2020年8月20日マチネ 劇団四季『マンマ・ミーア!』@横浜




マンマ・ミーア!
この記事は約16分で読めます。
ゆうき
ゆうき

ついに楽週突入!

日時:2020年8月20日マチネ公演
場所:KAAT神奈川芸術劇場
座席:1階S席7列10番




はじめに

我慢できなくて来てしまいました…。どうかお許しを。

さて、楽週にしてガラッとキャストを変えてきたので岡村美南さんドナと初組み合わせのメンバーが多数いました。その中でも特に気になっていたのはやはりソフィ役の若奈まりえちゃんとの相性です。過去に『ウエストサイド物語』で共演したことがありますけど、親子としては初の共演。

前回のぺーちゃんソフィがあまりにも岡村さんドナに対する愛情が重かったのもあって凄く仲良しで絡みも濃厚だっただけに、まりえちゃんソフィとはどんな感じになるのかなととても気になっていました。あと身長差も(笑)

それに『ウィキッド』や『夢から醒めた夢』でも共演のある飯村和也さんがハリーでの出演になり、元恋人役ということでどんな雰囲気になるのかも気になっていました。あとはこれで萩原隆匡さんがサムとして出てきてくれたら完璧なのになぁ…(笑)

という感じで岡村さんとの絡みがとても気になるメンバーが揃ったので、今回もその辺を含めレポしていきます!

総評

全体的な感想です。

キャスト:★★★★★
座席:★★★★★
全体:★★★★★

ガラッとキャストが変わったことで全然印象が違いました。中でもやっぱりソフィがまりえちゃんに戻ったことで全体的なマンマの印象も変わりましたし、ドナとの関係性も含めて色々と感じられることがまったく違ってとても新鮮でした。岡村さんや増山さんといった今期デビュー組も日に日に安定感が増していって、脇坂さんのような前々からいる方と組んでも違和感がなくてバランスも非常に良かったと思います。

座席は下手サイドの通路横だったのでとても観やすかったですし、特に大きく見切れることもなかったので大満足でした。今回は色んなところで笑いも起こって全体的に盛り上がって凄く良かったんじゃないかなぁ…って思います。

まあKnowingでサムに当てられるピンスポがいきなりズレちゃったりとかはありましたけど、そこは許容範囲かな…多分照明さん公演後にめっちゃ怒られたかもしれないですけど(笑)

大きなミスとかも特になかったですし、千秋楽に向けて熱気溢れる公演になったと思います。私も残り5公演であることをしっかり噛み締め、今回もガッツリとマンマを、そして岡村美南さんのお芝居を堪能してきました。本当に今期のマンマ最高に楽しいです!

キャストの感想

気になった方の感想を書いていきます!

ドナ・シェリダン:岡村美南

今回も相変わらず顔がイイ…。いつ観ても顔がイイので溜め息しか出ません。抱かれたい…。

そんな冗談は置いといて、今回で岡村美南さんのドナを拝見するのは10回目だったのですが、日に日に良くなっていきましたし、安定感も出てきて観ていて安心しながら観られるようになった印象があります。マジでこれは何十回も公演重ねていけばどんどん良くなるなぁ…って期待しかない状態です。

そして今回の観劇はどちらかと言えば、まりえちゃんソフィとの親子関係、飯村さんハリーとの恋人関係といった他者との関係性について結構注目しながら観ていたのもあって、岡村さん単体での新たな発見とかはあまりなかったかなぁ…。いや、なくはないんですけどね。

まりえちゃんソフィとのSlippingを経てからのThe Winnerなんかめっちゃ鼻啜りながら歌ってたし、また岡村さんの中でソフィに対する感情が変わったのかな…とも思いましたよ。だからこそそのあとのThe Winnerで弱々しさがどんどん見えてくるようになったのかもしれません。ただ歌うのではなく、しっかり彼女の中に母親としてのドナの一面が染み込んできて、娘に対する感情が芽生えてきたんだな…って思えました。それにThe Winnerのラスト、今回も凄く歌声の力が入っててめちゃくちゃ良かったです。すべての力を振り絞るような「そして去ったのー!」は最高でした。

いつもSlippingとThe Winnerの進化について触れている気がするんですけど、まさにこの2曲が岡村美南さんドナの進化を顕著に表しているナンバーでもあります。「母」としての感情が滲み出るSlipping、そして「女」としての感情が滲み出るThe Winnerはドナが歌うナンバーの中で最も難しいと思っています。だからこそ岡村さんも最初は苦戦していましたけど、それも公演を重ねていく中でどんどん良くなっていきました。もちろんまだまだ伸びしろがあるので、今度さらに良くなっていくのは間違いないです。

