Caissie Levyに会いに来たよ!
はじめに
Twitterで「ガラコンやるよー!今回はCaissie Levy来るよー!」というのを見たのが1ヶ月くらい前かなぁ…と思うんですけど、結局チケット取り忘れていて「やっべ!」となっていたところに、まだチケットが残っているというお知らせを聞いて急遽取って行ってきました!!!
いやもうケイシーといえば、彼女が『FROZEN』ブロードウェイ版初代エルサを卒業すると聞いて居ても立ってもいられずアメリカに飛び立って観に行ったほど、恋い焦がれていた人です。そんな彼女の歌声をまさかこの日本で聴けるなんて!?そりゃ行くしかないやん!となりました。
そしてそんなケイシーだけでなく、ノームもマイケル・アーデンもいるし豪華すぎでは!?!?!?!となって頭パニックよ。このご時世なのもあってチケットの売れ行きそこまで良くないのが本当にもったいないです。とにかく素晴らしいコンサート。しっかり観てきたので、レポしていきます!
ちなみに入場時にはこれ一式が配布されまして、セットリストつきのリーフレットも入っていました。とてもありがたかったです!あとはオーブのエコバックかな?
そして上演時間はこんな感じです。
結構短いというか本当にあっという間でした。体感5分のコンサートでした!
総評
全体の感想です!
星5つじゃ足りないですよ!?!?もうね、本当に凄すぎました…。こんなにも語彙力を奪われたコンサートって初めてじゃないかってくらい、凄かったです。何が凄いって、全員の歌唱力よ。訳分からんくらいの歌唱力なんですよ。化け物しかいないのかってくらい、喉が最強すぎる。ロングトーンもハイトーンも全部スコーンと突き抜けるようなパワフルっぷりで、これが聴きたかったんだよおおおおお!!!!と大空高く舞い上がってしまいそうでした。
やっぱり外国の方の喉って凄いですよね。日本人でも凄い人はもちろんいるんだけど、ブロードウェイで活躍する俳優さんたちの歌唱力って本当に頭一つ抜けてます。だからブロードウェイは凄いんだよな…と納得してしまうくらいの圧倒的歌唱力でした。しかも特に歌うまさんたちが揃ったコンサートなので、どのナンバーも耳が幸せ目も幸せ心も幸せ!コスパ最強でした。
そしてここ最近は生オケ体験していなかったので、劇場入った瞬間に生オケの音が聞こえてきてうひゃ~~!って感動しちゃいましたよね。コンサートなんだから当たり前だろって感じですけど、やっぱり生オケだと音質も音圧も桁違いです。本当に美しかったです。
シアターオーブ自体は2019年の『パリのアメリカ人』以来…?だと思うのですが、確かそんな音響良くなかったような…見え方も微妙だったような…という曖昧な記憶があったので、できるだけ観やすい位置をゲットするために事前に調べてみたら、段差がつくのが8列目からとのこと。そしてBumkamuraのチケットページを見てみたら11列センターが1席だけポンと空いていて、「これは座れってことでは???」となったのですぐ取りました。
段差がつくとはいえ結構緩やかな感じなので前の人の座席が高いと8列目以降も観づらいかもしれませんが、運よく私の前の方がとても座高低い方だったので視界良好でした。本当にありがとう…。私の視力でもギリギリ表情は見えたし、ちゃんとオペラグラスも装備していたので、皆さんの表情もたっぷりと堪能させてもらいました。いやー、本当に眼福でしたよ…。
でね、ミュージカルコンサートってことですけどこれはもはやコンサートというかミュージカルそのものだなと思うくらい、1曲1曲丁寧に歌われていたのが印象的でした。ただ歌うんじゃなくて、そのナンバーに込められた意味や作中で歌う登場人物の想いなどをしっかり歌声に乗せて歌っている印象があったんです。だから、どのナンバーもストーリー性を感じられました。表現力が凄いよね…。やっぱりこういうところ、ミュージカル俳優さんの強みだなって思いました。
