2021年2月21日マチネ 劇団四季『マンマ・ミーア!』@京都




マンマ・ミーア!
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キャストの感想

キャストの感想を書いていきます。

ドナ・シェリダン:岡村美南

そろそろ1ヶ月の連投になるんですけど疲れを一切見せない素晴らしいお芝居でした。歌声も安定していたし、それどころか絶好調だったのでDQの「お~イェーイ」もしっかり上がりきっていて、ようやく私の知っている岡村美南さんが帰ってきたっていう感じです。凄く仕上がっていたので、心配はいらなかったです。本当に素晴らしかった…!

今回はSlippingとThe Winnerについて特筆したいので、他の部分はあっさりめに書いていきますね。まずマネマネ。「いつか金持ちの男を捕まえて」は男を摘まんで胸元にしまう仕草をやっていました。しまったら胸元をポンと叩いて封をしちゃうという京都verです。そして岡村さんドナの胸元を覗き込もうとする増山美保さんロージーを、三平果歩ちゃんソフィが制していて、今回はぺーちゃんソフィは覗かないんか…とちょっと意外な一面も観られました(笑)

ヴレヴの竹内くんスカイとのペアダンスのときはお酒をグイッと煽って、美味しいー!と両手をグー。そして竹内くんスカイにもお酒を注いであげようとするんですけど、岡村さんドナが注ごうとすると竹内くんスカイがグラス持ってなくて、逆に竹内くんスカイが注ごうとすると岡村さんドナがグラス持ってなくて、むしろお互いが相手にお酒注ごうとして…みたいな感じで全然息合ってませんでした(笑)でも2人で宴会やってるの可愛くてほっこりです。

ちょっと飛んでOur Last Summer前の飯村さんハリーとのやりとり。「ありがとうって言ったはずよ、育ちの良いお嬢様らしく」は恒例のお嬢様らしく右足を後ろにスッと持って来てスカートの裾をちょんと広げる仕草をやっていました。お嬢様の仕草がまったく似合わない男勝りな岡村さんドナが本当に愛しいです。

そんな岡村さんドナですが、OLSのラストではハリーと顔を寄せ合って頭同士をくっつけるときにグイッとハリーの頭を押す仕草をやるんですね。猫が頭をスリスリするみたいに。横浜から福岡中盤あたりまではそれをやっていて福岡終盤ではやらなくなっちゃったんですけど、京都に来てから復活したみたいです。飯村さんハリーが相手だからやってるのかな?なんて勘ぐってしまったのですが、どうでしょうね…。でも猫みたいな岡村さんドナがとても可愛いので個人的にはお気に入りの仕草ですし、ハリー相手に甘えてるみたいで可愛いので今後も引き続きやってほしいなと思います。

で、本題のSlippingに移ります。Slippingに関してはラストの表情が凄く印象的だったということをお伝えしたいんですけど、そこに至るまでのソフィとの向き合い方も本当に素敵だったのでレポしていきます。なんかねぇ、もうこれは完全な贔屓フィルターがかかっているんですけどとにかく岡村さんの表情がマジで美しいんですよ…。ここは毎回オペラグラスを使って観るようにしているんですけど、マジで顔面偏差値が高すぎて訳が分からない。オペラグラス越しに見惚れてしまって、何度目かの一目惚れを毎回しています、はい。

結局何が言いたいかっていうと、すっごく優しい表情をしていたんです。慈愛と一言で表現するには物足りなくて、無償の愛も間違ってはいないけど的確ではなくて…。とにかくソフィを見つめるときの表情がすっごく優しくて、目尻が垂れていて、でも意外と童顔なところもあってまだまだ幼さもあって…だけど、ちゃんと母の表情をしていました。前は「母」を形作るところから役作りをしていましたけど、今はもう岡村さん自身がしっかり母親の実感を抱きながらソフィと向き合えているように感じたんです。それが表情にも歌声にもしっかり表れています。