あとメモ程度に残しておきたい部分としては、1幕のDQ。ふてくされるようにしてベッドに倒れ込む岡村さんドナですが、その際に「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」ってダミ声出すのは相変わらずで可愛かったです。そのあと何度か体勢を変えてうずくまるんですけど、そのときにちょっと四つん這いみたいな感じになったんですよ岡村さん。そのせいで客席側にお尻突き出す感じになって、しかもその時間がめっちゃ長いの(笑)今まではそんなに気にならなかったのに今回かなりお尻突き出してて、観ながら「いやいやあなたその格好しちゃアカンでしょ」ってなって脳内パニクりました(笑)今後はやめてほしいです。

それからDQ2番でグラサンかけて登場するところ。「その気にさせた男の子」のときにレイをぶんぶん振り回して、今回のその気にさせた男の子を探していました。相変わらず超絶ファンキーで最高に可愛かったです。岡村さんドナのDQめちゃくちゃ好きなので、こういうファンキーな一面を観られるとめちゃ最高に愛しさが募ります…。可愛すぎる。私の贔屓、世界一可愛すぎる。あれで34歳なんですよ…可愛すぎるでしょ。。。

あとはライブ終わりの阿久津さんサムとのハグ。阿久津さんともだんだん距離感が近くなっていていいなぁ…と思うのですが、どんどん甘えていってる岡村さんが可愛すぎて最高に愛しいです。そして、今回も思い切り抱き着いていって、あの171.5cmある岡村さんの両足が地面から離れるくらい抱き上げられていました。それも衝撃的でしたし、岡村さんが片足を上げるようにしていたのがめっちゃ乙女で可愛かったです。もう可愛いしか言ってないけど、可愛すぎる…。岡村さんドナがあんなに甘えるようになるなんて、本編を改めて考えると信じられないし、めっちゃ可愛すぎる…。ああ可愛い…。

という感じで、今回は久々にまりえちゃんソフィや飯村さんハリーをしっかり観たかったのもあって岡村美南さんのことはひたすら可愛い可愛いって思いながら観ていました。それはある意味で岡村さんのお芝居が安定してきた証拠でもあります。まりえちゃんソフィと組むことで色々変わるかなぁ…とか思っていましたが、確かに実際変わった部分もあるし変わらない部分もあるし、で発見もありつつようやく岡村さんの型が出来上がったのを見届けたような感じでした。

その辺の他の人たちとの関わり合いに関しては後ほど触れていきます。まずは何よりも、岡村美南さんが今回も楽しそうにお芝居をされていて、幸せそうに歌って踊っていらっしゃって、それを観ることができて最高に幸せでした。残り4公演もしっかり見届けていきたいです…!

ソフィ・シェリダン:若奈まりえ

3週間ぶりのまりえちゃんソフィ!案の定、ぺーちゃんソフィを経てからまりえちゃんソフィを観ると全然印象が違って見えました。まず、大人しい…というか優等生(笑)確か初めてまりえちゃんソフィを観たときは凄く天真爛漫でいかにもドナの娘っていう感じ!って思った気がしたんですけど、あまりにもぺーちゃんソフィがぶっ飛びすぎてて、まりえちゃんですら大人っぽく見えてしまいました…ぺーちゃんソフィの破壊力の凄さを今ヒシヒシと実感しています。

ぶっ飛び具合で言えば、分かりやすさとして岡本さんソフィを挙げますが、「ぺーちゃん>>>>>まりえちゃん>>岡本さん」って感じで中間あたりの優等生っぷりでした。いい子に育っただろうし、手も掛からなかったんじゃないかなぁ…なんて思います。ぺーちゃんソフィが愛嬌を振りまいてましたが、まりえちゃんソフィも別の意味で愛嬌を振りまいていて、凄く落ち着いているんだけど素直に可愛さがあって、普通に「いい子」として可愛がられるタイプ。

そして何より自立していてもう親離れができている印象が強かったです。それこそ、ドナも「自立した女性の象徴のようなドナの娘」という意味ではかなり説得力があったんじゃないでしょうか。だからぺーちゃんソフィみたいに「ママ大好き!」っていうのが全面からは伝わってこなくて、どちらかといえばしっかりスカイを愛しているイメージかな。ちゃんとスカイと向き合って、スカイとの未来を考えている感じがしました。

