観劇の感想・考察
気になったポイントについて書いていきます。
みなまり母娘ラストの絡み!
ラストということもあってか、みなまり大盤振る舞いでした(笑)もうとにかくまりえちゃんが岡村さんのこと気にかけすぎてて、そうやって娘に愛されまくりなママを観られて最高に嬉しかったです。
まずはスパトゥル。美南ママの元に駆け寄って、顔の前に両手でハートを作って美南ママにアプローチしていました。もちろん美南ママは戸惑ってました(笑)2番の「あなたはどこなのか」ではまりえちゃんソフィに向かって顔グイッてしてて「あなただよ!」って言ってるみたいでかっこよかったです。
前にもどっかしらのレポで書きましたけど、2番の「あなたはどこなのか」でソフィにレスを送るのは岡村美南さんのオリジナルです。もしかしたら京都から光川さんも変わってるかもしれませんが、他の歴代ドナの女優さんはここでソフィではなく客席を見ながら歌っている方がほとんどだったので、こうやって客席じゃなくて娘にレスを送っちゃう親バカなママは初めて観ました(笑)本当にソフィ大好きママなんだよなぁ…って毎度ニヤニヤしてました。今回も最後までソフィ溺愛なママで可愛かったです。
そしてダズユアカテコ。ここでのまりえちゃんの動きを見てて、岡村さんが今回で最後なんだろうなっていうのを悟りました。ぺーちゃんラストのときもそうだったんですけど、ダズユアカテコの岡村さんとソフィ役の女優さんの絡み方でいつ誰が最後なのかがなんとなく察せるんですよね。そういう意味でも今期マンマはキャス変予想がしやすかったです(笑)
まりえちゃんがお辞儀をし終えて岡村さんの元へやってきて、いつものように軽いハグ。それから芝さんが下手からやってきて両手を広げて走ってくるので、そんな芝さんを見て2人が笑っていました。そして芝さんが2人の元へやってくると岡村さんとまりえちゃんが何かしら話しかけてて、3人で仲良くお話ししていました。なんだかんだで仲良さげな岡村さんと芝さんとまりえちゃんの組み合わせを観ることができて良かったです。
そしてそのあと。まりえちゃんが岡村さんの顔を何度も覗き込むようにして右ほっぺをツンツンしながら「泣いてる?」って聞いてて、岡村さんがまりえちゃんからのほっぺツンツン攻撃を交わしつつ照れるように顔を逸らしながら「泣いてない」みたいなことを言ってたんです。もうそれ観た瞬間に、「あ…岡村さんやっぱり抜けるんだな」って思いました。まりえちゃんがカテコでこんなに岡村さんにちょっかい出してるのって観たことなくて、先週に引き続き今回ももう尊さよりも寂しさでいっぱいになっちゃいました(笑)
でも、ああやってまりえちゃんにほっぺツンツンされまくってて顔覗き込まれて、恥ずかしそうに照れながら必死に逃げてる岡村さんがマジで可愛すぎてたまらなかったです。まさかまりえちゃんがこんな分かりやすくいじってくれると思わなかったですし、驚きましたけど、マジでいいものが観れました(笑)最後の最後に特大の爆弾を落としてくれて、ありがとうございました…。
また、ウォータールーでも上手側に移動したときに、まりえちゃんがいつもなら宇都宮さんと2人でわちゃわちゃしているんですけど、今回はちょっと離れたところにいる岡村さんの手をとんとんって叩いて「一緒に遊ぼ」みたいな感じで岡村さんを誘って3人でリズムに合わせながらポーズ決めてました。本当にそういうところもぺーちゃんといいまりえちゃんといい、分かりやすかったです(笑)
だけどこうやって娘たちに愛されてる岡村美南さんを観られて幸せでした。まりえちゃんもああやって岡村さんにちょっかいかけてましたけど、多分寂しいんだろうなって思います。ラストは1週間しか組めなかったですが、横浜、福岡、京都…とたくさん組んできましたし、岡村さんのことを本当のママみたいに慕ってくれてて嬉しかったです。
そんなわけで、岡村さんの最後を見届けてくれたのがまりえちゃんで良かったなーって思いました。岡村さんもまりえちゃんのことが大好きなのすっごく伝わってきたし、土曜ソワレのカテコでも2人でふざけまくってましたし、『ウエストサイド物語』でも共演してたから仲は良かったんでしょうね。そういう2人の関係性がとても感じられた公演でした。改めて、岡村美南さんと若奈まりえちゃんが親子として共演してくれて、嬉しかったです。岡村さんにとっても最高のラストを飾れたんじゃないかなと思います!