あとね、「抱いてるのに幸せと」「大切な願いなの」の一番高いキーを出すときの歌い方が京都…というか福岡からかな?変わりました。以前はここ歌おうとするとちょっと音程外しちゃうことが多かったんです。でもそうならないように、あるときから力まずに囁くように歌うっていう感じで変化をつけてきました。だから音程がしっかり取れるだけでなく、ドナの弱々しさが前面に出るようになって、個人的には上手な歌い方を見つけたなぁ…って感心してます(笑)試行錯誤して少しずつ答えを見つけていってるのが至るところで感じられるんです、今の岡村さんドナって。

Slippingは特にその集大成だと思っています。一番試行錯誤して悩んできた「母」としての一面を、公演を重ねながらようやく実感が湧いてきて、自身の中に答えを見出したんじゃないかなぁ…。そしてそんなソフィへの愛情が溢れすぎて感情がぐちゃぐちゃになってしまったのが、まさに今回の公演だったと思います。

ぺーちゃんソフィに「誇りに思ってるわ、ママを」と言われて、部屋を出ていくソフィを見送りながらソフィの服を握り締めて、1人残される岡村さんドナ。そのときの表情が何とも言えなくて、私がこれまでかつて観てきた表情とはまったく違っていました。いつもは、泣きそうになりながらも微笑むようにして「カバン持ち、出かけていくのを見送ってる虚ろな私」と歌っていたんですよ。涙を流すこともありました。

でも今回はあまりにも寂しさとか切なさとかそういう表情が溢れすぎて、笑うことすらできていませんでした。口を閉じることもできずボーッとするというか、呆然としちゃってる感じ。虚無っていうのとは違うけど、ソフィがいなくなったことで寂しさが増幅してどこかに置いていかれた子供みたいな、そんな表情をしていました。だから今回この表情を観ていてすっごく胸が締め付けられました。笑うこともできずに寂しさでいっぱいになっている、そんなちっぽけな若ママの姿が本当に印象深かったです。この人は子供のまま大人になるしかなくて、分からないなりに一生懸命母親を全うしたんだな…って。そんなドナの20年間を感じられたような気がします。

だからこそのThe Winnerなんです…。今回、The Winnerもマジで感情がぐちゃぐちゃでした。岡村さんドナ、今回マジでどうしたのっていうくらい感情がおかしくなっちゃっていたんです。なんか、寂しくて悲しくて仕方なかったのかなぁ…。ソフィがいなくなってしまうことの喪失感でいっぱいすぎてなのか、サムに対しても怒ることすらできないほどに弱々しかったです。とにかく感情が凄く生々しくて、相当ドナに感情移入してしまったのかなと思います。

どういうことかと言うと、たとえば分かりやすかったのが「あとに残る私たち」のところでベッドに丸めていたガウンを拾い上げて再び投げ捨てる動作をするところ。いつもは思いっきり投げ捨てるんですよ、ガウンを。怒りに身を任せるように。だけど今回はその勢いがなくて、投げ捨てるというよりも手から崩れ落ちるみたいな…?伝わりますかね。投げるは投げるんだけど、怒りに身を任せてというよりもスルッと手からすり抜けるみたいに落としたんです。もうこれ、戦意喪失状態ですよね。立っているのでやっとな状態だったんじゃないかってくらい、精神状態がギリギリだったように思えました。

それからサムのほうを振り向くときに思いっきり鼻を啜っていて、それも珍しかったと思います。涙が相当込み上げていたんだなっていうのが伝わった瞬間です。ここの2つの動作がいつになく岡村さんドナの弱さを感じさせました。寂しすぎて悲しすぎて切なすぎて、胸が張り裂けそうになって、怒ることすらままならなかったのかな…って。今回は歌う前にサムに背中を向けているときも思い切り涙を拭っていたし、Slippingで寂しさが増大しすぎたがゆえにThe Winnerにもその寂しさが引きずられ、歌いながらサムと過ごした日々の中で感じた寂しさが蘇っていたかのように感じました。