あとはハメを外してこなかった印象も抱きました。レイオールのラストでお酒を一気飲みするソフィですが、まりえちゃんソフィはしっかり全部口の中に入れるんだけどそのあと飲み干せないままずっと口の中にお酒が残った状態で固まっていて、しばらくしてようやくゴクッと飲み干してぼーっとしていました(笑)お酒を一気なんてしたことないんだろうし、お酒に弱い感じがして凄く愛しかったです。とても真面目な子です。

そしてドナが結婚式を挙げてサムに抱き着いているのを見た時に目元を押さえて泣きそうな表情をしていたのも印象深かったです。ぺーちゃんソフィは「ヤバいヤバい!」って嬉しそうに大興奮していたのでまったく真逆の反応で、それぞれの性格がしっかり表れているなと思いました。こういう違いも観ていて面白かったです。

とにかく本当にいい子。岡村さんドナと並ぶとより童顔っぽさが目立って凄く子供っぽく見えて、身長差も相まって20歳っていうより10歳くらいのソフィを観ているかのようでした(笑)とても可愛かったですし、もちろんまりえちゃんのソフィも凄く好きだなと感じられる瞬間があって良かったです。ぺーちゃんでしばらく観すぎてやや物足りなさを感じるくらいですが、千秋楽までまりえちゃんソフィの好きな部分をもっと見つけていきたいなと思います!

ハリー・ブライト:飯村和也

3週間ぶりの飯村さんハリー、やっぱりとても素敵でした!堀米さんを観たあとだととても若々しい…。岡村さんドナとの組み合わせも凄く良かったです。

とにかく真面目そうで誠実な感じなので、堀米さんハリーよりも若干お堅さはあるんですけど、それがまた飯村さんハリーの魅力だと思います。堀米さんハリーがとてもお茶目なおじちゃんって感じだから、イメージが180度違っていてそれも面白かったです。堀米さんハリーもちゃんとハリーって感じするけど、飯村さんハリーも凄くハリーって感じだから結局どっちのハリーも最高に好きでした。

そういえばギターが前よりお上手になっていた印象がありましたし、鳴り方がちょっと浅めな感じはするもののとても良くなっていたと思います。これでもうバリバリ完璧に弾けるようになったら飯村さんハリー最強になっちゃいます…。

そして飯村さんハリーは優しさよりも誠実さが凄く滲み出るハリーで、包み込むというよりもしっかり向き合って相談役に回って話を聞いてアドバイスしてくれるタイプのイメージでした。だからドナもハリーに癒やしを求めるというより、何かあったら話を聞いてもらってスッキリしてたんじゃないかなぁ…って。そういう過去の恋愛模様が感じられて、色々と感じることができて面白かったです。

それこそOur Last Summerは飯村さんハリーと岡村さんドナの共演歴もあってか、凄く雰囲気が甘ったるいものになっていて衝撃を受けました。正直、OLSでこんなに元恋人感を出しながら歌うドナとハリーの組み合わせを観たのは今回が初めてです。実際この2人は『ウィキッド』でエルファバとフィエロで恋人役も演じていましたし、『夢から醒めた夢』でも共演していましたし…。もちろん年齢的にも近しいものがあって、ドナがちゃんと過去にハリーとお付き合いしていたということに説得力を感じられました。

飯村さんハリーが岡村さんドナに向ける視線が慈愛だけではなく、ちゃんと1人の女性として、元恋人として誠実に向き合っていたような印象を抱いたので、だからこそ岡村さんドナが彼にこうして心を開いたんだな…というのも伝わってきました。OLSがただの癒やしソングじゃないっていうことを改めて突きつけられたし、正直このまま飯村さんハリーと結ばれてもおかしくなかったです。それくらい、飯村さんハリーと岡村さんドナの組み合わせはとてもしっくり来ました。

飯村さんハリーとにかくかっこいいですし歌も上手いですし、これはハリーに落ちる人もっといますわ…。サムエンドだけでなくハリーエンドも観たいですもん。ジャックじゃなくて今からでもドナとやり直さない?って声かけたい(笑)

楽週にして飯村さんが戻ってきてくれて嬉しかったですし、こうして念願の岡村さんドナとのOLSも観ることができて幸せでした。楽まで駆け抜けつつ、また素敵で甘ったるいOLSをしっかり見届けていきたいと思います!

