2021年2月14日マチネ 劇団四季『マンマ・ミーア!』@京都




マンマ・ミーア!
この記事は約15分で読めます。

キャストの感想

キャストの感想を書いていきます。

ドナ・シェリダン:岡村美南

いやもう京都に来てから毎回絶好調って言ってますけど、今回の岡村美南さんのお芝居と歌声と表情がマジで良すぎてビックリしました…。ここまで進化するかと毎回驚いているんですけど、マジで凄かったです。昨年の8月5日のデビューのときからは恐ろしいほどの進化を遂げていて、まるでもう別人ですわ。いやぁ、凄かったな…。

まず驚くのがマネマネの歌い出しですよね。本当に安定するようになってビックリ。声の出し方が変わったと以前レポしたんですけど、今回はさらにより自然に低い声が出るような歌い方をされていたように思います。全然無理している感じがなくて、ちゃんとしっかり出るようになっていました。どういう風に出しているのかっていう技術的なところは私には全然分からないですけど、聴いていて「この人低音苦手なんだなぁ」っていうのがまったくなくなりました。

あとは久しぶりの下手側だったのでマネマネを正面で観ることができて嬉しかったです。やっぱりマネマネで迫られる感じ、正面から観ると最高に楽しいですね。特にマネマネの岡村さんドナはめっちゃイケメンでかっこいいので、顔面偏差値の高さに正面からぶん殴られたかのような衝撃を受けてしまいます。顔がイイ贔屓を持つのも大変ですわ…。もうできることなら私があなたに投資してあげたいって思っちゃいました。

続いてママミア。サムと再会して「あなたー!」と叫ぶタイミングがちょっとだけ遅くなったんですよ。多分13日ソワレもそうだったかな?だから「……あなたー!おーぼーえてるわー」という感じで叫んでそのまま歌い出して、みたいな流れができました。サムと再会したことでドナの時間が一瞬止まったかのように感じられて、それがまた面白かったです。どれだけドナにとってサムとの再会が衝撃的だったのかを物語るかのような間合いでした。

で、一気に飛びますけど今回マジで素晴らしかったのがSlippingとThe Winnerです。Slippingは歌が素晴らしいっていうより表情かな。凄く良い表情をしていたので、それがとても心を掴んで離さなかったです。ソフィの髪を梳きながら歌う1番はどこか虚ろげな表情で、ソフィと同じ空間にいるはずなのにドナだけが取り残されたかのような、そういう2人の距離を感じました。だけど「可愛いあなた」で鏡越しにソフィと目が合って、その瞬間に2人の距離が縮まって溶け合う…っていう。このみなぺー母娘の距離感が凄く良かったんですよね。

そして岡村さんドナは自分だけの世界、つまり独白から現実に戻ってソフィと向き合う瞬間に一度視線を下に落とすんです。これが癖なのか意識的にやっている仕草なのかは分かりませんが、個人的にこの瞬間が大好きです。視線を下にやるって、たとえば自信がないときだったり後ろめたさを感じているときだったり…そういうときに普通するものじゃないですか。もちろん、独白の世界から現実に戻るっていう切り替えの意味でやるのも全然ありなんですけど、それも「この寂しさや悲しさは自分だけの心にとどめておいて、ソフィには見せないようにしよう」って決心する意味でこういう仕草をしているように私は思うんです。

岡村さんドナはソフィに対して母親らしいことをしてきてあげられなかったっていう後ろめたさがあるから、その感情でいっぱいになっちゃうんですよね。でもそれを絶対に娘には見せたくなくて、だから区切りをつける意味で一度視線を俯かせて自分の中だけにとどめているのかなーって感じました。

それからSlippingの2番の「色んな約束をしたのに守れなかった私」という歌詞でもやっぱり視線が下を向いて、後ろめたさでいっぱいになります。本当は自信がなくて弱っちいのに、ソフィの前では絶対にそんな姿を見せようとしない。そんな逞しい岡村さんドナが凄く愛しく感じました。