年の差サムドナの魅力
最後の最後に、改めてこの週5回観てきた岡村美南さんドナ×芝清道さんサムの「年の差サムドナ」について考えていきたいと思います。そもそも芝さんサムと阿久津さんサムって本当にタイプが全然違くて、そうなると岡村さんドナと組んだときの印象も大きく変わるわけです。
阿久津さんサムは見た目的な年齢差こそ岡村さんドナとはそこまで感じられなくて(実年齢的には15歳差くらいありますが)、でも阿久津さんサムがとても大人っぽくて落ち着いているので、岡村さんドナはそんな阿久津さんサムに安らぎとか甘えたい気持ちとかを感じていたんだろうなって思っています。阿久津さんサムの包容力が凄いので、岡村さんドナを支えてくれそうだし守ってくれそうだし静かに愛してくれそうだなぁ…って感じました。だから女性としての幸せを考えたときに、阿久津さんサムは岡村さんドナを女性として愛してくれそうで、「男性に守られてる」という女性としての喜びを感じられるんじゃないかなと思います。
一方の芝さんサムはファンキーだし元気だし面白いので、とにかく岡村さんドナをたくさん笑わせてくれたり元気にしてくれたりしていたんじゃないかなぁ。すべてが刺激的で、新しい世界をたくさん見せてくれた人だと思っています。だから、岡村さんドナにとって芝さんサムって凄く忘れられない人なのかもしれません。やっぱり普通と違う人って凄く印象に残るし、岡村さんドナっていかにも常に刺激を求めていそうな雰囲気があるじゃないですか(笑)そう考えると、芝さんサムと過ごした日々ってマジで忘れられない気がするんです。だから特別。だから裏切られたときの喪失感が半端じゃなかったんだと思いました。
年齢差抜きでいったんそれぞれのサムのタイプを考えたときに、それぞれの魅力があるんですね。阿久津さんサムは守って愛してくれそう。芝さんサムは常に刺激的な世界を見せてくれそう。攻めなタイプのサムか、それとも守りなタイプのサムか。もう真逆すぎるくらいに真逆だなって思いました(笑)そういう意味でも両者のサムと組んだときの岡村美南さんドナの立ち居振る舞いや印象ってそれぞれ大きく変化したので、観ていてとても楽しかったです。
そのうえで改めて年齢差について考えていきたいです。正直阿久津さんサムは年齢差あったとしても10歳行かないくらいの近い年齢で考えています。わりと同年代同士での恋愛っぽい印象がありました。なので至ってノーマルで、普通の恋愛をしてきたんじゃないかなぁ…って。どうしてドナがあれほどサムを忘れられなかったのかという点における説得力は若干見出しにくいですけど、きっと忘れられないほど好きになってしまったんでしょうね。
一方の芝さんサム。年齢差は見た目的にも20歳以上は離れていそうです。当時まだまだ子供だったドナがそんな大人な芝さんサムに惹かれたのには、やはり刺激的な日々を共に過ごしたことが大きく関わってきていると思います。ファンキーな芝さんサムと岡村さんドナは波長も合いますし、すぐに意気投合して恋愛に発展したんだろうなっていうのも納得です。大人ではあるんだけど振る舞いはわりと子供っぽいところもあるし、たくさん笑わせてくれるし、決して自分を子供扱いせずに対等な立場で愛してくれたんじゃないかと考えています。
だけどふとしたときにやっぱり彼の大人な一面、そして自分の子供な一面が垣間見えて、自分は彼のいる大人の世界にはまだたどり着けない…と感じ始めたのかもしれません。たとえばですけど、夜一緒に寝ているときに彼がぼんやりと何かを考え事していて、理由を聞いてもはぐらかされて…とか。彼が何かを隠していると薄々気付き始めるんですけど、でも教えてもらえず。もちろん芝さんサムのほうは、ドナと過ごしていく日々の中で自分のドナへの想いがどんどん大きくなっていることを自覚していきますし、そうなるとスコットランドにいる婚約者とは結婚できないという決断をするしかなくなります。そのことをいつドナに告げようか…とずっと悩んでいたんだろうなと思います。