観劇の感想・考察

気になったポイントを書いていきます。

岡村美南さんドナと若奈まりえちゃんソフィの関係性について

今回一番気になっていたみなまり母娘の絡みについて書いていきます。

まずいつもの通り「どこで吹き込まれたんだか」ではソフィのお腹をぐりぐりする岡村さんドナですが、まりえちゃんソフィがぐりぐりされたところを押さえながらしばらく痛そうな顔をしていて、そのあとスカイと抱き着くところでも「痛い~」ってスカイにアピールしてました。可愛い(笑)

そしてスパトゥル!「あなたがいてくれる」で指差しからのバンッとまりえちゃんソフィを撃ち抜く岡村さんドナ。それからぺーちゃんソフィみたいに分かりやすくではないものの両手を胸に当てて撃たれた~ってやってたまりえちゃんソフィが可愛かったです。で、行進してくる岡村さんドナの元へやってきたまりえちゃんソフィが、岡村さんドナに向かって両手を口元に当てるようにして「おーい!おーい!」って叫んでました(笑)え、ナニコレ…(笑)やることが謎すぎてめっちゃ笑いましたし、アリとリサに座らされるときも「おー!」って呼びかけてて笑いました。めちゃくちゃ謎すぎるし、岡村さんドナがめっちゃ困惑してて凄くシュールでした(笑)

カテコもぎゅーって抱き着くもののわりとあっさりめ…?いや、これが普通なんですよ…。ぺーちゃんソフィの求愛行動()が凄すぎただけでまりえちゃんソフィはとても普通だし、これが今までのシェリダン母娘のカテコ時の様子だったと思うの…でも感覚が麻痺し始めてる…(笑)

だけどそのあと続いて高倉さんや増山さんというように続々役者さんたちが出てくるときの指差しで、まりえちゃんソフィがじーっと岡村さんドナの顔を見ながら指差してて凄く可愛かったです。でもここのカテコだったりスパトゥルだったり、やっぱりまだ距離があるかなぁ…この2人。いやだからぺーちゃんソフィのせいで感覚が麻痺してるんだって…と思いつつ、物足りなさを感じてしまっていますヤバい…(笑)

と、そんなやりとりを観ながら感じたのは、まりえちゃんソフィは凄くえばちゃんドナとの相性がいいなぁ…っていうことでした。逆に岡村さんドナの場合はぺーちゃんソフィが凄く合っています。というのも、やっぱりまりえちゃんソフィがとても優等生なのもあって、ファンキーすぎる岡村さんドナから生まれてくる感じがしなかったのが1つ。先述したように、「自立した女性の象徴のようなドナ」の娘という意味では非常に説得力があるし、岡村さんドナもいうたら落ち着きはあるからその点での違和感はまったくありませんでした。ただ、岡村美南さんという人間そのものの性格を考えたときに実は岡村さんってかなり元気で明るくてはっちゃけてる人なので、そういう意味でぺーちゃんソフィがまんま娘として説得力を発揮してくるんですね。

それと岡村さんドナって凄く強そうに見えてめちくちゃ弱い女性なので、多分かなりソフィにすがっていた部分はあったと思うんです。忙しいと理由をつけながらソフィのことを後回しにしてしまうこともたくさんあったけど、それでもやっぱりソフィが大好きで仕方ないっていうのがだんだん見えてくるようになってきました。要はツンデレです…。そう書くと一気に安っぽくなるんだけど(笑)

ぺーちゃんソフィが親離れできていないように、岡村さんドナもああ見えて結構子離れできていない感じがするんですよ…。共依存って言い方は語弊なんだけど、お互いがお互いのこと凄く大好きっていう感じがみなぺーのときに感じられました。

そんな中でのまりえちゃんソフィって、やっぱり自立していて親離れができているから、ドナのことはもちろん愛しているだろうし大切だけどそれ以上にスカイとの未来を考えているイメージがあって…。だからこそSlippingでの「誇りに思ってるわ、ママを」がより活きてくるんですけど、ドナに対しての愛情が少し見えにくい部分もあるからこそ、ここで岡村さんドナと向き合ったときに本当の意味で親離れができて自立できたっていうくらいの強さを感じさせました。まりえちゃんソフィは凄く強いんです。精神的にも。岡村さんドナよりはるかに強い。