だからこそですよ。そういう姿をSlippingで見せるから、最後にソフィに「バージンロードのエスコート、ママがしてくれる?」と言われたときにすっごく泣きそうな顔して嬉しそうに頷くのが本当に愛しくて仕方ないんです。あれだけ自信がなくて母親として頼りないって思っていてそれでも強がっていた岡村さんドナが、ソフィが頼ってくれたことに対して泣き出しちゃいそうになるってヤバくないですか…?続けてソフィが言う「誇りに思ってるわ、ママを」は、どれだけ岡村さんドナの心を救っただろうって改めて思いました。

本当にね、ここの表情がめっちゃ素敵でグッと来てしまいました。涙が込み上げてきてたまらないのに、一生懸命唇を噛み締めるようにして泣くのをこらえて笑顔を見せるんですよ。本当に優しい笑顔しているんです。上手く説明できないし、あの表情を表せられる的確な言葉はないと思います…。あんなに後ろめたさと寂しさでいっぱいで弱っちいのに、それを絶対に感じさせないように最後までソフィを笑顔で送り出そうとするのが本当に健気でたまらなかったです。言うなれば、母の笑顔です…。

うーん、この感想結構しょっちゅう書いてますよね。でも毎回書きたくなるくらい、マジですっげえ良い表情してました。岡村美南さん、ドナを演じるまであんな表情は絶対にできなかったですもん。ドナが岡村美南さんを変えてくれたんだと思います。ソフィと対峙することで、母としての自我が目覚めるようになったんだと思います。これはマジで公演を重ねたからこそ見せられるようになった変化です。岡村美南さんドナの集大成ですよ。本当にすっげえ良い表情でした。

そしてそれからソフィを送り出して1人部屋に残ったときに、ツゥ…と左目から涙が一筋流れ落ちたのが本当に美しかったです。今回もめっちゃ泣いていました。涙脆くなったね、本当に。何だかんだで彼女のことを数年間応援してきているのもあって、母親として娘を想って涙を流すようになる贔屓を観れるようになるっていうのがあまりにも感慨深すぎて、毎回凄く泣きそうになります。本当に、この半年でお母さんになりました。

そしてそんなお母さんらしさを発揮したSlippingからの今回のThe Winnerは本当に別格でした。今回、ラストのロングトーンを歌い上げている途中で拍手がもう起こったんです。その場にいた全員が岡村美南さんドナの歌声に魅了された瞬間だと思いました。まるでブロードウェイの公演を観ているかのように、感動をそのまま拍手として観客の全員が岡村美南さんに届けていました。歌い終わるとより一層その拍手は大きくなって、なんかもう独壇場でした。凄かったです、マジで。こんなことが日本でも起こるんだ…と感動しました。それくらい岡村美南さんドナの今回のThe Winnerは素晴らしかったです。

何がどう素晴らしいかっていうのはこれまた上手く表現できないんですよ…。テクニック的にどう、とかじゃなくて、完全にもう聴いてて伝わってくるフィーリング的なものだと思います。もちろん歌声が安定していたのもあるし、ラストに向けてどんどんクレッシェンドしていく感じとかも迫力があって良かったし、全体的に歌がうめえ!!!っていうのはありました。でもそれだけじゃなかったです。

ドナがどれだけつらい想いをしていたのか、どれだけ悲しかったのか、ドナの抱えている感情が全部歌声に表情に表れていました。なんかねぇ、もう泣きそうな顔してたんです。でも、最初サムに顔を向けているときは泣き笑いの表情で、どこか強がっていたようにも思えました。私って惨めでしょ?と自嘲するかのようで、その姿がとても痛々しかったです。

なのに次の瞬間、サムに背を向けてから歌い出す「冷たすぎる運命の手に弄ばれた私たち」では、一気に岡村さんドナの表情から笑顔が消えました。寂しそうな悲しそうな表情で歌っていて、その変化を観た瞬間にまた心をグッと掴まれてしまったんです。さっきまでサムの見えるところでは自分を嘲り笑っていたのに、本心はとても寂しくて仕方なかったっていうドナの強さと弱さが感じられました。そしてこの直後、ベッドに投げ捨てたガウンを拾い上げて「あなたは勝ちそして去った、あとに残る私たち」と歌い終えたときに再びガウンを投げ捨ててサムと向き合います。

