2019年3月30日ソワレ 劇団四季『パリのアメリカ人』@横浜

パリのアメリカ人
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ゆうき
ゆうき

3月岡村美南さん見納め観劇です!

日時:2019年3月30日ソワレ公演
場所:KAAT神奈川芸術劇場<ホール>
座席:1階S席2列12番

総評

全体の感想です。

キャスト:★★★★★
座席:★★★★★
全体:★★★★

洋一郎さんが抜けて、久々に俵和也さんが帰ってきました!
俵さんはもちろん、酒井さんも石橋さんもどんどん良くなっていて。
岡村さんがいるから星5ではなく、全体的な評価として星5です。

ちょうど前回座った席と全く同じでした(笑)
マイロがっつり堪能席なので何も文句はありません…。
大大大満足でした!

キャストも良かったし座席も良かったものの、皆さん若干お疲れかな…っていうのがあって。
後ほど色々書いていきますけど、岡村さんに関しても思うところがあり…。
というので星4ですが、それでも十分素敵な公演でした。
何度も書いてますが、観れば観るほど好きになる作品です。

キャストの感想

気になったキャストの感想を書いています。

ジェリー・マリガン:酒井大

前回から具体的どう変わった、というわけではないんですけど、なんか凄く良くなっていて。
例えば歌に感情を乗せるのも上手になっていて、今までは歌もいっぱいいっぱいで。
今もまだまだな部分はありますが、随分歌に感情が乗って良くなったなぁ…と感じました。
横浜公演からは台本にはないであろう言葉も、自然と出てくるようになってきましたし(オフマイク的な扱い)
だんだん余裕も出てきて、ジェリーがさらにイキイキしてきたような印象を受けました。

リズ・ダッサン:石橋杏実

石橋さんも酒井さんと同じく、かなりお芝居の面とかで余裕が出てきたというか…。
深みが増したなぁ、って思ったのが、ジェリーと戦争について話し合うシーンですね。
これまでは「私も」ってジェリーに同意するこの一言ですら、「んー」って感じだったんですけど。
今回観ていたら、そういうところにもしっかりリズが同意するように深みを持たせていて。
本当にこういうちょっとしたところで、「あ、前回より良くなってる」と思う部分がたくさんありました。
それに石橋さん、本当に笑顔が凄く可愛らしい方なので、リズが笑うと凄くキュンとするんですよね。
初々しさもあるし、なんか放っておけないような…そんな存在。
まだまだ課題も多いですけど、観るたびに良くなっているのでとても安心しました。

アダム・ホックバーグ:俵和也

私にとっては2月11日以来の俵さんアダムです!
やっぱり俵さんはお芝居が凄く上手で、アダムがより感情豊かな人間になって物凄く大好きなんです。
アダムがただ悲劇的な思考を持っているだけでなく、そこに至るまでの細かい部分だったりそんな彼も彼なりに人生を楽しんでいたりとか、そういうのが伝わってくるんです。
間合いの取り方も上手ですし、台詞一つにしても演じ方が全然洋一郎さんと違っていて。
人間味溢れるアダムだからこそ愛しさも募りますし、つい応援したくなってしまいます。
逆に洋一郎さんでしばらく見慣れていたのもあって、「あ、ここはこうやって言うの?」ってビックリしてしまうところもあったりしましたけどね。
たとえば2幕で楽屋でアンリと戦争のことやリズのことについて話し合うシーン。
「彼女は本物だよ」という台詞も、洋一郎さんはここを強調するように言うのですが、俵さんは流れるように言っていて。
強調したい部分はそこじゃないんだ~って、新たな発見もありました。
違う人で観ると全然感じ方も変わりますし、そういう部分でも俵さんで久々に観れて良かったです!
あと、俵さん結構ドヤる表情が多くて、それが可愛いです(笑)

