2015年6月27日ソワレ 劇団四季『キャッツ』@札幌




キャッツ
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ゆうき
ゆうき

初北海道遠征!

日時:2015年6月27日ソワレ公演
場所:北海道四季劇場
座席:A席24列15番




はじめに

ついにきてしまいました北海道。
大の苦手な飛行機にも乗り、いよいよ念願の岡村ジェリロ拝見です。
飛行機が色々と遅れたりなんだりで…。
札幌駅に着いたのが18時。
タクシーかっ飛ばして劇場に急ぎ、40分近く遅れての劇場入りしました。
さすがに大誤算でした。

記念すべき北海道初遠征での観劇がこんなことになるとは。
ソワレ観劇しないで大人しく観光してりゃ良かったんだけどね(笑)
でも岡村さんがいるなら行くしか選択肢がありませんでした。

しかし劇場着いてみたらグリザベラどころかデュト様のナンバーすら終わりそうなところで。
ジェリクル舞踏会が始まろうとしていました…。
ジェニとかタガーのナンバー全部見逃してしまったの悔しい。

私にとってキャッツ観劇は実に5年ぶりとなりました。
初キャッツは恐らく10年前とかだったかな。
五反田でやっていた時に何度か観に行ってます。
横浜キャッツが最後でしたが、今回久しぶりに観れたということで見え方も随分と変わりました。

以前はキャッツの楽しさとか魅力、全然分からなくてどうしても好きになれなかったんですよね。
でも大人になってみて、凄く面白さとかが理解出来ました。
とにかく猫たちが可愛くて仕方ない。
今回はかなり後方の席ということもあり、岡村ジェリロにこだわらずに全体を観ようと思いました。
するときっとジェリロを観てたら気づかないであろうこととかもたくさん見えてきて。
それがとても楽しかったです。

では、キャストの感想を…。
と言いたいところですが、ほぼ1幕を見逃しているため数名しか書けないです。

キャストの感想

気になったキャストの感想を書いています。

グリザベラ:佐渡寧子

雅原さんのグリザベラ観たかったが逃げられてしまった…。
でも随分と連投されていたし、ようやくお休みが出来て安心しています。
さて、佐渡グリザですが…。
うーん…今回のキャス変見た時からちょっと嫌な予感はしてたのよ。
佐渡さん、凄くお綺麗だし歌声も綺麗なんだけど。
やっぱりグリザベラをやるには何かが物足りない気がしちゃって。
貫禄というか、落ちぶれた感じとかかな。
メモリーで「お願い私に触って私を抱いて」と歌うところ。
グリザベラの心からの願いというか、そういう彼女の強い気持ちが前面に出てくる歌詞。
全然伝わってこない…。
音響に声が負けちゃってるんです、後方の席に座っていると。
むしろまだ現役なんじゃないかと疑問に抱くくらい、落ちぶれてないです佐渡グリザベラ。
まぁ後方で全体的に観た上での感想なのであまり信用出来るものじゃないかもですけども…。
本日、改めて彼女のグリザベラをしっかりと観てきたいと思います。
早水さんで慣れてしまっているせいもあるかもですしね。

ジェリーロラム=グリドルボーン:岡村美南

いやぁ…また新たな岡村さんのお芝居が観れて感激です。
しなやかで美しい猫の動き、指先まで洗礼されたような美しさにドキドキしました。
ジェニのナンバーとかで彼女を観ることは出来ませんでしたが、ガスナンはばっちりと観ました。
私がこれまで観てきた岡村さんは、ソプラノで歌うことが割りと少なめでした。
そのため、初めて彼女のソノクイを聴いてグロールタイガーだけでなく私まで痺れました。
ただ歌声が美しいだけでなく、そこに甘さと妖艶さが含まれていてとても色っぽいソノクイでした。
これは聴いたらイチコロですわ…。
お部屋から降りてくる姿も可愛いし、岡村グリドルの一挙一動すべてがキュンとなりました。
これまでジェリロやグリドルに注目したことなかったから余計にその可愛さに驚いてしまいました。
とにかくグリドルは必死に逃げようとする感じがとても可愛らしい。
ソプラノもとても綺麗で、岡村さんの歌唱力の高さを改めて実感いたしました。
そしてジェリロ。
凄く包容力に溢れたお姉さん猫でした。
常にガスを労わる姿だったりそっと寄り添う姿がとても可愛らしいです。
おじいちゃんが大好きな孫みたいな感じで(違う)。
ミストのナンバーだったと思うけど、ジェミマだったかな…。
ちょっと誰だか忘れたけど、一緒にミストの真似をしたらミストにマジックで動きをとめられてたり(笑)
そのあと動きが解放されてびっくりしたりする表情も凄く素敵でした。
うーん…正直今回だけじゃジェリロの全部を把握するのは難しいなぁ。
そもそも1幕ちゃんと観てないから当然なのだけど。
しかし、岡村ジェリロをようやく観ることが出来たのは本当に嬉しかったです。
本日改めて、彼女をしっかりと観てきたいと思います。

