2015年5月3日マチネ 劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』




クレイジー・フォー・ユー
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ゆうき
ゆうき

ついに残り5公演!

日時:2015年5月3日マチネ公演
場所:四季劇場[秋]
座席:1階S席2列16番




はじめに

ようやくGWになりました。
そしてCFYの千秋楽まであと5公演となった昨日。
もちろん今週は全通です。
それも毎日最良の席で、しっかりと見届けられるのでとても楽しみです。

さて、今回は最前16番ということでほぼドセンに近い席でした。
前回の24番がかなりの神席だったので、また24番座りたいとも思いつつ。
でもやっぱりドセン近くは凄く見ごたえがありますね。

とりあえず軽くだけど感想書いて終わりにします。
今日も明日も明後日も続いていくから(笑)

キャストの感想

気になったキャストの感想を書いています。

ボビー・チャイルド:松島勇気

いやぁ、凄くいいなぁ。
松島さんの表情とか仕草とか演技とか、観るたびに好きになっていきます。
いつも汗凄くかく人だなぁって思っていたんだけど。
デッドロックについて「水ください」って倒れ込んで、ポリーが来るまでの間。
ずっと倒れたままだけど、ポリーの声でビクッとして顔をあげた瞬間。
汗が一気に滝のように流れ、舞台上に水たまりが出来るくらいに落ちていました。
あれにはびっくりしたな…。
人ってあんなに汗流すんだって思っちゃうくらいに凄かったです。
それと、序盤のザングラーさんに新しい振りを披露するシーン。
ちょっとタップに違和感があったから、少し抜けたのかな。
そして前回気付いた、「このチラシを渡してこなきゃならないので」と去っていくポリーを見つめて。
「可愛い」って呟いた松島ボビーでしたが、今回も呟いてからアイリーンを振り向きましたね(笑)
振り向いた時のアイリーンとの身長差がまたいい味出してますよね~。
他にも色々といいなぁって思う部分はあったんだけど、それはまた後ほど。

ポリー・ベーカー:岡村美南

なんかね、今回の岡村さん…全然違いました。
先週観た時よりはるかにいいというか、なんて言ったらいいんだろうなあ。
一気に彼女の中に役が染み込んだというか、ポリーが憑依したというか。
これまで観てきた中で特に素晴らしかったんです。
それを特に感じたのが、Someone To Watch Over MeとBut Not For Me。
席のせいなのかな、凄く胸が苦しくて締め付けられるほどドキドキしたんです。
サムワンについては、いつもと歌い方に変化があった。
なんて表現したらいいのか正直分からない…。
でも、ある意味これまでのサムワンって、正直ただ歌っているだけっていう部分もあったかも。
しかし今回のサムワンは、まるでポリーが自分に、誰かに語りかけているかのようでした。
あまりに素晴らしすぎて、誰よりも一番最初に拍手させていただきました(笑)
そしてBut Not For Me。
これに関しては、歌い方というよりも表情です。
これまで彼女のこと結構観てきたとは思うのですが、こんなに泣いてる岡村さん観たの初めてでした。
どうしたんだろう…と心配になるくらいに泣いていて、本当に胸が苦しかった。
直前のThey Can’t Take~から、なんか今回岡村さんやばいんじゃねって思ったんだけどね(笑)
あんまり岡村さんって泣くイメージがなかったので、余計にびっくりしたというか。
もうなんて言ったらいいのかなぁ…でもきっとポリーが憑依したんだと思います。
本当に素晴らしかったです、今回の岡村さん。
それ以外の部分に触れていくと、唇を消毒するくだりでのコルク吹き飛ばし。
ツェザリさんの股間に見事に直撃して、ツェザリさんが思わず前屈みになって「Ah!」って言ってました(笑)
これはこれで面白いから、ツェザリさんには申し訳ないけどこういう見せ方もいいかもね(笑)
あとはボビーに対しての怒りの台詞。
「今度話しかけたら……ぶっ殺す」
これ、ぶっ殺すっていう台詞をためらいながら言うというか、凄くポリーの心情が現れてて良かった。
きっと他の言葉で言おうと思ったんだろうけど、ポリーの語彙力ではこの言葉しか出てこなかったのでは(笑)
と思うような、いい感じのためらい方というか迷いというか、そういうのが感じられた。
それから、ボビー扮するザングラーさんに対しての台詞。
「劇場を救ってくださったら私…あの…ぁの…凄く感謝します」
今回、「あの」を2回言いました。
2回目が凄く小さい声だったので、オフマイクになっちゃってたのかな。
やっぱり何か別の言葉で言いたかったんだろうけど、ポリーの語彙力でh(略)。
こういった細かい部分がねぇ、岡村さんの表現力の凄いところだなぁって思っちゃうんですよね。
あと、フォーダー夫妻に「チケットをお求めになりますよね?」っていう台詞。
いやぁ今回も噛みそうになってたな(笑)
岡村さんも目ギュッてしてた(笑)
確かに言いづらいよねこの台詞。
思わず力が入っちゃったのかな、目をギュッてしちゃったのも。
危ういとも思いつつ、なんとかそのまま言い切れたけども(笑)
まぁ、とりあえずそんなところも含め、今回の岡村さんはなんか凄く良かったです。
やっぱりさ、たまにこういう素敵な日に出会えることがあるから観劇やめられないですよね。
本当に今回は素晴らしかったし、より岡村さんのこと愛おしくなりました。
千秋楽までの残り4公演、きっとさらに憑依していくんだろうなと思いつつ楽しみにしています。