その寂しさを怒りに変えられないほど、今回の岡村さんドナは傷心していたし憔悴し切っていました。今にも消えていなくなりそうなほどに弱々しくて、観ているこっちまでもが泣きそうになりました。歌声もいつになく力強さがなくて弱々しかったです。

だけど、ラストの大サビに向かう「放っておいて私たち2人を」で岡村さんドナの表情が変わったんです。いつもここって「放っておいて」でサムから目を逸らして若干俯くようにして歌っているんですけど、今回は目を閉じて心を落ち着かせ、それから決意を固めるようにして「2人を」で目を開けてサムを真っ直ぐ見据えて歌っていました。この目を閉じて歌う表情が凄く印象的だったんです。

岡村美南さんって情景を思い浮かべるようにして歌うときは目を閉じる癖があります。癖っていうと言い方悪いんだけど、あのときはああだったなとかきっとこうなんだろうなとか…過去の思い出やまだ見ぬ未来に想いを馳せるときに、目を閉じながら歌うんですね。岡村美南さんあるあるです。でも今回のThe Winnerで見せた目を閉じながら歌う表情は、いつものとは違っていました。

なんかもう、決意。ドナの決意。戦う決意。寂しさや悲しさといった感情を切り捨てる覚悟。サムと向き合う意思。あらゆる意味が込められていたように思いました。さっきまでの感情ぐちゃぐちゃな自分に別れを告げるかのように、サムに対して自分の決意や覚悟を訴えようとする姿勢を感じられました。だからこそ、大サビからラストのロングトーンに至るまでの歌声の訴求力と力強さが半端なかったです。なんていうか、圧巻でした…。もう上手く表現ができない。

とにかく、一瞬一瞬の表情しかり一音一音の歌声しかり、ドナが完全に憑依しちゃっていたと思います。120%感情移入しちゃって、本当に感情がぐちゃぐちゃでした。こうして言葉で説明していくと意外と大した変化には見られないかもしれないけど、毎週観てきた私がそう感じたので間違いないです(過大評価)。本当に今回のThe Winnerの岡村美南さんドナは、別格でした。先週も凄かったけど、今回のThe Winnerも歴史に残るものになったと思います。本当に素晴らしかった…。

なんか……SlippingとThe Winnerの凄さ、少しでも伝わりましたかね…?毎回この2曲は熱量高めに書いちゃっていますけど、やっぱり自分が観て感じたものを一切取りこぼすことなくお伝えするのって凄く難しいんです。でも確実に日々進化していて、表現の仕方が変わっていくから感じ方も大きく変わっていくんです。それは確かに肌で実感しているし、マジで岡村美南さんのドナがすっげえリアルになってきているんです。それは間違いありません。だから今回も本当に心を射抜かれたし、心を揺さぶられました。今週もその変化を見届けることができて良かったです。

そんなわけで、今回の岡村美南さんも絶好調でした。安定していたし、むしろ前よりもっともっと良くなっています。凄すぎです…。伸びしろがありすぎて、全然ゴールが見えない。恐ろしすぎます。ライブもキラッキラに輝いていたし、どんどんドナというキャラクターがしっかりハマるようになったなぁ…と思いました。もう、リアルドナです。マジで今回も素敵な岡村美南さんのお芝居を観られて幸せでした。やっぱり世界一大好きな贔屓です。たくさんの幸せと癒やしと感動をありがとうございました!

