えることができたのかなって感じて、凄く感動したシーンでした。
だからもう一度立ち去ろうとするときは、笑顔で清々しく楽屋を出ていったんだと思います。
岡村さんの表情のお芝居が凄く細かかったので、こういう考察に至れましたけど、正しいのかな…?
本当に丁寧なお芝居をされるから色々と考えさせられることがあって、やっぱり岡村美南さんのお芝居好きだなぁって強く感じた観劇になりました。
カテコではグヨルさんや山下さんとアイコンタクトを取ってニコニコしながら歌ってる岡村さんが久しぶりに観れて嬉しかったです。
やっぱり岡村さんは笑顔が一番似合うし綺麗ですね。
目も何度か合ったし、「またコイツいる」みたいに思われてるかもしれません(笑)
これまではマイロが恋愛的な意味で結ばれないから、パリアメはアンハッピーエンドだって思ってきました。
でも今回こうして観てみると、マイロって最後に自分を救って自分自身を変えることができたんですよね。
そういう意味でも、幸せって必ずしも誰かと結ばれることだけじゃないんだって気付かされました。
だから、パリアメはハッピーエンドです!
そう感じさせてくれた岡村美南さんのマイロ・ダヴェンポートに、ブラヴォー!

観劇の感想・考察

気になったポイントをまとめています。

マイロはジェリーとどうなりたかったのか

どうしてマイロがジェリーに惚れたのか、その理由がずっと分からないままでした。
絵の才能に惚れこんで、芸術に人生を捧げている彼に自然と惹かれていったのかもしれません。
でも今回こうして岡村美南さんのマイロを観ていて、色々とヒントが見えてきた気がしました。
明確な理由ってなくて、気付いたら好きになっていた、これが一番正しいのかなって思います。
人も金も弄んでいるような人なので、「でも恋に落ちるつもりはないのよ」っていう台詞は本心だったと思うんです。
だからこそ、彼女にとってもジェリーに恋してしまったのは予定外のこと。
そうなると彼女自身、ジェリーとどうなりたいかっていうのがはっきりしなかったのかなって。
もちろん自分がジェリーにインスピレーションを与えて、芸術に花を咲かせていく姿を見たかったっていうのもあるだろうし。
お金を与えれば自分の思い通りに動いてくれるであろう、下僕じゃないけどそういう感じでそばに置いておきたかった部分もあるだろうし。
でも、はっきりとしたジェリーとどうなりたいっていうビジョンがまったく見えなくて。
これまで彼女がお金で人を従わせるのが当たり前になっていて、それを誰かに咎められたこともなかったからこそ今回の結果を招いたと思うんですけど。
だからジェリーに咎められたときに「それが本当の自分だとは思ってないの!」って言い返してしまうし、「お金のない人生は~」って自棄になって結局お金の話でジェリーを引き留めようとするし。
それでもジェリーは「何とかする」って出ていこうとするから、「あなたを好きになるつもりはなかった」って必死に引き留めるべく出てきた言葉がこれだったんだと思います。
このときの岡村さんの表情のお芝居が凄いなって感じるくらい、自分でも感情を処理できてなかったかのようにごちゃごちゃになっていたんですよね。
ジェリーとどうなりたいかが自分でも多分分かってなかっただろうし、でも彼を離したくなかった気持ちが前面に出て、感情的になりすぎてしまったし。
そういうマイロのジェリーに対するはっきりとしない気持ちと必死さが伝わってきて、凄くハッとさせられました。
恋愛下手なんでしょうね、マイロって。
そういう意味でもジェリーにはっきりと言われて振られたのは、マイロのためにもなったと思います。
とりあえずこんな感じで、マイロがジェリーをどうして好きになったのかやどうなりたいのかははっきり分からない、気付いたらそうなっていたが一番の答えなのかなと思いました。
まあ、恋なんてそんなもんですよねー(笑)

まとめ

そんな感じでかなり長くなってしまいましたが、レポは以上です!

久しぶりのパリアメっていうこともあったし、キャストが変わったこともあったしで書きたいことがたくさんありました。
正直書ききれてないです…(笑)

改めて、こんな素敵な作品をまた観ることができてとても幸せでした。
パリアメ、本当に大好きな作品になりました。
岡村美南さんがパリアメに携わってくださって感謝です。

おかえりなさい、岡村美南さん。
やっぱり大大大大大大好きです!

最後に、名古屋駅から名古屋四季劇場に行くまでに見つけた看板たちを軽くご紹介。

この看板に従いつつ歩いていくと…。

名古屋四季劇場です!

ようやく念願かなって名古屋四季劇場で初めて岡村美南さんを観ることができました。
名古屋に行けて幸せです!

ということで、これからまた名古屋に行ってパリアメ観に行きます!

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