シラバブ:岩城あさみ

バブちゃん可愛かったな…。
スキンボナンバーでタガーの上に乗った時にタガーが押しつぶされてたのが凄く可愛くて。
なにこの可愛いやりとり(笑)
ちょっとこればかりはバブちゃんの可愛さとタガーの頼りなさにキュンとなりました。
とても綺麗で透き通った歌声だったと思います。
握手の時にちょうど私の前の列まで握手していたんですけど。
真ん中の方にちっちゃい女の子がいて、一生懸命手伸ばしてたんだけど届かなくて。
残念そうにしていたのがとても印象的でした。
とても良かったと思います。

タントミール:高倉恵美

もう…高倉タントのしなやかさ凄すぎですよ…。
あまりの美しさにとてもドキドキしちゃいました…。
さすが高倉さんだわ…。
タントほどラインが強調される猫はいないから、スタイルも重要になってきますが。
やはり高倉さんとてもスタイル良いので映えますね。
凄く美しかったです…。

オールドデュトロノミー:平良交一

とても良かったと思います。
デュト様って実はあんなに可愛い猫なんだと今回初めて思いました(笑)
というのも、幕間に客席を徘徊していて。
子供やおばちゃんたちが一生懸命手振ってるのに見向きもしないで(笑)
そういう仕草も猫っぽいっちゃ猫っぽいですけどね。
近くで観るデュト様、丸っこくて凄く可愛かったです。
歌声もさすがに厚みもあり深みもあり、とても素晴らしかったと思います。
カテコでシラバブに手を差し伸べるところとか孫とおじいちゃんっぽくて、またほっこり。

アスパラガス=グロールタイガー:橋元聖地

橋元ガス、素敵でした。
前回飯田兄で観ているので多少の物足りなさはありましたが、全然素晴らしかったと思います。
ガスの落ちぶれてしまった感じも、グロタイの勇ましい感じも。
岡村グリドルとデュエットするところは声質のせいかやや岡村さんに押され気味な印象を受けました。
しっかりと声は出るのだけど、声量の差が多少感じられたかな。
とは言え、歌唱力も感じられるし全体的にも良かったと思います。
カテコでも岡村ジェリロとペアになって色々したりと、とても羨ましかっ…微笑ましかったです。
バストファさんも演じられていたようですが観れなかったので割愛。

マンカストラップ:加藤迪

長身で体格も良く、見た目からも頼れる感じが伝わってくるマンカスでした。
お兄ちゃんっぽさの溢れるかっこよさもあり、とても良かったと思います。
冒頭の方のマンカスのソロとか全然聞いてないから歌声どんなんだったか覚えてないけど。
確か加藤さんも歌唱力はあった気がするので、次期待したいと思います。

ラム・タム・タガー:田邊真也

細くて長身でとても色っぽいタガーでした。
とは言っても最大の見せ場が観れてないのでその色っぽさをがっつりは観れませんでしたが…。
ミストナンバーのソロとか聴いてても、やっぱり田邊さんなので安心感もあります。
腰の動きもなかなかエロティックで大変良かったです(殴)。
それにしてもさっきも書いたけど、バブちゃんに乗られた時に呆気なく倒れるの弱すぎ(笑)
四つんばいになって、その上をバブちゃんが乗りますがすぐにぺたっと崩れちゃって。
タガーの頼りなさを痛感すると共にそのギャップにちょっとキュンとなりました。
次回、しっかりと観てきたいと思います。
ちなみに私の初タガーは芝清道さんでした。