こうして再びサムを見るときはまた表情がキッと変わって、今度はサムを責め始めるんですよね。ちなみにガウンを拾い上げて投げ捨てる仕草って、多分岡村さんドナのオリジナルの動きなんですね。前回のレポにも書きましたけどガウンはドナの本心を隠す鎧のような役割を担っていると思っています。だから、ここでガウンを拾い上げようとするのは、再び本心を隠すために鎧で覆ってしまおうとする表れなんだと思うし、でもそれを投げ捨てるということは自分の想いを隠すのはもうやめてサムに本心を打ち明けようとするっていうことだと自分なりに解釈しました。

「他の人を愛したとき私のこと思い出した?」からはドナの本心を打ち明けることになります。ここからの岡村さんドナの表情は泣きそうな顔を隠そうともせず、訴えるように真っ直ぐと阿久津さんサムを見つめていました。どんどん気持ちが高揚していって心の叫びがそのままサムにぶつけられてしまうんですけど、いざサムがドナに釈明しようと動き出すと耐えきれなくなって目をギュッと閉じて俯くんです。そしてそれから少しして顔を上げると、さっぱりしたような表情をするのがまたグッと来ました。もう強がることも隠すこともやめて、ソフィを守ることに徹するためにサムと戦う決意を見せるっていうのが岡村さんドナの表情から凄く伝わってきました。

この静寂のあとからのThe Winnerのラストスパートは、とにかく岡村さんドナの感情が爆発してそれが歌声に乗って迫力抜群でした。「傷だらけの私たち2人」のところで弱さをすべてさらけ出してサムに何もかもをぶつけるのが凄く痛々しくて、そんな弱い姿を見せたからこそラストのロングトーンが本当に強く感じられて圧巻だったんです。なんか、表情も歌声もすべてが細かくてドラマ性があって、マジで圧巻でした。本当に今回のThe Winnerの表現力はこれまで以上に素晴らしかったです。拍手が歌の途中で起こり出すのも納得のThe Winnerだったと思います!ロングトーンを歌い切ったあとの両手を振り下ろす姿もさすがでした。

そんな感じで、今回は2幕がとにかく凄かったです。岡村美南さんの真骨頂を観た気がしました。こんなに素晴らしいドナのお芝居を観られて、マジで今回の公演を観劇して良かったです。まさかここまでThe Winnerが深みを増して感情が爆発するなんてデビューのときは予想もできなかったし、信じて見届けてきて良かったなと思いました。岡村美南さんのファンで良かったと心から思えた観劇ができました。本当に最高でしたよねーさん!

ソフィ・シェリダン:三平果歩

今回も三平果歩ちゃんソフィはハイテンションでめちゃくちゃに可愛すぎました。なんでこの子はこんなに可愛いんでしょうか…。可愛くてお芝居も上手くてダンスも上手くて歌も上手くて…って最強すぎて訳分からんですわ。そりゃ岡村美南さんドナの娘ですよね、凄く納得です。

今回特に笑ったのがThank You~でラストの大サビ、サムに歌ってもらおうと懇願するところです。ここではぺーちゃんソフィが両手でマイクみたいにして阿久津さんサムの口元に手を伸ばしたり色々やってみるんですけど、今回はその場で深くお辞儀をして「歌ってくださいお願いします」みたいな低姿勢の態度を示したんですよね(笑)でも残念ながら阿久津さんサムにはスルーされちゃって、通り過ぎていった阿久津さんサムを見て悔しそうに手をグーにして宙を殴っていました(笑)これがとてもシュールすぎて今回イチ笑ったポイントかもしれません。

ぺーちゃんってこういう仕草とかを普通にやってのけるのがまた面白いし可愛いんですよね~。何をしでかすのか分からないっていうハラハラドキドキ感もあるんですけど、なーんかついつい笑ってしまうし可愛いから許しちゃうし、みたいなぺーちゃんの専売特許感がありました。その後Thank You~を歌い終えて「今すぐ部屋にご案内するわ!」とダディーズの元に行くときにもお尻をふりふりするようにしてノリノリで、それもまたすっごく可愛かったです。全編にわたって可愛すぎるのはもはや罪ですわ…。