マイロ・ダヴェンポート:岡村美南

多分気付かない人は気付かないだろうレベルですが、本調子ではなかった岡村美南さん。
私の見る限りで、Twitterで岡村さんの不調について言及されている方はいませんでした。
もしかしたら私の思い違いだったのかもしれませんが…。
もちろん声量も圧倒的ですし、お芝居の面でも何一つ問題ありません。
でも、なんというか…いつものキレがないと言いますか、恐ろしいほどのオーラを感じられなかったというか。
エネルギッシュなお芝居ではなかったんですよね、この日は。
Shall We Dance?でもほんの僅かに音程を外してしまいましたし。
本当に微々たるものですから、全然気になるほどではないし、素晴らしいものは本当に素晴らしいんですよ。
だから全体的に観ていて胸が苦しくなったし、余計に愛しさが募りました。
あ、でも色々と変化やキュンとくるシーンもたくさんあって!
登場時の「エクスキュザ・モワ」の言い方が若干変わってたんですよ。
上手く伝えられないけど、イントネーションかな?
そのあとジェリーを目で追う岡村さんの表情が、とても野獣っぽくて(笑)
CFYのEmbraceable Youでザングラーさんを追いかける野獣ポリーのようでした(笑)
相変わらず強気な女性らしさが垣間見えて、ちょっと懐かしさもこみ上げてきましたね。
あとはアヒル口が至るところで炸裂していて、可愛さが溢れていました。
また、2幕のFidgety Feetで「足がウズウズッ」って歌うところ。
uの母音が続くので口をすぼめる形になるんですけど、その表情が可愛くて仕方なくて…。
私、岡村さんがストローでお水飲むときのお顔が好きなんですけど。
まさにそのときの表情で、もうあまりの可愛さにキュンとしました…。
そして、めちゃ細かいんですけど2幕のWho Cares?で「平気よ~」って歌いながらソファーベッドに腰掛けるんですけど。
いつも2回にかけて「よいしょ」って深くまで座るんですけど、今回は1回で座っていて。
「あ~~1回で座れたのね~~~」って愛しさが込み上げました(笑)
こんな感じで、なんか至るところで可愛さが炸裂しまくってて心臓破裂しそうでしたね…。
きっと本調子ではなかったにしろ、最後までしっかりと演じ切られた姿を拝見して涙が出そうになりました。
本当に素晴らしかったです、姐さん…大好きです。

観劇の感想・考察

気になったポイントの感想などを書いています。

歌い出しのタイミングを間違える唯くんアンリ

この日のアンリは相当動揺していたそうです…(笑)
楽屋でアダムに、リズの本当の愛を突きつけられたアンリが動揺しながらナイトクラブに出演するんですよね。
Stairway to Paradiseの歌い出しで、音程も外すしダンスもぎこちないし…。
それでアダムに「集中しろ、相棒!」って言われるんですけど。
この日は、その動揺するお芝居のところでガチ動揺してしまう事件が起きまして。
歌い出しのタイミングがワンテンポ速くなっちゃったんです、唯くん。
歌っている途中でそれに気付いて、「ぼーくは行くんだ……パラダイス…」って(笑)
「パラダイス」を歌うタイミングを失って、ボソッと言うかのようになってしまい。
その後もちょこちょこタイミングがずれてしまって…。
という風に、かなーーり動揺してしまった小林唯くんアンリ。
でも逆にそれが、アンリが動揺するお芝居に相当助けられたというか。
上手く胡麻化せていたなぁ…とも思いました(笑)
元々動揺して歌がおかしくなるシーンだったから、それがかなり救いだったと思います。