ソフィ・シェリダン:三平果歩

土曜日ソワレ公演でちょっとお疲れ気味というレポをお見掛けしたのでちょっと心配だったんですけど、確かにちょっとお疲れの様子だったかも…。全然歌えているし相変わらず元気だし太陽みたいに明るいし表面上は全然そんな風には見えないんですけど、確かに部分部分で気になるポイントはありました。実際マンマも2月7日に急な出演があってそこから続投していますし、『コーラスライン』もスライドで急な登板だったし…っていう感じでここ2ヶ月間はかなりハードでしたから、しっかりお休みできていないですよね…。

その辺が来週以降どうなるのかまだ分かりませんが、今回は今回でちゃんと三平果歩ちゃんソフィのお芝居をしっかり堪能してきました。なんかね、先週からお芝居の雰囲気が若干変わった気がします。なんだろうな…ちょっと戦略的になった?笑

何がどういう風に変わったのか上手く説明できないんですけど、なーんかちょっと企んでる感じの雰囲気がかなり前面に出たような気がします。前にぺーちゃんソフィは凄く真っ直ぐだから、あまり戦略的なことができないって書いたんですけど、そのイメージではなくなりました。ダディーズにドナのことを聞くときの言い方や表情がかなり戦略的で、何かを必死に隠していて何かを探ろうとしているように見えました。でも、真相が見えてきそうってなったら持ち前の真っ直ぐさが働いて「何を!?」って期待するように間髪入れず聞き返したりもしていて、ぺーちゃんらしさが残りつつも少し変化があったっていう感じです。

変化があったと言えば、冒頭の父親のくだりでやる「もう忘れちゃった」っていうドナの真似が結構岡村さんドナの言い方に近くなってました(笑)前は「もう忘れちゃったぁ~」ってふざける言い方をしていて、その言い方は岡村さんドナはしないだろうなって感じだったんですけど、今回の言い方はちょっと堅くなったというか…それが割と岡村さんの特徴を捉えていたんですよ。あ~、これならあなたのママは言いそうねっていう説得力が感じられて、密かに嬉しくなったポイントです。

あとはレイオール。やっぱり竹内くんスカイとの組み合わせだと、ぺーちゃんソフィが凄くイキイキしていました(笑)共演歴も長いですし、竹内くんがかなり柔軟に動いてくれるのもあって、ぺーちゃんも自由に動きやすいんだろうなと思います。今回は「昔はやきもちを妬くなんてことはなかったんだ」で最初後ろから竹内くんスカイに両手を広げられてタイタニックみたいなことをするのかなと思いきや、最後は耳に息を吹きかけられていました。ぺーちゃんソフィも竹内くんスカイの不意打ちにビクッとなっていて可愛かったです。

そして2番では竹内くんスカイの吹き放ったハートを見事に避けて、それから馬乗りになって竹内くんスカイの両手を拘束して、最後は耳元に顔を寄せて息を吹きかけていて仕返ししてました。可愛い。竹内くんスカイが相手だとよりいちゃいちゃ感が伝わってくるので、観ているこっちも凄く楽しいです。ママが元カレたちのことで大変な思いをしている一方で、娘は恋人と順調だしとにかくいちゃついてるっていう対比も色濃く出るので凄く面白いなと思いました。

明るくて天真爛漫で恋人にも愛されていて何もかもが順風満帆である姿が1幕で強調されるだけに、やっぱり2幕でたくさん怒ってむくれて泣いて…っていう真逆の姿が描かれるのは観ていてつらいものがありました。ぺーちゃんソフィの頭では分かっているけど心が理解してくれない感じとか、ついつい感情的になっちゃう感じとか、そういう大人になりきれない部分がしっかりお芝居から伝わってくるので、つい手を差し伸べたくなります。なんかやっぱり、岡村さんドナに通じるものがあるんですよねぇ…。大人になりきれなくて子供っぽい一面が露呈しちゃう感じとか、考えるより先に体が動いちゃう感じとか。身体能力の高さも相まって、フィジカル的に親子としての説得力があるのが凄く良いなって思ってますし、みなぺー母娘の魅力の1つだとも思っています。