お目当てのケイシー・レヴィに関しては、2年前に観たときと変わらないパワフルボイス。同時に包み込んでくれるような優しさと温かさに溢れた歌声も健在で、これこれ~!ってなりました。ケイシーが日本に来てくれることも嬉しいけど、こうして久しぶりにケイシーの歌声を聴けたことが何よりも嬉しかったです。FROZENだけでなく色んな作品のナンバーをケイシーの歌声で聴けるなんて、こんな贅沢なことはありませんわ…。会えて凄く嬉しかったです。これだけでも行った甲斐がありました。
そしてケイシーと同じく歌姫のウィレマイン・フェルカイック。お名前は初めて聞いたんですがなーんか顔に見覚えがあってなんでだろう…と思ったら、ドイツ版FROZENの吹き替え版エルサの人!!!え、なにこっちも本物のエルサじゃん!!!と大興奮してしまいましたわ…。正直あまりお名前に覚えがなかっただけに、一番期待を大きく超えてきました。マジで凄すぎた…。そりゃエルサに選ばれてるんだから凄いのかもしれないけど、本物ってやっぱりすげえんだな…って思うくらいに圧巻でした。
のちほどセトリも書きますけど、ケイシーとウィレマインがデュエットするナンバーもいくつかあって、Wエルサのパワフルボイスは本当に凄まじかったですわ…。こんな歌姫が2人も揃うことってあるの!?と思うほどに贅沢 of 贅沢…。これだけでもチケット代の元を取りましたよね。いやー、やっぱり海外で活躍する歌姫たちの喉の強さは凄いわ。スコーンと突き抜ける歌声がマジで心地良すぎでした。
そして男性陣。まずノーム・ルイスですが、『レ・ミゼラブル』の25周年コンのジャベールの方ですよね。お名前はよく聞いていた俳優さんだったので、この機会に観られるのが凄く嬉しかったです。そして実際に観てみたらもう訳わからんくらい上手い…。上手いのよ…。上手いし表現力が凄かったです。むしろ上手いなんて言葉を使うことが失礼なレベルに上手い…。なんというか、滲み出る雰囲気といい佇まいといい、凄く神聖さがあるように感じました。その表現すらも正しいか分からないけど、本当に心が研ぎ澄まされるような感覚になりました。
今回初めてお名前を聞いたジェイ・アームストロング・ジョンソン。『オペラ座の怪人』のラウル役などを演じられている若手の俳優さんみたいですが、彼も凄くかっこよくて歌上手くて素敵でした。声の伸びやかさはもちろん、爽やかさのある好青年っぷりが凄く魅力的で、ちょっぴり初々しさもある感じが可愛らしかったです。ダンスもちょろっと堪能できたので、目も幸せでした。
そしてマイケル・アーデン。誰が出演するか全然チェックしないまま劇場に向かっていたので、行き途中のTwitterでフォロワーさんがマイケル・アーデンのOut Thereについてツイートされていたのを見て「そっか、本物のOut There聴けるんだ!」と興奮しました(笑)最近は演出業で活躍されているそうですが、そんな彼の歌声を聴けるなんて奇跡では…?ってなりましたよね。正直、マイケル・アーデンの歌唱力には度肝を抜かれましたわ。ずば抜けた歌唱力はもちろん、表現力が凄すぎました。一気に作品の世界観に引き込まれるほど、歌声でドラマ性を生み出すのが素晴らしかったです。
5人それぞれの個性がしっかり出ていて、ぶつかり合うのではなく綺麗に溶け合うかのような美しいハーモニーを奏でていたのがとにかく素敵でした。5人で歌うナンバーも多々あって、歌声の圧が凄かった…。もう訳分からないくらいに美しくて力強い歌声に酔いしれてしまい、あっという間に2時間経っていましたよね。正直もっと聴いていたかったです…。
今このご時世なのもあって客席からは声も出せませんし日本人がとても大人しい国民だから、ブロードウェイの盛り上がりに比べると凄く落ち着いているように思われたかもしれないですが、本当なら全曲スタンディングオベーションしたいくらい最高でした。拍手じゃこの感動を伝えきれないです、正直。とっても素晴らしかったです…。
ところどころMCも挟みつつ、楽しくコンサートを盛り上げてくださった5人に感謝しかありません。日本でこの5人の歌声を聴けることも奇跡だと思います。そしてそんな奇跡の場に立ち会えたこと、一生忘れません。何度言葉にしようとしても薄っぺらくなってしまうけど、本当に本当に素晴らしい時間でした。最高のコンサートでした!
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