それぞれの想いが募れば募るほど、だんだんすれ違いも起きてくるはずです。そうして岡村さんドナはいつしか一緒にいても孤独や寂しさを感じるようになってきて、彼が私と向き合ってくれないのは自分がまだ子供だからなのか…とも考えだすようになったんじゃないかなーと思いました。なので、岡村さんドナが感じていた寂しさの部分が年の差サムドナになると色濃くなるんですよね。あらゆる面で説得力がめちゃくちゃ増すし、大人な彼の隣を並んで歩きたいのにどんなに頑張っても近付けない子供な岡村さんドナっていう構図がめちゃくちゃキュンとなるんです…。
それもあって、One Of UsやS・O・SやThe Winnerは凄く歌詞が1つ1つ響いてきます。ドナの寂しさが凄く理解できるようになると、これらのナンバーにおける岡村さんドナの芝さんサムへの想いが切ないほど伝わってきました。だからマジで年の差サムドナをこのタイミングで観られたことが凄く奇跡のようでした。こんなにも解釈が変わったのか…と我ながら驚きです。
結局年の差サムドナもお互い言葉足らずなところがあってすれ違いが起きてしまいましたが、お互いがお互い凄く惹かれ合っていたということは凄く伝わってきました。大人と子供の恋愛だからこそ壁も大きいし、その壁を乗り越えられないと思っていた岡村さんドナとそんな壁を作っているつもりなんかなくただただ1人の女性として岡村さんドナを愛していた芝さんサムのすれ違いはマジで切なかったです。でもだからこそ、岡村さんドナも大人の女性に成長して、それぞれが今の人生を一生懸命生きているタイミングで再会して、想いが通じ合って結ばれたっていうのは本当にドラマチックでした。サムドナの関係性について今一度考える良い機会になりましたし、凄く素敵なマンマを観られた気がします。
なので、今回はたった1週間の組み合わせとなってしまいましたけど、年の差サムドナ本当に美味しかったです。魅力も語りつくせないくらいたくさん詰まっていましたし、こんな素敵なサムドナを観られて幸せでした。芝さんサムにお姫様抱っこされて恥ずかしそうに嬉しそうに幸せそうにしていた岡村さんドナを観られて本当に嬉しかったです。サムドナよ、末永く幸せであれ…。
まとめ
ということで20,000文字超えの長文すぎるくらい長文なレポを最後まで読んでくださり、本当に本当にありがとうございました!というかお疲れ様でした…!
やっぱり岡村美南さんがラストっていうこともあると、書きつくせないんですよね…。あんなこともあったなこんなこともあったな…って色々思い返し出してしまって、正直これでもまだまだ書ききれていません。でも確実に言えるのは、本当に素敵なラストの公演だったということです。ミスもハプニングもないし、笑いもめっちゃ起こったし、カンパニーの皆さんがとにかく熱演していたし、そして何より岡村美南さんが本当に楽しそうに幸せそうにドナを演じていらっしゃいました。そんな素敵な公演を見届けられたこと、本当に幸せでしかありません。
なんとなくですがもう岡村さんは京都に戻ってこないと思いますし、ようやくこれで京都遠征が落ち着きそうなので、ちょっとホッとしています。が、私の通帳残高が悲鳴を上げているので非常にまずいです。これは緊急事態宣言です(笑)なので次岡村美南さんがどこかしらの作品に出演されるときまでにしっかりお金を貯めておきたいなと思います…。
何はともあれ、岡村美南さんドナ役出演全108回、本当にお疲れ様でした!そのうちの57回を見届けられたこと幸せです。気付いたら半数以上観ていましたね。色々な思い出がありますが、それはまた時間のあるときにでもTwitterのほうでゆっくりイラストにしていきたいと思います。
最高に輝いていたダンシングクイーン。本当にたくさんの素敵な思い出をありがとうございました。一生これからも大大大好きです。改めて、ドナ・シェリダンとして生きたこの半年間、本当に本当にお疲れ様でした!
ということで今回にて恐らく今期マンマはMy楽!岡村美南さんの勇姿を最後まで見届けられて幸せでした。そしてそんな私を応援して見守ってくださった皆様、本当にありがとうございました!今期マンマでたくさんの人と繋がれて凄く嬉しかったです。
またこれからも岡村美南さんを一途に応援していくつもりですので、こんな私ですがこれからもどうぞよろしくお願いいたします!
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