ちょっと話が逸れましたが、とにかく元気なぺーちゃんソフィを今回も堪能できて嬉しかったです。ちょっと心配になる部分も正直ありましたけど、今回の連投から抜けられたらゆっくりお休みできるといいなぁ…。ぺーちゃんはマジでいつ抜けちゃうか、いつアナ雪の稽古に行っちゃうか分からないので今観れるのマジで貴重。無事に今回も三平果歩ちゃんソフィの元気な姿を見届けることができて幸せでした。

サム・カーマイケル:阿久津陽一郎

阿久津陽一郎さんはマジでいつも素晴らしいんですけど、もう今回絶対書きたい!と思ったところがあったのでそれをレポしていきます。

それがThe Winnerの阿久津さんサムのお芝居でした。もうねー、阿久津さんサムの台詞の言い方がどれも良すぎて良すぎて…。この阿久津さんサムのお芝居があったからこそ、あんなにも岡村美南さんドナのThe Winnerがヤバくなったんだと思ってます。

まず「ドナ」と呼びかけて部屋に入ってくるその第一声が素晴らしすぎました。落ち着いた声というか、すっごく低めのシリアスな声。1幕で「彼女なんか怖くないさ!あまりね」とかふざけたこと言ってた人とは思えないほど、その声が真剣だったんです。凄く落ち込んでる人にかける声のトーンというか…。上手く説明できない…!多分阿久津さんのことよく知ってる人なら絶対に分かると思います。すっごく低くて落ち着いたシリアスなトーンでの「ドナ」です。逆鱗に触れないように慎重にっていうのもあるけど、大事な話があるから聞いてほしいっていう声のトーン(伝われ)。

その声のトーンでお芝居がずっと続くんですよ。「ソフィから聞いたんだけど、君がエスコートをするって?」「父親は?」「あの子が望んでるんだ。言ってたよ、お父さんに来てもらいたいって」って。ここってサムにとって凄く重要な場面で、自分が父親かもしれない、それをドナにも理解してもらいたいっていう想いでドナの部屋を訪れているので、絶対にドナに耳を傾けてほしいわけじゃないですか。一切ふざけることもなく気を紛らわせようともせず、真っ直ぐに、静かに一言一言を告げるんです。

その阿久津さんサムのシリアスすぎるほどにシリアスで重厚なお芝居が、すっごくこの場面で引き立っていました。シーンと静まり返った空間に響く阿久津さんサムの台詞がどんどんと岡村さんドナの心に重くのしかかってくるのがすっごく伝わってきました。そして「言ってたよ、お父さんに来てもらいたいって」と阿久津さんサムが言うと、岡村さんドナがピタッと動きを止めるんです。この2人の空気や距離感がすっごく重くて、The Winnerに向けての動線がしっかり張られていっているのがなんかたまらなかったです。ここで阿久津さんサムがこういうお芝居をしてくれたからこそ、岡村さんドナの感情が爆発していくわけで、今回は岡村さんドナの感情はSlippingを引きずっていただけによりぐちゃぐちゃになってしまっていましたけど、本当に阿久津さんサムあっての岡村さんドナのThe Winnerだと思いました。

魅せるところでしっかり魅せてくれるのが阿久津さんなので、本当にここのお芝居は絶対に自分用に記録として残しておきたいと思って書いてみました。でも多分これ何一つ伝わらない気はします…(笑)あのお芝居を上手く表現できる言葉が見つからないですもん。それくらい形容しがたい唯一無二のお芝居でした。本当に阿久津さんのお芝居は相手を引き立てるのが上手いなって思いました。素晴らしかったです…。

あと、結婚式でソフィが中止にしましょうって言い出してざわついているときに「ちょっと!待って!」と声を荒げるときの阿久津さんサムの言い方がめっちゃユーモアあって笑いました。さっきまでThe Winnerであんなに責められてた人とは思えないほど前向きですよねここの阿久津さんサム(笑)めっちゃ元気にプロポーズするのが本当に面白すぎてじわじわきます。でもちゃんと岡村さんドナを幸せにしてくれそうなので、これからも岡村さんドナのことを支えてあげてほしいです。

そんなわけで今回も阿久津さんサムのお芝居にはやられました。マジで良かった…。やっぱり阿久津さんのいるマンマはお芝居に厚みと深みが出て最高ですね。阿久津さんもいつかアナ雪のほうに行かれてしまうと思うので、今のうちしか観られない岡村×阿久津のサムドナを引き続き応援したいと思います!