1幕はひたすら元気いっぱいなんですけど、ドナと同じく2幕になるとシリアスなお芝居が増えていくので、ぺーちゃんの色んな表情が見えてくるのが面白かったです。特に今回良いなと思ったのが序盤の早朝のドナとのやりとり。子供扱いをしてくるドナに対して理不尽に怒りをぶちまけてしまうお芝居が、なんか凄くいいなーと思いました。自分でもドナに当たってるっていうのは理解していると思うんだけど、それを自分だけでは処理しきれてない感じがよく出ていた気がします。

どんどん声が大きくなっていっちゃう感じとか言っている言葉は辛辣なんだけど泣きそうな顔していたりとか、思っていることとは裏腹の言葉が次々と出てきちゃって完全に興奮しちゃっているのが伝わってきました。ぺーちゃんソフィはこういうところに凄く子供っぽさが出ていて、ドナがソフィのことを時々子供扱いしちゃうのも分かるんですよね。岡村さんドナも20歳のまま大人に成長しちゃった女性っていう感じがあるんですけど、ぺーちゃんソフィも子供のまま大人になったみたいな印象があります。だから、凄く似てるんですよ岡村さんドナとぺーちゃんソフィのお芝居のプロセスって。こういうところにこの2人の親子感が出ているんじゃないかなーって改めて思いました。

また、興奮しているソフィに対する接し方も岡村さんドナと阿久津さんサムとでは全然違っているので、岡村さんドナも一緒にムキになっちゃうのが凄くどちらも子供っぽくて…(笑)だからこそ、阿久津さんサムに結婚や離婚の話をされているときのぺーちゃんソフィの幼さはまた一段と可愛らしくて好きでした。阿久津さんサムがすっごく大人びていて落ち着いているから、ぺーちゃんソフィの一方的な怒りも全部受け止めちゃう感じも良かったです。(なぜか急に阿久津さんサムの話をし出す)

要するに、ぺーちゃんソフィって本当に子供っぽいんですよね。愛嬌があるのもとにかくはしゃぐ様子が子供っぽいのもあるんだけど、伸び伸びと育ってきたのが全面に表れていて、ドナの苦労がうかがえました(笑)でもそのおかげで純粋で素直な子に育ったし、Slippingでドナに言う「誇りに思ってるわ、ママを」もあんなに明るくて真っ直ぐなんだと思います。嘘も偽りも一切なくて、本当に心からそう思っていて、それを口にしている感じ。まりえちゃんソフィのように戦略を色々立てたり深く考えたりっていうことはできないし嘘をつくのは苦手そうだから、散々ドナともぶつかってきた気がします。だからこそ、あれだけ親密な関係を築けているんじゃないかなーって思いました。

なので、本当にぺーちゃんソフィって一貫しているんです。最初から最後まで真っ直ぐ。子供っぽくていいんですよ。ひたすら子供っぽいからこそ、Slippingでウェディングドレスを着て一気に大人の女性になっていく姿がより寂しく映っちゃうんだと思います。もちろん、ウェディングドレスを着ていてもぺーちゃんソフィは凄く真っ直ぐで変わりませんでした。それがまた愛しさを募らせるポイントでもあります。こういうところが、ぺーちゃんソフィが愛される理由なんじゃないかな。

改めてぺーちゃんソフィの魅力をひしひしと感じられた観劇になりました。とにかく可愛いっていうのにはちゃんと理由があって、ぺーちゃんの真っ直ぐさがソフィをより魅力的に仕上げてくれたんだと思います。はしゃぎすぎて手に負えなくて、それだけ天真爛漫さが全面に出ているのが本当に可愛くて仕方ないです。ひたすら良い子なんですよ。だから憎めない。ひたすら可愛い。岡村さんドナがあんなにタジタジになっちゃうくらいなんだから、そりゃ大変ですわ。でも手がかかる子ほど可愛いものだったりもしますよね。そういうのを岡村さんもドナを演じながらぺーちゃんソフィに感じているんじゃないかなって思いました。

結局何が言いたいのかよく分からない感じになっちゃいましたけど、今回も三平果歩ちゃんソフィの可愛さを全身に浴びられて幸せでした。本当にぺーちゃんソフィは神キャスティングです。ソフィを演じてくれてありがとうございました…。これからもずっと観ていたいです…いつかはいなくなっちゃうんだよなって思うともうすでに寂しい(;O;)

なので、ぺーちゃんがソフィを演じてくれている限りはできるだけ観に行きたいです。本当にぺーちゃんのいるマンマってめちゃくちゃに楽しいですし、周りの人たちとの関係性もまりえちゃんソフィのときとはまた全然違うので、そういうのも含めて今だけのマンマを堪能したいなと思えました。ちょうど今回で7日の急遽出演した公演から1週間でしたが、良い感じに仕上がっていて本当に安心しました!元気そうなぺーちゃんソフィを観ることができて私もめっちゃ幸せです!