観劇の感想・考察

今回書きたかったのは、They Can’t Take~です。

この曲が始まる前のバリケードに2人取り残されたシーンから。
ポリーの手を握ったけど、そっと話されてしまったボビー。
ポリーに視線をやりつつ、諦めたようにバリケードからおりて上手側へ。
「じゃぁ、さようなら」と切り出す松島ボビーの声色が、またいつもと違いました。
「ニューヨークに帰る」と、なんか凄く切なげな声で。
ポリーへの恋を諦めると決意して、なんとか必死に笑顔で取り繕ってる感じがしました。
「君のパンチで歯が2、3本折れたけどね」という台詞。
やっぱり岡村ポリーは、ボビーにパンチせずにそのまま背中を向けるようになりました。
この前のはミスではなく、意図的にこう変えたんですね。
こういう演出に変えることによって、ポリーがその現実から目を逸らそうとすること。
背中を向けてしまったポリーを見つめる松島ボビーの切ない表情。
それらがより切なさを増して、最後までまっすぐなボビー、素直になれないポリーの心情を表していました。
松島さん、もう歌い始めから声が震えていました。
あれ、泣いてるのか汗が目に入ってしょぼしょぼしてるだけなのか(笑)
できるなら前者と考えたいところですね。
「君の歌を覚えていたい」とボビーが歌う時に、ようやくボビーを振り向く岡村ポリー。
なんか今日のその振り向く表情すら、いつもと違いました。
そこで笑顔を向けてくれるポリーを見て、松島ボビーも少し笑顔になりながら歌う。
なんかこういう絶妙な表情の変化がまた凄く切ないんですよね。
岡村さん、もうこの時点で凄く目がうるうるしていました。
あ、これ今回泣くだろうな…ってもうなんとなく予感がしていました。
この曲、ボビーのまっすぐな気持ちを歌に乗せてポリーに告白しているのにポリーが振り向いてくれない。
振り向いてくれないっていうのが、ある意味そのままの意味でもあって。
全然こっちを見てくれない、ずっと背中を向けられている。
こういった部分にも、なんかもどかしさも感じるし、素直になれないポリーの気持ちも分かる。
だから余計に胸が苦しくなっちゃうんだと思います。
と、まぁこんな感じかな、今回思ったのは。

まとめ

うん、今回は本当に素晴らしいと感じることがたくさんあって。
千秋楽が近いから余計に気合いが入っているんだろうな…と凄く実感しました。

あとねー、カテコの岡村ポリーのキスねだり…。
マジで可愛すぎるっつーの。
たまんないですよ、あれ。

さて、今回はこんな感じで終わりにしちゃいますね。
次回もマチソワだから忙しいぞ~。

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