スカイ:竹内一樹

福岡公演以来の竹内くんスカイ!おかえりなさい!マンマ抜けてしばらくは『コーラスライン』に出演されていたので、そろそろ戻ってくるかなと思っていたところでした。やっぱり竹内くんのスカイはめちゃくちゃ面白くて安定していて良かったです。

マンマに長く携わっているのもあって、凄く余裕が見られました。先週までの宇都宮さんスカイがガッチガチなのもあって余計にそう感じてしまったんだと思います。立ち居振る舞いもお芝居も歌も全部が余裕な感じなので、めっちゃ安心して観ていられました。ぺーちゃんソフィの扱い方もしっかり分かっているから、お互いが伸び伸びとお芝居されていたのも凄く伝わってきました。スカイって出番はそんなに多くないですけど、ソフィとの掛け合いが多いだけにやっぱり何だかんだで重要な役どころなんだなーと再認識。年齢も年齢なのでフレッシュさはなくなりつつありますけど(笑)

でも本当にお芝居が細かくて、ちょっとしたシーンでもソフィを可愛がっていたのが凄く良かったです。たとえば1幕最初のほうでペッパーがターニャに挨拶をしているシーン。ペッパーを怪訝そうに見つめながらソフィとスカイが寄り添い合っているんですけど、そのときに竹内くんスカイがぺーちゃんソフィの鼻をちょんとしたり唇に指を押し付けていたりしていたんです。そういうスキンシップが凄く恋人っぽいなぁ…と思って、思わずニヤけてしまいました。なんか凄くソフィが愛されてるのが伝わってきて良かったです。

あとはレイオールも高音余裕なのが聴いていて安心します(笑)竹内くんマジでハイスペックなので、本当にすべてにおいて安心安定の竹内一樹。一家に一台欲しいです。

2幕でソフィと言い合いになるシーンは、竹内くんスカイの場合はちゃんとソフィを窘めるように話すのが凄く好きです。ところどころ感情的になってしまう部分はあるんですけど、それでも愛情を持って厳しく言っているのが伝わってくるので、聞いていて嫌な気がしないんですよね。竹内くんスカイの優しさが伝わってくるお芝居で、改めて竹内くんスカイ好きだなと感じました。

そして、岡村美南さんドナとも仲良さそうなやりとりをしてたのが新鮮でした。ヴレヴは毎回ある絡みですけど、今回はウォータールーでもちょっとした絡みがありました。上手端にいた竹内くんが、上手側にやってくる岡村さんに向けて指でバンッと撃ったのかな?そしたら岡村さんが撃たれた反動で後ろに飛ぶ?みたいな動きをしてたんです(笑)横浜とか福岡とかは竹内くんが何かやってても岡村さんは基本スルーだったので、これは大きな進歩ですよ(笑)

岡村さんとこういうふざけるようなやりとりを結構していただけに、なんかドナとスカイが姑と婿っていうより姉と弟みたいに見えました。実年齢は竹内くんのが岡村さんより1つ上なんですけどね。でも、やっぱりドナとスカイも仲が良いと安心してソフィをスカイに任せられますよね(笑)ぜひ竹内くんと岡村さんには京都でさらに仲良くなってほしいなと思います。

ということで、久々にやかましい竹内くんスカイを観られて嬉しかったです。やっぱり竹内くんスカイのいるマンマは楽しいと感じられた観劇になりました!

>>次からはみなぺー母娘の絡みレポ!

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