ターニャ:高倉恵美/ロージー:増山美保

なんかもう毎回高倉さんターニャと増山さんロージーのやりとりがちょこちょこ変わるので、いよいよ型がなくなってきて毎回不意打ちを食らって笑い死にそうです。本当にこの2人のバランスが素晴らしすぎて、どちらも互いに遠慮なくはしゃげるからこそイキイキしているんだろうなと感じられました。

というか13日ソワレの時点で思ったんですけど、増山さん髪切ったのかしら。ちょっと短くなったような気がします。11日のときにはそれは感じなかったのでこの2日間のどこかしらで切ったのかな~なんて思いました。

1幕のドナ部屋でのシーンは、コイントスのあとの増山さんロージーのベッドダイブをやったりやらなかったりで日によって違うみたいです。13日ソワレはやっていたんですけど今回はやっていませんでした。その直後にエアベッドをターニャの前に敷いて「んぁ!」と叫んでから、ベッドに大の字に横たわって「あぁぁぁ…」って心地よさそうな声を出す増山さんロージーがとっても面白かったです。

それから結婚の話になって「あなただっていい男に巡り会えるわよ」と声をかける高倉さんターニャが、増山さんロージーが話している隙にベッドにちょこんと座って、増山さんロージーにお尻を叩かれてベッドから追い出されるっていうやりとりがあるんですけど、ここの高倉さんターニャの動きも13日ソワレから変わっていました。前はベッドにちょこんと座って足を組んで…みたいな感じだったんですけど、今回はもうガッツリ上半身もベッドに沈ませて完全に横たわっていました。なので、「私はごめんだわ」と増山さんロージーが持っていた本で高倉さんターニャのお腹を叩いていて、そのときにボンッて良い音がしたのでめっちゃ笑いました(笑)

なんかこういう気兼ねなく色々できる関係性がロージーとターニャの仲の良さであったり信頼性を感じさせて凄く良かったです。こうやってお互いをいじり倒したりしながら毎日楽しく過ごしていたんだろうなぁ…っていう20年前のダイナモスの様子が浮かんできました。もちろんそこにドナも加わることで、また違った関係性が生まれて…っていうのも今回は凄く感じられて良かったです。

それこそ遠くの席で観たから、岡村さんドナがベッドにポツンと座っていて、そんなドナを置いてきぼりにして高倉さんターニャと増山さんロージーがきゃっきゃとはしゃぎ出すっていう構図もより面白みを感じました。温度差が半端なくて、ここ全体的に観るとよりドナの呆れた感じだったりターニャとロージーのやかましさだったりが色濃く出ますね。この3人だからこそ出せる空気感だなと再認識できました。すっごく面白かったです。

ちょうど前回の13日のレポでいただいた拍手コメントの中にもドナ&ザ・ダイナモスの演者さんのバランスに関するコメントがあったのですが、マジで私が観る限りこれまでのドナ&ザ・ダイナモスの中でも岡村高倉増山のバランスはかなり良いと思います。声の重なりも凄く綺麗だし、聴いていてまとまりがあるんですよね。何より3人のパワーバランスがほぼ均等な感じなので、喧嘩もしないし誰かが掻き消されちゃうこともないしで、すっごく神的なバランスだと思います。あとは若々しくて同級生感があるので、かつてバンドを組んでいた仲間であるということにも対しても説得力があります。バイタリティも凄まじいですし、マジで岡村高倉増山のダイナモスはぜひ一度観てほしいです。

そんなわけで今回も高倉さんターニャと増山さんロージーにはとにかく笑かせられました。絶妙なバランスで作品を支えてくださっている2人だと思うので、安心して観ていられました。今回もこの組み合わせで観ることができて良かったです。

>>次からはみなぺー母娘の絡みについて!(長くなってしまいすみません)

8

コメント

タイトルとURLをコピーしました