アンリとマイロが目を逸らすタイミング

これはどこを指しているかというと、2幕でジェリーとリズがアンリの家の外で想いをぶつけ合うシーン。
お互いの告白やキスを、窓からアンリとマイロが目撃してしまうんです。
いつも私ここはマイロしか観てないんですけど、この日はアンリもちらっと観ていて。
2人の真っ直ぐな愛に、アンリもマイロもつい目を逸らしてしまうんですよね。
で、それぞれが目を逸らすタイミングに違いがあって、面白いなと感じました。
まずマイロは、ジェリーが「愛してる」って言ったあとにリズとキスをするところで目を逸らします。
女性って、異性とのキスを浮気と捉える人もいますし、そもそも自分が好きな人と誰かがキスをしているところなんて見たくないでしょうし。
そういう意味合いもあるのかもしれませんが、それ以上に意味があるのかな…と。
マイロは「愛はお金じゃ買えない。まあ、私は買えると思うけど」と1幕でジェリーに言っていました。
その後2幕でジェリーに避けられ、「ジェリーは私には付き合ってくれないと思う」と、ジェリーが自分に対して愛の感情を抱いていないことに気付きます。
愛がお金では買えないことを強く思い知らされたのが、まさにここからの流れで。
ジェリーが自分にするようなキスとは違うキスをリズにしていて。
本当の愛がこもったキスを目の当たりにしたとき、彼女の中で何かが耐えられなくなったのではないかと思いました。
一方でアンリは、キスのあとにリズが「私もあなたを愛してる」と叫ぶシーンですね。
これまでもこの後の描写でも、アンリが「愛してる」という言葉に囚われているのがよく分かるんです。
恩義からリズが自分を愛している、と多分本人も少なからず感じていたのかもしれません。
でもその「愛してる」は恋人に向けたものではなく、家族として…のようなもので。
それでも彼はそこから目を背けて、リズの「愛してる」をそのまま受け取りました。
だからこそ、ジェリーに向けられたリズの「愛してる」が、自分に向けられたそれとは違うことに気付いたんだと思います。
このように、アンリとマイロが目を逸らすタイミングって、それぞれの弱点を突いているんですよね。
いや、私の考えすぎかもしれないし演者さんによってタイミングは異なるのかもですが…。
もしそうだとしたら、かなり細かいなぁ…って思いました。

これまでで一番長く続いたカテコ

前回の公演でも、これまでより一番長くカテコが続きましたって書きましたが、今回はさらに長く続きました!
何度も拍手が鳴りやまないので、幕が開くたびにキャストの皆さんも相当驚かれていたみたいで(笑)
岡村さんも目を大きく見開きながら驚いてて、その可愛さにやられてしまいましたね…。
カテコも長く続けばいいというものではありませんが、本当に素晴らしい公演だからこそ盛大な拍手を送りたいという気持ちは強くあります。
それに岡村さんのお姿を少しでも長く拝見できるのは純粋に嬉しいです…。
そんなわけで、かなり長く続いて、最後はアンリから下手側に並んでいる方は下手側に、アダムから上手側に並んでいる方は上手側に、ジェリーとリズは二人で手を繋ぎながら下手に捌けていくという流れでした。
最後の最後で、嬉しそうな岡村さんのお姿を観れて良かったし安心しました。

まとめ

前回のブログで、しばらく観劇ができないと言っていましたが、本当に今回行けたのは奇跡でした。
30日に予定していたことが早まって、そうなったらじゃあ30日観劇できる!ってなったんですけど、まずはチケット確保から始めなくてはいけなくて。
でも席は妥協したくないから、できるだけマイロ堪能席を探そうとしていたんです。

で、たまたま公式見たらこの席が戻っていたのでサッと押えました。
ソワレだけでしたが、なんとか岡村さんを拝見できて良かったです…。

そして、4月2日のキャス変でマイロが岡村さんから宮田愛さんに変更。
もし30日観れていなかったらしばらく会えなかったんだぁ…と思ったら、余計にこの日観劇できて良かったです。
やっぱり本調子じゃないのが影響しているのかな…。
どうかゆっくり休んで、また元気なお姿を舞台で拝見できる日を楽しみにしています!

気付けばパリアメ10回目でした!
またいつか観劇しに行きますー!!!

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