ここの「誇りに思ってるわ、ママを」もぺーちゃんとまりえちゃんとで全然印象が違いました。これは前にも書きましたけど、再確認の意味も込めて改めて書いていきます。ぺーちゃんソフィは元々ママのこと大好きすぎて愛がめちゃ重い子でしたから、一度喧嘩して気まずくはなるもののやっぱりママ大好き!っていう意味でのこの台詞に聞こえました。そしてまりえちゃんソフィは、スカイとか他のパパとかに頼ろうとしてでもやっぱり本当に大切なのはママだった…って言っているような、そんなイメージ。凛々しい言い方なのですが、まりえちゃんソフィのこの台詞は凄く重みがあって、これまでドナに対する愛情が見えにくかったからこそ「誇りに思ってるわ」という言葉により深みを感じさせるなと思いました。

そしてえばちゃんドナもSlippingにおいては多少気まずさを残したままソフィと向き合うので、このナンバーの中でわだかまりが解消されていって、やっぱりお互いに一番大切なのはあなただと気付かされる…っていうのが伝わってくるんです。そういう意味で、Slippingにおいてはまりえちゃんソフィとえばちゃんドナのほうがドラマ性として凄くしっくり来るなと思いました。

岡村さんドナは「ママが着せてくれる?」ってソフィに言われただけですぐ笑顔見せちゃうちょろさがありますから…(笑)何だかんだでソフィのこと溺愛してるんですよ。まりえちゃんソフィとの組み合わせの場合に、愛情の大きさは岡村さんドナのほうが強く、その中で絆されていってまりえちゃんソフィがようやく笑顔を見せるようになってくるというドラマ性もあるのでそれはそれで凄く良かったし好きです。でも精神的にSlippingは岡村さんドナの場合はまりえちゃんよりぺーちゃんのほうが合っているなぁ…と個人的に思いました。みなまりの場合は「この手をすり抜ける」んじゃなくて「もうすでにこの手をすり抜けてる」っていう感じ(笑)

とりあえず初見の感想はこんな感じだったので、多分観ていく中でどんどん解釈は変わっていくと思うんです。自分でも結局ここで何を伝えたかったのかはっきりしないまま締めることになっちゃったんですけど、やっぱり相当私ぺーちゃんソフィにやられてるんだなと実感しました…。まりえちゃんソフィがとても精神的に大人びて見えたから、もっとママに甘えていいのに!って思っちゃって、完全に毒されています…。残り4公演でこの先入観を見事取っ払って、まっさらな状態でしっかりみなまり母娘を観たいと思います。

まとめ

キャストが変わるとガラッと印象が変わって楽しいなと感じられた今回の観劇でした。一方で、やっぱりぺーちゃんソフィが恋しくなってしまって、早くもみなぺーロスに陥っています(笑)次観られるとしたら福岡なのかな。福岡も行けるんだかどうだか分からなくて、なかなか手放しに喜べる状況じゃないのが悔しいです。

そんな中で、横浜ではたった6公演しか共演しないみなまり母娘も千秋楽までにどうやって距離を縮めていくのか楽しみでもあります。もちろんそのあとも含めて。

こうやって毎回岡村美南さんと他の役者さんとの関係性について考えられるのは凄く楽しいですし、新鮮でした。岡村さんがこうして他の役者さんと関わっていく中で彼女のお芝居がどんどん変化していくことって実はそんなに多くはなくて、だからこそ今ドナとして彼女が模索していきながら舞台に立ち続けている状況がとても貴重だと感じています。本当に毎回楽しいです。

そして、改めてね…残り4公演。あっという間です。あっという間すぎて、終わりを迎えたくないです。こんなに千秋楽が寂しいと感じるのは2015年の『クレイジー・フォー・ユー』東京公演以来でした。その懐かしさが込み上げつつも、やっぱり寂しさでいっぱいです。次が福岡、京都…と続くのはありがたいんですけどこのご時世だからこそ観に行ける保証がないですし、岡村さんに会えるのはもしかしたらこの残り4公演が最後かもしれないわけですし。

観劇できることって当たり前じゃないんだなと強く実感したはずなのに、やっぱり当たり前が当たり前じゃなくなる環境でも寂しいものは寂しいんです。劇場に行けば贔屓のお芝居を観られたから。こうしたありがたみを噛み締めながら、21日の公演もしっかり観劇してまいります。

今回も仕事を抜け出しての観劇で非常にリスキーでしたけど、楽しめて最高でした!笑

0

コメント

タイトルとURLをコピーしました