ミストフェリーズ:岩崎晋也

岩崎ミストのしなやかな感じも本当に綺麗でした。
凄く華奢な体つきではありますが、それがミストの小さな感じも漂わせるし。
歌も良かったと思います。
マジック猫ということで色んなマジックを披露しますが、デュト様を出現させるマジック。
彼が出てくるまで、上手の方で布を胸に手繰り寄せてギュッと目を閉じていたのがとても印象的でした。
偉大なデュト様が本当に現れてくれるのかという不安があったのでしょうか?
あまりキャッツのことは詳しくないので、そういう細かな部分はよく分からないのですが。
フェッテもさすがでした!

スキンブルシャンクス:鈴木涼太

なんだかの曲でソロがあった時に歌声聴いて涼太さんだったと気付きました。
そういえばキャス変して涼太さんがスキンブルでしたね。
やっぱりスキンボナンバーはとても軽快だし観ていて楽しいですね。
涼太さんの歌唱力も、スキンブルには合っていると思いますし動作も可愛らしかったです。

まとめ

1幕逃したので目チカもネーミングもなく…。
さすがに2幕じゃそういった演出なかったよなぁ…と思っていましたが。
ミストナンバー終わりに猫たちが一斉に客席降りてきて。
私はセンターブロック下手寄りの通路席でしたが…。
通路見てたら、なんかジェリロがこっちの通路走ってくる…と気付き。
その手前の横の通路に行ってしまうかなと思ったらいやいやこっちまで来る…。
そして私の席の目の前にとまりました岡村ジェリロ。
あまりにびっくりして、ちょっとその瞬間だけ記憶が曖昧であり鮮明であり。
こんな、手を伸ばせば触れられてしまう距離にジェリロが来るなんて思いもしなかったですし。
岡村さんをこんな近くで観たのももちろん初めてでしたし…。
なんとなく今回取った席だったので、これにはかなり驚いてしまいました。
しかし実際こんな間近で見てみると、非常にお美しいですね。
ミストナンバーで手拍子をする演出でジェリロが下手側通路の後方に。
近くに座っていたちびっこの顔を覗き込んだり、手を振るおばちゃんに笑顔を向けてたり。
そういう部分でも岡村ジェリロのお姉さんな感じだったり人柄の良さがうかがえました。
この席取って良かった、と改めて思いました。
ごちそうさまでした(殴)。

握手は岩崎ミスト。
握手をする時に笑顔を向けられ、とてもドキッとなりました。
私の2つ右隣の人と握手するために体を前のめりにした時にほのかに香った汗くささがとても良かったです(殴)。

やっぱりキャッツはこうやって猫たちが各所に散らばって客を巻き込むというか。
そういう近さも魅力的ですね。
他の作品にはない近さだったり、より野生的な部分がとても楽しかったです。

そして5年ぶりのキャッツ。
ご贔屓さんが出ていなければわざわざ北海道に来てまで観にいこうと思う演目ではありませんでしたが。
こればかりはご贔屓さんとか関係なく、作品そのものを楽しめるなと実感しました。
やっぱり大人になって色々と経験したり感じ方とか変わると、作品の見え方も全然変わりますね。
私の母が一番好きな演目がキャッツと言っていました。
このストーリー性が他の作品に比べて薄いところとか正直訳が分からなくて。
どうしても以前はその楽しさとか面白さが分からなかったんですけど。
今回観てみて、とにかく猫たちが一生懸命にそれぞれ生きている姿を観てとても感動しました。
猫らしい動きをするところも凄く可愛いし。
キャッツの楽しさって、こういうところにもあるんだなとようやく知ることが出来ました。

今回はいつもとは違ってかなり後方の遠めの席なので、俳優さんの表情を楽しむ見方はしませんでした。
作品そのものをしっかり楽しもうと思い、岡村さんだけに集中することもしませんでした。
それが、キャッツの面白さに気付けた要因のひとつだったかな。
大遅刻をしてしまったのは悔やまれることではありますが、猫の世界を楽しめました。

さて、いよいよ本日は札幌キャッツ2回目。
そして岡村さん28歳最後の舞台出演。
最良の席でしっかりと彼女の姿を観てきたいと思います。

そしてそして、北海道の旅も色々と楽しんできます!

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